杨宽 (北朝ほくちょう)

杨宽（？—？），字じ景けい仁ひとし，弘ひろ農のう華はな陰かげ（治ち今いま陝西せんせい華はな陰かげ）人にん，北きた魏たかし、西にし魏たかし、北きた周しゅう官かん员。

生平おいだいら

杨宽弱冠じゃっかん时，除じょ奉たてまつ朝あさ请。跟随父ちち亲杨钧出で镇恒つね州しゅう，授高阙戍主ぬし。当とう时蠕蠕内乱みだれ，共とも主ぬし阿おもね那な瑰投とう奔北魏ぎ，魏ぎ帝みかど下か诏让杨钧父子ふし卫送。524年ねん，魏ぎ国こく北方ほっぽう六ろく镇起兵へい作さく乱みだれ，围攻镇城，杨钧父子ふし婴城固守こしゅ。杨钧病びょう卒そつ后きさき，城しろ人じん等とう推举杨宽领导守もり御ご城しろ池ち。不ふ久城くしろ陷おちい，杨宽北きた逃蠕蠕，直ちょく至いたり六镇被平定后才得以回国。

杨宽与广阳王おう元もと渊是ぜ亲昵好こう友とも，元もと渊犯法ほう得とく罪ざい，杨宽也被逮捕たいほ。当とう时北きた魏たかし孝こう庄しょう帝みかど元子もとこ攸任侍さむらい中ちゅう，和かず杨宽有ゆう旧きゅう谊，将はた他た藏ぞう在家ざいけ中ちゅう，遇ぐう到いた大だい赦才得とく以免罪ざい。后きさき任にん宗そう正ただし丞すすむ。

元子もとこ攸即位そくい后きさき，杨宽任にん洛らく阳令，以都督とく之の职从太宰だざい、上うえ党とう王おう元もと天てん穆きよし讨平邢杲。除のぞき太たい府ふ卿きょう、华州大中おおなか正ただし，封ふう澄きよし城じょう县开国こく伯はく。他た属ぞく于尔朱荣一いち党とう，尔朱荣被孝こう庄しょう帝みかど诛杀后きさき，其从弟おとうと尔朱世よ隆たかし领军进逼京きょう师洛阳，杨宽被ひ元子もとこ攸任为使持じ节、大だい都と督とく，让他去さ抵御尔朱世よ隆たかし。尔朱兆ちょう攻おさむ陷おちい洛らく阳，孝こう庄しょう帝みかど被ひ俘虏，杨宽南みなみ逃建业（梁りょう朝ちょう都城みやこのじょう），孝こう庄しょう帝みかど被ひ弑杀后きさき，梁りょう武たけし帝みかど又また礼れい送おく他た回国かいこく。北きた魏たかし孝こう武たけ帝みかど初年しょねん，除じょ给事黄き门侍郎ろう。

孝こう武たけ帝みかど与あずか丞相じょうしょう高こう欢不和ふわ，遂とげ召募しょうぼ骁勇，广增宿やど卫，以杨宽为阁内大だい都と督とく，总管禁きん旅たび。534年ねん，从孝武たけ帝みかど入にゅう关投奔宇文うぶん泰たい，兼任けんにん吏部尚なお书，以从驾之功こう，进爵华山郡こおり公こう。西にし魏たかし大だい统初年ねん（535年ねん），迁太子たいし太ふとし傅でん。五ご年ねん，除じょ骠骑大将たいしょう军、开府仪同三さん司つかさ、都みやこ督ただし、东雍州しゅう刺史しし。魏ぎ废帝初年しょねん（552年ねん），为尚书左仆射、将はた作つく大だい监，坐すわ事こと免めん职。北きた周明しゅうめい帝みかど初年しょねん（557年ねん），拜はい大将たいしょう军，从贺兰祥さち征せい讨吐谷浑，破やぶ之これ，别封宜むべ阳县公こう。除じょ小しょう冢宰，转御正中せいちゅう大夫たいふ。武たけ成しげる二に年ねん（560年ねん），诏杨宽与麟趾殿どの学士がくし参さん定てい经籍。

保ほ定元さだもと年ねん（561年ねん），除じょ总管梁はり兴等十じゅう九州きゅうしゅう诸军事ごと、梁やな州しゅう刺史しし。卒そつ于任上じょう，赠华、陕、虞おそれ、洛らく、上五かみご州しゅう刺史しし，谥曰元もと。

