中港なかみなと慈裕宮みや

中港なかみなと慈裕宮みや
基本きほん信しん息いき
位置いち	臺灣たいわん苗なえ栗くり縣けん竹たけ南みなみ鎮中ちゅう美里みさと民生たみお路ろ7號ごう
主神しゅしん	媽祖
例祭れいさい	祭まつり江こう洗あらい港こう
地圖ちず

中港なかみなと慈裕宮みや
位置いち	臺灣たいわん苗なえ栗くり縣けん竹たけ南みなみ鎮中ちゅう美里みさと民生たみお路ろ7號ごう
建たて成しげる时间	1783年ねん
中華民國ちゅうかみんこく文化ぶんか資產しさん
官かん方かた名称めいしょう	中港なかみなと慈裕宮みや
類型るいけい	登錄とうろく等級とうきゅう：縣けん定てい古蹟こせき 登錄とうろく種類しゅるい：寺てら廟びょう
评定时间	1985-08-19
詳細しょうさい登錄とうろく資料しりょう

中港なかみなと慈裕宮みや，是ぜ位い於臺灣たいわん苗なえ栗くり縣けん竹たけ南みなみ鎮中なか美里みさと的てき媽祖廟そびょう，其廟身み列れつ為ため苗なえ栗くり縣けん定てい古蹟こせき、匾額與あずか石碑せきひ列れつ為ため苗なえ栗くり縣けん古物ふるもの，端午たんご節ぶし在ざい中港なかみなと溪けい出海でうみ口くち的てき祭祀さいし列れつ為ため苗なえ栗くり縣けん無形むけい資產しさん。

歷史れきし沿革えんかく

〈勸すすむ中ちゅう壠泉漳和睦わぼく碑ひ〉

井井せいせい泉いずみ

早期そうき建築けんちく

中港なかみなと慈裕宮みや所在しょざい的てき中港なかみなと地區ちく開發かいはつ甚早，人口じんこう聚集。該廟是ぜ閩南漳州府ふ人ひと在ざい鹽しお館かん前まえ草くさ建けん，原はら為ため閩粵移民いみん所しょ共ども祀まつ，後こう再さい修おさむ建たて成しげる土ど壁かべ瓦かわら頂いただき宮殿きゅうでん型がた廟宇びょうう。

乾いぬい隆たかし四よん十じゅう八はち年ねん（1783年ねん），地方ちほう人じん鑑かん於廟太たい小しょう，提議ていぎ遷建於南門口かどぐち。該地地勢ちせい低てい窪くぼ，飽受淹水之の苦く。竹たけ南みなみ最早もはや的てき文物ぶんぶつ就是該年信徒しんと敬けい獻けんじ的てき青あお斗と石せき獅，為ため漳州府ふ龍溪りゅうけい縣けん王おう靜觀せいかん所しょ贈おく。乾いぬい隆たかし五ご十じゅう三さん年ねん（1788年ねん），官かん府ふ在ざい此立禁止きんし差さ役やく擾民的てき碑いしぶみ，稱しょう為ため「嚴禁げんきん差さ役やく藉端擾累碑ひ」，為ため最早もはや出現しゅつげん「竹たけ南みなみ」地名ちめい的てき歷史れきし文物ぶんぶつ記載きさい。

嘉よしみ慶けい年間ねんかん整せい修おさむ，廟びょう方かた保有ほゆう嘉よしみ慶けい丙へい子こ年ねん（1816年ねん）檀だん香木こうぼく香爐こうろ。道みち光こう六ろく年ねん（1826年ねん）五ご月がつ初はつ九きゅう，南庄みなみしょう總そう土ど目め樟くすのき加か禮れい的てき女婿じょせい黃き祈いのり英えい邀原住民じゅうみん加入かにゅう粵籍陣營じんえい，攻おさむ打だ在中ざいちゅう港みなと的てき閩南人じん，造成ぞうせい閩南裔在射しゃ流りゅう溝みぞ大量たいりょう溺死できし。此廟毀於該年，後こう於道光こう十じゅう八はち年ねん（1838年ねん）在ざい番ばん社邊こそべ重じゅう建けん。道みち光こう二に十じゅう四よん年ねん（1844年ねん），泉いずみ漳械鬥後ご，官かん府ふ在ざい此名為ため「勸すすむ中ちゅう壠泉漳和睦わぼく碑ひ」的てき碑いしぶみ。咸豐初年しょねん，為ため避免閩粵衝突しょうとつ，粵人另外建立こんりゅう合ごう港みなと田た寮りょう永えい貞さだ宮みや以祀媽祖。

