馬うま公こう要港ようこう部ぶ水道すいどう

澎湖縣けん馬ば公おおやけ市し鐵線てっせん尾お海岸かいがん雙そう港みなと仔こ，舊きゅう日にち軍ぐん之の水源すいげん地ち。（攝と於2020年ねん）

馬うま公こう要港ようこう部ぶ水道すいどう，是ぜ台灣たいわん日にち治ち時期じき因いん應おう日本にっぽん海軍かいぐん於澎湖廳ちょう設立せつりつ馬うま公こう要港ようこう部ぶ所ところ建けん的てき基礎きそ供きょう水すい設しつらえ施ほどこせ。明治めいじ43年ねん（1910年ねん）四よん月がつ，日本にっぽん海軍かいぐん啟けい動どう調ちょう查策畫が，大正たいしょう三さん年ねん（1914年ねん）正式せいしき開ひらけ工こう，並なみ於大おだい正せい五ご年ねん（1916年ねん）竣工しゅんこう，是ぜ澎湖群島ぐんとう境さかい內第一處水道設施。根據こんきょ1913年ねん興きょう建けん預あずか算さん編へん列れつ為ため166,857日にち圓えん。

背景はいけい

清しん代だい繪え製せい的てき澎湖廳ちょう地圖ちず，媽宮港みなと與あずか風ふう櫃ひつ尾お半島はんとう中間ちゅうかん的てき島嶼とうしょ，即そく為ため「小しょう案あん山やま」，日にち治ち時期じき被ひ改名かいめい為ため「測はか天てん島とう」，做日本にっぽん海軍かいぐん港口こうこう使用しよう（馬うま公こう要港ようこう部ぶ）。

明治めいじ二に年ねん（1869年ねん），日本にっぽん結束けっそく戊辰戰爭ぼしんせんそう，推翻德川とくがわ幕府ばくふ、確立かくりつ以擁戴明治天皇めいじてんのう組成そせい新しん政府せいふ，引進西方せいほう軍事ぐんじ、科學かがく、教育きょういく、法律ほうりつ、工程こうてい等とう等とう學問がくもん，徹底てってい改革かいかく日本にっぽん政府せいふ體制たいせい，影響えいきょう至いたり鉅，其中也ちゅうや包含ほうがん注ちゅう重じゅう公共こうきょう衛生えいせい、現代げんだい化か都市とし的てき建設けんせつ理念りねん。

而針對たい日本にっぽん軍隊ぐんたい所しょ駐ちゅう紮城市し，為ため確保かくほ軍隊ぐんたい戰力せんりょく，乾いぬい淨きよし飲用いんよう水すい對たい於衛生せい環境かんきょう、預あずか防ぼう傳染でんせん病びょう皆みな非常ひじょう重要じゅうよう，於是不ふ論ろん是ぜ日本にっぽん陸軍りくぐん或ある者もの日本にっぽん海軍かいぐん，都會とかい向こう中央ちゅうおう政府せいふ爭そう取と建けん置おけ「水道すいどう工程こうてい」；海軍かいぐん由よし於軍艦かん停泊ていはく港口こうこう，需提供ていきょう大量たいりょう補給ほきゅう水源すいげん，海軍かいぐん工廠こうしょう運うん作さく時じ亦また需大量りょう用水ようすい，對たい於水源げん的てき需求比ひ陸軍りくぐん更さら迫せり切きり。普遍ふへん而言，海軍かいぐん用よう的てき軍港ぐんこう常つね有ゆう獨どく佔水源げん地ち、設置せっち軍港ぐんこう專用せんよう水道すいどう的てき需求，往往おうおう會かい排はい擠市街がい民生みんせい需求的てき供きょう水すい。

