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二樂亭集/卷九 - 维基文库,自由的图书馆 とべ转到内容ないよう

らくていしゅう/まききゅう

維基文庫ぶんこ自由じゆうてき圖書館としょかん
まきはち らくていしゅう
まききゅう
作者さくしゃさるよう
1682ねん
まきじゅう

ろん

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胥范蠡優劣ゆうれつろん

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ろん曰。ゆうさとしあし以籌はかりごとあいへんちゅうあし以報こくきょうぬしあかりあし去就きょしゅう適宜てきぎのうけん斯三しゃ。斯可いい天下でんか也。わかあるしゅう於智而不まこと於忠。のり其謀不足ふそく以興危。まこと於忠而或やみ於明。のりただし必立。而終昧進退しんたいしん嘗讀いたりいん,范蠡こと而究其迹矣。いんことくれ也。のうすわえてきこと強國きょうこくふくちち讎。明也あきやはいすわえにゅう郢。そうちょう中國ちゅうごく智也ともや爲國ためくにはかりごとごところせ顧。忠也ちゅうや。范蠡ことえつ也。能行よしゆきあいだおごてきおう時制じせいへん。其智也ともや。扶顚きょうおとろえてきめつぬしはく。其忠也ちゅうやこうなりめいとげ全身ぜんしん退すさ。其明也あきやしかのりしゃ。其皆ちゅう智明ともあき哲之てつゆき乎。其果みなちゅう智明ともあき哲之てつゆきのりいん不能ふのう使其主黜宰嚭從おのれさく成功せいこう保身ほしんしゃなに。范蠡不能ふのう使こしたもつくに危。與國よこく咸休而危しかこう扶。おとろえしかこうきょうしゃなん也。しん請論とういんそん也。えつ不能ふのうはいくれ。而吳のうはいこしいんさとし於蠡也。いん不能ふのうあいだ蠡。而蠡のうまいない嚭間いんいんまた能智のうち於蠡矣。蠡之しょうえつ也。のうおもおのれはずかしめ盡忠じんちゅうめつくれそんやめほろびこれこくのり蠡忠於員。いんのう諫君誅。而蠡よく引種なみのりいんまたちゅう於蠡矣。論者ろんしゃみな以蠡退すさためあかりいんため不明ふめいおっと君臣くんしん。以義ごうしゃ也。いん知夫ちぶ不可ふかあずか諫。而託於鮑とげかえし而諫以死。明也あきや。蠡知踐之不可ふかあずかどう逸樂いつらく。而不知ふち引種ためいいあかり乎。しかのりしゃ。其孰ためゆう。其孰ためれつ乎。よくほうちち讎。逃父なんむち前日ぜんじつ國主こくしゅかばね。及其也。怨主おのれ知也ともやよくおけ東門ひがしもんもちてきじん墟其こく也。知人ちじんあいだおのれ而主不明ふめい也。いんしゃ。雖智忠也ちゅうやただし明也あきやよく全身ぜんしんどおがいのりいい其君ためちょう頸烏喙。おもんばか其友蹈危。のり遺書いしょ以欲おのれずい而孤其君。范蠡しゃ。雖智忠也ちゅうや。雖明忠也ちゅうやわか是則これのりなにわれ以范蠡爲さとしのりじんはた以范蠡爲ちゅう乎。われ以子胥爲ちゅうのりじんはた以子胥爲あかり乎。しかゆうさとしゆうちゅう而無明則あきのり有明ありあけゆうさとし不忠ふちゅうのり不可ふかこれにんゆう而屍諫者。ゆうくに而惓惓於其主しゃ胥之臨死りんし怨君。其可乎。范蠡退すさ引友。其可乎。しか而士不可ふか以求ぜんまた不可ふか以責たんしん於范蠡。とく其智とく其明。於子胥。とく其智而已。夫子ふうし胥之聞活ちち。而自たく後事こうじすすむせんしょ長子ちょうしこうあくわれ也。あいだしゃ曰。貌忠而不にんじん雖出於讒言ざんげんまたろん也。范蠡そくしかおもんばか其君蠱色。蹈前しゃおちいわだち也。引西ほどこせ而去。聞齊おうあいおのれ也。顧而おわり於家。以是而論のり范終ゆう於員。而員不能ふのうゆう於蠡也。欲求よっきゅう其說。のりはた於忠智明ともあきさんべん矣。しん謹論。

