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甲虫三昧 2016年10月
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甲虫かぶとむし三昧ざんまい

らぬあいだに ・・・カナムグラサルゾウムシ

らぬあいだわたしじーパンにまっていたタデサルゾウムシカナムグラサルゾウムシ。この撮影さつえい目標もくひょうにしていたムシが、こうからやっててくれました。有難ありがたいことです。でもさすがにじーパンではにならないので、適当てきとうせかえてったべつりです。あしからず。
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DSC_0673wdn(Ku).jpgタデサルゾウムシ⇒カナムグラサルゾウムシ ‘16.10がつ初旬しょじゅん 東京とうきょう町田まちだ
同定どうてい間違まちがい。ひらにご容赦ようしゃを・・・。



  1. 2016/10/31(月)げつ 18:18:58|
  2. ゾウムシ
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半年はんとしまえ ・・・名無ななしのアリモドキ

半年はんとしまえった名無ななしのアリモドキ。素性すじょうはすぐにれるとおもっていたのですが、結局けっきょく問屋とんやおろしてくれませんでした。図鑑ずかんっていないんですよ、このむし。どこにでもいそうなかんじなんですけどね。体長たいちょうは4~5mmみりめーとる路肩ろかたざいうえをウロウロしていたアリモドキです。
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3-DSC_0846wdn(Ku).jpgアリモドキの一種いっしゅ ‘16.4がつ中旬ちゅうじゅん 東京とうきょう町田まちだ



  1. 2016/10/28(金)きん 20:40:31|
  2. アリモドキ
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ちいさなエンマコガネ ・・・チビコエンマコガネ♂

いつものはたけつけたチビコエンマコガネのオス。ちたかきしたからはつ微小びしょうエンマコガネです。なんてたって名前なまえが「チビコ」。チビなうえに、コまでつくんですから、そのおおきさたるや容易ようい想像そうぞうがつくというものです。頭頂とうちょうにチョンともうわけ程度ていどのツノがチャームポイント。タイミング次第しだいでこんなちゅうつかるんですから、ご近所きんじょといえどもおろそかには出来できません。

とある糞虫くそむしサイトによれば、元々もともとこの糞虫くそむし人糞じんぷんいぬくそへの依存いぞんたかく、くわえて昨今さっこんいぬくそ後始末あとしまつ徹底てっていしてからというもの、かれらの住環境じゅうかんきょう劣化れっか一途いっとをたどり、個体こたいすうはそれに呼応こおうして減少げんしょう傾向けいこうにあるとか。体長たいちょうは3mmみりめーとる内外ないがい、エンマコガネのなかでは最小さいしょうしゅです。

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DSC_0053wdn.jpgチビコエンマコガネ♂ ’16.9がつ下旬げじゅん 東京とうきょう世田谷せたがや



  1. 2016/10/26(水)すい 19:30:54|
  2. コガネムシ
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インパクトのある和名わみょう ・・・クサレダマチビトビハムシ

ガマが自生じせいするちいさないけのほとりで撮影さつえいしたオレンジしょくのハムシ。正体しょうたいはどうやらクサレダマチビトビハムシのようです。同定どうていっていればはつです。「クサレダマ」って結構けっこうインパクトのある名前なまえですよね。一見いっけん「クサレ・ダマ」とんでしまいそうですが、まさしくは「クサ・レダマ」とむのが正解せいかいです。うまでもなく、クサレダマという植物しょくぶつにつくのでこのかんされたわけですが、クサレダマがこの界隈かいわいにあるかどうかはりません。図鑑ずかんにはクサレダマ以外いがいのホストが記載きさいされていないので、そのあたりがちょっとっかかりますが、ハムシの特徴とくちょう図鑑ずかん解説かいせつとマッチするので、りあえず?きでUPしました。ぼけ写真しゃしんですが、はつ登場とうじょうなのでひらにご容赦ようしゃを・・・。
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2-DSC_0013wdn(On).jpgクサレダマチビトビハムシ? ’16.9がつ下旬げじゅん 東京とうきょう町田まちだ



  1. 2016/10/24(月)げつ 19:56:25|
  2. ハムシ
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ブラジル原産げんさん ・・・ヤサイゾウムシ

