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王禎農書/卷二十二 - 维基文库,自由的图书馆 とべ转到内容ないよう

おうただしのうしょ/まきじゅう

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 おうただしのうしょ/まきじゅういち おうただしのうしょ
のう圖譜ずふじゅう雜錄ざつろくばつ
 
ほん作品さくひん收錄しゅうろく於:《おうただしのうしょ

のう圖譜ずふ

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まきじゅう  【のう圖譜ずふ じゅう

麻苧あさおもん

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麻苧あさお有用ゆうよう南北なんぼく異同いどう民俗みんぞくあにのうどおりへん?如南じんかいかりあさきたじん不知ふちからむし,及有漚浸しんせいじゅくふしくるま紡分大小だいしょうこう。凡絺綌、なわ綆,みな其所こんなみしょるいいちいちじょうれつ,庶使南北なんぼく互相ためほううん

△漚がらすこうきりいけ

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のう圖譜ずふ》:漚池

漚,浸漬しんせき也;なお泓也。《うん:“東門ひがしもんいけ以漚あさ。”凡藝あささと,如無水むすいしょのりとうなりあるしきがわら以磚せき,蓄水於內,用作ようさく漚所。

ひとしみんようじゅつうん:“漚欲清水しみずなまじゅくごうよろし。”ちゅうせつうん:“濁水だくすいそくあさくろみずしょうのりあさもろなまのりなん剝,ふとしただれそくにん。”此漚ほう也,《氾勝これしょ》曰:“夏至げしじゅうにち漚枲,枲和如絲。”大凡おおよそ北方ほっぽうあさかりたおせそく䇿之,おけ內。みずよう寒暖かんだんとくよろしあさまたなまじゅくゆうぶし,須人體じんたいはかとくほうのりあさがわ潔白けっぱくやわら韌,績細ぬのみなみじんただしれん拔麻,ぐうようそく旋浸旋剝,其麻へんがわほぼあつしにんほそ績。雖南きた習尚不同ふどうしか北方ほっぽうしたがえそく漚於ためうえほう

またうん:“東門ひがしもんいけ以漚からむし。”以此からむしまた漚。とい南方なんぽうづくりからむししゃいいからむしせいほんなん軟,あずか漚麻不同ふどう,必先績苧,以紡なり纑,乃用いぬい石灰せっかい拌和累日るいじつなつたかしさんにちふゆてんにち春秋しゅんじゅうやくなか,)すんで畢,抖去,べつよう石灰せっかいじゅくまちひえ,於清水中すいちゅう濯淨。しかこうようあしすだれひらしき水面すいめん如水じょすいとおのりようだいぼんもりすいしきすだれあるくさ,攤纑浸曝,每日まいにちかわみずまた。)攤纑於上,はんひたはん曬。ぐうよるおさむおこり,瀝乾。つぎ如前。こう纑極しろぽうおこりぬの。此治からむし漚之ほう,須假水浴すいよく曝而なりきたじんこれしょう也。こんろく,冀南きた通用つうよう。竊讀《孟子もうし》,所謂いわゆる:“江漢こうかん以濯あきよう以曝高高たかだか不可ふかなおやめ!”こん漚苧雖曰しょうわざまた此理歟?

曰:かいへんつねあささくゆきころも(《うん:“麻衣まい如雪。”)こうしょう漚法きょうみんわか憑地利江としえみなみえきしょ人家じんかきんみず湄。

かりがたな

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のう圖譜ずふ》:かりがたなからむし刮刀

あさ也。あるさく兩刃りょうばただしよう鐮柌谘切),旋插其刃。俯身ひかえかり其平穩便おんびんえき北方ほっぽうしゅあさ頗多,あるいたりれんごろ,另有刀工とうこうかく其器,わりかり根莖こんけい,劖削こずえ,甚為速效そっこう。《ひとしみんようじゅつ》曰:あさ,“勃如はい便びんかり。䇿欲しょうほっうす。……よくきよし。”此刈あさほう也。南方なんぽうおもんみよう拔取ぬきと,頗費こうりょくろく於此,しめせ其便也。

