追贈ついぞう申さる王おう捴為惠めぐみ莊そう太子たいし制せい

追贈ついぞう申さる王おう捴為惠めぐみ莊そう太子たいし制せい
作者さくしゃ：李り隆たかし基もと　唐とう

本ほん作品さくひん收錄しゅうろく於《全ぜん唐から文ぶん》

德とく盛者じょうしゃ必享休きゅう名めい，道みち高だか者しゃ必膺殊こと典てん，況きょう人倫じんりん之の重じゅう，義ぎ切きり因いん心しん，天てん屬ぞく之の深ふか，情じょう殷いん追おい遠とお。故こ司つかさ徒と申さる王おう捴，叡あきら哲あきら聰明そうめい，本ほん乎天性せい，溫あつし恭きょう孝友たかとも，挺てい自生じせい知ち。樂らく善ぜん好このみ書しょ，清きよし猷邁於兩獻けんじ；深ふか仁ひとし厚あつ義ぎ，美化びか侔於二に南みなみ。可か謂いい具ぐ瞻百ひゃく僚，儀ぎ刑けい列れつ辟。朕ちん將はた永えい康やすし兆ちょう庶，方ぽう自じ友とも於。天てん不ふ慭遺，奄從薨逝，永ひさし惟おもんみ仁じん範はん，哀あい慟纏懷ふところ。用よう表ひょう非常ひじょう之の榮さかえ，少しょう寄よせ天てん倫りん之の戚，可か追贈ついぞう惠めぐみ莊そう太子たいし。宜むべ令れい所司しょし備禮，就加冊さつ命いのち，陪葬橋きょう陵りょう。