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遺伝子いでんし


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last update: 20150916


新着しんちゃく

小椋おぐら そう一郎いちろう 2011/09 「「遺伝子いでんし差別さべつ文献ぶんけんひょう引用いんようとコメント」

ほんサイトない関連かんれんぺーじ

ほん

遺伝子いでんし…・2001遺伝子いでんし…・2002
遺伝いでん相談そうだん
遺伝子いでんし検査けんさ(と雇用こよう保険ほけん
遺伝子いでんし治療ちりょう
クローン
遺伝いでんがく
優生ゆうせいがく  ◆genetic supermarket|遺伝子いでんしのスーパーマーケット
遺伝子いでんしプール gene pool(↓)


出生しゅっしょうぜん診断しんだん

遺伝子いでんしがかかわるやまい障害しょうがい
 ◆ADA欠損けっそんしょう 428
 ◆血友病けつゆうびょう 267,431,436
 ◆ダウン症だうんしょう
 ◆テイ=ザックスびょう 439
 ◆ハンチントン(舞踏ぶとうびょう 315,316,365,372,438,440
 ◆フェニルケトン尿にょうしょう

 ◆遺伝子いでんしぐみ作物さくもつ

しん(ではありません)

瀬戸山せとやま 晃一こういち 20020320 「遺伝子いでんし情報じょうほう異質いしつろん批判ひはんてき検討けんとう遺伝子いでんし情報じょうほう特殊とくしゅせい医療いりょう情報じょうほうとの区別くべつ可能かのうせい――たして遺伝子いでんし情報じょうほう独自どくじ特質とくしつゆうしているのか?」
 『医療いりょう生命せいめい倫理りんり社会しゃかい』Vol.1 No.2
 http://www.med.osaka-u.ac.jp/pub/eth/OJ1-2/setoyama.htm
◆2001/01/25 日本にっぽん衛生えいせい検査けんさしょ協会きょうかい遺伝子いでんし検査けんさ倫理りんり指針ししんまとめる(↓)
◆2001/05/31 日本人にっぽんじんるい遺伝いでん学会がっかい遺伝子いでんし診断しんだん専門医せんもんい制度せいど設置せっち
◆2001/10/04 <遺伝子いでんし病気びょうきのかかりやすさ左右さゆうするSNPを15まんカ所かしょ特定とくてい(↓)
◆2001/11/05 喘息ぜんそく発症はっしょうしやすい体質たいしつ 遺伝子いでんしがた発見はっけん 佐賀医科大さがいかだい そうやくにらむ
 『日本経済新聞にほんけいざいしんぶん』2001ねん11月5にちつき朝刊ちょうかん
◆2001/11/07 <鹿しかだい使用しよう禁止きんし献血けんけつ血液けつえき遺伝子いでんし解析かいせき研究けんきゅう使用しよう
 毎日新聞まいにちしんぶんニュース速報そくほう
◆2001/11/21 文部もんぶ科学かがくしょう
 生命せいめい倫理りんりかかわるしょ問題もんだいかんする研究けんきゅう開発かいはつ動向どうこうおよ社会しゃかいてき合意ごうい形成けいせいかんする調査ちょうさ
 ヒトゲノムの研究けんきゅう開発かいはつ動向どうこうおよ取扱とりあつかいにかんする調査ちょうさおよび、生命せいめい倫理りんりたいする
 社会しゃかいてき合意ごうい形成けいせい手法しゅほうおよびインフォームド・コンセントのありかたかんする調査ちょうさ
 (委託いたくさき三井情報開発みついじょうほうかいはつ(株)かぶしきがいしゃ総合そうごう研究所けんきゅうじょ
 科学かがく技術ぎじゅつ振興しんこう調整ちょうせいニュース 225ごう
 http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/chousei/news225.htm
◆2001/12/20 「ヒト20ばん染色せんしょくたい解読かいどく
 NHKニュース速報そくほう


◆20001220
 「ヒトゲノム・遺伝子いでんし解析かいせき研究けんきゅうかんする倫理りんり指針ししんあん)」にかんする意見いけん募集ぼしゅうについて

 

◆20001124
 ヒトゲノム・遺伝子いでんし解析かいせき研究けんきゅうかんする倫理りんり指針ししん原案げんあん)について

 

◆20000926
 Johannes Reiter教授きょうじゅ講演こうえんかい「ヒトゲノム解読かいどく遺伝子いでんし治療ちりょう 於:早稲田大学わせだだいがく
◆20000922
 Johannes Reiter教授きょうじゅ講演こうえんかい「ヒトゲノム解読かいどく遺伝子いでんし治療ちりょう 於:芝浦工業大学しばうらこうぎょうだいがく

