ジャパン アミューズメント エキスポ2015(
以下,JAEPO2105)で
サプライズ発表された,Rayarkとカプコンのコラボレーションによる
新作アーケード
用リズムゲーム
「Cytus OMEGA」。
Rayarkと
言えば
「Cytus」(
iOS /
Android),そして
「Deemo」(
iOS /
Android)という2
本のハイクオリティなスマホ
向けリズムゲームで
知られる
台湾のデベロッパであり,その「Cytus」のアーケード
版が
登場するというのは,
音ゲーマーにはき
捨てならない
話だろう。
また
一方の「Deemo」についても,
現在Playstaiton Vita
用の
「DEEMO ラスト・リサイタル(仮)」が
開発中ということもあって,
同社の
動向に
注目しているファンも
多いはず。
そこで4Gamerでは,JAEPO2015
会場を
訪れていたRayarkのサウンドディレクター
“Ice”こと林 子聰氏に
短いながらも
時間をいただき,いろいろと
話を
聞いてみた。その
内容をお
伝えしていこう。
■関連記事:
日本のアーケード新出はRayarkの念願だった――Rayark 林 “Ice” 子聰氏 ミニインタビュー
4Gamer:
Rayarkとしては
初のアーケードタイトル「Cytus OMEGA」が
発表されました。カプコンとのコラボタイトルになるそうですが,
開発の
経緯をお
聞かせください。
Rayark サウンドディレクター 林 “Ice” 子聰氏
|
林 子聰氏(以下,Ice氏):
私がRayarkに
入社したのは2014
年7
月なので,
実はそれ
以前については
分からないんですが,Rayarkは
元々日本のアーケードに
進出したいという
想いがあったのは
確かです。そんな
折にちょうどカプコンさんからお
話をいただけて,
温めていた
企画を
出してみた,というのが
最初の
経緯ですね。
4Gamer:
つまり,
念願叶ったということですね。
Ice氏:
ええ。
台湾のデベロッパとして,
日本のアーケードでリズムゲームを
出すというのは,
恐らく
初だと
思うんです。ですので,
今は
興奮と
喜び,そして
緊張と,さまざまな
気持ちが
渦巻いています(笑)。
4Gamer:
なるほど(笑)。
発表されたばかりの「Cytus OMEGA」ですが,
一体どんなゲームになるんでしょうか。
Ice氏:
Rayarkはこれまでスマホ
向けゲームを
手がけてきましたが,
重視しているのは
常にクオリティの
高さなんです。ですからアーケード
版である「Cytus OMEGA」についても,ハイクオリティなものをカプコンさんと
一緒に
作っていきたいと
考えています。
4Gamer:
アーケード
版ならではの
要素もあるのですか?
Ice氏:
その
辺りについては,
実はまだ
詳しく
話すことができません。
稼働時期についてもまだお
知らせできないんです。でも
筐体を
見てもらえれば
分かるとおり,iPadよりも
画面が
大きくなるので,
仮にスマホ
版と
同じであったとしても,
違うプレイフィールになると
思います。こう,
大きく
腕を
動かさないといけませんから。
4Gamer:
ああ,それは
確かに。
Ice氏:
なので,アーケードの
環境に
適したゲーム
体験を
用意したいとは
思っています。
例えば,プレイヤーを
見守るギャラリーの
存在もアーケードという
環境ならではですし,そうした
人達に
向けた
要素があるといいな,とかね。
ステージイベントでは開発中の筐体がお披露目された。上下に用意されたデュアルディスプレイが目を引く
|
4Gamer:
「Cytus OMEGA」が
発表されたばかりで
気が
早いかもしれませんが,
日本にはRayarkのもう
一つのリズムゲーム「Deemo」のファンもたくさんいます。こちらもアーケード
版を
出して
欲しいという
声が
出てくると
思いますが,いかがですか?
Ice氏:
うーん(笑)。Deemoは
今,PlayStation Vita
版の
開発が
進んでいるところなので,すぐには
難しいでしょうね。とはいえ,Rayarkは
思いついたアイデアをすぐに
実現してしまうフットワークの
軽さを
持っているので,
可能性はあると
思いますよ。
4Gamer:
おお!
期待しています。そのPlaystaiton Vita
版「DEEMO ラスト・リサイタル(
仮)」についてですが,
開発は
順調に
進んでいるのでしょうか。
Ice氏:
はい。
私が
直接関わっているわけではないので
詳しいことは
言えませんが,やはりPlaystaion Vitaというハードならではのゲーム
体験を
用意する
方向で
考えています。
声優さんを
起用する
計画だったりとか……。
4Gamer:
ええっ!?
Ice氏:
ああ,
詳しい
話はできないんでした(笑)。「Cytus OMEGA」「Deemo ラスト・リサイタル(
仮)」
共に,Rayarkとしてはとても
大きなプロジェクトになると
思います。
続報にぜひご
期待ください。
4Gamer:
分かりました。
本日はありがとうございました。