1895年ねん，大だい清きよし與あずか日本にっぽん簽訂〈馬うま關せき條約じょうやく〉，正式せいしき將はた臺灣たいわん以及澎湖群島ぐんとう主權しゅけん割讓かつじょう予よ日本にっぽん。日本にっぽん統治とうち臺灣たいわん之の初はつ，各地かくち皆みな面めん臨的飲用いんよう水不足みずぶそく、傳染病でんせんびょう等とう問題もんだい，因いん臺灣たいわん民間みんかん尚ひさし有ゆう各界かくかい反抗はんこう勢力せいりょく，紛亂ふんらん不休ふきゅう，尚なお無力むりょく大だい興きょう土木どぼく建けん置おけ水道すいどう工程こうてい，駐ちゅう紮澎湖みずうみ的てき日び軍ぐん僅能使用しよう海水かいすい蒸ふけ餾機，稍やや解かい水源すいげん短たん缺かけ之の急きゅう。明治めいじ34年ねん（1901年ねん），日本にっぽん海軍かいぐん在ざい測はか天てん島とう劃作海軍かいぐん專せん用地ようち，並なみ設立せつりつ「馬うま公こう要港ようこう部ぶ」，編へん列れつ為ため二に級きゅう軍港ぐんこう之これ後ご，始はじめ於明治めいじ43年ねん（1910年ねん）四月正式提出建設蓄水池暨水道的要求。

調しらべ查作業さぎょう

水脈すいみゃく探さがせ勘かん

明治めいじ43年ねん（1910年ねん）四よん月がつ，日本にっぽん海軍かいぐん提出ていしゅつ水すい池ち建設けんせつ案あん後ご，海軍かいぐん人員じんいん便びん開始かいし在ざい澎湖各地かくち調ちょう查水源げん，共きょう計けい找到媽宮區く的てき「菜園さいえん」、「鐵線てっせん尾お（今こん鐵線てっせん里さと）」、「雙頭そうとう掛かけ（今こん興きょう仁じん里さと）」、「石泉いしずみ」四よん處しょ湧ゆう泉いずみ，軍ぐん方かた檢けん測はか水質すいしつ之の餘よ，亦また委託いたく臺灣たいわん總督そうとく府ふ派は員いん調ちょう查平均へいきん每日まいにち湧水わきみず量りょう（觀測かんそく 160 日にち），水質すいしつ與あずか水量すいりょう通過つうか檢けん測はか後のち，確定かくてい湧ゆう泉いずみ具備ぐび開發かいはつ價か值。明治めいじ45年ねん（1912年ねん）七なな月がつ，日本にっぽん海軍かいぐん提ひさげ交飲水すい設しつらえ施ほどこせ建設けんせつ計畫けいかく，以湧泉いずみ總そう湧出ゆうしゅつ量りょう 45 噸とん進行しんこう海軍かいぐん、陸軍りくぐん以及臺灣たいわん總督そうとく府ふ（澎湖廳ちょう）三方みかた分配ぶんぱい，並なみ依よ水量すいりょう分配ぶんぱい量りょう分ぶん攤費用よう。

不ふ過か，因いん臺灣たいわん總督そうとく府ふ希望きぼう藉此工程こうてい一併涵蓋媽宮區媽宮街がい的てき民生みんせい用水ようすい，另行進行しんこう媽宮市街しがい鑿井さくせい計畫けいかく，希望きぼう此水道どう能のう汲取くみと媽宮市街しがい的てき水源すいげん，達たち到いた供應きょうおう市街しがい的てき目的もくてき。大正たいしょう元年がんねん（1912年ねん）八月廿二日在媽宮街進行鑿井工程，翌年よくねん八はち月がつ十じゅう五ご日にち完工かんこう，鑿井さくせい深度しんど 428 尺しゃく，計けい花はな費ひ 2,685.15 元げん，雖可日び湧ゆう 100 噸とん水量すいりょう之の多た，但ただし水質すいしつ檢けん測はか雜ざつ質しつ過多かた，經けい四よん次じ檢けん測はか，皆みな無法むほう達たち到いた飲用いんよう標準ひょうじゅん。媽宮市街しがい鑿井さくせい始終しじゅう水質すいしつ不良ふりょう，在ざい日本にっぽん海軍かいぐん迫はさま用水ようすい源げん在ざい即そく的てき情況じょうきょう下か，澎湖廳ちょう只ただ得とく放棄ほうき媽宮市街しがい水源すいげん的てき計畫けいかく，讓ゆずる日本にっぽん海軍かいぐん優先ゆうせん執行しっこう軍ぐん用水ようすい源げん的てき建設けんせつ案あん。