緑地りょくち駐車ちゅうしゃじょうから里山さとやま移動いどう連日れんじつあめ谷戸たにとはぬかるんでいますが、長靴ながぐつなのでへっちゃらです。どうしたって長靴ながぐつむし撮影さつえいにはかかせませんね。やがてちいさないけのほとりでヤサイゾウムシを発見はっけん。このゾウムシの原産げんさんこくはブラジルですが、活動かつどう時期じきぜんページ2しゅおなじようにあきからふゆはさんでよくはるです。これってたんなる偶然ぐうぜんでしょうか。それとも共通きょうつうする要因よういんでもあるのでしょうか。
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DSC_0322wdn(On).jpgヤサイゾウムシ ‘16.9がつ下旬げじゅん 東京とうきょう町田まちだ
日本にっぽん生息せいそくするほんしゅはすべてメス。たんため生殖せいしょくかずやしているようです。



  1. 2016/10/23(日)にち 21:07:20|
  2. ゾウムシ
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ヨーロッパ原産げんさん ・・・タコゾウムシ2しゅ

緑地りょくち駐車ちゅうしゃじょうくるまめ、ゴム長靴ながぐつえます。これさえいておけば、ぬかるみやヤブぎもなんのその。長靴ながぐつむし撮影さつえい必須ひっすアイテムともうせましょう。まずは駐車ちゅうしゃじょう周辺しゅうへんむしさがし。早速さっそくオオタコゾウムシが出迎でむかえてくれました。オオタコゾウムシはヨーロッパ原産げんさん外来がいらいしゅ。アルファルファといい、ヤサイといい、外国がいこくさんゾウムシって結構けっこうのさばっていますよね。
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DSC_0020wdn(Oy).jpgオオタコゾウムシ ‘16.9がつ下旬げじゅん 東京とうきょう町田まちだ

そしてこれもヨーロッパ原産げんさんのアルファルファタコゾウムシ。オオタコ同様どうようマメ植物しょくぶつ寄生きせいする外来がいらいゾウムシです。このゾウムシ、本当ほんとうえました。余程よほど日本にっぽんみずったんでしょうね。活動かつどう時期じきあきからよく初夏しょかにかけて、ふゆ活動かつどうってどういうことでしょう。もっと一部いちぶ糞虫くそむしやフユシャクのように、活動かつどう時期じきふゆえら昆虫こんちゅうもいるわけですから、おどろくにはたらないのかもしれませんが・・・。
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DSC_0269wdn(Ku).jpgアルファルファタコゾウムシ ‘16.8がつ中旬ちゅうじゅん 東京とうきょう町田まちだ



  1. 2016/10/21(金)きん 19:02:15|
  2. ゾウムシ
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到着とうちゃく早々そうそう ・・・ハッカハムシ

路傍ろぼう下草したくさむしのシルエットがえます。なにでしょう、遠目とおめだとちいさなコガネムシにえますが・・・、おっと、ハッカハムシです。この目的もくてきにしていたむしが、現地げんち到着とうちゃく早々はやばやつかってしまいました。ちょっとはやすぎですね。こののち展開てんかいがかりです。このフィールドでハッカハムシをるのははじめてですが、ちかくにはシソやカキドオシもあるので、エサにこまることはないでしょう。このまま定住ていじゅうしてくれたら、うれしいんですけどね・・・。
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べつ個体こたい
5-DSC_0389wdn(On).jpgハッカハムシ ‘16.9がつ下旬げじゅん 東京とうきょう町田まちだ



  1. 2016/10/19(水)すい 20:21:01|
  2. ハムシ
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たきぎでゴミダマ3しゅ

ざらしのたきぎなにかいないか一本いっぽんたきぎをひっくりかえします。すると定番ていばんのルリゴミムシダマシがました。これがいればほかにもなにかいるだろうと期待きたいてます。
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3-DSC_0628wdn(Ku).jpgルリゴミムシダマシ

このはルリゴミダマ撮影さつえい合間あいまあらわれたニジゴミムシダマシ。前翅ぜんしれているのか、後翅こうし格納かくのうできないようです。
DSC_0793wdn(Ku).jpgニジゴミムシダマシ