うん森森しんしんあさ稈覆かげごろうねかたいちかんそらせつわしはつしんじ中原なかはらずいゆう刀工とうこう

からむし刮刀

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刮苧がわ也。だんてつ為之ためゆきちょうさんすんもとまきしげるしょうふね,內插たんがら兩刃りょうば向上こうじょう,以鈍ためようおおせおけ手中しゅちゅうしょうしょ剝苧がわよこくつがえじょう,以大ゆび就按刮之,からむしはだそくもぬけ。《のうくわ輯要》うんからむしかりたおせようしゅ剝下がわ,以刀刮之,其浮しわななしゅんきりまた曰:からむし,“剝去其皮,以竹刮其ひょうあつしょだっとくうら如筋しゃこれよう績。”いませいため兩刃りょうばてつがたなゆう便びん於用。

うん:刮苧由來ゆらいよういよいよこう柄頭つかがしらそう就為銎。かたちがいわか伎,掌握しょうあくちゅうのうこう此功;まきはだしわ精粹せいすい退すさ梗澀とくけいさくあさやめづけきん釵績,さらため珍藏ちんぞうようきゅう

△績𥳎中切なかぎり

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のう圖譜ずふ》:績𥳎

もり麻績おみ也。績,《あつまりいんうん:“緝也。” 𥳎,《せつぶん》曰:かご也,またしゅうと簍也。したがえちくある以條くきへんようそく一也かずや大小だいしょう深淺しんせんずい其所よろしせいあさからむし、蕉、かずらとうため絺綌,皆本みなもと於此,ゆう日用にちようせいざい道也みちや

うん:績麻如之なに,以器ため縈蟠;はつみとめ霰落,わか層雲そううんたむろこうなりざいりょう筌,日新にっしんとうめい槃。詩人しじんゆうふかとげ,勿效南方なんぽうばら

しょう紡車(紡,りょうきり

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のう圖譜ずふ》:しょう紡車

車之くるまのせい,凡麻からむしさとざいざいゆうぜん具陳ぐちん,茲不ふくじゅつ

ずいしょ》:てい善果ぜんかはは清河きよかわちぇつね紡績ぼうせき善果ぜんか曰:“ははなんつとむ如是にょぜ耶?”こたえ曰:“紡績ぼうせき婦人ふじんつとむうえおうきさきしも至大しだい夫妻ふさいかくゆうしょせいわか惰業しゃためおごいっわれ不知ふちれい,其可はいめい乎?”こん大夫たいふ妻妾さいしょうころも去聲きょしょう纖美,曾不知ふち紡績ぼうせきこと,聞此ていははげんとうさとる也。

うんまどあいだ荊布踏車じん,紡具維持いじそう一身いっしん;旋績纏綿てんめんぶん眾縷,かくずい莩繀てん上聲じょうせい無窮むきゅう運用うんよう生業せいぎょう礙繁やかましとおるきん鄰。したがえ此輸こういた年年ねんねん絺綌ためだれしん

だい紡車

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のう圖譜ずふ》:だい紡車

其製:ちょうあまりたけ,闊約しゃくさきづくり柎木かまちよんかくりつばしらかくこうしゃくちゅう穿ほじよこ桄,うえ枋木こぼのき。其枋兩頭りょうとう山口やまぐち受卷纑長みずのえてつじくつぎ於前柎上,立長りっちょうじょうたてうす,以承とうそこてつ簨。おっととう用木ようぼくしゃなりとうちょういちしゃくすんかこえいちしゃくすんけいさんじゅうまい,內受績纏。)とうじょう俱用つえあたまてつたまき,以拘とうじくまた於額枋前,はいおけしょうてつまたふん勒績じょうてん上聲じょうせい上長じょうちょうみずのえ。仍就左右さゆうべつ車輪しゃりんりょうつうからまかわつるしもけいれつとううえ拶轉みずのえ旋鼓。あるひとある畜,てん上聲じょうせいどう左邊さへん大輪たいりんげんずい輪轉りんてん,眾機みなどう上下じょうげ相應そうおう緩急かんきゅうしょうむべとげ使績條なり去聲きょしょうまとい於壬じょう晝夜ちゅうや紡績ぼうせきひゃくきんある眾家績多,乃集於車ばかり績分纑,不勞ふろう畢。中原なかはら麻布まふさとみなようとく其製よく使他方たほうみん此機栝關楗,仿效なりづくりためひろし