徵ちょう地ち範圍はんい

澎湖縣けん馬うま公こう市し行政ぎょうせい區域くいき圖ず。

「馬うま公こう要港ようこう部ぶ水道すいどう」工程こうてい涵蓋範圍はんい廣大こうだい，涉わたる及地目め種類しゅるい複雜ふくざつ，所有しょゆう權けん人じん眾多，在ざい進行しんこう徵ちょう地ち之の前まえ，先さき委託いたく總督そうとく府民ふみん政せい長官ちょうかん進行しんこう調ちょう查。根據こんきょ明治めいじ43年ねん（1910年ねん）11月的てき調ちょう查報告ほうこく，以調查菜園えん、石泉いしずみ、雙頭そうとう掛かけ三處水源地而言，地目ちもく初步しょほ分ぶん為ため「國有こくゆう地ち」計けい 68,408 坪つぼ、「民有みんゆう地ち」482,214 坪つぼ，其中「國有こくゆう地ち」並なみ未み檢けん附ふ收おさむ購金額がく，其餘資し訊如下表かひょう：

1910年ねん，菜園さいえん、石泉いしずみ、雙頭そうとう掛かけ土地とち徵收ちょうしゅう報告ほうこく

項目こうもく		坪數つぼすう／個數こすう	總數そうすう合計ごうけい	費用ひよう
國有こくゆう地ち	墓地ぼち	59,885 坪つぼ	68,408 坪つぼ	不ふ詳しょう
	原野げんや	8,523 坪つぼ
民有みんゆう地ち	園えん（旱ひでり田た）	419,622 坪つぼ	482,214 坪つぼ	55,666.25 元げん
	菜さい宅たく（圍かこえ仔こ）	37,352 坪つぼ
	建物たてもの用地ようち	2,076 坪つぼ
	寺てら廟びょう用地ようち	661 坪つぼ
	原野げんや	443 坪つぼ
	雜種ざっしゅ地ち	44 坪つぼ
	墓地ぼち	22,016 坪つぼ
附屬ふぞく物ぶつ	建築けんちく物ぶつ	61 棟むね		18,105 元げん
	水井みずい	41 口くち
	墳墓ふんぼ	1,067 座ざ
合計ごうけい			73,774.89 元げん（不ふ含國有ゆう地ち）

重じゅう建けん落成らくせい碑ひ記き（1991年ねん立りつ）明治めいじ44年ねん（1911年ねん），土地とち徵收ちょうしゅう期間きかん，因いん逢澎湖みずうみ大旱たいかん湧ゆう泉いずみ量りょう不足ふそく，海軍かいぐん決定けってい將はた鐵線てっせん尾お納入のうにゅう水源すいげん地ち徵收ちょうしゅう範圍はんい。明治めいじ45年ねん（1912年ねん），澎湖廳ちょう補ほ上じょう一份將鐵線尾納為水源地的徵收調查報告，亦また增ぞう添雙頭あたま掛かけ部分ぶぶん範圍はんい，追加ついか調ちょう查如下か：

1912年ねん，追加ついか鐵線てっせん尾お、雙頭そうとう掛かけ土地とち徵收ちょうしゅう報告ほうこく

項目こうもく		坪數つぼすう／個數こすう	合計ごうけい
國有こくゆう地ち	墓地ぼち	64,336 坪つぼ	64,990 坪つぼ
	原野げんや	464 坪つぼ
	雜種ざっしゅ地ち	190 坪つぼ
民有みんゆう地ち	旱ひでり田でん（園えん）	104,363 坪つぼ	108,600 坪つぼ
	菜さい宅たく（圍かこえ仔こ）	996 坪つぼ
	墓地ぼち	3,248 坪つぼ
附屬ふぞく物ぶつ	貯水池ちょすいち	1 座ざ
	墳墓ふんぼ	400 座ざ
合計ごうけい			12,759.44 元げん