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やまとやつおくとめ便びんいや

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朝廷ちょうていはつやまとやついたきょう及在しゃおくとめ便びんいなしん以爲此倭雖三浦みうら叛亂はんらんぜんうえらいまた叛亂はんらん不可ふか送還そうかん以益賊兵ぞくへい朝廷ちょうていしたがえ群議ぐんぎなみれい送還そうかん。其後さらしん以爲やまと雖可おく。而而久居ひさい三浦みうら。且多けいただしゅうとめやまとみちきょうぐん赴征しゃ羸弊。熟知じゅくち我國わがくに軍機ぐんきけつ不可ふか幷送。朝廷ちょうていまたしたがえ群議ぐんぎただとめ而羅。而他やまとなみれい送還そうかん朝議ちょうぎやめじょう。而更れいしゅうととめ以待寇變。またこん平時へいじたく以告へん而來。朝廷ちょうていれい中外ちゅうがいぶんしゅう訊之。其變いつわりじょう畢露。いのち處置しょち便びんいなしん以爲平時へいじひとし。受島ぬし指揮しきらいさがせわがあさふか。以覘虛實きょじつ。且憑つげへん。仍欲こう。其狡いつわり奸譎莫甚。けいやまと前後ぜんこう來者らいしゃさんじゅう餘人よにんこんわかなみおくのり藉寇へい而張其勢。不可ふか甚也。此奴雖得ぜんせいいのちかえ于舊感恩かんおんふか。而及還其島。のり必與とうやまとためどうあにのう其念わが聖恩せいおん獨自どくじたがえ其類。而效まこと於我乎。且島やまと國家こっか誅來やまとなみもと送還そうかん。雖感服かんぷくせいあさつつみあら較之りょうしか其勢必不戢也。雖或いん此不さらさく寇。專心せんしん乞和。しかとくもとかえ三浦みうらのり其和不可ふか速成そくせい。寇抄やめ。而三浦みうらおわり不可ふかもとしかのっとこん此諸やまとかえ無益むえき於消其心とめ其怨弭其らん。而秪えき其兵みみむべぶんおけへき邑。なみ送還そうかんれいかれ漠然ばくぜん莫知わがあさふか以爲さく可也かなり如是にょぜ而益げん備。あるすくなたゆ。以禦其侮。のりかれ將來しょうらい所得しょとくところしょくいきおいえき窘。而乞和之かずゆきこころとく不出ふしゅつ於誠こんいたりただもとやくふねどおり使。且定賚遺かずのりかれはた斂手聽命。而和久也ひさやしかこう此倭かえあずかいなかたさらしんしょりょう如是にょぜ群議ぐんぎ乃曰。我國わがくに南方なんぽうぼう戍疏おそれ。而倭やつずるいつわりけい僄。つね以寇ぬすめ爲事しごとなで禦最なんわか禦失其方。のり於沿しょだし入寇にゅうこうしょうみん及避。はた及救。其爲がい莫甚。以此祖宗そそうあさまちやまと甚厚。頃日けいじつ三浦みうら叛亂はんらん。其背おんたくましあく甚矣。雖殲あし惜。しかおわり不可ふか不和ふわ不和ふわそくためがいなんぼうこん平時へいじひとし。雖托以告へんじつよくさがせわが和之かずゆきはし而來也。こんわか留置りゅうち。幷與まえしょやまと而不かえのりかれはたいいわがつきころせえきふところ怨憤しん。且見わがまちこれげんいいおわりとくなりとげおこり寇掠けい朝夕ちょうせきはんあたり連年れんねんとめのり受害えきふかけいやまとやつ叛亂はんらんこれ防備ぼうびこと。雖似かんしか不可ふか自恃じじわか不幸ふこうゆう西北せいほく警。のり將卒しょうそつみなみ戍者。とくぶん於西きたてき鉅而へいじゃくこわなんためけいこんただとめ平時へいじ,而羅。而餘みな送還そうかんすなわちとうぬし以下いかづくりらんおそれ國家こっかしょうようかし今見いまみ國家こっか所以ゆえんまちこれしゃいたりふかやまとやつ來者らいしゃなみもとかえしょうかん戴聖あさ天地てんち大德だいとく庶幾しょき有可ゆか和之かずゆきはし。以消其狗ねずみ噬嚙しん如是にょぜ而因其投まこと乞和。もと其通使のり患可紓也。かれわか必欲寇暴そく雖無此さんじゅうやまとあにとくよこ。而必まちさんじゅうやまとしかはじめとくえきちょう其勢乎。おくこれいたり寇。而足以消其心ほこさきしんかん群議ぐんぎしょさくゆうちょう於臣これしょりょうしん於前またしたがえ群議ぐんぎけんじせつ焉。さくゆう短長たんちょうおもんばかゆう得失とくしつりょうてきこれさく古今ここんしょなん。而今此之ところせきみのるじゅうはくぐんさく。必有とく其最長者ちょうじゃふくおもんみうえさい

