謡yaó

謡yaó（うたい）とは能néngの声shēng楽lè（言yán葉xié・台taí詞cí）にあたる部bù分fēnのこと。また、それのみを謡yaóうこともいう。大dà和hé田tián建jiàn樹shùによると、「うたう」という動dòng詞cíの名míng詞cí形xíngであるが、詠yŏng歌gēや小xiaŏ唄baìなどと区qū別biéするため「うた」でなくて「うたい」と読dúませたという。江jiāng戸hù時shí代daìまでは「謡yaó」とだけ言yánい、「謡yaó曲qŭ」という言yán葉xiéが使shĭわれ始shĭめたのはそれ以yĭ降jiàngである。

概gaì説shuō

能néngは本běn来laí、舞wŭ・謡yaó・囃cà子zĭの三sān要yaò素sùから成chéngり立lìっている。謡yaóは登dēng場cháng人rén物wùの台taí詞cíと地dì謡yaó（じうたい）とよばれるコーラス部bù分fēnを含hánめた、能néngにおいて言yán語yŭで表biaŏ現xiànされる部bù分fēnの総zŏng称chēngともいえるが、能néngの場cháng合héにはこれに特tè殊shūな台taí詞cí回huíしや節jiéが付fù加jiāされており、独dú立lìした芸yún能néngとして鑑jiàn賞shăngすることが充chōng分fēnに可kě能néngであるために、室shì町dīng末mò期qīごろから能néngの舞wŭ台taí以yĭ外waìの場cháng所suŏで主zhŭに素sù人rénの習xíい事shì、娯yú楽lèとして謡yaóが盛shèngんに行xíngわれた。これを「素sù謡yaó」（すうたい）とも称chēngする。

能néngおよび謡yaóは身shēn分fēnの別bié無wúく愛aì好haŏされ、この風fēng潮chaóは町dīng人rénに猿yuán楽lèが禁jìnじられた江jiāng戸hù時shí代daì中zhōng期qī以yĭ降jiàngになってもまったく衰shuaīえることなく、実shí際jìの能néngとしては上shàng演yănされない素sù謡yaó専zhuān用yòngの曲qŭが新xīn作zuòされるほどであった。愛aì好haŏ家jiāたちは謡yaóの師shī匠jiàngについて稽jī古gŭし、謡yaó宿sù（うたいやど）と呼hūばれる会huì場chángで謡yaóうことを楽lèしみ（町dīng人rénでも謡yaóだけなら大dà目mùに見jiànられた）、能néng役yì者zhěの側cèも積jī極jí的deに謡yaóの師shī匠jiàngとしての活huó動dòngを行xíngうようになる。江jiāng戸hù中zhōng期qīごろまで地dì謡yaóがワキ方fāngの所suŏ管guănであったために、当dāng初chū各gè地dìの謡yaóの師shī匠jiàngはワキ方fāngの役yì者zhěであることが多duōかったが、徐xú々にこれはシテ方fāngに移yí行xíngした。

明míng治zhì以yĭ降jiàngも能néng楽lèや謡yaóを好haŏむ人rén口koŭの盛shèng衰shuaīはあるにしろ、基jī本běn的deにこうした状zhuàng況kuàngは変biànわっておらず、今jīnなお謡yaóにおける素sù人rén弟dì子zĭは能néng役yì者zhěの重zhòng要yaòな収shoū入rù源yuánとなっている。

九jiŭ州zhoūでは結jié婚hūn式shìに高gaō砂shāなどのお祝zhùいの席xíにふさわしいおめでたい謡yaóを新xīn郎láng新xīn婦fùの年nián配peìの親qīn戚qīが謡yaóう風fēng習xíがある。3曲qŭ続xùけて謡yaóうため「お謡yaóい三sān番fān」とも呼hūばれる。

参cān考kaŏ文wén献xiàn

• 『謡yaó曲qŭ百baĭ番fān』（『新xīn日rì本běn古gŭ典diăn文wén学xué大dà系xì』第dì57巻juàn） - 西xī野yě春chūn雄xióng校xiaò注zhù（1998年nián、岩yán波bō書shū店diàn）