またしんおけいとせん紡車,いち如上じょじょうほうただし小耳こみみ露地ろじけたあいせんとくためしょうえきいん於此。

うん大小だいしょう車輪しゃりんどもいちげん,一輪纔動各相連,績隨眾黨かたひとしうたて上聲じょうせい,纑上ちょうみずのえ卻自まといだい女工じょこうけんばいしょうようきょうぬの縷未せいまえ畫圖えず中土なかつち規模きぼざいさらよく他方たほうとくどもでん

わだかまくるま

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のう圖譜ずふ》:わだかまくるま

まとい纑具也,またいいばちしゃみなみじんいいばち柎,またうんしゃ柎。南北なんぼくじんみな慣用かんよう習見,やめ於前,茲不必述。

うん紡績ぼうせきこうざい畢,わだかま纑得此車。くだり桄運くるる臬,交輳よせよこまたあててん荊釵しゅ周旋しゅうせんうらぬのあにあやぎぬやからおもんみつとむばち琵琶びわ

△纑刷

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のう圖譜ずふ》:纑刷

疏布縷器也。たば草根そうこんためつう柄長からちょうしゃくもとかこえしゃくあまり。其纑縷杼じくすんで畢,叉木またぎしたようじゅうぶつ掣之,纑縷やめひとしぬのしゃ以手此,就加漿糊,じゅんすりそくぞう光澤こうたく機織はたおり。此造ぬの內,雖曰ほそしか不可ふか闕。

うん:績麻けい紡即ため纑,こうよういちさつあまりざいあずかあたまひかりほとびやめ聞催ぬのゆうせい胥。

ぬの

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のう圖譜ずふ》:ぬの

しゃくめい》曰:“ぬのれつしょ縷”。《淮南ワイナン》曰:“はくあまりはつさくころも也,(“はくあまりみかどしん也。”)あませつあささく縷,けいゆびかけあん:《淮南ワイナン》此句ゆう“其成なお網羅もうら一句いっく。)後世こうせい為之ためゆきはばひき廣長ひろなが,疏密これせいそん焉。農家のうか春秋しゅんじゅう績織,さいため要具ようぐ

うんだれ績紡なり,紮紮ろうだいぬの以衣,絺縠安用やすもちもとあいかれ梭人,辛苦しんく如霧,すわれいさと落間,長歌ながうたひがし”。くだりだい監察かんさつ禦史詹雲きょうづくりぬのほう印行いんこうこんしょう於此:

もう絁布ほう:揀一色白いろじろ苧麻からむしみずじゅんふんなり縷,ほぼほそ任意にんい,旋緝旋搓。ほんぞく於腿じょう搓作纑,逗成しき——必車紡,また勿熟漚——せきけいせい纑論じょう穿ほじからむし如常ほう。以發まれのり調しらべぼそまめ麵刷さらようあぶらすいすり。於天氣てんき濕潤しつじゅんとおるふうしょある窨子ちゅう,灑地れいしめけいためわかふう高燥こうそうのり纑縷いぬいもろむずかしまい必先以油すいじゅんからむし及潤纑。けい成生なりゅうぬの,於好はい水中すいちゅうひた蘸晒さい蘸再さらし。如此にちとくもめ搓。さい蘸濕りょう,於乾はい內,しゅうへん滲浥りょうひさおさめ於熱はいすい內浸しめ,於甑ちゅうふけ——文武ぶんぶやしなえさんにち頻頻ひんぴんこぼし覷,よう識灰せい及火こう緊慢。つぎよう淨水じょうすい浣濯。てんはれさい三帶水搭晒如前,けい次數じすうおもんみ以潔しろためはい須上とうしろしゃ,落黎、くわしばまめ秸等はいにゅうしょうもとずみはいみょう。”