受徵收ちょうしゅう影響えいきょう戶數こすう、人口じんこう

區域くいき		大だい案あん山やま	前ぜん寮りょう	文ぶん澳	石泉いしずみ	小計しょうけい		合計ごうけい
日本人にっぽんじん	戶數こすう	14	－	－	－	14	14 戶こ 42 人にん	總そう戶數こすう：216 戶こ 男性だんせい： 625 人にん 女性じょせい：603 人にん 總計そうけい：1,228 人にん
	男おとこ	21	－	－	－	21
	女おんな	20	－	－	－	21
澎湖人じん	戶數こすう	138	61	3	－	202	202 戶こ 1,207 人にん
	男おとこ	439	162	3	－	604
	女おんな	416	163	4	－	603

大正たいしょう元年がんねん（1912年ねん），徵收ちょうしゅう事務じむ開始かいし執行しっこう，主要しゅよう由よし馬ば公おおやけ要港ようこう部ぶ主計しゅけい長ちょう、臺灣たいわん銀行ぎんこう澎湖島とう出張所しゅっちょうしょ員いん、媽宮區長くちょう、保正やすまさ、警察けいさつ等とう官吏かんり，統みつる籌及簽署移轉いてん買かい賣うり契約けいやく，在ざい大正たいしょう二に年ねん（1913年ねん）二に月がつ間あいだ完成かんせい水道すいどう的てき土地とち徵收ちょうしゅう事務じむ。民有みんゆう地ち徵ちょう地ち總そう面積めんせき達たち 590,821 坪つぼ，又また含 278 棟むね建築けんちく物ぶつ、41 口くち水井みずい、1 處しょ貯水池ちょすいち、1511 座ざ墳墓ふんぼ，徵ちょう地ち總そう金額きんがく為ため 73,650.09 元げん。（土地とち所有しょゆう權けん不ふ詳しょう者しゃ，以補償ほしょう業主ぎょうしゅ代理人だいりにん方式ほうしき辦理土地とち讓渡じょうと，計けい發はつ放ひ補償ほしょう金きん 649.6 元げん。）

黃き德とく臣しん水すい潭

馬うま公こう要港ようこう部ぶ建築けんちく水道すいどう，在ざい菜園さいえん徵收ちょうしゅう黃き德とく臣しん水すい潭用地ようち（該區原げん為ため黃き家か產業さんぎょう），黃き德とく臣しん（名めい克かつ昌あきら，表おもて字じ德とく臣しん，1872－1918）之の父ちち為ため媽宮仕みやづかえ紳しん黃き濟ずみ時じ，曾出面めん召集しょうしゅう民みん勇いさむ操みさお辦團だん練ねり，參與さんよ1885年ねん清きよし法ほう戰爭せんそう澎湖之の役やく，祖父そふ黃き步ふ梯はしご曾任候補こうほ澎湖通どおり判ばん，在ざい戴潮春はる事件じけん時どき立りつ有ゆう戰功せんこう。

2020年ねん，在ざい要港ようこう部ぶ水道水源地すいどうすいげんち的てき鐵線てっせん雙そう港みなと仔こ海岸かいがん附近ふきん，發現はつげん「誥贈宜むべ人ひと五代顯祖黃門陳氏佳城」與あずか「例れい贈おく安やす人ひと三代祖妣黃門鄭氏之佳城」兩りょう塊かたまり墓碑ぼひ，其中「黃門こうもん陳ちん氏し」是ぜ黃き濟ずみ時じ的てき祖母そぼ、「黃門こうもん鄭てい氏し」則のり是ぜ黃き濟ずみ時じ之の妻つま，皆みな為ため清末きよすえ日び治ち初期しょき黃き濟ずみ時じ家族かぞく的てき墓碑ぼひ，可か佐さ證しょう馬ば公おおやけ要港ようこう部ぶ水源すいげん地ち與あずか黃き家か祖そ地ち之の關聯かんれん性せい。