 

◆20000802

 通産省つうさんしょう人間にんげんぜん遺伝いでん情報じょうほう(ヒトゲノム)の研究けんきゅう利用りようをめぐる倫理りんり問題もんだい検討けんとうするため、化学かがくひん審議しんぎかいに「個人こじん遺伝いでん情報じょうほう保護ほご部会ぶかい」(部会ぶかいちょう勝又かつまた義直よしなお名古屋大なごやだい医学いがく部長ぶちょう)を設置せっち同省どうしょうはつ会合かいごう
 「遺伝子いでんし倫理りんり問題もんだいあつか審議しんぎかい組織そしきは、厚生省こうせいしょう文部省もんぶしょう総理府そうりふ科学技術庁かがくぎじゅつちょう)にあり、これでよん省庁しょうちょうよっつもできたことになる。
 どう部会ぶかい今後こんごよん省庁しょうちょう共同きょうどう年内ねんないにまとめる、ヒトゲノム解析かいせき研究けんきゅう倫理りんり指針ししん議論ぎろん審議しんぎかい連携れんけいしてすすめるほか、遺伝いでん情報じょうほう産業さんぎょう利用りようされる場合ばあい倫理りんり問題もんだいについて、年内ねんない中間ちゅうかん報告ほうこくをまとめる。
 このうち、ヒトゲノム研究けんきゅうをめぐる倫理りんり指針ししんは、きゅうがつちゅう厚生省こうせいしょう中心ちゅうしん運営うんえいする検討けんとう委員いいんかい原案げんあんをまとめ、それについてよっつの審議しんぎかい同時どうじ並行へいこうてき審議しんぎすすめるという。  じゅうがつ中旬ちゅうじゅん一般いっぱんから意見いけんもとめたうえで、十二月じゅうにがつ中旬ちゅうじゅんには指針ししん最終さいしゅう決定けっていしたいかんがえだ。  くにとしての倫理りんり指針ししんは、科学かがく技術ぎじゅつ会議かいぎ生命せいめい倫理りんり委員いいんかいろくがつ、「憲法けんぽう」にたるヒトゲノム研究けんきゅう基本きほん原則げんそくをまとめているが、民間みんかんふくむすべての研究けんきゅう対象たいしょうにした具体ぐたいてき指針ししんがまだないことから、よん省庁しょうちょう共同きょうどう策定さくていすることになった。」(共同通信きょうどうつうしんニュース速報そくほう [2000-08-02-18:09]より引用いんよう

 

◆200007 サミット共同きょうどう宣言せんげん・「生命せいめい科学かがく」の「(ヒトゲノム)」
 「生命せいめい科学かがく前進ぜんしんは、我々われわれ生活せいかつしつ継続けいぞくてき改善かいぜんする。医療いりょうにおいてしん境地きょうちひらくことは、人類じんるい利益りえきにとって前例ぜんれいのない機会きかいしめすものであり、生命せいめい倫理りんり原則げんそく考慮こうりょれつつ達成たっせいされなければならないものである。
 ヒトゲノムのほぼ完全かんぜん解析かいせきがなされたことは、それ自体じたいきわめて重大じゅうだい発見はっけんであり、このような発達はったつさらなる劇的げきてきなかつ歓迎かんげいすべきいちをなすものである。
 我々われわれは、この解析かいせきぜん人類じんるいにとって決定的けっていてき重要じゅうようであるとかんがえており、人間にんげんのDNA配列はいれつそのものにかんするすべての基礎きそてきなまデータの迅速じんそく公開こうかいさらおこなわれるよう要請ようせいする。我々われわれは、また、ゲノム配列はいれつ解析かいせきつづ研究けんきゅう多数たすうこくあいだ協力きょうりょくもとづいて追求ついきゅうすることの重要じゅうようせい強調きょうちょうする。
 我々われわれは、遺伝子いでんしもとづく発明はつめいについて、可能かのうかぎ共通きょうつう慣行かんこうおよ政策せいさくもとづいた、均衡きんこうのとれた衡平こうへい知的ちてき所有しょゆうけん保護ほご必要ひつようであることを認識にんしきする。我々われわれは、バイオテクノロジー関連かんれん発明はつめいについての特許とっきょ政策せいさく幅広はばひろ調和ちょうわ達成たっせいするための、関連かんれんする国際こくさいてきなフォーラムにおけるさらなる努力どりょく奨励しょうれいする。

 

