陳ひね子こ鏞

陳ひね子こ鏞
臺灣たいわん民主みんしゅ國こく籌防局長きょくちょう、糧かて臺だい
國家こっか	清朝せいちょう→臺灣たいわん民主みんしゅ國こく
名な	允まこと博はく
字じ	子こ鏞
號ごう	鳴な鏘
祖そ籍せき	福建ふっけん省しょう漳州府ふ漳浦縣けん竹たけ嶼鄉
乳ちち名めい	博ひろし、博ひろし仔こ
其他名號みょうごう	陳ちん仔こ博はく、博はく舍しゃ
出生しゅっしょう	1855年ねん
逝世	1908年ねん
親おや屬ぞく 父親ちちおや 陳ちん光ひかり震ふるえ 母親ははおや 洪ひろし濺 妻つま 吳ご慎まこと 子こ 陳ひね百ひゃく祿ろく、陳ひね百ひゃく潤じゅん、陳ひね百ひゃく體たい、陳ひね百ひゃく海かい、陳ひね百ひゃく煥

陳ひね子こ鏞（1855年ねん—1908年ねん），名めい允まこと博はく，號ごう鳴な鏘，今こん臺灣たいわん臺たい南市みなみいち善ぜん化か區く北きた仔こ店てん人ひと，曾加入かにゅう臺灣たいわん民主みんしゅ國こく響ひびき應おう抗日こうにち行動こうどう。家いえ境さかい富有ふゆう，相傳そうでん他た從したがえ臺灣たいわん府ふ城じょう小しょう北きた仔こ到いた善ぜん化か不用ふよう經過けいか別べつ人的じんてき地ち。臺灣たいわん民主みんしゅ國こく抗日こうにち失敗しっぱい後ご，隨ずい劉りゅう永福えいふく潛せん逃離臺だい，住じゅう在ざい廈門。後來こうらい返かえし回かい臺灣たいわん，住じゅう在ざい北きた仔こ店てん，但ただし常つね遭日警監視し。

其故居い在ざい荒廢こうはい多おお時とき後ご，於2014年ねん在ざい善ぜん化か區く公おおやけ所與しょよ陳ひね家か後代こうだい簽訂認みとめ養やしなえ契約けいやく後ご綠みどり美化びか成紀しげのり念ねん公園こうえん，但ただし在ざい2015年ねん12月4日にち遭地主じぬし拆除。後來こうらい陳ひね子こ鏞故居きょ的てき殘ざん磚有被ひ保留ほりゅう下か來らい，而善化か區く公所ぐぞ在ざい推廣陶藝とうげい文化ぶんか時じ，這些殘ざん磚被用よう來らい調ちょう配はい成なり釉藥。

生平おいだいら

陳ひね子こ鏞祖先さき陳ひね起おこり龍りゅう，據よりどころ說せつ是ぜ鄭てい成功せいこう部將ぶしょう。其父是ぜ陳ちん光ひかり震ふるえ，而陳子こ鏞的排はい行ぎょう有ゆう長子ちょうし（《善ぜん化か鎮志》）或ある三子みつご（《南みなみ瀛古厝誌》）的てき說法せっぽう。陳ひね家か為當ためとう地ち巨富きょふ，陳ひね子こ鏞因好こう禮樂れいがく，每まい逢祭典さいてん會かい從したがえ府ふ城じょう聘樂生せい到いた文ぶん昌あきら祠ほこら（現げん為ため善ぜん化か慶安けいあん宮みや）祭まつり聖きよし。曾向朝廷ちょうてい捐官。

除じょ了りょう善ぜん化か地區ちく，陳ひね家か在府ざいふ城じょう也有やゆう龐大產業さんぎょう，並建なみたて有ゆう宅たく邸てい。陳ひね家か的てき府ふ城じょう宅たく邸てい，據よりどころ說せつ位い在ざい臺だい南市みなみいち中西なかにし區く永福えいふく路ろ華南かなん銀行ぎんこう後ご面めん，陳ちん德いさお聚堂北邊ほくへん。進士しんし陳ちん望のぞむ曾宅たく第だい在ざい旁つくり邊あたり，陳ひね子こ鏞和他た時じ相しょう往來おうらい。此外劉りゅう永福えいふく曾住在ざい臺だい南市みなみいち永福えいふく國こく小しょう一帶いったい，距離きょり陳ひね家か不ふ遠とお，也有やゆう所しょ往來おうらい。