1882年ねん光ひかり緒いとぐち帝みかど贈おく「與あずか天てん同どう功こう」匾、光ひかり緒いとぐち十じゅう二に年ねん（1886年ねん）劉りゅう紹基獻けんじ「德とく配はい在天ざいてん」匾。1918年ねん擴大かくだい重じゅう建けん時じ，找來兩派りょうは師傅しふ對たい場じょう作さく，連石れんじゃく柱ばしら上じょう的てき對たい聯れん字體じたい、花はな邊べ都と不同ふどう。皇すめらぎ民みん化か運動うんどう時とき，神像しんぞう一度被送往獅頭山集中保管。1970年ねん再度さいど修おさむ建けん。今いま址し為ため竹ちく南みなみ鎮中美里みさと1鄰民生路いくじ7號ごう。

文ぶん資し保護ほご

1976年ねん，台灣たいわん省しょう政府せいふ倡導復興ふっこう中華ちゅうか文化ぶんか，撥ばち款修繕しゅうぜん此廟稱しょう作さく「井井せいせい泉いずみ」的てき古井ふるい，並立へいりつ碑ひ紀き念ねん。

1997年ねん5月がつ，內政部ぶ核かく定てい辦理修おさむ護まもる廟びょう身み建築けんちく，請楊仁江にえ教授きょうじゅ設計せっけい監かん造づくり。1999年ねん12月14日にち，苗なえ栗くり縣けん政府せいふ民政みんせい局きょく邀請設計せっけい、監かん造づくり、施工しこう單位たんい和わ管理かんり委員いいん會かい代表だいひょう召開古蹟こせき修おさむ護まもる說明せつめい會かい。2000年ねん1月がつ5日動にちどう土ど修復しゅうふく，修復しゅうふく師し是ぜ澎湖人じん葉は銀河ぎんが與あずか其徒弟とてい們。修復しゅうふく以恢復かいふく古蹟こせき原げん貌的原則げんそく，因いん此包括ほうかつ廟びょう前まえ的てき千里眼せんりがん、順風じゅんぷう耳みみ大だい塑像そぞう及牌樓ろう配合はいごう拆除，竹たけ南みなみ出身しゅっしん的てき商人しょうにん林りん芥あくた所しょ贈おく的てき母はは與あずか子こ漢かん白玉しらたま雕像則そく遷往運動公園うんどうこうえん。

2014年ねん，苗なえ栗くり縣けん國際こくさい文化ぶんか觀光かんこう局きょく首くび度ど展開てんかい縣けん內古物ぶつ普ひろし查，此廟主動しゅどう提ひさげ報ほう嚴禁げんきん差さ役やく藉端擾碑、勸すすむ中ちゅう壠泉漳和睦わぼく碑ひ及「允まこと王おう惟おもんみ后きさき」、「護國ごこく庇ひさし民みん」、「與あずか天てん同どう功こう」三さん塊かたまり匾額、木質もくしつ香爐こうろ。其中，勸すすむ中ちゅう壠泉漳和睦わぼく碑ひ，在學ざいがく者しゃ專せん家か進行しんこう調ちょう查研究けんきゅう後ご，認みとめ為ため應おう是ぜ1976年ねん重刻じゅうこく，並なみ非道ひどう光年こうねん間あいだ文物ぶんぶつ，遂とげ2017年ねん底そこ進行しんこう審議しんぎ大會たいかい時じ，取消とりけし這件古物ふるもの的てき登錄とうろく身分みぶん，創そう下か縣けん內首例れい。

2018年ねん11月此廟曾發生はっせい火災かさい，所しょ幸こう迅速じんそく撲滅ぼくめつ未み波及はきゅう建築けんちく，廟びょう方かた因いん此於2019年ねん全面ぜんめん更新こうしん電線でんせん管かん路ろ。基もと於安全あんぜん或ある環たまき保ほ因いん素もと，亦また曾有人じん提議ていぎ縮減しゅくげん甚至停とま用よう蠟燭、燒香しょうこう、金かね紙し等とう，最後さいご經けい管かん委い會かい討論とうろん決議けつぎ維持いじ原狀げんじょう不ふ縮減しゅくげん，以加強きょう消防しょうぼう設備せつび、巡檢じゅんけん、演えんじ練ねり等とう方式ほうしき預あずか防災ぼうさい害がい。

