郝經

郝經（1223年ねん—1275年ねん8月がつ9日にち），字じ伯はく常つね，陵りょう川かわ縣けん魯山（今こん属ぞく山西さんせい晋すすむ城じょう）人にん。元朝がんちょう官かん员，儒士。

生平おいだいら

六ろく世せい祖そ郝从义是ぜ理學りがく家か^[1]。生なま於金末まつ亂世らんせい，隨ずい父ちち逃難到いた河南かなん魯山，又また遷往順じゅん天てん府ふ（今いま河北かわきた保ほ定じょう），“家いえ貧ひん，晝ひる則のり負ふ薪たきぎ米まい為ため養やしなえ，暮くれ則そく讀書どくしょ”。順じゅん天てん府ふ左ひだり副ふく守もり帥そち機き賈輔聘為家庭かてい教師きょうし，又また在ざい蔡國萬まん戶こ張ちょう柔やわら府ふ作さく館かん師し，“二に家いえ藏書ぞうしょ萬まん卷かん，（郝）經けい博覽はくらん無む不通ふつう”。元もと好こう問とい稱しょう其“挺てい然しか一氣いっき，立たて於天地ち之の間あいだ蓋ぶた亦また鮮矣”。

元もと宪宗六ろく年ねん（1256年ねん）正月しょうがつ，郝经觐见時じ為藩ためはん王おう的てき忽ゆるがせ必烈，应对出色しゅっしょく，深ふか受忽必烈器き重じゅう。开始了りょう追随ついずい忽ゆるがせ必烈建たて功いさお立たて业的政治せいじ生涯しょうがい。

中ちゅう统元年がんねん三さん月がつ二に十じゅう四よん日にち（1260年ねん5月がつ5日にち），忽ゆるがせ必烈在ざい开平登のぼり基はじめ称しょう帝みかど，任命にんめい郝经为翰林りん侍讀じどく學士がくし，皇すめらぎ封ふう文ぶん館かん大學だいがく士し。四よん月がつ初はつ十じゅう（1260年ねん5月がつ21日にち），郝经奉たてまつ元もと世よ祖そ忽ゆるがせ必烈之の命めいじ，以國信くにのぶ大使たいし身み份赴南みなみ宋そう议和，要求ようきゅう宋朝そうちょう履行りこう鄂州城下じょうか之の盟めい的てき承諾しょうだく，九きゅう月がつ^[2]抵达南みなみ宋そう后きさき，为贾似道どう扣留于真しん州しゅう（治ち今いま江蘇こうそ儀ただし徵しるし）十じゅう六ろく年ねん之の久ひさ，狱中“讲学不ふ辍”。

至いたり元もと十じゅう二に年ねん二に月がつ二に十じゅう九きゅう日にち（1275年ねん3月がつ27日にち），贾似道どう派は總そう管かん段だん佑たすく禮れい送おく郝经、劉りゅう人傑じんけつ等とう北きた还。三月さんがつ，元もと世よ祖そ得知とくち郝经正ただし在ざい回かい大だい都と的てき路上ろじょう，并且得とく了りょう病びょう，派遣はけん近侍きんじ太ふとし医い前ぜん往路おうろ上じょう看み望もち。一路之上沿途百姓对郝经的气节风骨佩服不已。四よん月がつ，郝经抵达大だい都と，觐见元もと世よ祖そ忽ゆるがせ必烈。世よ祖そ慰劳良久よしひさ，赐宴并赐坐商しょう讨国家こっか大事だいじ。至いたり元もと十じゅう二に年ねん七なな月がつ十じゅう六ろく日にち（1275年ねん8月がつ9日にち），病やまい逝，享年きょうねん五ご十じゅう二に。封ふう冀国公こう，谥文忠ちゅう。

著作ちょさく

著ちょ《续后汉书》、《春秋しゅんじゅう外がい传》、《周しゅう易えき外がい传》、《太ふとし极演》、《原はら古こ录》、《玉たま衡真观》、《通つう鉴书法ほう》、《注ちゅう三子みつご》、《一いち王おう雅みやび》、《行人こうじん志こころざし》、《陵りょう川かわ集しゅう》等とう。存そん世よ的てき有ゆう《续后汉书》与あずか《陵りょう川かわ集しゅう》。《续后汉书》收入しゅうにゅう《四よん库全书》，乾いぬい隆たかし在ざい《御ご题郝经（续后汉书诗四よん首しゅ）》云うん：“身み充たかし信しん使し被ひ拘留こうりゅう，两国恰逢建けん计投；愿すなお附ふ鲁连未遂みすい志こころざし，空言くうげん思おもえ托たく著ちょ书酬。”。