☆homin小説しょうせつ チャユノの部屋へや☆

俺おれは住宅じゅうたくメーカー勤務きんむの
営業えいぎょうマン。


本社ほんしゃの営業えいぎょう第だい一いち課かに所属しょぞく。

仕事しごとは順調じゅんちょうだ。

ただ
…、
三さんヶ月かげつ前まえの11月から
新あたらしい取引とりひき先さきが
無理むりな納期のうきを言いってくるのが
厄介やっかいで。




うちの会社かいしゃで扱あつかってる
商品しょうひんは全すべて受注じゅちゅう生産せいさん。
在庫ざいこを置おいていない。
だいたい注文ちゅうもんを受うけて
三さん週間しゅうかんかかる。

それなのに間まに合あわないから
一いち週間しゅうかんでいれて欲ほしいとか。

だけど、いつもたくさん
注文ちゅうもんしてくれるから
絶対ぜったいに要望ようぼうに答こたえたい。





…、はあ…。
また物流ぶつりゅう担当たんとうのシムさんに
頼たのむしかないか。

物流ぶつりゅうがあるのは大阪おおさか。
俺おれの勤つとめる本社ほんしゃは東京とうきょうだから
もちろんシムさんには
一いち度ども会あったことがない。


そのシムさんに
俺おれは毎日まいにちの様ように
内線ないせんでシムさんに電話でんわをしてる。



受話器じゅわきを取とってシムさんの
内線ないせん218番ばんにコール。


RRR，RRR…。


「…、はい。もしもし。
シムです。」

「…チョンです。」

「わかってます。
…はあ…。

またですか？」


シムさんは電話でんわに出でた瞬間しゅんかんから
ため息いき交まじりの声こえ。

「うん。
ごめんね。シムさん。
また頼たのまれてくれないかな？」


「チョンさん。
毎回まいかい言いってますけど
受注じゅちゅう生産せいさんなんですよ？

いい加減かげん、そのお客きゃくさんに
ハッキリ言いって下くださいよ？

納期のうきを短縮たんしゅくするって
どれだけ大変たいへんわかりますか？」


「うん。
わかってる。

本当ほんとうにごめんね。
でも、頼たのむよ。

シムさん。」



「はいはい。
わかりましたよ。
今回こんかいが最後さいごですからね？」



毎回まいかいそう言いうくせに
いつも引ひき受うけて
くれるんだよな。シムさんは。


真面目まじめで頼たよれるシムさんなんだ。






「あ…。」

ふと高層こうそうビルの窓まどの外そとを見みると
ハラハラと雪ゆきが降ふってきたのが
見みえた。




「雪ゆきだ。」




「え？
…雪ゆきですか？」

「うん。
窓まどの外そとは雪ゆき。
寒さむそう。

嫌いやだな。
これから外回そとまわりなのに。」


「…、営業えいぎょうマンは大変たいへんですよね。

風邪かぜひかないように
して下くださいね。

…納期のうきはなんとかしますから。」

「本当ほんとう？
いつもありがとう。

今度こんどお礼れいするから。」


「ふふ。
その台詞ぜりふ、本当ほんとうですか？」


「え？」


「僕ぼく、明日あした
本社ほんしゃに用事ようじがあって
行いくんです。

会あいませんか？」






うちの会社かいしゃは水曜日すいようびと
日曜日にちようびが休やすみだから
明日あしたの土曜日どようびは通常つうじょう出勤しゅっきん。

もちろん
オッケー。


それでデスクの上うえのカレンダーを
見みると

あ…。
明日あしたって2月がつ6日にち。
俺おれの誕生たんじょう日びじゃん。




ふっ。ま、いいか。
つい最近さいきん、女おんなに振ふられて
用事ようじないし。

…振ふられた理由りゆうなんだっけ？


あ。
思おもい出だした。



「ユノから一いち度ども
電話でんわ貰もらった事ことがない。

ユノと付つき合あってても
寂さびしいだけだった。

もう別わかれよ？」

とか言いってたな。


…、一いち度ども電話でんわしなかったんだ。
俺おれ。


ふっ。

シムさんには毎日まいにち
電話でんわしてるのに。



…。


「シムさん本社ほんしゃでの
仕事しごとは何なん時じに終おわるの？」


「物流ぶつりゅう会議かいぎが15時じからで…。
夕方ゆうがたには。」


「じゃあ終おわったら