祭祀さいし活動かつどう

聯合れんごう遶境

早年そうねん會かい與あずか竹たけ南みなみ后きさき厝龍鳳おおとり宮みや邀地方ちほう各かく宮みや廟びょう神明しんめい一同いちどう出で巡じゅん竹ちく南みなみ、頭あたま份、造みやつこ橋きょう、後こう龍りゅう、及香山かやま等地とうち部ぶ份區域くいき五ご十じゅう三庄みつのしょう。

祭まつり江こう洗あらい港こう

三川殿龍邊對看堵石雕

三川殿虎邊對看堵石雕

居きょ民みん相しょう信しん源げん於南庄みなみしょう鄉さと的中てきちゅう港こう溪けい，沿線えんせん的てき水みず靈れい孤こ魂たましい會かい順じゅん水すい而下，因いん而中港なかみなと慈裕宮みや都と要よう於端午たんご時間じかん在ざい出海でうみ口くち的てき五福大橋旁超渡中港溪、射しゃ流りゅう溝みぞ的てき孤こ魂たましい。

1943年ねん2月がつ19日にち，中港なかみなと溪けい塭仔頭あたま對面たいめん漂來一いち隻せき大だい鯨くじら魚ぎょ，民みん眾搶搭渡船せん爭そう睹鯨魚ぎょ，但ただし一艘船沈沒造成卅二人溺斃。傳說でんせつ當時とうじ塭內德とく勝かつ宮みや朱しゅ李り池ち三王爺降駕警告塭內、海うみ口こう居きょ民みん，遂とげ這些人じん未み搭上舢舨倖免於難。同年どうねん底そこ，一艘日本軍船在中港溪口附近海域遭美軍擊沉，船上せんじょう日本にっぽん兵へい全部ぜんぶ陣じん亡ほろび，此後傳でん出で中港なかみなと溪けい出海でうみ口くち一帶在夜晚會聽到日本兵操練的口令、涉わたる水聲すいせい。

有ゆう的てき漁民ぎょみん視し沈船冤魂為ため守護神しゅごじん，出海でうみ捕と魚さかな行ぎょう經けい這些沈船區く，有ゆう的てき漁民ぎょみん會かい祈いのり求もとめ這些水すい靈れい保ほ庇ひさし，據よりどころ說せつ如此漁獲ぎょかく量りょう較豐。有居ありい民みん認みとめ為ため中港なかみなと溪けい出海でうみ口くち堪こらえ稱たたえ好こう兄弟きょうだい大本營だいほんえい，祭まつり品ひん不ふ豐ゆたか將はた惹災禍か，如1998年ねん中華航空ちゅうかこうくう676號ごう班はん機き空そら難なん，港みなと墘里長ちょう林りん錫すず興きょう罹かか難がた，即そく有人ゆうじん認みとめ為ため是ぜ該年祭さい品ひん不ふ夠所致，頗多聯想れんそう，一名鎮民代表即在代表會中質詢，要求ようきゅう鎮公所しょ注意ちゅうい此點，於是原ばら先さき只ただ有ゆう一いち輛的米まい車しゃ，次じ年ねん增加ぞうか至いたり三さん輛。

每年まいとし農のう曆れき五ご月がつ初はつ一いち，廟びょう方かた會かい請稱為ため「三さん媽」的てき媽祖神像しんぞう鑾降旨むね出で平安へいあん符ふ令れい。管理かんり委員いいん會かい總そう幹事かんじ陳ひね松生まつおい指出さしで，三尊媽祖神像各司其職，大だい媽「定じょう殿どの」、二に媽「出征しゅっせい」、三さん媽「做醫生せい」。當日とうじつ端午たんご節ぶし上じょう午うま，先さき在ざい出だし巡じゅん路ろ徑みち每ごと隔へだた七なな十じゅう二步便張貼一張符令，重要じゅうよう橋きょう頭あたま和わ路ろ口こう也需張はり貼は，由ゆかり於出巡じゅん路線ろせん全ぜん程ほど長ちょう達たち數すう公里くり，求もとめ出で的てき符ふ令れい多た達たち五ご百ひゃく張ちょう以上いじょう。 下した午うま一點開始舉行祭江和洗港儀式，來らい自じ各地かくち寺てら廟びょう供奉ぐぶ的てき主神しゅしん，在ざい鑼鼓隊たい和わ獅陣等とう鞭むち炮護送ごそう下か，會かい乘じょう著大ちょだい轎或四輦來到慈裕宮前廣場集合，然しか後こう繞にょう行ぎょう竹ちく南みなみ后きさき厝龍鳳おおとり宮みや、小橋こはし公こう、西門にしもん橋きょう、海うみ口こう尾お橋きょう、射い流りゅう溝みぞ、竹たけ南みなみ永えい蓮れん寺てら、水門すいもん橋はし和大かずひろ眾廟等とう，每まい隔へだた一段いちだん就往溪けい中ちゅう、溝みぞ圳等灑下金きん紙し，在ざい每まい個こ路ろ口和くちわ橋きょう樑處舉行驅逐くちく邪魔じゃま的てき儀式ぎしき。