てつ勒布ほうはた揀下雜色ざっしょく苧麻からむしみずじゅんふん縷,ずい緝隨搓,けいみな如前ほうすい便びんあるはたなま苧麻からむしおりさくしゃくすんちょう不斷ふだんさらしいぬいふけたいしめ剝下,粗皮あらかわ如常ほうみずほとび,緝搓如前。”

あさてつはじむぬのほうはた雜色ざっしょくろうあさおびしめ曲折きょくせつさくしゃくすんちょうさらしいぬいおさむこれよくよう,旋於こしきちゅうふけ,趁濕剝下,さらしいぬい。以木椑子兩個りゃんこ夾麻,じゅんれきすういたりあさせい頗軟こらえ緝為みずほとび,緝績,紡作纑,なまなるぬのすい便びん。”

“此布みょうしょただざい搓揉りょうあさほねりょくこうはいすい蘸晒,布子ぬのこ潔白けっぱく而已。雖曰蘸晒頗煩,而省まとい縈、じゅく纑等こうまたみなみぬのある有價ゆうかだかすうばいしゃ良法りょうほう也。ちりばめいたしるしぬのあずかそんこころ治生はるおくん共之ともゆき。”

△䋔車

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のう圖譜ずふ》:䋔車

ぞくあさそう裏切うらぎりぞくうつしさくあさ䋔。《こういん並無ならびな此字,こんしゅうとしたがえぞく。紴,《こういんさく仄聲。)去聲きょしょう也。造作ぞうさく簨虡,(簨,おもえいんきり;虡,其舉きり。)こうしゃくうえ穿ほじよこじくちょうしゃくあまりぬき以壬こしきひだり手引てびきあさ牽壬,すんでてんみぎ手續てつづきせっあさがわなり去聲きょしょうたてまといみずのえじょう。䋔縷すんでみつる,乃脫みずのえづけなわしゃあるさくべつよう

うんかたち如紖籰卻輕便けいべん平聲ひょうしょうあさ縷牽來日らいにちまん旋。りょうとく䋔成づけ它具,さくなわ功力くりきやめきょさき

なわしゃ

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のう圖譜ずふ》:なわしゃ

しぼごう遝切)䋔緊さくなわ也。其車之くるまのせい先立さきだて簨虡一座いちざ植木うえきどめ。簨上おけよこばんいちへんちょうしゃく,闊可よんすんよこばん中間ちゅうかんはい鑿八竅或ろく竅,かく竅內おけ掉枝,あるてつあるみな彎如うしかくまたさく橫木よこぎいちくきれつ竅穿其掉えだふくべつさくいちしゃまた如上じょじょうほうりょうくるま相對そうたいやくりょう遠近えんきんはたところしげる䋔緊去聲きょしょうかくゆい於兩しゃ掉枝あしくるまくびかくいちにんはた掉枝しょ穿ほじ橫木よこぎ,俱各攪轉;こう䋔股勻緊,卻將三股或四股撮而為一,かくゆい於掉えだいちそくけいなりなわしかはた另製ふりおけ於所あい入聲にっしょう䋔緊くびふく攪其掉枝,使つかい䋔緊なりなわふりくだりなわつき乃止。凡農事のうじちゅうようなわ頗多,田家たや習製此具。とげれつ於《のう內。

うんくるまあたま䋔縷かく牽連,糾索はついんたくみ手傳てつだえいち去聲きょしょうぞくどおりみゃくりょうはししょう掣直如弦;憑嫋掉供旋轉せんてんまた入行にゅうこう瓜作うりつくり緊圓。なんじ屈伸くっしんこうよう畢,莫將りょうとう忘筌。

△紉車(紉,あま鄰切)

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のう圖譜ずふ》:紉車、旋椎

繟繩也。《通俗つうぞくぶん》曰:“たん繟曰紉。”もめさく棬,中貫なかづらじくがらながしゃくあまり。以棬上角うえすみようがかりたんあさがわ右手みぎて執柄しっぺいてん上聲じょうせいこれ左手ひだりて績麻また既成きせい去聲きょしょうのりまとい於棬じょうあるずいなわしゃよう以助糾絞䋔緊去聲きょしょうまた農家のうか用作ようさくけいあさ屨、うしころもすだれはくとうぶつ,此紉しゃふくゆう大小だいしょうぶん也。