たきぎげるとおおきなむしころち、ざい隙間すきまちていきました。ムムッ、ユミアシか。もしそうなら東京とうきょうではおはつとなります。ちたあたりをさがまわると、いました。やっぱりユミアシゴミムシダマシでした。大型おおがたのゴミダマで迫力はくりょくがあります。一部いちぶのゴミダマではゆみじょう湾曲わんきょくしたたねがいますが、このゴミダマは形状けいじょうをそっくりそのまま和名わみょうにもらっています。ガタイもおおきいし、ゆみじょうていしているので、「ユミアシ」のをもらって当然とうぜんといえば当然とうぜんかもしれません。
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これはべつ個体こたいげたたきぎから、ポトリとちてしまったの
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DSC_0905wkn.jpgユミアシゴミムシダマシ ‘16.9がつ中旬ちゅうじゅん 東京とうきょう町田まちだ



  1. 2016/10/17(月)げつ 18:24:12|
  2. ゴミムシダマシ
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曇天どんてんのクロハナケシキスイ

梅雨つゆより梅雨つゆらしい今年ことし9月くがついまにもきだしそうなそらしたを、なにでもいいから甲虫かぶとむしや~い、と町田まちだ郊外こうがい谷戸たにと彷徨うろついます。でもって、路傍ろぼうのツルボにケシキスイをつけました。けしつぶのようにちいさいキスイムシだからケシキスイ。むしきの養老ようろうさんの著書ちょしょなかに、こんないちぶんがありました。なるほど、われてみればみょう。そうなんです、ケシキスイはキスイムシのちいさいヤツ、だったんですね。っていましたか。わたしいまいままでりませんでした。で、このケシキスイ、多分たぶんクロハナケシキス。いかにも曇天どんてん撮影さつえいした甲虫かぶとむし写真しゃしんといったおもむきです。ちなみに全部ぜんぶべつ個体こたいです。
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3-DSC_0988wdn(Ku).jpgクロハナケシキスイ ‘16.9がつ中旬ちゅうじゅん下旬げじゅん 東京とうきょう町田まちだ



  1. 2016/10/15(土) 17:55:06|
  2. ケシキスイ
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里山さとやまでゴミムシ4しゅ

「ヌレチ」というくらいですから、湿気しっけのある場所ばしょこのむゴミムシです。ふつうたねですけど、いうほどかずませんね。東京とうきょうではまだ2出会であいにとどまっています。
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2-DSC_0336wdn(Ku).jpgキアシヌレチゴミムシ

ひっくりかえしたざいしたからたセアカヒラタゴミムシ。ざいしたには、ダンゴムシ、ハサミムシ、ミミズ、あるいはムカデなんぞがワサワサといまわっていますが、そんななかにゴミムシがいたりすると、俄然がぜんやるてきます。なんであれ、甲虫かぶとむしがいる景色けしき大好だいすきな熟年じゅくねんちゅうきです。
3-DSC_0251wdn(Ku).jpgセアカヒラタゴミムシ

個人こじんてきにはクロモリヒラタゴミムシ印象いんしょうがよくているなぁ、とるたびにそうおもうのですが、みなさんはどうどすか。えっ、ゴミムシには興味きょうみがないからなんともえない。ごもっともです。
4-DSC_0002wdn(Ku).jpgオオヒラタゴミムシ

おおきなゴミムシが一瞬いっしゅん視野しやけます。オオゴミムシでしょうか。行方ゆくえうと・・・、オスナハラゴミムシでした。はんツヤの光沢こうたくじつ私好わたしごのみ。うごきははやく、一瞬いっしゅんまったところを激写げきしゃするしかがありません。
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7-DSC_0183wkn(Ku).jpgオオスナハラゴミムシ ‘16.9がつ中旬ちゅうじゅん 東京とうきょう町田まちだ(すべて)



  1. 2016/10/13(木)もく 21:10:00|
  2. オサムシ
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活動かつどうちゅうはつ ・・・ツマキタマノミハムシ