◆20000718

 解読かいどくしたヒトのぜん遺伝いでん情報じょうほう(ゲノム)を順番じゅんばんどおならなおし、染色せんしょくたいやくろくわり領域りょういきをカバーしたデータベースを理化学研究所りかがくけんきゅうしょ東大とうだい医科いかがく研究所けんきゅうじょ作成さくせいじゅうはちにちからインターネットのホームページで公開こうかい
共同通信きょうどうつうしんニュース速報そくほう[2000-07-17-17:53]

 

◆200006 ヒトゲノム特許とっきょ反対はんたい 世界せかい医師いしかい声明せいめい
 日本にっぽん医師いしかいなどななじゅういちカ国かこく医師いしかい加盟かめいする世界せかい医師いしかいじゅうきゅうにちまでに、解読かいどくされた人間にんげんぜん遺伝いでん情報じょうほう(ヒトゲノム)の特許とっきょうごきについて「特定とくてい企業きぎょう独占どくせんてき利益りえきをもたらす結果けっかになりかねない」として反対はんたいする方針ほうしんめた。……
 共同通信きょうどうつうしんニュース速報そくほう[2000-06-29-18:03]とう

 

◆20000410

 「人間にんげんぜん遺伝子いでんし情報じょうほう(ヒトゲノム)の解読かいどく世界せかい研究けんきゅうしゃでつくる「ヒトゲノム解析かいせき組織そしき」(HUGO、本部ほんぶロンドン)はじゅうにち、バンクーバーで開会かいかいちゅう年次ねんじ総会そうかいで、民間みんかん営利えいり企業きぎょうがゲノム研究けんきゅう成果せいか利用りようして利益りえきの1〜3%を、途上とじょうこく病院びょういん建設けんせつなどにあてるべきだ、ともとめる声明せいめい発表はっぴょうした。」
 (読売新聞よみうりしんぶんニュース速報そくほう

 

遺伝いでん情報じょうほうでの差別さべつ禁止きんしべい大統領だいとうりょうれい
 『読売新聞よみうりしんぶん』2000-02-09
 「【ワシントン8にち大塚おおつか隆一りゅういち】クリントンべい大統領だいとうりょうはちにち連邦れんぽう政府せいふ機関きかん職員しょくいん採用さいよう昇進しょうしんさいし、遺伝子いでんし情報じょうほうもとづいて差別さべつてきあつかいをすることをきんじた大統領だいとうりょうれい署名しょめいした。
 遺伝子いでんし診断しんだん発展はってんにより、がんや糖尿とうにょうびょうふくむ、おおくの病気びょうき発症はっしょう危険きけんせい予測よそくできるようになった。その一方いっぽうで、遺伝子いでんし情報じょうほう悪用あくようされ、就職しゅうしょく医療いりょう保険ほけん加入かにゅうさい差別さべつひろがりかねないという懸念けねんつよまっている。
 大統領だいとうりょうはこうした危惧きぐ(きぐ)はすでに現実げんじつのものになりつつあり、遺伝子いでんし検査けんさをためらっているひとおおいと指摘してき人間にんげんぜん遺伝子いでんし情報じょうほう解読かいどく間近まぢかせまったなか政府せいふ率先そっせんして「遺伝子いでんしプライバシー」の保護ほご必要ひつようせい強調きょうちょうした。
 大統領だいとうりょうれいでは、遺伝子いでんし情報じょうほうもとづく差別さべつてき待遇たいぐうだけでなく、職員しょくいん遺伝子いでんし検査けんさけさせたり、その情報じょうほう提出ていしゅつもとめたりすることもきんじている。
 大統領だいとうりょうはまた、民間みんかん企業きぎょう同様どうよう差別さべつきんじた、審議しんぎちゅう法案ほうあんへの支持しじ表明ひょうめいし、議会ぎかいにすみやかな可決かけつもとめた。
 大統領だいとうりょうは「遺伝子いでんし情報じょうほうかんするプライバシーを保護ほごしなければ、遺伝子いでんし研究けんきゅう恩恵おんけい人々ひとびとわたらなくなる」とべた。
 べい科学かがくサイエンスがいちきゅうきゅうろくねんった調査ちょうさによると、米国べいこくでは遺伝子いでんし異常いじょう関係かんけいする病気びょうきにかかるリスクのあるひとの15%が、就職しゅうしょく面接めんせつさい遺伝いでんびょうについて質問しつもんされた。また、13%のひとは、本人ほんにんまたは家族かぞく発病はつびょう可能かのうせい理由りゆうに、採用さいよう拒否きょひされたり、解雇かいこされたりしたことがあるとこたえたという。
 また、べつ調査ちょうさでは、米国べいこくじんの63%が「雇用こようぬし結果けっかることができる場合ばあい遺伝子いでんし検査けんさけない」とこたえている。」
 (2がつ9にち13:48)

