李り振ふ華はな (作家さっか)

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李り振ふ華はな（1912年ねん—1991年ねん），筆名ひつめい李り一いち冰，男おとこ，祖そ籍せき安徽あんき，生なま於浙江せっこう杭州こうしゅう，中ちゅう华民国こく台灣たいわん地區ちく作家さっか，最さい著名ちょめい的てき作品さくひん為ため《蘇そ東ひがし坡新傳でん》。

生平おいだいら

李り振ふ华的先祖せんぞ在ざい明あかり末清すえきよ初はつ時じ，由ゆかり安徽あんき移うつり居きょ杭州こうしゅう，開設かいせつ李り廣ひろ裕ひろし號ごう，作為さくい家族かぞく企業きぎょう，販賣はんばい絲いと織物おりもの等とう。在ざい太平たいへい天國てんごく期間きかん，因いん戰亂せんらん，李り廣ひろ裕ひろし號ごう倒たおせ閉，家いえ道どう中落なかおち。其曾祖父そふ與あずか友人ゆうじん合資ごうし成立せいりつ怡生號ごう，販賣はんばい顏料がんりょう，煤すす油ゆ及雜貨ざっか。

李り振ふ華はな為ため家中いえじゅう長子ちょうし，有ゆう兩個りゃんこ姐あね妹いもうと。1918年ねん（民みん國こく7年ねん），其父親ちちおや因いん流行りゅうこう性せい感冒かんぼう流行りゅうこう而過世よ。李り振ふ華はな由ゆかり母親ははおや及祖母はは養育よういく長大ちょうだい，自じ幼よう進しん私塾しじゅく學習がくしゅう古文こぶん，畢業於之これ江こう大學だいがく經濟けいざい系けい，後ご留學りゅうがく日本にっぽん，就讀明治大學めいじだいがく經濟けいざい系けい。在ざい對たい日にち抗戰こうせん開始かいし後ご，李り振ふ華はな休學きゅうがく，回かい到いた杭州こうしゅう，帶おび著ちょ家族かぞく在ざい各地かくち逃難，躲避戰禍せんか。

1947年ねん（民みん國こく36年ねん），因よし為ため二に二に八はち事件じけん，陳ちん儀ただし被ひ免職めんしょく，由ゆかり魏ぎ道明どうみょう接せっ任にん台灣たいわん省しょう政府せいふ主席しゅせき。李り振ふ華はな的てき叔父おじ李り辛からし陽ひ，與あずか魏ぎ道明どうみょう是ぜ巴ともえ黎はじむ大學だいがく同學どうがく，應おう邀到台灣たいわん協きょう助じょ政務せいむ。李り辛からし陽ひ帶たい著ちょ李り振ふ華はな上じょう任にん，將はた李り振ふ華はな安やす插到隸屬れいぞく經濟けいざい部ぶ的てき物資ぶっし調節ちょうせつ委員いいん會かい中ちゅう，擔任たんにん科か員いん。

1951年ねん（民みん國こく40年ねん），國營こくえい的てき台灣たいわん造船ぞうせん公司こうし，發生はっせい底そこ標しるべ洩も露ろ事件じけん，遭監察かんさつ院いん彈劾だんがい。身み為ため低てい階かい科か員いん的てき李り振ふ華はな因いん為ため曾經手しゅ此事，在ざい公文こうぶん上蓋あげぶた章あきら，被ひ捲めく入にゅう其中，被ひ法ほう院いん起訴きそ。1954年ねん（民みん國こく43年ねん），法ほう院いん判決はんけつ八はち年ねん徒刑とけい定てい讞。李り振ふ華はな雖然失しつ去さ工作こうさく，但ただし從したがえ未收みしゅう到いた拘禁こうきん通知つうち，也沒被ひ強制きょうせい拘かかわ捕ど執行しっこう。李り振ふ華はな這段時間じかん投稿とうこう報ほう社しゃ，以稿費ひ為ため生せい。1953年ねん，出版しゅっぱん《明あきら末まつ孤こ臣しん張ちょう蒼あお水すい傳でん》。1967年ねん（民みん國こく56年ねん），增補ぞうほ後ご，出版しゅっぱん《張ちょう蒼あお水すい傳でん》。