予見よけんけんひなすくい咬母咬之けん。妄爲しか耶。有情うじょうしか耶。今時いまどき議事ぎじしゃ如此ぶつわかなにろんつばめ山主やまぬしゆう此問。おおやけおうせい

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ろん曰。天地てんちあいだいち而已。人物じんぶつこれせい。雖各不同ふどう。而皆受天以爲せいしかのり理之まさゆき人物じんぶつしゃどう乎。曰。如也。とく其偏而塞しゃためぶつとく其全而通しゃためじんへん而塞也。麟,おおとりかめりゅう。雖羽毛うもううろこ甲之こうしちょうみずれい。而終不離ふり於物。ぜん而通也。人爲じんい萬物ばんぶつれい。雖頑嚚不うつり。而自ゆう秉彝衷。しかのり蠢焉無知むちしゃみな其爲ぶつ也。而理なんしょぐう焉。蹄而走。つばさ而飛。ぐんどう而群いきしゃみな其爲ぶつ也。而理なんしょぐう焉。曰是えき知也ともやおっと虎狼ころうものいたり暴者也。而父子ふしじょう泯。はちありものいたりほろしゃ也。而君臣くんしんれいまたちょ雎鳩みさごゆう摯別。慈烏有うゆう反哺はんぽむくいみなへんふさがこれ甚者。而得いちはしてんなおかくゆう自然しぜんこれせいおっと理之まさゆき遺物いぶつなお是也これやきょう萬物ばんぶつこれせいくびとく而最おや且切しゃ父子ふしあい也。ゆうせい。必有じょう而有どうみなしかこんおっとけんひな其母受咬於他けん也。あいすくいしん油然ゆうぜん而生。不覺ふかく其力ほろ。奔而すくいほえ而咬じょうゆういたり而自不能ふのうどめ焉。とう此之ひな也唯すくいはは。而不知ふち其他。はつ乎性而不其爲也。だれいいぶつ無知むち而出於妄ため也。だれいいぶつめい頑而有性ゆうせいてん也。ぶたぐう於物。ものとく其偏。而其しつ自然しぜんてん也如是則これのり人受ひとうけしゅ理之まさゆきせいやすしおもえしょ以充而全乎。てん三綱さんこう五常ごじょうみち於人爲之ためゆきせい。而人とく其道。以爲じん焉。ひとなま也。其初孰不ほっごとおや孝也たかやことくん忠也ちゅうやこう於家。うつりちゅう於國也。而或不能ふのうしゃ本性ほんしょうしつ也。てん所與しょよどく不足ふそく於彼也。ゆうめい頑悍諂利惡逆あくぎゃくしんのり其所以自しゃ皆本みなもと忠孝ちゅうこう而已なんじ如是にょぜそく禽獸きんじゅう如也。しかのりいま議事ぎじしゃげん。較之すくいははいぬためなん如也。其同不同ふどうしんのう知也ともやしかいん其議而究其終。しん其理當否とうひのりしゃしん知也ともや大抵たいていりょうしんことくん也。もちこころ以誠。まもりかん以誠。議事ぎじたがえ於道。けんじがえ必循乎正。すみ以可そう是非ぜひよく使其君ひじりたかし如舜,ぶんとくぎょう如舜,ぶんほどこせきょう于今而垂ひろし于後こんためまんせい準則じゅんそく如舜,ぶん。