夾谷清きよし臣しん

夾谷清きよし臣しん（1133年ねん—1202年ねん），姓せい夾谷，本名ほんみょう阿おもね不ふ沙すな。金かね朝あさ宰相さいしょう，女おんな真しん族ぞく。天てん會かい十じゅう一いち年ねん（1133年ねん）生なま於金國こく胡えびす里さと改あらため路ろ（今いま黑龍江こくりゅうこう省しょう依よ蘭あららぎ縣けん）桓篤的てき一いち個こ世襲せしゅう猛もう安やす家庭かてい。

生平おいだいら

夾谷清きよし臣しん姿すがた貌偉岸がん，善ぜん於騎射きしゃ。皇統こうとう八はち年ねん（1148年ねん），襲かさね封ふう祖父そふ駁達猛もう安やす。完かん顏がお亮あきら正隆まさたか六ろく年ねん（1161年ねん），金きむ世よ宗むね即位そくい，改元かいげん大だい定じょう元年がんねん，率りつ本部ほんぶ六ろく千せん人にん赴中都と（今いま北京ぺきん市し），以擁戴功遷昭武たけ大將軍だいしょうぐん。跟隨右みぎ副ふく元帥げんすい紇石烈れつ志こころざし寧やすし為ため管かん押萬まん戶こ，參與さんよ鎮壓ちんあつ契ちぎり丹に人じん移うつり剌窩斡及他的てき餘部あまるべ反はん金かね起おこり義軍ぎぐん，轉任てんにん鎮國上じょう將軍しょうぐん，知ち穎順軍事ぐんじ。大だい定じょう二に年ねん（1162年ねん），南みなみ宋そう軍隊ぐんたい二に萬まん人にん攻おさむ克かつ汝なんじ州しゅう，夾谷清きよし臣しん受命じゅめい與あずか萬戶孛術魯定方等領騎兵四千，取と汝なんじ州しゅう。大だい定じょう三さん年ねん（1163年ねん），從したがえ紇石烈れつ志こころざし寧やすし大敗たいはい宋そう將すすむ李り世よ輔，取と宿やど州しゅう，夾谷清きよし臣しん任にん宿やど州しゅう防禦ぼうぎょ使し。改あらため任にん博ひろし州しゅう防禦ぼうぎょ使し、西北せいほく路ろ招討都と監かん、烏がらす古こ十じゅう壘るい部族ぶぞく節度せつど使し。大だい定じょう十じゅう二に年ねん（1172年ねん），任にん右みぎ副ふく都と點檢てんけん，出で任にん陝西せんせい路ろ統みつる軍使ぐんし兼けん知ち京きょう兆ちょう府ふ事こと。大だい定じょう二に十じゅう六ろく年ねん（1186年ねん），改あらため西京にしぎょう（今いま山西さんせい省しょう大だい同市どうし）留守るす。後こう遷樞密すうみつ副使ふくし。金きむ章あきら宗むね即位そくい，將はた夾谷清きよし臣しん之の女じょ納入のうにゅう宮中きゅうちゅう封ふう為ため昭あきら儀ぎ，此後對たい夾谷清きよし臣しん愈いよいよ加か眷顧けんこ倚重。明あきら昌あきら二に年ねん（1191年ねん），拜はい夾谷清きよし臣しん為ため尚書しょうしょ左ひだり丞すすむ，然しか後ご又また進すすむ封ふう他た為ため平たいら章あきら政事せいじ，封ふう芮國公こう。明あきら昌あきら四よん年ねん（1193年ねん），遷右みぎ丞相じょうしょう，監修かんしゅう國史こくし，改あらため封ふう戴國公こう。明あきら昌あきら六ろく年ねん（1195年ねん），拜はい左ひだり丞相じょうしょう，改あらため封ふう密みつ國こく公おおやけ。即そく而領軍ぐん北きた征せい，行ぎょう尚書しょうしょ省しょう事こと於臨潢府ふ，攻おさむ打だ蒙こうむ古こ合ごう底そこ斤きん（哈答斤きん）、山やま只ただ昆こん（散ち只ただ兀）等とう部ぶ，到いた合ごう勒合河かわ（今いま哈拉哈河）、呼よび倫りん湖みずうみ等地とうち，攻おさむ下か營帳十じゅう四よん。雖有捷報しょうほう，但ただし最後さいご因いん討伐とうばつ北きた阻卜失しつ利り而被責せめ致仕ちし。承うけたまわ安やす五ご年ねん（1200年ねん），降くだ為ため橫よこ海軍かいぐん節度せつど使し兼けん滄州管かん內觀察かんさつ使し。泰和やすかず二に年ねん（1202年ねん）夾谷清きよし臣しん去さ世よ。

子女しじょ

• 子こ：夾谷麼查剌，襲かさね猛もう安やす。
• 女おんな：夾谷昭あきら儀ぎ，金きむ章あきら宗むね的てき昭あきら儀ぎ。

延伸えんしん閱讀

[在ざい維基數すう據よりどころ編へん輯]

《金きむ史ふみ·卷まき94》，出自しゅつじ脫だつ脫だっ《遼りょう史し》

參考さんこう文獻ぶんけん

• 《金きむ史ふみ》卷まき94