在ざい1967年ねん（民みん國こく56年ねん），其友人じん向こう其借貸かし不ふ成なり，寫うつし信しんじ向こう警察けいさつ告發こくはつ他た。上うえ門もん查緝的てき警察けいさつ在ざい索さく賄まかない不ふ成なり後ご，將はた他た移送いそう法ほう院いん，法ほう院いん寄よせ發はつ拘かかわ票ひょう，執行しっこう徒刑とけい。李り振ふ華はな在ざい獄中ごくちゅう被ひ監禁かんきん四よん年ねん，獄中ごくちゅう以閱讀《蘇そ東ひがし坡詩集しゅう》來らい排はい遣や時間じかん。當時とうじ其長女おんな申請しんせい到いた美國びくに大學だいがく就讀，以獎學がく金きん接せっ濟ずみ家中いえじゅう經濟けいざい。

1971年ねん（民みん國こく60年ねん），李り振ふ華はな出獄しゅつごく，開始かいし撰せん寫うつし《蘇そ東ひがし坡新傳でん》，以「一片冰心在玉壺」的てき典故てんこ，以一冰為筆名ひつめい。

1979年ねん（民みん國こく68年ねん），《蘇そ東ひがし坡新傳でん》完成かんせい。

1981年ねん（民みん國こく70年ねん），李り振ふ華はな赴美國こく，在ざい其子女おんな家か居住きょじゅう。赴美前まえ，經由けいゆ友人ゆうじん介かい紹，將しょう書しょ稿こう交給聯れん經けい出版しゅっぱん社しゃ總そう編輯へんしゅう方かた清河きよかわ。1983年ねん（民みん國こく72年ねん），以筆名めい，出版しゅっぱん了りょう《蘇そ東ひがし坡新傳でん》。

李り振ふ華はな赴美後ご，居住きょじゅう在ざい加州かしゅう。1986年ねん（民みん國こく75年ねん），曾赴大陸たいりく，回かい到いた杭州こうしゅう故鄉こきょう，探訪たんぼう親友しんゆう。日常にちじょう生活せいかつ仍以讀書どくしょ、寫うつし作さく自じ娛，曾計劃撰寫うつし揚あげ州しゅう八はち怪かい的てき傳記でんき，在ざい1991年ねん（民みん國こく80年ねん）動どう筆ひつ，但ただし在ざい撰せん寫うつし完かん第だい一いち章しょう後ご，因いん心臟しんぞう病びょう在ざい美よし過か世よ。

著作ちょさく

• 《明あきら末まつ孤こ臣しん張ちょう蒼あお水すい傳でん》，臺北たいぺい中央ちゅうおう文物ぶんぶつ供應きょうおう社しゃ出版しゅっぱん，民みん國こく42年ねん(1953)。
• 《張ちょう蒼あお水すい傳つて》，臺北たいぺい正中せいちゅう書しょ局きょく出版しゅっぱん，民みん國こく56年ねん(1967)。
• 《蘇そ東ひがし坡新傳でん》，臺北たいぺい聯れん經けい公司こうし出版しゅっぱん，初版しょはん，民みん國こく72年ねん(1983)；二に版はん，民みん國こく85年ねん(1996)；三さん版はん，民みん國こく105年ねん(2016)。

遺稿いこう

2013年ねん，李り雍將先生せんせい重要じゅうよう遺物いぶつ，手て稿こう、照あきら片へん、證あかし件けん、書信しょしん等とう等とう贈與ぞうよ張ちょう輝あきら誠まこと。張ちょう為ため長久ちょうきゅう保存ほぞん，欲よく將之まさゆき贈與ぞうよ位い於臺南みなみ的てき國立こくりつ臺灣たいわん文學ぶんがく館かん，不ふ果はて，復ふく贈與ぞうよ四川しせん眉山びざん蘇そ東ひがし坡紀念ねん館かん。