うんおもんみじくがらしゅおもんみ棬,あさ縷紉らいまままといすだれはく仍有よううしころも經緯けいい軟於氈。

△旋平聲ひょうしょうしい

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掉麻紴具也。截木ちょうろくすんとうみちさんすんもとりょうあいだ斫細,よう如腰ちゅうさくしょう竅,插一かぎ簨,ちょうよんすんようがかりあさがわ於下おした。以左手懸てかけ右手みぎてばち旋,あさ既成きせい去聲きょしょう,就纏しいうえあまりあさ挽於かぎ內,ふくぞくこれ如前。ところしげる經緯けいいさく粗布そふまたくつのうすきろうややみなのうさく此。雖係瑣細ささいしか貧民ひんみん不為ふためかかり於此。

うんかぎしいだか挈作かかむなしあさ去聲きょしょうなりらいぬのゆう纑。きんきょうじんさら他用たよう,卻旋毛せんもう縷造氍毹。

こうさく

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のう圖譜ずふ》:こうさくよびむち

うししょ挽繩也。古名こみょううしさく也。《しかみやび》曰:“,しぼ也。”いい“糾絞なわさく”也。《うん:“よいしかさく。”かくちゅううん:,なわ別名べつめい。《方言ほうげん》曰:“くるま紂,せき而東……いい䋺,あるいいきょくあるいいきょく綸;せき而西いい紂。”農家のうか紉麻あい遝切)これ,以挽こう犁。

按:きゅうせつ遼東りゃおとん犁,ながえちょうよんしゃく回轉かいてんしょうさまたげこんはたすすむこれまたもちいちょうながえ犁,其轅はし橫木よこぎ,如古車之くるまのせい,以駕うししか平田ひらたのりいたり於山くますいきょくてんおりりょく。如山東さんとう及淮かんとうしょもちいさんうしよんうし大小だいしょう不等ふとう高下こうげひとしすんでなんなみ動作どうさあいだおわりわかようさく便びん也。

うん農家のうかげいあさ枲,こうなわみな繟。槃軛憑後さきうしりょく回轉かいてんまきあと若藏わかぞうしんらいちからかえてんあるものちょうながえ強直きょうちょくことぜん

よびむち

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うし也。したがえかわしたがえ便びん;曰策,曰鞓,曰鞘,備則成之しげゆき。《春秋しゅんじゅうでんうん:“むちちょう及馬はら。”此禦しゃむち也。こんうしむち,犁後ようまた如之。農家のうか紉麻あいむちむちゆうさやにんそく以聲しょう去聲きょしょうこれよう警牛ぎょうせん於撻,せいうんよびむちそく義也よしや

うんなにぶつこううしふくなみちょうむちけい嫋配よびよせごえ莫作さやきゅう飼養しよう曾添宿料しゅくりょう

うしころも

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のう圖譜ずふ》:うしころも

かお曰:“へん亂麻らんま為之ためゆき即今そっこんよびためりゅうしゃ。”《前漢ぜんかん·おうあきらでん》:嚐“臥牛がぎゅうころもちゅう”。《すすむしょ》:りゅうまこと好學こうがくしょう貧苦ひんく口誦こうしょうしゅなわ,“うれうしころも以自きゅう”。のりうしゆうころもきゅう矣。於此古人こじんじゅう畜,忘農ほん也。

こんまきようちゅうただうし疏,さい耐寒たいかんまいきんふゆがつみなむべ以冗あさぞくため䋔緊去聲きょしょうへん毯段ころも去聲きょしょうこれ,如裋ぬしきり褐然,以禦さむきよししか必有こおきよし患。農耕のうこういえ不可ふかあずかためもうか備。

おう荊公うん:“百獸ひゃくじゅうふゆだんどくうし氄毛,ころもあずかそつとしすわこわそらろう主人しゅじんくつがえまもるおんあに啻一綈袍?といなんじなん以報,もちもち滿まんひがし皋。”あん:《農務のうむしゅうさく:“きびはなれ滿まんひがし皋”。)