やっと野外やがい活動かつどうしているほんしゅました。いままでは、すべてムクノキの樹皮じゅひで、越冬えっとうちゅう個体こたいばかりでしたから、まさにやっとというかんじです。ボタンヅルをホストとするムネアカタマノミハムシによくていますが、ぜんむねのちえん中央ちゅうおうに、くろもんがあるのでほんしゅとわかります。ただ、タマノミハムシの仲間なかま日本にっぽんに20しゅいて、たねおおいとあるので、それがちょっとひっかかります。
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DSC_0061wdn(I).jpgツマキタマノミハムシ ‘16.9がつ中旬ちゅうじゅん 東京とうきょう狛江こまえ



  1. 2016/10/11(火) 17:56:40|
  2. ハムシ
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おな場所ばしょ ・・・ルリクビボソハムシ

すうげつまえのことですが、ぜんベージのゾウムシを撮影さつえいしたおなじ場所ばしょで、ルリクビボソハムシを撮影さつえいしていました。UPのタイミングをいっしていたこともあって、ちょうどいい機会きかいなので便乗びんじょうUPしようとおもいます。

アザミをホストとするハムシが、田植たうえがわったばかりのイネにいました。どこからやってたのでしょう。アザミはあっても、群落ぐんらくをつくるほどにはえていないので、ちょっと不思議ふしぎがします。

この界隈かいわいにははら黄色きいろキバラルリクビボソのほか、かずすくないもののトゲアシクビボソもいます。ということは、たような色合いろあいのクビボソハムシが、このフィールドには3しゅいることになります。これって、結構けっこうたのしいことにおもえるのですが、みなさんはどうおもわれます。ちなみにこのフィールドでははつ目見めみえです。

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DSC_0339wdn(Ku)_20161009194558371.jpgルリクビボソハムシ ‘16.7がつ初旬しょじゅん 東京とうきょう町田まちだ



  1. 2016/10/09(日)にち 19:49:12|
  2. ハムシ
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急速きゅうそく増加ぞうか? ・・・オリーブアナアキゾウムシ

遠目とおめにも大型おおがたのゾウムシであることがわかります。正体しょうたいなにでしょう。ソロリとちかづき、斑紋はんもん確認かくにんします。あれま、オリーブアナアキです。その「あれま」がイネにいました。最近さいきん庭木にわきとして人気にんきたかいオリーブへの加害かがいいちじるしいオリーブアナアキゾウムシ。繁殖はんしょくりょくつよいのか、個体こたいすう急速きゅうそくえているようです。この個体こたいあらたな繁殖はんしょく場所ばしょもとめて、移動いどう途中とちゅうかもしれませんね。
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DSC_0513wdn(Ku).jpgオリーブアナアキゾウムシ ‘16.9がつ中旬ちゅうじゅん 東京とうきょう町田まちだ



  1. 2016/10/09(日)にち 16:29:53|
  2. ゾウムシ
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河川敷かせんしきいつものチョッキリ2だい

もういないだろうとおもってのぞいたグミに、まだのこりがいました。ほんしゅ発生はっせいとしいちかい、5~7がつがその発生はっせい時期じきとされています。とすれば9月くがつなかばに撮影さつえい出来でき個体こたいは、最後さいごのこりということでしょうか。
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DSC_0215wdn.jpgグミチョッキリ ‘16.9がつ中旬ちゅうじゅん 東京とうきょう狛江こまえ

ちゃんとした写真しゃしんれなかったので、6がつおなじグミで撮影さつえいした過去かこ画像がぞう便乗びんじょうUPします。
DSC_1161wdn(I).jpgグミチョッキリ ‘16.6がつ中旬ちゅうじゅん 東京とうきょう狛江こまえ

おな撮影さつえいしたヒメケブカチョッキリ。ほんしゅ初夏しょかあきの2かい発生はっせいします。最初さいしょ出現しゅつげん越冬えっとうぐみで、あきしん成虫せいちゅうというわけです。グミは個体こたい、ヒメケブカはしん成虫せいちゅうおなじチョッキリの仲間なかまでも、それぞれの生態せいたいがあるのが興味深きょうみぶかいです。発生はっせい当初とうしょは、発生はっせい場所ばしょにしばらくとどまっていますが、やがてそれぞれきな場所ばしょっていきます。昨年さくねんおなきでしたので、輪廻りんねはつつがなくかえされているというわけですね。めでたし、めでたしです。
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DSC_0576wdn(I)_2016100620415856d.jpgヒメケブカチョッキリ ‘16.9がつ中旬ちゅうじゅん 東京とうきょう狛江こまえ