引之於無これ。致之於至ひじりいき。聽其げんそく雖未嘗比どう。而其こころ嘗不きり於匡すくい也。わか諂佞諛悅ひとのりしか也。もちこころ以邪。まもりかん以苟。事務じむあい乎上。けんじかえ循乎ただし。聽其。雖未嘗逆みみ。而究其心。みなようえつかたちょうため也。雖然。うえゆうひじりあきらきみのりようえつしんしん謹按堯,しゅんためくん。其德如天。其明如日。在朝ざいちょうしゃとうしょうじゅんひまぶんまわし警之ごと也。而言さいよんだけさつき,夔,えききびさらしょう警戒けいかいさらしょう吁咈しゃあいくんまことかたち於言。而欲其君とく日進にっしん而無がえ也。其警戒けいかい吁咈。あし以爲堯,しゅんたん。而更ためとうおそれ至德しとくふういまわが聖上せいじょうとく堯,しゅんあかり堯,しゅんこころ乎堯しゅん。而在しゃ大臣だいじんつねさんじょうただし輔以爲心いしんしょうしんつねつきこころ竭力以效しょく。雖不能ふのう如四岳皐夔益稷之爲。而其こころ嘗不まこと於君じょう共保きょうほ堯,しゅんこれ。而長ため堯,しゅんしん也。雖遇ごとけんじがえさいある不同ふどう。而心もとめ乎至とうこれ而止みみあにゆうきよししゅざいじょう。而臣敢有しん忠孝ちゅうこうしゃ乎。如是にょぜのり禽獸きんじゅう如也。しつ其性てん也。其得逃於堯,しゅんあかり乎。其無愧於すくいははいぬ乎。しん曰。よし其議而究其終。しん其理當否とうひのりしゃこころ可知かち。而犬不足ふそく較也。謹論。

じょう

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兵曹へいそうばんしょきょみなみ衮代だいひさげがくじょう

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しんせいもといさお駑。謬蒙天恩てんおんいたりたかしはん裨絲毫。祗曠職こうしょくごとつね懼罹譴。兢惕罔措。すうがつらい精神せいしん消耗しょうもう氣力きりょく倦怠けんたい目視もくし昏瞀。如隔きりしゃまたとく健忘けんぼうしょう。凡有所爲しょい數日すうじつじゅうのころくななわかなる調ちょうおそれなり痼疾こしつきょうしん矇於兵務へいむ諳邊ごとところつとむ本職ほんしょく事務じむ緊劇。雖竭しん盡力じんりょくおそれあやま軍國ぐんこく重機じゅうき反身そりみりょう。其何のうこらえ。且臣しょう博學はくがくこうろうとぼしはなぶんひさ竊文がらいやぶつもちしん政府せいふみぎさんさんみなみ衮。がくぬきけいざいこらえはなこくぶん衡之にんごうづけ此人。如臣魯鈍ろどんむべ濫據。ふくもちせい慈。憐臣びょうこんりょうしんこもけんまこともとしん就閑。俾官ごと無缺むけつようみなみ衮典ぶん使つかい如臣しゃひさけがれ重器じゅうきかちいたりねがいしんはいしゅ稽首謹昧以聞。