下しも午うま四よん點てん左右さゆう，遶境神しん轎經大だい眾廟後ご，抵達中港なかみなと溪けい出海でうみ口くち。五點左右慈裕宮的媽祖神像也抵達。據よりどころ熟じゅく悉輦轎的人士じんし表示ひょうじ，扛轎人じん通常つうじょう都と必須ひっす更さら換かわ，以免因いん心肺しんぱい負荷ふか不ふ了りょう過度かど的てき衝刺跑。媽祖被ひ安やす奉たてまつ在ざい祭壇さいだん後ご就進行しんこう洗あらい港こう儀式ぎしき，由ゆかり慈裕宮みや管理かんり委員いいん會かい常務じょうむ委員いいん等とう四よん人にん主祭しゅさい，面めん向こう西方せいほう拈ひね香こう跪拜きはい，主祭しゅさい者しゃ禱念事ごと先さき準備じゅんび好このみ的てき祭さい江こう洗あらい港こう疏文，此時，也有やゆう其他神しん轎前往主祭さい處しょ膜まく拜はい。最後さいご，有ゆう三座神轎自神轎聚集處衝出，往西方かた的てき河かわ海うみ交會地ち奔跑，由ゆかり於下おした午うま五ご點てん時じ是ぜ退潮たいちょう時刻じこく，衝出的てき神かみ轎可達たち兩りょう三さん百ひゃく公おおやけ尺じゃく遠とお，但ただし因よし汙泥鬆す軟，走はし動どう困難こんなん，廟びょう方かた遂とげ不ふ建議けんぎ外地がいち民みん眾跟隨したがえ，以免陷おちい入にゅう泥沙でいさ。一組乩童會在汙泥沙灘上獻小米包、灑符水すい及金紙し，另一組乩童舉出令旗朝西方作儀式，一旁則有其他人灑白米，第だい三組乩童則在水中祭拜尋找不潔物，以作法ほう逐走。完成かんせい儀式ぎしき後ご，三座神轎再回到媽祖神轎前覆命。其餘數すう十座神轎則在原地繞著堆積如山的金銀紙反覆抖動，最後さいご經けい乩童請示下か返かえし駕が，完成かんせい整せい個こ祭さい江こう洗あらい港こう儀式ぎしき。

2009年ねん2月がつ24日にち，苗なえ栗くり縣けん政府せいふ將はた此洗港みなと儀式ぎしき登錄とうろく為ため苗なえ栗くり縣けん民俗みんぞく類るい文化ぶんか資產しさん。

中元なかもと普ひろし渡わたり

中港なかみなと地區ちく過去かこ因いん金銀きんぎん紙し產業さんぎょう發達はったつ，曾繁榮はんえい一いち時じ。早年そうねん中元なかもと普ひろし渡わたり時じ，大部おおぶ份金銀紙ぎんがみ店てん家か為ため供應きょうおう民みん眾所需，無む暇ひま顧及自家じか的てき普ふ渡わたり儀式ぎしき，因いん此常延のべ到いた三天後的農曆七月十八日才辦普渡，久之ひさゆき竟成該地獨特どくとく傳統でんとう。民みん眾在擺設普ひろし渡わたり供きょう桌時，都會とかい將はた各かく類るい葷素供きょう品ひん精せい心しん設計せっけい，擺置成なり奇き巧たくみ的てき造型ぞうけい或ある主題しゅだい，名めい為ため「撿桌」，並なみ相互そうご較勁比ひ拚，有ゆう些大戶おおど人家じんか甚至還かえ會かい擺出五ご、六張供桌以顯聲勢。中港なかみなと里さと社しゃ區く發展はってん協會きょうかい，曾在慈裕宮前みやまえ廣場ひろば會かい舉行撿桌比ひ賽さい。

外部がいぶ連結れんけつ

• 中港なかみなと慈裕宮みや——文化ぶんか部ぶ文化ぶんか資產しさん局きょく （页面存そん档备份，存そん于互联网档案あん馆）