  cf.◇遺伝子いでんし検査けんさ(と雇用こよう保険ほけん

●ロイターはつ、2000-02-08 Clinton Signing Order on Genetic Discrimination

WASHINGTON (Reuters) - President Clinton planned to sign an executive order
on Tuesday prohibiting the federal government from using genetic information
in any hiring or promotion decisions.
The move brings to the forefront a 21st century problem -- whether
employers should be allowed to use a person's genetic makeup in employment
decisions.
``This historic action will prevent the critical health information from
genetic tests used to help predict, prevent and treat diseases from being
used against them by their employer,'' the White House said.
Clinton was to sign the order at a midday event at the American Academy for
the Advancement of Science in Washington.
White House spokesman Joe Lockhart said the order looks down the road five
years when a person's genetic makeup may be more readily available.
Clinton, who often speaks of the potential benefits of the so-called Human
Genome Project, in which scientists are mapping every gene in the human
body, planned to endorse the Genetic Nondiscrimination in Health Insurance
and Employment Act of 1999.
It was introduced by Senate minority leader Tom Daschle, a South Dakota
Democrat, and New York Democratic Rep. Louise Slaughter in the House of
presentatives. The bill would extend genetic employment protections to the
private sector.
Clinton also planned to voice his concern about recent deaths as a result
of experimental gene therapy treatments.
A Senate subcommittee reviewing the government's overseeing of gene therapy
trials heard last week from Paul Gelsinger, of Tucson, Arizona, whose
18-year-old son Jesse died in September after University of Pennsylvania
researchers infused a gene-altered virus into his liver.
Clinton planned to ask Health and Human Services Secretary Donna Shalala to
instruct the Food and Drug Administration and the National Institutes of
Health to expedite their view of gene therapy guidelines and regulations.

●<遺伝子いでんし差別さべつべい大統領だいとうりょう禁止きんし大統領だいとうりょうれい署名しょめい
毎日新聞まいにちしんぶん

毎日新聞まいにちしんぶんニュース速報そくほう
 【ワシントン8にち瀬川せかわいたるろう】クリントンべい大統領だいとうりょうは8にち遺伝いでんびょう有無うむやがんにかかる可能かのうせい簡便かんべん検査けんさできる遺伝子いでんし診断しんだん結果けっか連邦れんぽう職員しょくいん採用さいよう昇進しょうしん利用りようする「遺伝子いでんし差別さべつ」を禁止きんしする大統領だいとうりょうれい署名しょめいした。人間にんげんぜん遺伝いでん情報じょうほう解読かいどく目指めざすヒトゲノム計画けいかくなどで遺伝いでん情報じょうほう解読かいどくきゅうピッチですすみ、遺伝子いでんし診断しんだんによる発症はっしょうぜん診断しんだん遺伝子いでんし治療ちりょう現実げんじつのものとなる一方いっぽうで、遺伝いでん情報じょうほうをもとにしたあらたな差別さべつ人権じんけん侵害しんがいまれるおそれがあることから、大統領だいとうりょうれいはそのまけ側面そくめんたいする防止ぼうし措置そち意味いみおおきい。民間みんかん企業きぎょうへの波及はきゅう予想よそうされ、日本にっぽん政府せいふ今後こんご対応たいおうせまられそうだ。
 今回こんかい大統領だいとうりょうれいは(1)連邦れんぽう職員しょくいん採用さいよう手当てあて給付きゅうふ条件じょうけん遺伝子いでんしテストを要求ようきゅうしてはならない(2)保護ほごされた遺伝いでん情報じょうほう利用りようして連邦れんぽう職員しょくいん分別ふんべつし、かれらの昇進しょうしんチャンスをうばってはならない(3)治療ちりょう医学いがく研究けんきゅう使つかわれる遺伝いでん情報じょうほうのプライバシー保護ほご強力きょうりょく推進すいしんする――の3項目こうもく中心ちゅうしんだ。
これはけいやく280まんにん連邦れんぽう職員しょくいん今後こんご新規しんき採用さいようしゃ対象たいしょうとしたものだが、クリントン大統領だいとうりょう同時どうじに、こうした遺伝いでん情報じょうほう保護ほご民間みんかん企業きぎょうにも適応てきおうされることを要望ようぼうし、昨年さくねん民主党みんしゅとう提出ていしゅつした民間みんかん対象たいしょう遺伝子いでんし情報じょうほう禁止きんし法案ほうあんつよ支持しじする声明せいめい発表はっぴょうした。
 さらに昨年さくねん遺伝子いでんし治療ちりょう臨床りんしょう治験ちけん死亡しぼうしゃたことがべいメディアでおおきくほうじられていることに対応たいおうし、クリントン大統領だいとうりょうべい食品しょくひん医薬品いやくひんきょく(FDA)とべい国立こくりつ衛生えいせい研究所けんきゅうじょ(NIH)にたいし、遺伝子いでんし治療ちりょうのガイドラインと規制きせいさく見直みなおしを要請ようせいした。
 ホワイトハウスの発表はっぴょうによると、1996ねん米国べいこく調査ちょうさで、遺伝いでんびょう進行しんこうしているひとのうち15%が、採用さいよう試験しけん遺伝いでんびょうについての質問しつもんけたと回答かいとうしている。また13%のひとは、自分じぶん自身じしん家族かぞくのだれかが遺伝いでんびょう素因そいん理由りゆう就職しゅうしょくできなかったり、しょく解雇かいこされた経験けいけんつといい、すでに遺伝子いでんし差別さべつしずかにひろがりはじめたともいえる。
 クリントン大統領だいとうりょうは「プライバシーという神聖しんせいかべがいま危機ききにさらされている」と指摘してきし、今回こんかい大統領だいとうりょうれい遺伝いでん情報じょうほうのプライバシー保護ほごけておおきな前進ぜんしんになると強調きょうちょうした。
 国内こくないでは血液けつえきなどを提供ていきょうしたひとのプライバシーをまもるため、科学かがく技術ぎじゅつ会議かいぎ厚生省こうせいしょうなどが研究けんきゅうしゃ遺伝子いでんし解析かいせきおこな場合ばあい倫理りんり指針ししん作成さくせいすすめている。すでに大学だいがく病院びょういん一部いちぶ民間みんかん企業きぎょうなどは、遺伝いでんびょう有無うむやがんのなりやすさなどを遺伝子いでんしから解析かいせきする検査けんさおこなっており、日本人にっぽんじんるい遺伝いでん学会がっかい検査けんさ結果けっか本人ほんにん以外いがいつたえてはならないなどとするガイドラインをさだめている。
 [2000-02-09-12:44]