ひだりせいじょう

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しんごろ患浮しゅいきおいひつじそく痊。せいまた駑劣。ひさしかばね重任じゅうにんよし辭職じしょくこうむ允可いんか。仍許調ちょうびょううえおん罔極。顧臣ざいむべこうむさかえ恩命おんめいむさぼこい祿ろく使つかいじょう有用ゆうよう非人ひにんしつ。而身しょ非分ひぶん遷延せんえん日月じつげつそくくつがえ餗之誚也。きょう近年きんねんらいわざわい燮疊せいとしこくみのりせいおさむけんみんらくせいいままたのうがつ。雹降きず禾。亢陽ため愆。西北せいほくゆう甚。せいむべけん委任いにん修明のぶあき政敎せいきょううえこたえ天譴てんけんした民業みんぎょう。如臣伴食ばんしょくごうおけ閑散かんさん不可ふか以病やや就歇。仍竊其位。いのち遞臣しょくだい以忠りょう。俾臣斂身退すさ閑。安心あんしんびょう。以避けんのり庶幾しょきぎょうへい祛。へんとがめなりきゅう天心てんしんとおるいたり治之はるゆきこう國家こっか幸甚こうじん公論こうろん幸甚こうじんしんはいしゅ稽首。謹昧以聞。

ひだりせいじょうまたじょう

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しんざい不堪ふかんにん且纏やまし。乞退閑散かんさん。冀愜公論こうろんいたりくだ批答。もと允可いんかおおせ聖恩せいおん。雖切感激かんげき。俯顧しん。祗增惶竦。しん竊觀きんとしもどきずわざわい沴荐臻。へん於陵びょう異形いぎょう物怪もっけあめ,暘,おきかんふう俱不じゅんてきいままた京師けいし地震じしんいちにちさんよんさく屋舍おくしゃつきゆらあるゆうかたぶけ壞。いたり頹城堞。なん變異へんいいたり此極耶。しゃかげ也。よろし安靜あんせいわかふく不能ふのうかげさこよう使とくます。於是ゆう地震じしんおっとかげ而乘不順ふじゅん其序。其應必大。懼哉。古人こじんうんかげもり而反つねのり地震じしん。其占ためしんきょうため后妃こうひ專恣せんしためえびすはんはなため小人こども道長みちながため寇至。ため叛臣。また曰。臣下しんかきょうもりはたどう而爲がいおうまた曰。臣事しんじ雖正。せん必震。また曰。地道じみちとうとしずかかずふるえゆらへいきょうみんろうぞうまた曰。みん安土あづちしゃ也。はただいどうぎょう大震たいしんまた曰。地震じしんよんがつそく五穀ごこくじゅくひとだいかつえふるえがつのりじん流亡りゅうぼう。凡變異へんい。雖不可ふか以某へんためぼうごとおうしか古人こじんげんまた有理ゆうりかいあるおうけんおさむしょうおうてんとうつきしん講究こうきゅうほどこせ措。方今ほうこん南北なんぼくとりこじょうなん農務のうむただしきゅう。亢旱ため愆。としひだるみんりゅうへいきょうどうしゅためおもんばか賢愚けんぐこんしん小人こども道長みちなが毀譽きよらんしん廉恥れんちしつ維。しんきょう以專。きさきあるほしいままため懼。ふくねがい殿どの下見したみかげ而正がた。弭患於未もえ誠心せいしん戒懼。つね如遇わざわいはつ。凡祛へい闕。次第しだい擧行きょこう庶幾しょき天譴てんけんこたえとがめちょうきゅう也。しんかた辭職じしょく待命たいめいやまいまた痊。おどろき數日すうじつまい闕庭。猥廁燮調にんしかばねもと失職しっしょくつみ譴難逭。ふく攄愚だきおおせちり天聽てんちょうかち惶懼いたり。謹昧以聞。

