完かん颜宗浩ひろし

完かん颜宗浩ひろし（？—1207年ねん9月がつ24日にち），本名ほんみょう老ろう，字じ師し孟はじめ。金かね朝あさ宗室そうしつ、大將たいしょう，金きむ昭あきら祖そ石いし魯四よん世せい孫まご，完かん顏がお奔睹之子ゆきこ。

貞元さだもと年間ねんかん，為ため完かん顏がお亮あきら入いれ殿どの小しょう底そこ。金きむ世よ宗むね完かん顏がお雍在ざい遼りょう陽ひ府ふ即位そくい，受父命いのち奔馳恭賀きょうが，命いのち充たかし符ふ寶たから祗候しこう。大だい定じょう二に年ねん（1162年ねん），領りょう萬まん戶こ從したがえ父ちち至いたり山東さんとう都と元帥げんすい府ふ，授山東さんとう東路あずまじ兵馬へいば都と總そう管かん判官ほうがん。承うけたまわ襲かさね因いん閔斡魯渾猛もう安やす，授河南かなん府ふ判官ほうがん，同どう知ち陝州防禦ぼうぎょ使し事ごと。同どう知ち彰あきら化か軍ぐん節度せつど使し事こと，同どう簽樞密院すうみついん事こと，改あらため曷蘇館かん節度せつど使し。大だい定じょう二に十じゅう三さん年ねん（1183年ねん），為ため大だい理り卿きょう。大だい定じょう二に十じゅう四よん年ねん（1184年ねん），授山東路あずまじ統すべ軍使ぐんし，兼けん知ち益えき都と府ふ事こと。大だい定じょう二に十じゅう六ろく年ねん（1186年ねん），為ため賀が宋そう孝たかし宗むね生なま日にち使し，回かい來らい後ご，任にん刑部おさかべ尚書しょうしょ。大だい定じょう二に十じゅう七なな年ねん（1187年ねん），拜はい參まいり知ち政事せいじ。明あきら昌あきら元年がんねん（1190年ねん），金きむ章あきら宗むね即位そくい後ご，完かん顏がお宗そう浩ひろし為ため北京ぺきん留守るす，轉任てんにん同どう判はん大だい睦むつみ親おや府ふ事ごと。受命じゅめい佩戴金きん虎とら符ふ駐ちゅう泰たい州しゅう，以備御ご北方ほっぽう，力ちから主ぬし出兵しゅっぺい征討せいとう北方ほっぽう諸しょ部落ぶらく。承うけたまわ安やす三さん年ねん（1198年ねん），收おさむ降くだ弘吉ひろきち剌部，在ざい忒里葛かずら善ぜん擊げき敗はい散ち只ただ兀部，收おさむ降くだ哈答斤きん部長ぶちょう白しろ古いにしえ帶たい、散ち只ただ兀部胡えびす必剌。大敗たいはい婆ばば速そく火ひ部ぶ，獲得かくとく大量たいりょう駝馬牛うし羊ひつじ，官かん至いたり光ひかり祿ろく大夫たいふ。承うけたまわ安やす四よん年ねん（1199年ねん），拜はい樞くるる密使みっし，封ふう榮さかえ國こく公おおやけ、崇たかし國こく公こう。建言けんげん將はた東北とうほく路ろ招討司し從したがえ泰たい州しゅう遷到金山かなやま，設置せっち左右さゆう副ふく招討二に員いん。奉たてまつ命いのち到いた中ちゅう都と、山東さんとう、河北かわきた括くく地ち，得とく到いた三さん十じゅう餘あまり萬まん頃ごろ。後來こうらい出で知ち真ま定府じょうふ事こと，任にん西京にしぎょう留守るす。入にゅう為ため樞くるる密使みっし，尚書しょうしょ右みぎ丞相じょうしょう。奉たてまつ命いのち監督かんとく開ひらけ掘ほ界さかい壕ごう，率りつ軍ぐん擊退げきたい撒里部長ぶちょう陁括里さと，再任さいにん左ひだり丞相じょうしょう。泰和やすかず七なな年ねん（1207年ねん），兼けん都と元帥げんすい，在ざい汴京行くだり省しょう事ごと，督とく軍ぐん攻おさむ打だ宋朝そうちょう，親おや自じ赴襄じょう陽ひ巡じゅん師し，迫さこ使つかい南みなみ宋そう遣や使つかい求もとめ和わ。泰和やすかず七なな年ねん九きゅう月がつ初はつ一いち日にち（1207年ねん9月がつ24日にち），在ざい軍ぐん中ちゅう去さ世よ，諡號しごう通敏みちとし。

延伸えんしん阅读

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《金きむ史ふみ·卷まき93》，出自しゅつじ脱だつ脱だっ《遼りょう史し》

参考さんこう資料しりょう

• 《金きむ史ふみ》列れつ传第三さん十じゅう一いち