家庭かてい

• 李り東ひがし，次子じし，香港ほんこん中ちゅう文ぶん大學だいがく信しん息いき工程こうてい系けい榮さかえ休講きゅうこう座ざ教きょう授及上海しゃんはい交通こうつう大學だいがく電子でんし工程こうてい系けい致遠講こう席せき教授きょうじゅ。
• 李り雍，幼子おさなご，1950年生ねんせい於臺北きた，1973年ねん臺灣たいわん大學だいがく畢業，遊學ゆうがく澳大利おおとし亞あ，在ざい美國びくに製藥せいやく公司こうし工作こうさく垂たれ三さん十じゅう載の，現げん居きょ康やすし州しゅう。

評價ひょうか

張ちょう輝あきら誠まこと贊さん曰：「司馬しば公こう曾對『天道てんとう無む親おや，常つね與あずか善人ぜんにん』（天道てんとう是ぜ沒ぼつ有ゆう偏愛へんあい，只ただ是ぜ常常つねづね幫助好こう人ひと）一いち語ご，發出はっしゅつ深切しんせつ懷疑かいぎ之の嘆。一いち冰先生せんせい，純然じゅんぜん一いち善良ぜんりょう之これ人にん，卻於國こく破やぶ家いえ毀之際ぎわ，復ふく遭黨國こく貪むさぼ佞之害がい，以其大學だいがく經濟けいざい之の材ざい，本ほん為ため國家こっか棟梁とうりょう，不幸ふこう遭此構陷，鴻鵠こうこく折おり翼つばさ，騰あが達たち路ろ斷だん，即そく連れん安やす身み立りつ命いのち尚なお且難得とく。一冰先生被迫轉入文史研究與書寫，憑藉年少ねんしょう私塾しじゅく舊きゅう學がく根柢こんてい，深入ふかいり張ちょう蒼あお水すい、蘇そ東ひがし坡、揚あげ州しゅう八はち怪かい，為之ためゆき傳記でんき。不知ふち者しゃ，讀其書しょ皆みな以『李り一いち冰教授きょうじゅ』稱しょう之の，然しか一冰先生本非文史出身，所しょ學がく經濟けいざい亦また與あずか文ぶん史し相去あいさり甚遠，然しか知之ともゆき、好之よしゆき、樂らく之の，以其深厚しんこう的てき舊きゅう學がく基礎きそ，復ふく加か以身處しょ亂世らんせい的てき感慨かんがい，投とう注ちゅう其書，竟超越ちょうえつ群ぐん倫りん，『教授きょうじゅ』之これ名めい，亦また當とう之これ無む愧。韓かん愈いよいよ為ため柳やなぎ宗はじめ元もと作さく墓誌ぼし銘めいじ，說せつ到いた倘柳宗そう元もと貶謫時間じかん太ふと短みじか，終おわり究きわむ出で人頭じんとう地ち，如此則そく其文學ぶんがく辭じ章あきら，想そう必未能のう特とく加か著ちょ力りょく，作品さくひん也就肯定こうてい無法むほう留とめ傳でん後世こうせい。這話移うつり來らい衡量一いち冰先生せんせい，似に亦また貼は切きり，人生じんせい得失とくしつ，難なん以短暫時ざんじ光こう看み待まて，其屈辱くつじょく悲痛ひつう，當時とうじ哭之、恨之、銜之，放ひ諸しょ長ちょう遠とお，禍福かふく得失とくしつ之の間あいだ，亦また難なん遽斷──一冰先生終以其立言之勞，自じ可か不朽ふきゅう。」

外部がいぶ連結れんけつ

• 張ちょう輝あきら誠まこと〈尋ひろ找李一いち冰〉上じょう （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）
• 張ちょう輝あきら誠まこと〈尋ひろ找李一いち冰〉下した （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）