ひだりせいじょうまたじょう

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しんせい稟庸しょうとぼし淵源えんげん心得こころえこれがくたけし勇往ゆうおう力行りっこうゆうすんちょう可用かよう於世。あやまこうむ聖恩せいおん。擢置非分ひぶんうえ以補衮職。した經世けいせいつとむ。矇於燮理。致天災てんさいへんしょうつぎ譴咎。昧於きょう。俾士ふう俗習ぞくしゅう就偸うすみんきゅう飢寒きかん不知ふちすくいことしつ於解たゆ不知ふち深謀しんぼうとおほぼ以醫せき痞。つうへん古今ここん以達時宜じぎまた不能ふのうこもいち賢才けんさいけんいちちょうさく凡百ぼんぴゃくほどこせ措。靡補いと毫。如臣駑劣。あによろしひさし竊具瞻之。以累ひじりあきらきょうしん犬馬けんばとしいまやめじゅうなな。雖未いたりほけ耋。しか去年きょねんはる患病これ精神せいしん損耗そんこうすじむくろやや無氣力むきりょく倦怠けんたい虛弱きょじゃくいやどう寢食しんしょく不穩ふおん昏迷こんめいわかねむ健忘けんぼうじゅう聽。しょあかしなみさくくすり不能ふのうやいと不能ふのうこう。雖時ふくまくら。黽勉趨仕。心力しんりょくつぎあにのうゆうしょしつらえほどこせ乎。しんほん無才むさいけんまたまとい沈痾。わか事理じりりょうおかせしょ重任じゅうにん遷延せんえん日月じつげつのりさき蒲柳ほりゅう而萎。必有曠瘝覆餗之患。しんそくやめおそれあやま國事こくじふくもち亟遞しんしょくおけ閑散かんさんせんゆう才德さいとく以代しんにんのり紀綱きこうきょ蔚興。しんまた安心あんしんもりびょうとくあまりよわいかちいたりねがい

ひだりせいじょうまたじょう

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しんせい稟庸駑。智識ちしきあさたんせいかんしょほらあきら。濫蒙とくおんおけしょ重任じゅうにんいまやめよん伴食ばんしょくしかばねもといと毫。さまたげけん竊位。はた焉用だいたがえ主上しゅじょうあい委任いにん。燮調陰陽いんようおやなで萬民ばんみんひょうりつ百僚之意也。きょうしん精神せいしん損耗そんこう氣力きりょくこまとぼしひさ而漸じゅういままたとく脹證。はら肚如屈伸くっしん呼吸こきゅう。甚至艱澁。受由調ちょうじゅうにちしょうげん歇。しんしんしょうぜい以旬ついたちとく療。とう無病むびょうやめ不堪ふかんにんやまいふくふかしこりひさ曠職こうしょくごと。其妨せいびょうゆう不可ふかかち焉。はたよく辭退じたいいまこうむとく內臣といびょう。內醫すくいびょう天地あまちふかしおんしん雖十しょ不能ふのう報謝ほうしゃただしねん病身びょうしんひとしかなえうつわうてなやしなえびょうこれしょおかせしょうびょう軀。ひさよりどころ非分ひぶん。於公於私。あにごうごとむべふくねがい亟遞しんしょくだい以賢のうれいしん退すさきゅう調ちょうびょう。以保ざん喘。かち幸甚こうじんにん屛營兢惶いたり。謹昧以聞。たまもの批答まこと