  かえしかいいただき

雜錄ざつろく

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まきじゅう  【雜錄ざつろく

ほうせい長生ちょうせいほうせいはいどろ

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ほうせい長生ちょうせい

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天生あもうざいみんなみよう,而水みなのうためわざわいためわざわいゆう其暴しゃ也。《春秋しゅんじゅうひだりでん》曰:“天火てんか曰災,にん曰火。”おっといにしえただしあるしょく於心,あるしょく於咮。……咮為うずらこころため大火たいか。”天火てんか孽,雖曰氣運きうん所感しょかんまた必假於人而後さく焉。ひと飲食いんしょくなりじんしょだんひと孽,しつ於不まきはじめ於毫かみおわり於延綿めん

且火,とく而生,とくすい而熄,いたり而盡;しゃははひと居室きょしつみな於木,えき於生患。みずしゃおす,而足以勝にんみな知之ともゆきしゃ之子ゆきこ,而足以禦,而人ひつじ知也ともやみずしゃすくい於已しかこれしゃ,禦於未然みぜんまえすくい已然いぜん後者こうしゃなんためこう,禦於未然みぜん前者ぜんしゃえきためりょく,此曲突徙たきぎはかりごと所以ゆえんいよいよ於焦あたまただれがくこう也。

われ嚐觀古人こじんすくいじゅつそうわざわいらく為政いせい,“使つかいはくうらしょいたり,撤小屋こやぬり大屋おおやちんふご挶,綆缶,備水,……蓄水にわたずみせきぬり,……おもてどう。”此救療之ほう也。ていわざわい公孫こうそん為政いせい,“郊人じょしゅくじょ於國きた,禳火於玄めいかい祿ろくいのり於四鄘。”此祈禳之ほう也。みなすくい於已しかこれ

嚐見往年おうねんはらうらしょぐんしょ瓦屋かわらやのりよう磚裹そま簷,草屋くさやそくようどろ上下じょうげすんでぼう延燒えんしょう,且易救護きゅうごまたゆう別置べっちぞうそとまもる磚泥,いい土庫どんご不能ふのういれ

竊以此推,凡農家居かきょ,廚屋、かいこくら牛屋うしやみなむべ以法せい泥土でいどためようさきよろしせんよう壯大そうだい材木ざいもくしめ既成きせい,椽上しきばんいたじょうでんどろどろじょう用法ようほう製油せいゆはいどろぬりかざりまち曝乾,けん如瓷せき以代かわら。凡屋ちゅう內外材木ざいもくしゃあずかおっともんまどかべ通用つうようほうせいはいどろ圬墁つとむよう勻厚かたみつ,勿有ひびすきめん焚焮患,めい曰“ほうせい長生ちょうせい”。乃禦於未然みぜんまえまことためちょうさくまたあにとく農家のうかしょむべ哉?

いま高堂こうどう大廈たいか,危樓すぐるかく所以ゆえんきょ珍寶ちんぽう而奉身體しんたいしゃまことため貲,一旦患生於不測,釁起於微すがめうたて盼搖あしため煨燼これ瓦礫がれきこれじょう千金せんきん軀,またあるたもてりょうあい憫。平居ひらいひままことのう製造せいぞうおもんみれき劫火ごうか不壞ふえまた防風ぼうふう不朽ふきゅういたりわか闤闠きょみん輳集,雖不能ふのうつき此法,其間あるゆういち焉,また間隔かんかくどういたり延燒えんしょうやすいちこれ,而不為ふため永久えいきゅう萬全ばんぜんけい哉?

