宋そう (徐じょ壽ひさし輝てる)

宋そう（1351年ねん－1360年ねん），元もと末すえ民みん變へん中なか徐じょ寿ひさし辉建立こんりゅう的てき政せい权，傳つて世よ文獻ぶんけん多作たさく“天てん完かん”。

歷史れきし

至いたり正ただし十じゅう一いち年ねん（1351年ねん）八はち月がつ，商人しょうにん徐じょ寿ひさし辉与あずか邹普胜、彭莹玉だま等とう在ざい蕲州（今いま湖北こほく蕲春南みなみ）起おこり事ごと，部ぶ众以红巾为号，称しょう红巾军，以“弥勒みろく佛ほとけ下した生せい”等とう口くち号ごう发动群ぐん众。十じゅう月がつ，攻おさむ克かつ蕲水（今こん湖北こほく浠水），据すえ此建国けんこく，国号こくごう宋そう，年号ねんごう治平じへい。以倪文俊しゅん为领军元もと帅，邹普胜为太ふとし师，置おけ统军元もと帅府ふ、中ちゅう书省、枢密院すうみついん、六ろく部ぶ，有ゆう丁ちょう普ひろし郎ろう、杨普雄ゆう、项普略りゃく、况普天ふてん、欧おう普ひろし祥さち、陈普文ぶん、赵普胜、史ふみ普ひろし清きよし、鲁普恭きょう、陶とう九きゅう，许甲、于光、傅でん友とも德とく等とう悍将。

治平じへい三さん年ねん底そこ，蕲水失陷しっかん，彭莹玉だま陣じん亡ほろび，治平じへい五ご年ねん（1355年ねん），重じゅう新しん取得しゅとく湘、贛等地とうち，迁都汉阳（今いま武たけ汉汉阳），改あらため年号ねんごう为太平たいへい。太平たいへい二に年ねん（1357年ねん），陈友谅迎むかい徐じょ寿ひさし辉迁都江え州しゅう（治ち今いま江西えにし九きゅう江え）。

天てん定じょう二に年ねん（1360年ねん）六月ろくがつ十じゅう六ろく，汉王陈友谅邀請壽ことぶき輝あきら至いたり太平たいへい路ろ采さい石せき（今いま安徽あんき当とう涂）附近ふきん五ご通つう神しん廟びょう拜はい神しん，陈友谅命死し士し刺殺しさつ壽ことぶき輝あきら，以铁挝击碎寿辉首級しゅきゅう，徐じょ宋そう政まさし权灭亡ほろび。

国号こくごう爭議そうぎ

傳つて世よ史書ししょ大だい都と記載きさい徐じょ壽ひさし輝てる政權せいけん國號こくごう為ため「天てん完かん」，不ふ過か「天てん完かん」一詞與歷代國號來源皆不相同，歷代れきだい均ひとし有人ゆうじん嘗試做出解釋かいしゃく。明朝みんちょう趙ちょう士し佶ただし《皇すめらぎ綱つな錄ろく》解釋かいしゃく：“‘天てん完かん’非ひ國くに，壽ことぶき輝あきら取と以為號ごう者しゃ，以字形がた壓あつ‘大元おおもと’也”。這一說法せっぽう得え到いた了りょう楊訥的てき認みとめ同どう。史ふみ樹じゅ青あお依據いきょ宋そう濂《宋そう學士がくし集しゅう·鑾坡前まえ集しゅう》中ちゅう《故こ怀远大将たいしょう军同知ち鹰扬卫亲军指挥使司し于君墓ぼ志こころざし铭》一文いちぶん稱しょう“分ぶん宁徐寿ことぶき辉建伪号曰宋，都と九きゅう江え”，對たい“天てん完かん”另做解釋かいしゃく：「頗疑『天てん完かん』二に字じ來らい源げん於『大だい宋そう』，『天てん』字じ是ぜ大上おおがみ加か一いち，『完かん』字じ是ぜ去さ木き增ぞう元もと，有ゆう宋朝そうちょう覆滅ふくめつ元朝がんちょう之の意い。」

1982年ねん，重じゅう庆明玉だま珍ちん墓ぼ出土しゅつど《玄げん宫之碑ひ》，碑文ひぶん记载：“淮人立りつ徐じょ主ぬし，称しょう皇帝こうてい于蕲阳，颁万まん寿ことぶき历，建たて元治もとはる平ひらめ，国号こくごう宋そう。”此后有ゆう多た篇へん论文重おも新しん讨论徐じょ寿ひさし辉国号ごう问题。1984年ねん，刘孔伏ふく、薛新力りょく根ね据すえ《玄げん宫之碑ひ》，认为徐じょ寿ひさし辉政权国号ごう为“宋そう”，并对“天てん完かん”来らい源みなもと做出解かい释。此后，徐じょ文ぶん彬あきら、章あきら采さい烈れつ、一章いっしょう均ひとし撰文せんぶん讨论徐じょ寿ひさし辉国号ごう，并对“天てん完かん”做出自己じこ的てき解かい释。2008年ねん，杨讷根ね据すえ元もと末明ほのか初はつ刘夏的てき文集ぶんしゅう《刘尚宾文集しゅう》中ちゅう的てき相しょう关文章ぶんしょう，再さい次つぎ撰文せんぶん，认为徐じょ寿ひさし辉政权的国号こくごう确实曾为“宋そう”，但ただし不能ふのう排除はいじょ曾经也使用しよう“天てん完かん”国号こくごう的てき可能かのう。

对于以《元もと史し》为代表だいひょう传统史籍しせき称しょう国号こくごう为“天てん完かん”的てき原因げんいん，学者がくしゃ们的解かい释大同小どうしょう异。因よし為ため朱しゅ元もと璋あきら曾隸屬れいぞく的てき韓かん林りん兒じ政權せいけん国号こくごう也為「宋そう」，徐じょ壽ひさし輝てる政權せいけん成立せいりつ於韓宋そう之の前まえ，如果史料しりょう顯示けんじ徐じょ壽ことぶき輝あきら早さ於韓林りん兒じ建國けんこく前まえ已やめ成立せいりつ「宋そう」，这将削そぎ弱じゃく以“复宋”为名的てき韩宋政せい权合法ほう性せい，對たい實際じっさい上じょう繼承けいしょう韓かん林りん兒じ政權せいけん的てき朱しゅ元もと璋あきら树立红巾军正统的形象けいしょう也不利ふり，況きょう且朱元もと璋あきら在ざい登のぼり基はじめ為ため「大明だいめい」皇帝こうてい後ご，刻こく意い迴避他た過去かこ長期ちょうき隶属韓かん氏し政權せいけん的てき事こと实，国号こくごう“宋そう”成なり為ため禁忌きんき。因よし此，《元もと史し》将はた徐じょ氏し政權せいけん篡改為ため「天てん完かん」以淹沒ぼつ事實じじつ，是ぜ出自しゅつじ於政治せいじ上じょう的てき考量こうりょう。

年号ねんごう

• 治平じへい（1351年ねん十じゅう月がつ—1355年ねん十じゅう二に月がつ）
• 太平たいへい（1356年ねん正月しょうがつ—1358年ねん七なな月がつ）
• 天啟てんけい（1358年ねん八はち月がつ—1359年ねん三さん月がつ）
• 天てん定じょう（1359年ねん四よん月がつ—1360年ねん閏うるう五ご月がつ）