  1. 2016/10/06(木)もく 20:44:27|
  2. チョッキリゾウムシ
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ざつ甲虫かぶとむしもとめてさん山梨やまなしへ 後編こうへん

林道りんどう沿いのイタドリを観察かんさつします。もとよりカミキリは期待きたいしていませんが、イタドリの雌花めばななにやらカミキリっぽいシルエットがえます。なんでしょう、ピドニアでしょうか。でもたことのない斑紋はんもんです。図鑑ずかんても、その斑紋はんもん該当がいとうするたね見当みあたりません。すわ、記載きさいしゅ! なわけはありませんが、のベージをつらつらながめていたらありました。チャボハナカミキリです。解説かいせつによればおおくの地域ちいき優先ゆうせんしゅとのこと。しかし10ねん以上いじょう甲虫かぶとむしいかけていますが、ついぞなかったカミキリです。そうおもうと、つくづくわたしはカミキリのえんのない甲虫かぶとむしだなぁ、といまさらのようにおもうのです。
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2-DSC_0798wdn(D).jpgチャボハナカミキリ

チャボハナのとなりにいたセスジツツハムシ。随分ずいぶんおそくまでバラルリっているんだなと、いぶかしくおもいましたが、バラルリじゃない、セスジツツだぁ! となったわけです。機会きかいすくなく、わたしもまだ1~2かいしかていません。和名わみょうとおり、うえ翅のてんこくれつ明瞭めいりょうで、バラルリとのちがいは一目瞭然いちもくりょうぜんです。写真しゃしんあまいのがやまれますが、れただけマシとすべきでしょう。リベンジしたいけど、いつえるかわかりませんから・・・。
4-DSC_0841wdn(D).jpgセスジツツハムシ

アサギマダラをはじめてたのは小学しょうがくねんのころ。家族かぞく那須なす茶臼ちゃうすだけのぼったときのことです。山頂さんちょう飛来ひらいげられた?)したアサギマダラをつけ、あみをかざしてもうダッシュ。そしていちり。しかし相手あいてあみをすりけ、てんたかがってしまいました。なにかのほんでアサギマダラは捕獲ほかくしそこねると、素晴すばらしいスピードで天空てんくうがるといてあったそのとおりのことが、まえこってしまったのです。いまでこそこころやすらかに撮影さつえい出来できていますが、あのときくやしさはいまでもはっきりとおぼえています。わたしにとっては、おも出深でぶかいチョウチョなのですね。
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5-DSC_0976wkn(D).jpgアサギマダラ

約束やくそくぼうペンション庭先にわさき土場どじょうへやってました。9月くがつ平日へいじつとなればさすがにむし姿すがたはなく、しずかなものです。しかも期待きたいしていないとはえ、カミキリいちとういないじょうは、なんとさびしく、やるせないのでしょう。キマワリさえいないのですから、なにをかいわんやです。

それでもめげずにざい物色ぶっしょくします。ムムッ、ケシキスイ。確信かくしんはありませんが、どうやらあまりヒョウモンぽくないヒョウモンケシキスイのようです。これはこれでもアッブ画像がぞうらなければなりません。が、しか~し、それをねらってにじりった途端とたんとうのケシキスイは無情むじょうにもざいのすきさかさま。「どうしてもらなくちゃならない甲虫かぶとむしリスト」にノミネートされていたケシキスイが、あっというまえからいなくなってしまいました。

6-DSC_1032wdn(D).jpgヒョウモンケシキスイ
根拠こんきょ全体ぜんたいあかあじがあり、赤褐色せきかっしょくというてん、そしてフォルムが似寄によりのクリストフオニにくらべ、ふっくらとしてはばがあることでしょうか。間違まちがっていたらあかはじですが、ここは希望きぼうてき観測かんそく前面ぜんめんに、ヒョウモンケシキスイでとおそうとおもいます。