たたえ曰:上棟じょうとう宇,したがえ而然;衣食いしょく農家のうか攸先。維彼くら廩,しょくこれしょよせ;維彼蠶室さんしつころもこれしょがかりはぎ茲居しつ,於焉しょ,一有遺燎,ため焦土しょうど。嗟爾農夫のうふ戒不おそれせいどろはい墁是ぬりなにかしこ畢方,なに愁回祿ろくとう宇恒そん衣食いしょくつねあしちょく農家のうか,此策ためよろし凡百ぼんぴゃく居宅きょたく仿作

ほうせいはいどろ

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よう磚屑ためまつはくよしどろ桐油とうゆ枯、(如無桐油とうゆ枯,以油だい。)莩炭、石灰せっかい糯米もちごめにかわ以前いぜんけん等分とうぶんためまつはた糯米もちごめにかわ調和ちょうわとくしょ地面じめんため磚,のりよう磚模脫出だっしゅつ,趁濕於良平地ひらちめんじょうようどろ墁成いちへん半年はんとしいぬいかた如石磚然。圬墁宇,すなわちすじ勻用致折きれぬりかざり材木ざいもくうえようたいすじ石灰せっかい。如材木ざいもくこうしょのりよう小竹おだけくぎかんざしあさ須惹どろ脫落だつらく

みやつこ活字かつじしるし書法しょほううつしいん刻字こくじほう、鎪字おさむほうさく盔嵌ほうみやつこほうほうさく盔安すりしるしほう。)

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のうしょ·雜錄ざつろく》:活字かつじばんいん

みやつこ活字かつじしるし書法しょほう

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ふく羲氏八卦はっけみやつこしょ,以代結繩けつじょうせい,而文せきせい焉。ちゅううん:“しょ於木,こく其側以為ちぎりかく其一,以相こうあい。”)みかどくら頡視とりあと以為篆文,そく古文こぶんしょ也。しゅうせんおう籀變而為大篆だいてんはた斯損えき而為小篆しょうてんほど邈省篆而ため隸。よし隸而楷,ゆかり楷而そうのりまたかんあいだ諸賢しょけん變體へんたいさく。此書ほう大概たいがい也。あるしょたけいいたけ簡;あるしょ於縑帛,いい帛書。

厥後ぶんせき寖廣,縑貴而簡じゅう不便ふべん於用,また為之ためゆきしたがえはば。按:《前漢ぜんかん·皇后こうごうやめゆう赫蹄いたりかん,蔡倫以木はだあさあたま、敝布、魚網ぎょもうづくりしょうため蔡倫,而文せき資之すけゆき以為卷軸かんじく其易於卷舒,もく曰“まき”。しかみな寫本しゃほん學者がくしゃ艱於でんろく故人こじん藏書ぞうしょためとうと

五代唐明宗長興二年,宰相さいしょう馮道、請令ばん國子くにこかんでんさとし校正こうせいきゅうけい》,こくばんしるしうり朝廷ちょうていしたがえこれ。鋟梓ほう,其本於此。よし天下でんか書籍しょせきとげこう

しか板木はんぎ工匠こうしょうしょ甚多,いたりゆういちしょばん功力くりき及,すうなんなり,雖有でんこれしょにんみなはばか其工不能ふのうしるしづくり傳播でんぱ後世こうせい有人ゆうじんべつせいたくみわざ,以鐵ためしるし盔界ぎょう,內用まれ瀝清澆滿,ひやじょうひらじょうさいくだり煨化,以燒じゅくかわらはい於行內,さく活字かつじしるしばんため其不便びんまたゆう以泥ため盔界ぎょう,內用うすどろはたしょうじゅくかわらはいさいいれかま內燒ためいちだんまたため活字かつじばんしるし近世きんせいまたゆうすずさく,以鐵條てつじょう貫之つらゆきさくぎょうはま於盔內界ぎょうしるししょただしうえこうさまなん於使すみりつしるし壞,所以ゆえん能久よしひさこう

いままたゆうたくみ便びんほうみやつこ板木はんぎさくしるし盔,そぎちくかたためぎょう;雕板木はんぎためようしょうほそのこ鎪開,かくさくいちよう小刀こがたなよんめん修之のぶゆきためし大小だいしょう高低こうてい一同いちどうしかこうはいさくぎょうそぎ成竹なるたけへん夾之。盔字すんで滿まん用木ようぼく㨝㨝さきゆいきりこれ使つかい堅牢けんろうみな不動ふどうしかこうようすみすりしるし