受うけ付つけから連絡れんらく貰もらえる？

いつも無理むりなお願ねがいしてるから
お礼れいに夕飯ゆうはん奢おごるよ。」








シムさんと俺おれは
ここ三さんヶ月かげつ間あいだ納期のうきの事ことで
ほぼ毎日まいにち電話でんわで話はなしていた。


最初さいしょは納期のうきの話はなしだけだったんだけど
いつの間まにか
雑談ざつだんをする様ようになっていた。


…、



ある時ときは




「今日きょうはこれから接待せったいなんだよ。」

「チョンさんはお酒さけ飲のめるんですか？」

「それが全然ぜんぜん。
一いち杯はいで酔よっ払ぱらう。」

「え？
営業えいぎょうマンなのに？」

「うん。
営業えいぎょうマンなのに。
でも、仕事しごとだから頑張がんばって飲のむ。」

「…、無理むりしないで下くださいね？」

「うん。
ありがとう。」




そんな感かんじの
他愛たあいもない話はなし。


それだけなんだけど不思議ふしぎと
癒いやされるんだよな。



声こえは少すこし鼻声はなごえ。


口調くちょうはつっけんどんなところも
あるけど優やさしい。


仕事しごとで忙いそがしい時ときも
なんとなくシムさんの声こえを聞きくと
安心あんしんって言いうかホッとするって言いうか。



彼かれは
どんな人ひとなんだろうか？



イメージ崩くずれたら嫌いやだな。




…なんて
それはお互たがい様さまか。


それに男おとこ相手あいてに
何なに言いってるんだ俺おれは。






昨日きのうシムさん本人ほんにんに


「シムさんって
どんな感かんじなの？」

そう聞きくと


「え？
…どんな感かんじって言いわれても。

…あー…。
バンビに似にてるって
言いわれます。」

って。


…バンビ？




いい大人おとなの男おとこがバンビ？






ちんちくりんなのか？





俺おれは余計よけいシムさんの
イメージがわからなくなった。









それからあっという間まに

次つぎの日ひの

2月がつ6日にち当日とうじつの夕方ゆうがた。








RRR…RRR…。

俺おれの内線ないせん電話でんわが鳴なる。

受話器じゅわきを取とると一いち階かいの
受うけ付つけから。


「シムさんが
受うけ付つけに来きてます。」



俺おれは机つくえを片付かたづけて
コートを羽織はおって

少すこし緊張きんちょうしながら
オフィスを出でて
エレベーターに乗のって高層こうそう階かいから
受うけ付つけへと向むかった。








…あ…。


いた。



バンビ。







めちゃくちゃ綺麗きれいなバンビ。




















俺おれは




30歳さいになった




誕生たんじょう日びのその日ひ





初はじめて会あった





バンビのシムさんに





恋こいしちゃったんだ。





















♡終おわり♡










☆チャユノです☆

皆みなさん♡こんばんは♡

今日きょうはユノのバースデーと
言いう事ことで連載れんさいをお休やすみして
新あたらしいお話はなしを更新こうしんしましたV(^_^)V
恋こいの始はじまりでした♡
続つづきはまた近ちかいうちに♡



ではでは改あらためて



♡Happy Birthday Yunho♡








大好だいすきなユノがずっと
笑顔えがおでいられますように♡


ユノ、たくさんのお仲間なかまと
誕生たんじょう日びパーティーしたんですね(o^^o)
動画どうが見みました♡
楽たのしそうでよかった(*^o^*)
（チャンミンは休暇きゅうか中ちゅうなのかな？
ユノヒョンと会あえてるといいな☆彡）




あ♡Second Memoriesのティザー
見みました(♡ˊ艸そうこうˋ)
やっぱりツーショットはいいですね♡
school ozのMVまで今日きょう公開こうかいで
なんだかソワソワした一いち日にちでした(*^o^*)














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