光ひかり緒いとぐち廿にじゅう一いち年ねん（1895年ねん）臺灣たいわん民主みんしゅ國こく成立せいりつ，在ざい民主みんしゅ國こく抗日こうにち的てき過程かてい中ちゅう，陳ひね子こ鏞曾獨自どくじ捐了白銀はくぎん40萬まん兩りょう，並なみ出で任にん籌防局長きょくちょう（一說いっせつ是ぜ「糧かて臺だい」）。陳ひね子こ鏞也募集ぼしゅう鄉ごう勇いさむ在ざい曾文溪けい南岸なんがん試ためし圖ず對抗たいこう日び軍ぐん，失敗しっぱい後ご撤回てっかい臺だい南みなみ府ふ城じょう。這次行動こうどう在ざい善ぜん化か地區ちく中有ちゅうう相傳そうでん陳ひね子こ鏞部屬ぞく用よう大砲たいほう打だ中ちゅう一いち名めい日本にっぽん軍ぐん官かん，後來こうらい他た們才知道ともみち其身分ぶん是ぜ北白川宮能久親王きたしらかわのみやよしひさしんのう。

劉りゅう永福えいふく棄臺內渡時じ，陳ひね子こ鏞也一起搭船離開。陳ひね子こ鏞之所以ゆえん離はなれ臺だい，據よりどころ說せつ除じょ了りょう衡量局きょく勢ぜい外がい，也有やゆう因いん為ため其母親ははおや催促さいそく他た早はや日び潛せん逃以免めん遭日軍ぐん凌辱りょうじょく之の故ゆえ。而據陳ひね家か後代こうだい陳ちん秀しげる惠めぐみ的てき說法せっぽう，陳ひね子こ鏞離臺だい時じ還かえ帶おび著ちょ母親ははおや與あずか妻つま小しょう，以及親おや人じん、傭人ようにん。另外陳ひね子こ鏞原先さき可能かのう是ぜ想そう搭船直接ちょくせつ前ぜん往漳浦うら縣けん祖先そせん老ろう家か或ある是ぜ廈門，但ただし船ふね因いん故こ飄到惠めぐみ安やす，他た上岸かみきし後ご才ざい前ぜん往廈門もん。此外傳說でんせつ在ざい1895年ねん台だい海うみ登とう船せん臨檢りんけん事件じけん中なか，陳ひね子こ鏞受一いち位い白髮はくはつ老ろう人相にんそう助すけ，才さい沒ぼつ被ひ日にち軍ぐん發現はつげん，後來こうらい抵達廈門後ご在ざい夢中むちゅう再さい次つぎ見み到いた這位老人ろうじん，而老人じん自稱じしょう是ぜ北きた仔こ店てん福德ふくとく祠ほこら土地とち公こう。另外據よりどころ說せつ陳ひね子こ鏞之母はは在ざい離はなれ臺だい前ぜん將しょう金きん條じょう龍りゅう銀ぎん放ひ在ざい陶すえ甕う，埋藏まいぞう於穀倉地くらち底そこ下か，但ただし日にち後ご返かえし臺だい時じ只ただ有ゆう找到空そら陶すえ甕う。

陳ひね子こ鏞住在ざい廈門期間きかん，臺灣たいわん總督そうとく府ふ採と行くだり懷柔かいじゅう政策せいさく，總督そうとく樺山かばやま資し紀き派は川原かわはら義太郎よしたろう等とう三人到廈門招撫，希望きぼう他た能のう回かい臺だい南みなみ任官にんかん。但ただし陳ひね子こ鏞婉拒こばめ，事後じご據よりどころ說せつ光ひかり緒いとぐち帝みかど知悉ちしつ此事，特とく頒褒忠ちゅう狀じょう。另外據よりどころ說せつ參與さんよ西にし來らい庵あん事件じけん的てき羅ら俊しゅん曾到廈門拜はい訪おとずれ陳ひね子こ鏞，向むかい他た請益、寄食きしょく。