うつしいん刻字こくじほう

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さきあきらかんいん內可用字ようじすうふんため上平かみたいら下平しもだいらうえいれこえかくぶんいんあたま校勘こうかんさましょううつし完備かんび能書のうがきじん活字かつじさませい大小だいしょううつしかくもんさまのり於板じょういのちこうかんこくややとめかい,以憑のこ截。またゆう助辭じょじこれ”、“乎”、“しゃ”、“也”,及數なみ尋常じんじょう用字ようじさまかくぶんため一門いちもん刻字こくじすうやくゆうさんまんうつし畢:一如いちにょまえほういまだてごうかんいん活字かつじいたしき於後。其餘こえ韻字いんじ,俱要仿此。

△鎪字おさむほう

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はたこく訖板木上きのうえさまもちいぼそしょうのこまい四方しほう鎪下,もり於筐筥器內。まいれいじんようしょうたっがたな修理しゅうりひとしせい先立さきだて準則じゅんそく,於準則じゅんそく內試大小だいしょう高低こうてい一同いちどうしかこう另貯べつ

さく盔嵌ほう

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於元うつしかんいんかくもん字數じすうはま於木盔內,ようちくへんぎょうぎょう夾住。擺滿,用木ようぼく㨝輕㨝之,はい於輪じょうぜんぶんさくこえよう大字だいじ標記ひょうき

みやつこほう

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もちいけい木造もくぞうため大輪たいりん,其輪ばんみちななしゃくりんじくだかさんしゃくもとよう大木たいぼくきぬた鑿竅,上作じょうさくよこ中貫なかづらじくしもゆう鑽臼,たててんばん,以圓ちく笆鋪うえおけ活字かつじいためんかくごうすう上下じょうげしょうしき擺。凡置兩面りょうめん,一輪置監韻板面,一輪置雜字板面。一人ひとりちゅうすわ左右さゆう俱可推轉摘字。ぶた以人ひろそくなん,以字就人そくえき。此轉ほう勞力ろうりょく而坐致。字數じすう訖,またしきかえいん內,兩得りょうとく便びん也。こんぞうかんいんいためん於後。

ほう

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はたもとうつしかんいん另寫いちさつ編成へんせいごうまいめん各行かくこうかく,俱計ごうすうあずかじょうもんるいしょうどう。一人執韻依號數喝字,一人於輪上元布輪字板內,摘字せきはま於所しるししょいた盔內。如有いん內別ずいしゅれいかんたくみ添補,やましとく完備かんび

さく盔安すりしるしほう

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もちいひらちょく乾板かんぱんいちへんりょう書面しょめん大小だいしょう四圍しいさくらん右邊うへんそらこう擺滿盔面,右邊うへん安置あんちかいらん,以木㨝㨝さかいゆき內字さま須要しゅよう個個ここ修理しゅうりひらたただしさきようがたなそぎしょさま小竹おだけへん,以別もり貯。如有ていはすずい字形じけいねんきり㨝之。いたり字體じたい平穩へいおんしかこうすりしるしまた以棕すりじゅんかいぎょう豎直すり不可ふかよこすり印紙いんしまたもちい棕刷じゅんかいぎょうすり。此用活字かつじばん定法じょうほう也。

  かえしかいいただき

ばつ

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まきじゅう  【ばつ

前任ぜんにんせんしゅう旌德けんけんいんぽうせんのうしょ》,いん字數じすう甚多,なん於刊しるしもちいおのれいのちたくみそう活字かつじねん而工畢。ためししるし本縣ほんけんしょやくけいろくまん一月而百部齊成,いち如刊ばんはじめ其可ようこうねん遷任信州しんしゅう永豐ながとよけん,挈而かんのうしょほうしげるよく活字かつじはましるしいま知江ともえ西にしみるゆきいのちこうかんいた且收貯,以待べつようしか古今ここん此法未見みけん所傳しょでんへんろく於此,以待好事こうじしゃためしるししょしょう便びんほうつて永久えいきゅうほんためのうしょ》而作,いん於後。

  かえしかいいただき

ほん作品さくひんざいぜん世界せかいぞく公有こうゆう领域いん为作しゃ逝世やめ经超过100ねん,并且于1929ねん1がつ1にちぜん出版しゅっぱん

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