東dōng洋yáng

緑lw色sèがアジア。広guăng義yìの東dōng洋yáng。

現xiàn代daì的deな意yì味weìでの東dōng洋yángの範fàn囲weíの例lì。

東dōng洋yáng（とうよう、英yīng: the East, Orient）とは、西xī洋yáng（the West）の対duì概gaì念niànであり、指zhĭし示shìす範fàn囲weíはその文wén脈mòや使shĭわれる国guóや地dì域yùによって異yìなる。歴lì史shĭ的deにはユーラシア大dà陸lùの西xī端duānと東dōng端duānに数shù千qiān年niánにわたる二èrつの文wén化huà圏quānが存cún在zaìし、現xiàn代daì日rì本běn語yŭではこの文wén化huà圏quānを西xī洋yángと東dōng洋yángという概gaì念niànで表biaŏ現xiànする。一yī方fāng、中zhōng国guóでは歴lì史shĭ学xuéの東dōng西xī比bĭ較jiaò研yán究jiūがテーマとなる場cháng合hé、西xī洋yángと東dōng洋yángという表biaŏ現xiànの代daìわりに西xī方fāngと東dōng方fāngと表biaŏ現xiànする。

東dōng洋yángはトルコから東dōngのアジア全quán域yùを指zhĭす場cháng合héもあれば、イスラム社shè会huìである中zhōng東dōngを除chúいた東dōng南nánアジアから極jí東dōngを漠mò然ránと指zhĭす場cháng合héもある。これらの概gaì念niànは近jìn東dōng、中zhōng東dōng、極jí東dōngという言yán葉xiéにも表biaŏれている。狭xiá義yìでは東dōngアジアのみを指zhĭす場cháng合héもある。

宗zōng教jiaò的deな見jiàn地dìからは、東dōng洋yángを仏fó教jiaò・ヒンドゥー教jiaò地dì域yùと定dìng義yìし、アブラハムの宗zōng教jiaò（キリスト教jiaò・イスラム教jiaò・ユダヤ教jiaò）化huàした地dì域yùと対duì比bĭさせることもある。ここでは、インドネシア（イスラム教jiaò国guó）やフィリピン（キリスト教jiaò国guó）などの位weì置zhìづけが問wèn題tíになる。

中zhōng国guóにおける東dōng洋yáng

山shān海haĭ輿yú地dì全quán圖tú（1607年nián頃qĭng）小xiaŏ東dōng洋yáng、小xiaŏ西xī洋yáng、大dà東dōng洋yáng、大dà西xī洋yángの記jì述shùが見jiànられる。

→「坤kūn輿yú万wàn国guó全quán図tú」も参cān照zhaò

坤kūn輿yú万wàn国guó全quán図túは詳xiángしい中zhōng国guó語yŭの地dì図túで、カナがふられている。

17世shì紀jìの中zhōng国guóには東dōng洋yáng列liè国guó、西xī洋yáng列liè国guóという表biaŏ現xiànが存cún在zaìした。しかし、単dānに東dōng洋yángと西xī洋yángという場cháng合héは海haĭ域yùを東dōng西xīに分fēnけた呼hū称chēngにすぎない。

坪píng井jĭng九jiŭ馬mă三sānや高gaō桑sāng駒jū吉jíの研yán究jiūによると、東dōng洋yángや西xī洋yángの表biaŏ現xiànはもともと中zhōng国guó人rénの考kaŏえた四sì海haĭの一yīつである南nán海haĭの航háng路lùおよびその航háng路lù上shàngに存cún在zaìする諸zhū国guóを、泉quán州zhoūあるいは広guăng州zhoūを通tōng過guòする南nán北beĭ子zĭ午wŭ線xiànによって分fēnけたものである。

14世shì紀jì半bànばの中zhōng国guóの文wén献xiànにはブルネイ以yĭ東dōngを東dōng洋yáng、インドシナ半bàn島daŏからインドへかけてを西xī洋yángと記jì述shùしていた。張zhāng燮xièは1616年niánの『東dōng西xī洋yáng考kaŏ』で「文wén莱laí即jí婆pó羅luó國guó、東dōng洋yáng盡jìn處chù、西xī洋yáng所suŏ自zì起qĭ也yě」と記jìし、婆pó羅luó國guóつまりブルネイ（文wén莱laí）で東dōng洋yángは終zhōngわり、そこから西xī洋yángが始shĭまるとする。

1602年niánのイタリア人rénのイエズス会huì士shìマテオ・リッチの世shì界jiè地dì図tú『坤kūn輿yú万wàn国guó全quán図tú』は世shì界jièの地dì理lĭ名míng称chēngをすべて漢hàn語yŭに翻fān訳yìしたものであるが、この地dì図túでは日rì本běnの東dōng北beĭ沖chōngとカムチャッカ半bàn島daŏの南nán沖chōngに「小xiaŏ東dōng洋yáng」という記jì述shùがあり、カリフォルニア沖chōngに「大dà東dōng洋yáng」という記jì述shùがある。

現xiàn代daì中zhōng国guóでは東dōng洋yángは東dōngアジアを意yì味weìする場cháng合héもあるが主zhŭに日rì本běnを指zhĭす。