はワシバナヒラタですが、むねてんこく出方でかたがまるでちがいます。図鑑ずかん解説かいせつでは、ワシバナヒラタよりちいさいことになっていますが、この個体こたい結構けっこうおおきかったようながします。はつのゾウムシなのに撮影さつえい態度たいどがおざなりで、いまになって後悔こうかいしている熟年じゅくねんちゅうきです。
10-DSC_0320wdn(D).jpgワシバナヒメキクイゾウムシ

微小びしょうなキクイムシも、これだけはっきりとした斑紋はんもんたねはいいですね。でもたねめいがわかりません。シラベザイノキクイムシ、カシワノキクイムシ、オオザイノキクイムシ・・・。どれも該当がいとうしそうですが、お仲間なかま沢山たくさんいるみたいで、正確せいかく同定どうていはちょっと無理むりなようです。
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11-DSC_1149wdn(D).jpgキクイムシの一種いっしゅ

大型おおがた甲虫かぶとむしのいない土場どじょうって、本当ほんとうさびしいですね。ちいさくてもいいから、にもっといないかなぁ、と土場どじょうのあちこちを浮遊ふゆうする熟年じゅくねんちゅうき。やがて執念しゅうねんともうべき薄茶うすちゃしょくちいさなむしをキノコにつけました。これはツノゴミダマのようです。小粒こつぶながら、なかなかの造形ぞうけいつこののゴミムシダマシはわたし好物こうぶつです。
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12-DSC_1239wdn(D).jpgコチビツノゴミムシダマシ

もはや山梨やまなしシリーズの最後さいごかざるのは、このむし以外いがいいなくなってしまいました。すいませんが、今季こんきさん度目どめ登場とうじょうです。でもちょっと異質いしつでしょ、この個体こたい最初さいしょとき別種べっしゅかとおもうくらいうえ翅がくろえたものです。
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DSC_0317wdn(D).jpgツマグロヒメコメツキモドキ ‘16.9がつ初旬しょじゅん 山梨やまなしけん甲州こうしゅう(すべて)

これにて終了しゅうりょう。おいいただきありがとうございました。



  1. 2016/10/04(火) 20:05:53|
  2. フィールド探訪たんぼう
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ざつ甲虫かぶとむしもとめてさん山梨やまなしへ 前編ぜんぺん

今季こんき度目どめ山梨やまなしもうで。といってもいつもの甲州こうしゅう初鹿野はじかのせんです。まるでバカのひとおぼえよろしく、げいのないことです。

あついとはぶし9月くがつ(ほぼいちげつまえむしはなしです)。カミキリムシはほぼシーズンをえ(オオトラとかコブヤハズとかいますけど・・・)、ねらいはわたしのメインアイテムであるところのざつ甲虫かぶとむしです。はなやかさなど微塵みじんもない、地味じみえのしない、ちいさなむしさがそうという魂胆こんたんです。というわけなので、奇特きとくむしきのほうだけおください。

前回ぜんかいがつ山梨やまなしもうでは、予期よきせぬ事故じこ渋滞じゅうたいにつかまり、到着とうちゃく大幅おおはばおくれたうえに、安定あんていしない天気てんき翻弄ほんろうされまくりでしたが、今回こんかい渋滞じゅうたいもなく、天気てんきにもめぐまれ、条件じょうけんてきにはもうぶんないいちにちでした。が、しか~し、だからとってそれが結果けっかにつながるかとうと、かならずしもそうはならないところがむしりのみょうでして、ぎゃくにモヤモヤだけがのこる、なんともがゆいむし行脚あんぎゃわったりするわけですね。前置まえおきはこのくらいにして、さきすすみたいとおもいます。

林道りんどう鳥羽とっぱこうは、おこなってればまだ平地ひらち高度こうどげるまえに、無用むよう長物ちょうぶつしたどこぞの施設しせつ駐車ちゅうしゃじょうで、そのいちにちうらな意味いみね、むしさがすのがならわしとなっています。でもってくさボーボーの駐車ちゅうしゃじょう。とりあえずジロジロしますが、これといった甲虫かぶとむしつかりません。ということで、今回こんかいはミスジチョウ(多分たぶん)で幕開まくあけとなりました。

