李り焘 (宋朝そうちょう)

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李り燾（1115年ねん—1184年ねん），字じ仁じん甫はじめ，號ごう巽たつみ岩いわ，諡おくりな文ぶん簡，眉まゆ州しゅう丹に棱（今こん屬ぞく四よん川がわ）人にん，唐とう初はつ曹王李り明あきら之これ後ご（《宋そう史ふみ》）。

生平おいだいら

十じゅう二に歲さい親おや睹“靖やすし康之やすゆき禍か”，北きた宋そう覆くつがえ亡ほろび，二に十歲憤恨金仇未報，寫うつし了りょう《反はん正せい議ぎ》十じゅう四よん篇へん。

紹興しょうこう八はち年ねん（1138年ねん）進士しんし，调成都みやこ府ふ华阳县主簿ぼ，拟嘉州しゅう军事推官。未み赴任ふにん，在ざい龙鹤山さん巽たつみ岩がん读书。绍兴十じゅう二に年ねん，赴华阳主簿ぼ任にん，绍兴二に十じゅう四よん年ねん（1154），改あらため宣教せんきょう郎ろう，知成ともなり都みやこ府ふ双そう流りゅう县。後こう知ち荣州，治水ちすい有ゆう績。隆りゅう兴二に年ねん（1164），他た任にん潼川府ふ路ろ转运判官ほうがん。官かん至いたり實錄じつろく院いん檢討けんとう官かん、修おさむ撰せん。勤つとむ于政事せいじ，颇有政せい绩，“無む歌姬うたひめ，不ふ置おけ產さん”。張ちょう栻說せつ：“李り仁ひとし甫はじめ如霜松雪まつゆき柏かしわ。”

李り燾痛恨秦檜ひのき误国擅权，為ため秦はた檜ひのき所ところ忌き，仕つかまつ途と頗不順じゅん，“尝遣人じん谕意，欲得よくとく焘一いち通つう问，即そく召用之の，（李り）焘恶其误国こく擅权，迄まで不ふ与あずか，坐すわ此偃蹇あしなえ州しゅう县，垂たれ三さん十じゅう年ねん”。淳じゅん熙三さん年ねん（1176年ねん）擢为秘ひ书监，权同修おさむ国史こくし，兼けん权实录院同どう修おさむ撰せん。

李り燾大部ぶ份的時間じかん都と在ざい擔任たんにん史官しかん著述ちょじゅつ，在ざい知成ともなり都みやこ府ふ双そう流りゅう县任上じょう，公おおやけ务之餘あまり，“日にち翻こぼし史し册さつ，汇次国こく朝あさ事こと实。”，《长编》之の书盖始はじめ于此，以四十じゅう年ねん之の力ちから，撰せん成なり《續ぞく資し治ち通どおり鑑かん長編ちょうへん》九きゅう百ひゃく八はち十じゅう卷かん，自じ宋そう太ふとし祖そ趙ちょう匡ただし胤たね建たて隆たかし（960年ねん），迄まで於宋欽宗趙ちょう桓靖やすし康かん（1127年ねん），記き北きた宋そう九きゅう朝あさ168年ねん史し事ごと。乾いぬい道どう四よん年ねん（1168）進上しんじょう已やめ修成しゅうせい的てき太ふとし祖そ、太ふとし宗そう、真宗しんしゅう、仁ひとし宗そう、英えい宗むね五ご朝あさ，淳あつし熙元年ねん（1174年ねん），进神宗むね朝あさ《长编》，孝こう宗むね称しょう赞他“无愧司し马光”。

據よりどころ史し載の，李り燾在搜さがせ集しゅう材料ざいりょう時じ，“作木さくぎ廚十じゅう枚まい，每まい廚作抽替匣くしげ二に十じゅう枚まい，每まい替がえ以甲子きのえね誌し之の。凡本年ねん之の事こと，有ゆう所しょ聞，必歸此匣，分ふん月日つきひ先後せんご次第しだい之の，井然せいぜん有ゆう條じょう”，因いん卷まき秩龐大だい，前後ぜんご分ぶん四よん次じ上うえ進すすむ。今本いまもと久ひさ已やめ亡ほろび佚，後ご從したがえ《永樂えいらく大典たいてん》中ちゅう輯錄部ぶ份。

淳じゅん熙十じゅう一いち年ねん（1184年ねん），臨终前ぜん遗言：“臣しん年ねん七なな十じゅう，死し不ふ为夭，所しょ恨报国こく缺かけ然しか。”著ちょ有ゆう《巽たつみ岩いわ文集ぶんしゅう》、《四よん朝あさ史し稿こう》五ご十じゅう卷かん、《唐から宰相さいしょう谱》一いち卷かん、《江こう左ひだり方かた镇年表ひょう》六ろく卷かん、《晋すすむ司し马氏本ほん支ささえ》、《齐梁本ほん支ささえ》、《王おう谢世表ひょう》、《五代三衙将帅年表》各かく一いち卷かん，《春秋しゅんじゅう学がく》、《易学えきがく》五ご卷かん、《春秋しゅんじゅう学がく》十じゅう卷かん等とう五ご十じゅう餘よ種しゅ，大だい多た失しつ佚。今こん存そん《续资治ち通どおり鑑かん长编》五ご百ひゃく二に十じゅう卷かん、《六朝制敌得失通鑑博议》十じゅう卷かん、《说文解かい字じ五音ごいん韵谱》十じゅう卷かん，清しん代だい皆みな編入へんにゅう《四よん库全书》。