ひだりせいじょうまたじょう

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しんほん才能さいのうまたまとい疾病しっぺいさまたげけん曠官。ふかふところゆうねんうえあきら辭職じしょくこうむ允許いんきょはん慰勉。てん褒揚。しんしょこらえおんふかかわうみ。糜粉なんむくいただしねんしん不足ふそく以經くに病根びょうこんふかしこり膏肓こうこうあにむべだき沈痾よりどころ重任じゅうにん竊醫やく。以誤たかし乎。しん反覆はんぷくおもえこれ。竊位おかせしょ。必有おりあしくつがえ餗之患。退すさ閑守びょう。庶遂知足ちそく保身ほしんねがい。敢將びょうあつし。瀆冒てん。輒更乞骸。ふくもちせい慈。俯察しんこん。亟遞しんしょくれい朝廷ちょうていゆうせめ治之はるゆきしょうやまいしん再生さいせいおん。於公於私。かち幸甚こうじん

翰林かんりん蔡世えい還付かんぷじょう于家。仍敎曰。大臣だいじんゆうびょう不可ふか遽卽遞。且大臣だいじん進退しんたいまたなん。其勿安心あんしん調ちょうびょう

ひだりせいじょうまたじょう

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しん患鼓脹證。久未くみ歇。ぜんすんでるい辭職じしょくこうむ允許いんきょこんふくじょう天聽てんちょう。惶恐罔措。ただしねんしんびょうまでこん沈綿。曠職こうしょくひさわざわいへん荐臻。庶事しげるじゅうひゃくせめしょ萃。茫然ぼうぜんいち無關むせきしん反覆はんぷくおもえこれ。以摠庶政しょせいつかさため偸安とうあんやしなえびょうあにごう事理じり。此臣所以ゆえんいちにちやす于懷也。ふくねがいせい慈。ねんさん公職こうしょくにんおも。憐病しん乞骸こん。亟遞しんしょくおけ閑散かんさん。俾臣安心あんしんびょうしょうのべ犬馬けんばねんにちもち天恩てんおんたまもの批答まこと

祭文さいぶん

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まつりりょうせいやなぎこうじゅんなぎさぶん

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維正とく八年歲次癸酉正月辛未朔二十四日甲午。かん城府じょうふばんいんきょう渾。れい曹判しょさるよう漑。曹判しょちょうじゅんまご。吏曹ばんしょきんかいけい曹判しょほおせつ。吏曹さんばんなりじゅん。謹以きよししゃく庶羞奠。けいさい于議政府せいふりょうせいやなぎこうれい。吁嗟乎公。而至於斯。天生あもう英傑えいけつとおるたむろずみすんでたくおもむべとお其施。てん乎何しん。而遽だつ茲。おおやけしょうこれ文武ぶんぶ全備ぜんびひと咸遠はた相之あいのそつためくにとう整頓せいとん天地てんち。翊聖扶衰。社稷しゃしょくしょ恃。てん乎何しん。而遽だつくんぎょう高世たかせ德望とくぼうじん造物ぞうぶつ。而不ことぶきひとし。吁嗟乎公。其已かえししんわれ儕受。俱有ぶんもと。爰自韋布。夙存けい慕。幽明ゆうめいいた此。やめぶん淹速。音容おんよう如在。耿耿しんいち哭而奠。ちょうきもわか摧。冀歆菲薄。あきらわがまことあい。尙饗。

まつりぼくただし聃孫ぶん

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維正とくじゅう二年歲次丁丑閏十二月壬申朔初三日甲戌。政府せいふみぎせいさるよう漑。謹以うす奠。けいさい于故䆃寺せいほおこうれいおもんみれいこころこころざし確固かっこ性質せいしつ實直じっちょくこと虛僞きょぎこと矯飾きょうしょくかん理事りじもり不撓ふとうおもんみ其有ところいたるおさむこうしか徇人。ひとみぎ。竟失かんもりじつ其咎。りょう嗣。たましい迷心ばんしつけいむこせきつうおかせずい嗚呼ああいちやまし。遽至ちょうてん乎痛哉。予奪よだつだれしかばねわがかたじけな姻婭。まことどう一家いっかまご滿室まんしつだれさら些。ねん及於茲。なみだずいげんたれ。聊薦菲薄。冀右歆之。尙饗。