1-DSC_0089wdn(D).jpgミスジチョウ

駐車ちゅうしゃじょうのち標高ひょうこうげます。適当てきとうなところでくるま物色ぶっしょくします。するとヒョロとびたアザミにゾウムシペアを発見はっけん。まずは出会であったその位置いちから。背面はいめんまわもうとしたら、なん前触まえぶれもなくちてしまいました。正体しょうたいなにだったのでしょうか。よこ位置いち写真しゃしんではイマイチはっきりとしませんが、どうやらトドマツアナアキゾウムシのようです。かなりまえおなじエリアでっていましたが、出来できことならもちょっとちゃんとりたかったなぁと、やみぶしてしまいます。なにしろ生涯しょうがい度目どめ出会であいだったもので・・・。
2-DSC_0119wkn(D).jpgトドマツアナアキゾウムシ

ビーティングでちたアトキリけいのゴミムシ。いつものホソアトキリとおもいきや、画像がぞう再生さいせいしてみたらやけにふといんですよね。でもって調しらべてみたらミツアナアトキリゴミムシでした。どちらかとえば結果けっかオーライのゴミムシです。
3-DSC_0176wdn(D).jpgミツアナアトキリゴミムシ

うえせいのゴミムシは、わたしのバヤイ、たたかないとモノになりません。生態せいたい写真しゃしん撮影さつえい場合ばあい、ビーティングはこれか、などという議論ぎろんのあるようですが、わたしはとにかくかずりたいのでこのテクニックは必須ひっすです。でちたゴミムシがこのホソモリヒラタゴミムシ。「ヤセ」かなというもしないではありませんが?きで「ホソ」としました。
4-DSC_0240wdn(D).jpgホソモリヒラタゴミムシ?

毎度まいど馴染なじみのオオヨツアナアトキリゴミムシ。べっこうあめをウンとあかくしたような、なんともつやめいたツヤのぬしです。
5-DSC_0304wkn(D).jpgオオヨツアナアトキリゴミムシ

生涯しょうがい度目どめのワシバナくん。以前いぜんおなじフィールドで撮影さつえいしていたものの、どうにもこうにもあま写真しゃしんで、いつのかリベンジを目論もくろんでいたのがこのかなったようです。薄暗うすぐら現場げんば撮影さつえいあきらめ、Getしてのべつりです。
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7-DSC_0449wdn(D).jpgワシバナヒラタキクイゾウムシ

熊笹くまざさ群落ぐんらくをチラチラとチョウがっています。ゴイシシジミです。結構けっこうたかいところにもいるんですねぇ。最初さいしょ出会であいは中学ちゅうがくころちかくのてら墓地ぼちでした。やぶわれながら、素手すでつかまえたおぼえがあります。
8-DSC_0479wdn(D).jpgゴイシシジミ

山地さんちせいのテントウムシなので、このあたりまでないとることが出来できません。このテントウムシの斑紋はんもんると、いま水木みずきしげるさんがえがく「ひゃくもく」という妖怪ようかいおもします。
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10-DSC_0597wdn(D).jpgウンモンテントウ

先月せんげつとき出会であっていたアイノシギゾウムシ。そのとき撮影さつえいまえばれてしまい、くやなみだながした熟年じゅくねんちゅうきでしたが、今回こんかいなにとかれたようです。ハンノキなどをホストとする小型こがたのシギゾウムシ。シギのようななが口吻こうふんは、それだけでになりますよね。
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12-DSC_0372wdn(D).jpgアイノシギゾウムシ

多摩川たまがわ河川敷かせんしきのミドリさんは、名字みょうじが「スズキ」でしたが、ここのミドリさんの名字みょうじなにでしょう。ハムシハンドブック(このほん重宝ちょうほうしています)によれば、名字みょうじしとのこと。ホストはヤナギ。スズキミドリさんにくら体型たいけいはふっくらとして、ミドリしょくあざやかです。
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14-DSC_0700wdn(D).jpgミドリトビハムシ(別名べつめいニホンミドリトビハムシ)

アザミにまるナガアナアキゾウムシ。タマゴゾウムシとかんじがよくていますが、ぜんむねよこあざやかな黄色おうしょく斑紋はんもんで、区別くべつ出来できそうです。
15-DSC_0726wdn(D).jpgナガアナアキゾウムシ

後編こうへんはまた今度こんどです。



  1. 2016/10/02(日)にち 22:01:06|
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