陳ひね子こ鏞後來こうらい經堂きょうどう弟おとうと陳ちん鴻ひろし鳴な居中きょちゅう處理しょり，得とく以從廈門返かえし回かい臺灣たいわん。但ただし發現はつげん有ゆう不ふ少しょう家產かさん已やめ被ひ宗むね親おや所しょ佔，府ふ城じょう宅たく邸てい也被日び人じん佔用作為さくい「臺たい南みなみ新報しんぽう社しゃ」，便びん回かい到いた北きた仔こ店てん宅たく邸てい居住きょじゅう。回かい到いた北きた仔こ店てん的てき陳ひね子こ鏞，常つね遭日警監視し。又また說せつ日び警常到いた陳ひね家か要求ようきゅう他た改あらため籍せき改姓かいせい，但ただし陳ひね子こ鏞不屈ふくつ。去さ世よ後ご，葬そう於善化か鈴すず仔こ林りん埔。

故こ居きょ

陳ひね子こ鏞在善ぜん化か北きた仔こ店てん的てき故こ居い，原はら有三ゆうぞう落，並なみ有ゆう數すう條じょう護まもる龍りゅう，但ただし後來こうらい到いた1990年代ねんだい左右さゆう主要しゅよう只ただ剩あま下しも第だい二に落為主ぬし的てき部分ぶぶん。又また過去かこ在ざい附近ふきん還かえ有ゆう陳ひね家か祠堂しどう，但ただし在ざい1964年ねん遭地震じしん重じゅう創そう。2014年ねん，陳ひね子こ鏞故居きょ設立せつりつ紀き念ねん公園こうえん，並なみ由よし附近ふきん的てき北きた仔こ店てん清水しみず宮みや管理かんり委員いいん會かい維護管理かんり。但ただし在ざい2015年ねん11月，地主じぬし想そう將しょう地ち賣うれ給きゅう建けん商しょう，臺だい南市みなみいち文化ぶんか局きょく得知とくち後ご將はた故こ居きょ指定してい為ため「暫定ざんてい古蹟こせき」，並なみ在ざい12月がつ2日にち發はつ文ぶん通知つうち，但ただし地主じぬし仍在12月がつ4日にち將はた故こ居きょ建物たてもの拆除。

陳ひね子こ鏞故居きょ遭拆除じょ後ご，有ゆう部分ぶぶん殘ざん磚留下か來らい。善ぜん化か區く公所ぐぞ的てき替がえ代役だいやく從したがえ這些殘ざん磚得到いた靈感れいかん提案ていあん「紅べに磚酥」，並なみ聯合れんごう社しゃ區く共同きょうどう辦理紅べに磚酥烘焙班はん，用よう在地ざいち特產とくさん來らい作さく內餡。此外這些殘ざん磚在善ぜん化か區く公所ぐぞ推行陶藝とうげい文化ぶんか的てき過程かてい中ちゅう，被ひ用よう來き當とう作さく釉藥（子こ鏞釉）的てき原料げんりょう。因いん古こ磚富含鐵質しつ，成なり品ひん呈てい現出げんしゅつ鐵てつ紅色こうしょく澤さわ，善ぜん化か區長くちょう李り皇すめらぎ興きょう認みとめ為ため這種色しょく澤さわ展てん現げん了りょう陳ひね子こ鏞當時じ抗こう日時にちじ的てき滿腔まんこう熱血ねっけつ。2016年ねん9月がつ11日にち，善ぜん化か區く公所ぐぞ在ざい北きた仔こ店てん清水しみず宮みや舉行以陳子こ鏞故居い古こ磚發展はってん而成的てき社しゃ區營くえい造成ぞうせい果はて發表はっぴょう會かい，展示てんじ品ひん包括ほうかつ有ゆう紅べに磚酥、子こ鏞釉、磚雕等とう等とう。同時どうじ也將陳ひね子こ鏞故居きょ拆除事件じけん訪おとずれ查成果せいか收錄しゅうろく在ざい「磚新鑽藝」專せん刊かん中ちゅう。