日rì本běnにおける東dōng洋yáng

江jiāng戸hù時shí代daì

マテオ・リッチの世shì界jiè地dì図tú『坤kūn輿yú万wàn国guó全quán図tú』は17世shì紀jìはじめに日rì本běnに伝yún来laíし、この『坤kūn輿yú万wàn国guó全quán図tú』を参cān考kaŏに日rì本běn国guó内neìでも多duōくの世shì界jiè地dì図túが作zuò成chéngされた。しかし、日rì本běnで作zuò成chéngされた世shì界jiè地dì図túでは海haĭ域yùを示shìす東dōng洋yáng・西xī洋yángが抜báけ落luòちており、日rì本běnでは17世shì紀jì末mòまで東dōng洋yángや西xī洋yángのように世shì界jiè地dì図túの海haĭ域yùに名míng前qiánを付fùけるというものの考kaŏえ方fāngは生shēngまれなかったといわれる。

1698年nián頃qĭngに書shūかれた渋sè川chuān春chūn海haĭの『世shì界jiè図tú』では北beĭ太taì平píng洋yángに小xiaŏ東dōng洋yáng、アメリカ大dà陸lùの東dōngの海haĭ上shàngに大dà東dōng洋yángと記jìされており、これ以yĭ後hoùは東dōng洋yángや西xī洋yángの海haĭ域yù呼hū称chēngが多duōくの世shì界jiè地dì図túで使shĭわれ始shĭめた。

幕mù末mòになるとパシフィック・オーシャン（Pacific ocean）とアトランチック・オーシャン（Atlantic ocean）という英yīng語yŭ表biaŏ現xiànが幕mù末mòに日rì本běnに入rùってきた。もともと海haĭ域yùを示shìす言yán葉xiéだった東dōng洋yángと西xī洋yángだが、大dà東dōng洋yángや小xiaŏ東dōng洋yángという呼hū称chēngは幕mù末mò以yĭ降jiàngには世shì界jiè地dì図túの上shàngから消xiaō滅mièした。

明míng治zhì時shí代daì

江jiāng戸hù時shí代daìには海haĭ域yùの呼hū称chēngを除chúいて「東dōng洋yáng」はほとんど用yòngいられなかったのに対duìし、「西xī洋yáng」はヨーロッパの地dì理lĭや文wén化huàを紹shaò介jièする出chū版băn物wùで実shí体tĭ概gaì念niànとして用yòngいられていた。1715年niánの新xīn井jĭng白baí石shíの『西xī洋yáng紀jì聞wén』は西xī洋yángという言yán葉xiéを実shí体tĭ概gaì念niànとしてはじめて使shĭった書shū物wùとされている。

明míng治zhì以yĭ降jiàng、東dōng洋yáng・西xī洋yángという対duì概gaì念niànは海haĭ域yùではなく陸lù域yùを示shìす言yán葉xiéにも転zhuăn用yòngされるようになり、さらに「東dōng洋yáng」の概gaì念niànは江jiāng戸hù時shí代daìにはあった海haĭ域yùの呼hū称chēngとは異yìなる文wén化huà的deな実shí体tĭ概gaì念niànとしての「西xī洋yáng」の補bŭ完wán概gaì念niànとして生shēngまれたといわれる。また、明míng治zhì維weí新xīn後hoùは脱tuōアジア・欧oū米mĭ化huàの動dòngき中zhōngで、欧oū州zhoū視shì点diănのアジア・オリエントの概gaì念niànが導daŏ入rùされ、オリエントの訳yìに東dōng洋yángが充chōngてられ、西xī洋yáng（欧oū州zhoū）の対duì義yì語yŭとしてアジア全quán域yùを示shìすようになった。

1894年nián（明míng治zhì27年nián）には那nà珂kē通tōng世shìが中zhōng等děng学xué校xiaòの外waì国guó史shĭを西xī洋yáng史shĭと東dōng洋yáng史shĭに分fēnけて教jiaò授shoùすることを提tí唱chàngするなど、日rì本běnにおける歴lì史shĭ研yán究jiūでは東dōng洋yáng史shĭ・西xī洋yáng史shĭ・国guó史shĭの三sān分fēn野yěに分fēnけるシステムが用yòngいられるようになった。

オリエントの概gaì念niàn

→「オリエント」を参cān照zhaò

欧oū米mĭでは東dōng西xīの世shì界jièにそれぞれオリエントとオクシデントの表biaŏ現xiànを用yòngいることがある。オリエントとオクシデントはヨーロッパで、東dōng洋yángと西xī洋yángは日rì本běnで形xíng成chéngされ、本běn来laíは全quánく関guān係xìない独dú立lìした思sī考kaŏ概gaì念niànであるが、東dōng洋yángはオリエントに相xiāng当dāngする語yŭとして捉zhuōえられている。 なお、オリエンタリズムは、ヨーロッパが東dōng洋yángへの探tàn究jiū心xīnとしての意yì味weìもあるが、構goù造zaò主zhŭ義yìを観guān点diănに説shuō明míngすると、当dāng時shí帝dì国guó主zhŭ義yìのもと植zhí民mín地dì政zhèng策cèをしていたヨーロッパを中zhōng心xīnに侮wŭ蔑miè的de・差chaī別bié的deな表biaŏ現xiànとしての「東dōng洋yáng」の意yì味weìがある。

関guān連lián項xiàng目mù

• 「東dōng洋yáng」で始shĭまる項xiàng目mùの一yī覧lăn
• 東dōng洋yáng人rén
• 東dōng洋yáng学xué
• アジア
• 東dōngアジア
• オリエント
• カール・ウィットフォーゲル　- 東dōng洋yáng的de専zhuān制zhì主zhŭ義yìを唱chàngえた
• イースタン
• オクシデント