孟はじめ光こう (东汉)

孟はじめ光こう提つつみ甕う，清きよし改あらため琦繪え

孟はじめ光こう，字じ德とく曜，東ひがし漢かん右みぎ扶风人ひと，梁りょう鴻ひろし之これ妻つま，與あずか梁りょう鴻ひろし為ため同鄉どうきょう，以品行德ぎょうとく行ゆき見みる稱しょう。

生平おいだいら

據よりどころ《後こう漢書かんしょ》及《續ぞく列れつ女おんな傳でん》載の，孟はじめ光長みつなが得とく肥こえ胖ゆたか、貌醜、膚はだ黑くろ，力ちから大だい無窮むきゅう，能のう舉起石せき臼うす。年とし輕かる時とき曾經有ゆう不ふ少しょう人為じんい她作媒なかだち，但ただし她都拒絕きょぜつ，父母ちちはは問とい她要選せん怎樣的てき夫おっと婿むこ，她說：「要よう德行とっこう像ぞう梁りょう鴻ひろし那な麼好的てき。」梁りょう鴻ひろし知道ともみち孟はじめ光こう如此仰おおせ慕他，又また很欣賞しょう孟はじめ光こう的てき德行とっこう，就決定けってい娶めと已やめ三さん十じゅう歲さい的てき她為妻つま。她和梁りょう鴻ひろし訂てい婚こん後ご，就做了りょう一いち些布衣ころも、麻あさ鞋等樸しらき素す廉價れんか的てき衣服いふく，並なみ編へん織お了りょう一些竹筐等民具。婚禮こんれい那な天てん她盛裝せいそう打だ扮ふん，之これ後ご七天梁鴻都沒有理睬她，她就跪在床ゆか下問かもん：「小女子こうなご私わたし下か聽聞ちょうもん先生せんせい德行とっこう高尚こうしょう，已やめ經けい拒絕きょぜつ了りょう很多女子じょし，妾わらわ身み亦また拒絕きょぜつ了りょう很多男子だんし，現在げんざい被ひ嫌いや棄，不ふ得とく不ふ請罪！」梁りょう鴻ひろし就說：「我わが是ぜ想そう找一個能夠和我穿粗衣服過活的人，你現在ざい身み穿ほじ華麗かれい的てき衣裳いしょう，濃こ妝豔抹，哪裡是ぜ我わが希望きぼう要よう的てき人じん？」孟はじめ光こう就回應おう：「知道ともみち先生せんせい的てき意思いし，妾わらわ身み也有やゆう隱居いんきょ的てき服裝ふくそう。」於是卸おろし下か華はな衣ころも美よし服ふく，改あらため梳くしけず椎しい髻たぶさ、穿ほじ樸しらき素的すてき布衣ふい服ふく，做起織お布ぬの等とう工作こうさく。梁りょう鴻ひろし看み到いた就說：「這真是ぜ我わが梁りょう鴻ひろし的てき妻子さいし！」並なみ為ため她取名めい為ため光ひかり，字じ德とく曜。

兩人りょうにん一いち起おこり生活せいかつ了りょう一いち段だん時間じかん，有ゆう一天孟光問梁鴻：「常常つねづね聽到先生せんせい說せつ想そう隱居いんきょ避難ひなん，現在げんざい為ため甚麼いんも沒ぼつ再さい提起ていき？難なん道みち你想向こう現實げんじつ妥協だきょう嗎？」梁りょう鴻ひろし就說：「是ぜ（想そう歸き隱かくれ）。」於是夫婦ふうふ二人就一起到霸陵的てき深山みやま隱居いんきょ，以耕織お為ため工作こうさく，閒あいだ時じ唸うな書しょ、彈琴だんきん自じ娛。他た們仰慕先世よ的てき高士こうし，為ため四皓以來二十四位高士作頌。有ゆう一次梁鴻因事出東關，到いた京師けいし洛陽らくよう，想起そうき普通ふつう百姓ひゃくしょう的てき辛勞しんろう愁苦，悲從中ちゅう來き，作さく《五ご噫歌》，觸さわ怒いか了りょう漢かん章あきら帝みかど，只ただ好こう帶おび著ちょ孟はじめ光こう逃亡とうぼう。他た們到了りょう吳くれ郡ぐん大戶おおと人家じんか皋伯通どおり家いえ為ため僕ぼく人にん。雖然他た們淪為ため奴僕どぼく，但ただし依然いぜん謹守禮節れいせつ，吃ども飯前いいさき，孟はじめ光こう總會そうかい把わ飯めし菜さい連れん著ちょ小しょう桌舉高至いたり眉毛まゆげ處しょ，皋伯通どおり看み到いた了りょう，就覺得とく他た們應該不是ぜ普通ふつう的てき下人げにん，於是以賓客きゃく之の禮れい待まち之の。

後世こうせい就把「舉案齊ひとし眉まゆ」這句成語せいご形容けいよう夫妻ふさい相しょう敬けい相愛そうあい。