水道すいどう工程こうてい

馬うま公こう要港ようこう部ぶ水道すいどう工程こうてい計畫けいかく，設計せっけい以雙頭あたま掛かけ日び湧水わきみず量りょう約やく 30 噸とん、菜園さいえん 10 噸とん，將はた總計そうけい日び湧ゆう 40 噸とん的てき水量すいりょう（實際じっさい日び湧ゆう總そう水量すいりょう為ため約やく 45 噸とん），以鐵管かん線路せんろ連接れんせつ至いたり馬ば公おおやけ要港ようこう部位ぶい於測天てん島とう的てき貯水池ちょすいち。其中，此計畫けいかく原本げんぽん由ゆかり日本にっぽん海軍かいぐん單一たんいつ執行しっこう，工程こうてい經費けいひ、維持いじ經費けいひ也全係がかり由よし海軍かいぐん負擔ふたん，但ただし因いん日本にっぽん陸軍りくぐん以及澎湖廳ちょう辦公處しょ亦また有ゆう用水ようすい需求，後ご經けい三さん方ぽう協議きょうぎ，按分あんぶん配水はいすい量りょう比例ひれい分ぶん攤興建けん費用ひよう。根據こんきょ大正たいしょう二に年ねん（1913年ねん），「馬うま公こう要港ようこう部ぶ水道すいどう」計畫けいかく興きょう建けん預あずか算さん如下：

設しつらえ施ほどこせ	內容
抽水馬ば達たち	抽水能力のうりょく：50 噸とん／小しょう時とき
貯水池ちょすいち	500 噸とん
受水池ち	300 噸とん
濾過ろか池ち	一いち日にち 150 噸とん過か濾池兩りょう座ざ，一座預備用途。
海軍かいぐん專用せんよう設備せつび
淨水じょうすい池ち	500 噸とん
船艦せんかん鍋なべ爐ろ用水ようすい貯水池ちょすいち	20,040 噸とん
備註	集中しゅうちゅう淨水じょうすい設備せつび、海軍かいぐん貯水ちょすい設備せつび。

項目こうもく	金額きんがく（日にち圓えん）
用地ようち徵收ちょうしゅう費ひ	80,000
取水しゅすい池ち、導水どうすい管かん線せん	23,000
貯水池ちょすいち	9,500
馬うま達いたる、建物たてもの	10,400
送水そうすい管かん線せん	4,500
受水池ち	4,000
濾過ろか池ち、分水ぶんすい井い、建築けんちく	10,000
沙すな洗あらい場じょう	18,600
作場さくば費ひ	6,857
總そう金額きんがく	166,857
各かく單位たんい負擔ふたん金額きんがく、分配ぶんぱい水量すいりょう
日本にっぽん海軍かいぐん	111,240 元げん	30 噸とん
日本にっぽん陸軍りくぐん	18,539 元げん	5 噸とん
臺灣たいわん總督そうとく府ふ（澎湖廳ちょう）	37,078 元げん	10 噸とん
備註	共用きょうよう設しつらえ施ほどこせ，不ふ包含ほうがん海軍かいぐん專用せんよう設備せつび項目こうもく。

抽水設備せつび

馬うま公こう要港ようこう部ぶ水道すいどう設計せっけい計畫けいかく，將はた鐵線てっせん尾お、菜園さいえん、雙頭そうとう掛かけ之の湧水わきみず匯集，集中しゅうちゅう至いたり菜園さいえん附設ふせつ淨水じょうすい系統けいとう，可か存そん 500 噸とん的てき貯水池ちょすいち儲もうか存そん，再さい以管線せん方式ほうしき分別ふんべつ通どおり往大案あん山やま軍港ぐんこう的てき貯水池ちょすいち、位くらい於媽宮みや市街しがい的てき陸軍りくぐん以及澎湖廳舍ちょうしゃ的てき貯水ちょすい設しつらえ施ほどこせ。因よし菜園さいえん地勢ちせい較高，為ため了りょう增加ぞうか菜園さいえん以及雙頭そうとう掛かけ水源すいげん地ち的てき取水しゅすい量りょう，海軍かいぐん計畫けいかく於菜園えん一帶いったい開鑿かいさく若干じゃっかん口くち井い，並なみ引進風車かざぐるま式しき幫浦抽取地下水ちかすい。風車かざぐるま式しき幫浦委い請「鈴木すずき製作所せいさくしょ」承うけたまわ製せい，塔とう高だか 40 尺しゃく、風車かざぐるま直徑ちょっけい 10 尺しゃく，為ため防ぼう鏽蝕，由ゆかり摻渡亞鉛あえん的てき鋼鐵こうてつ製せい成なり風車かざぐるま，一部いちぶ 450 元げん，一いち共きょう引進 10 部ぶ風車かざぐるま，又また添購自動じどう開閉かいへい裝置そうち，10 台だい 24,300 元げん，風車かざぐるま設備せつび總計そうけい斥資 28,800 元げん。