家庭かてい

祖父そふ

• 杨恩，北きた魏たかし镇远将はた军、河かわ间郡内ない史し

父ちち亲

• 杨钧，北きた魏たかし抚军将はた军、七なな兵へい尚なお书、北道ほくどう大だい行ぎょう台だい、临贞恭きょう伯はく

兄弟きょうだい姐あね妹いもうと

• 杨暄，北きた魏たかし辅国将はた军、谏议大夫たいふ、临贞忠ちゅう公こう
• 杨穆，西にし魏たかし持じ节、安西あんざい将すすむ军、都と督とく并州诸军事ごと、并州刺史しし、澄きよし城じょう靖やすし侯こう
• 杨俭，西にし魏ぎ都と督とく东雍华二に州しゅう诸军事ごと、骠骑大将たいしょう军、开府仪同三さん司つかさ、华州刺史しし、夏なつ阳静侯こう
• 杨稚，北きた魏たかし员外散ち骑侍郎ろう

夫人ふじん

• 河南かなん山さん氏し，北きた魏たかし恒つね州しゅう刺史しし山やま某ぼう之の女おんな，生なま杨恒、杨文思おもえ、杨文愿すなお，大だい统十じゅう三さん年ねん拜はい内侍ないし中ちゅう，天和てんわ二に年ねん七なな月がつ十じゅう七なな日にち（567年ねん8月がつ7日にち）在京ざいきょう城じょう去さ世よ，虚きょ岁六ろく十じゅう二に，大だい象ぞう元年がんねん岁次己おのれ亥い戊子ぼし朔さく廿にじゅう二日葬于华州华阴县习仙里
• 韦始华，使つかい持じ节、冀州刺史しし韦洪籍せき长女。大だい统十じゅう四よん年ねん（548年ねん），封ふう魏ぎ兴郡君くん，保ほ定じょう二に年ねん（562年ねん），进华山やま郡ぐん夫人ふじん，隋ずい朝あさ开皇七なな年ねん八はち月がつ二に十じゅう五ご日にち（587年ねん10月がつ2日にち）去さ世よ，虚きょ岁六ろく十じゅう九きゅう

子女しじょ

• 杨恒，西にし魏たかし东宫直ちょく寝ね、华州刺史しし、敷じき西男にしお，早はや亡ほろび
• 杨文思おもえ，隋ずい朝あさ左ひだり光こう禄ろく大夫たいふ、民みん部ぶ尚なお书、正せい平定へいてい公こう
• 杨文愿すなお，隋ずい朝あさ右みぎ卫翊卫、骠骑大将たいしょう军、仪同三さん司つかさ、宜むべ阳县开国公こう，开皇廿にじゅう年ねん二に月がつ二に日にち（600年ねん3月がつ21日にち）在ざい仁じん寿ことぶき宫住宅じゅうたく中ちゅう去さ世よ，同年どうねん二に月がつ廿にじゅう五ご日にち（600年ねん4月がつ13日にち）权葬于雍州しゅう大だい兴县弘ひろし固かた乡
• 杨文志こころざし，北きた周あまね大だい都と督とく，过继杨宽第だい五ご弟おとうと杨稚
• 杨文纪，隋ずい朝あさ上じょう开府仪同三さん司つかさ、使つかい持じ节、总管荆复硖鄀鄂岳沣朗辰たつ九州きゅうしゅう诸军事ごと、荆州刺史しし、上うえ明恭あきやす公おおやけ
• 杨文懿，隋ずい朝あさ通どおり议大夫たいふ、安やす陆郡太守たいしゅ、晋すすむ熙县公こう
• 杨文愻，隋ずい朝内あさうち史ふみ通事つうじ舍人とねり、大だい都と督とく、普ひろし安やす县开国男くにお
• 杨氏，嫁よめ北きた周しゅう大だい都と督とく、安やす□□□□侯ほう达奚昊ひろし

延伸えんしん阅读

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《周しゅう書しょ·卷まき22》，出自しゅつじ令れい狐きつね德とく棻《周しゅう書しょ》

參考さんこう書目しょもく

• 《魏ぎ書しょ》列れつ传第四よん十じゅう六ろく
• 《北きた史し》列れつ传第二に十じゅう九きゅう
• 《全ぜん唐から文ぶん补遗》——《周しゅう大将たいしょう军小冢宰大だい御ご正せい华陕虞おそれ洛らく上じょう五ご州しゅう诸军事ごと华州刺史しし华山郡ぐん开国公こう杨元公こう夫人ふじん京きょう兆韦氏之墓志》