竣工しゅんこう

由よし於水道どう興きょう建たて是ただし龐大的てき公共こうきょう工程こうてい，其興建けん費ひ時じ，根據こんきょ大正たいしょう四よん年ねん（1916年ねん）臺灣たいわん日にち日にち新報しんぽう刊かん登とう一いち篇へん〈西にし瀛紀事ごと水道すいどう擴張かくちょう〉的てき報ほう導みちびけ，其工程ほど於大おだい正せい三さん年ねん（1915年ねん）正式せいしき動どう工こう，進展しんてん順じゅん利り，預あずか計けい於大おだい正せい五ご年ねん（1916年ねん）順じゅん利り完工かんこう，學者がくしゃ饒にょう維平指出さしで，這篇報ほう導しるべ應おう係がかり指ゆび海軍かいぐん測はか天てん島とう的てき淨水じょうすい設しつらえ施ほどこせ，包含ほうがん集しゅう水みず池ち、汲水きゅうすい管かん線せん、引水ひきのみず管かん線せん等とう；至いたり於連結れんけつ至いたり馬ば公おおやけ市街しがい的てき陸軍りくぐん、澎湖廳ちょう引水ひきのみず管かん線せん，應おう在ざい海軍かいぐん管かん線せん完成かんせい之これ後ご，推測すいそく於大おだい正せい六ろく年ねん（1917年ねん）完工かんこう。

後續こうぞく

昭和しょうわ二に年ねん（1927年ねん）興きょう建けん的てき馬うま公こう水道すいどう，供給きょうきゅう馬ば公おおやけ地區ちく民生みんせい用水ようすい，因いん為ため減少げんしょう水源すいげん在ざい地表ちひょう蒸發じょうはつ，在地ざいち下か10.6公おおやけ尺じゃく鑿水用よう隧道すいどう，亦また是ぜ離島りとう唯一ゆいいつ的てき隧道すいどう貯水ちょすい系統けいとう。

馬うま公こう要港ようこう部ぶ水道すいどう竣工しゅんこう之これ後ご，暫時ざんじ解決かいけつ海軍かいぐん、陸軍りくぐん以及官廳かんちょう等とう人じん乾いぬい淨水じょうすい源げん的てき需求，但ただし隨ずい著ちょ馬ば公こう（媽宮）市街しがい人口じんこう日び益えき密集みっしゅう，船舶せんぱく往來おうらい頻繁ひんぱん，漸やや漸やや有ゆう供給きょうきゅう馬ば公おおやけ市街しがい軍民ぐんみん水道すいどう的てき需求，澎湖廳ちょう以及馬ば公おおやけ街がい同時どうじ極力きょくりょく向こう臺灣たいわん總督そうとく府ふ爭そう取と興おき建けん「馬うま公こう水道すいどう」的てき計畫けいかく。大正たいしょう15年ねん（1926年ねん）9月がつ4日にち，臺灣たいわん總督そうとく府ふ派遣はけん技師ぎし伊澤いさわ來らい澎湖，進行しんこう實地じっち勘かん查；後ご此計畫けいかく亦また獲得かくとく日本にっぽん海軍かいぐん以及陸軍りくぐん的てき支持しじ及金援，昭和しょうわ二に年ねん（1927年ねん）3月がつ31日にち，「馬うま公こう水道すいどう」工程こうてい計畫けいかく正式せいしき提出ていしゅつ，同年どうねん5月がつ20日はつか獲え准じゅん通過つうか，嗣後興きょう工こう。

相關そうかん條目じょうもく

• 台灣たいわん日にち治ち時期じき水道すいどう設しつらえ施ほどこせ
• 馬うま公こう水道すいどう貯水ちょすい隧道すいどう
• 烏がらす崁海水かいすい淡あわ化か廠しょう