遺伝いでん情報じょうほうによる差別さべつ禁止きんし連邦れんぽう政府せいふ対象たいしょうべい大統領だいとうりょうれい
 朝日新聞あさひしんぶんニュース速報そくほう

 クリントンべい大統領だいとうりょうは8にち連邦れんぽう政府せいふ職員しょくいん採用さいよう昇進しょうしんたり、遺伝いでん情報じょうほうによる差別さべつ禁止きんしする大統領だいとうりょうれい署名しょめいした。遺伝子いでんし研究けんきゅう進歩しんぽは、病気びょうき治療ちりょうほうおおきくえる一方いっぽうで、病気びょうき関係かんけいする遺伝子いでんしっていることを理由りゆう解雇かいこされるなどマイナスめん社会しゃかい問題もんだいになりはじめている。大統領だいとうりょうは「プライバシー保護ほご徹底てっていしないと、せっかくの進歩しんぽ恩恵おんけいけられないひとる」とべ、民間みんかんたいしても同様どうよう差別さべつきんずる法律ほうりつ早期そうき成立せいりつ議会ぎかいもとめた。
 遺伝子いでんし解析かいせき急速きゅうそくすすみ、がんなどいくつもの病気びょうきについて発病はつびょうかくりつなどを調しらべる遺伝子いでんし検査けんさおこなわれている。即日そくじつ発効はっこうした大統領だいとうりょうれい連邦れんぽう政府せいふたいし、(1)採用さいようさい遺伝いでん情報じょうほう遺伝子いでんし検査けんさ要求ようきゅうしてはならない(2)昇進しょうしん任地にんち選定せんていに、遺伝いでん情報じょうほうもちいてはならない(3)職員しょくいん遺伝いでん情報じょうほうたり公開こうかいしてはならない、としている。
 大統領だいとうりょうは、べい議会ぎかい提出ていしゅつされている、こうした遺伝子いでんし差別さべつ禁止きんし民間みんかんたいしてももとめる法律ほうりつ制定せいていうながすとともに、遺伝子いでんし理由りゆう保険ほけん加入かにゅうことわられるのをふせ法律ほうりつ制定せいていいそぐようもとめた。団体だんたい加入かにゅう保険ほけんについては、遺伝いでん情報じょうほう要求ようきゅう禁止きんしする法律ほうりつが1996ねん成立せいりつしており、個人こじん加入かにゅう保険ほけんつぎ課題かだいとなっている。
 遺伝子いでんし差別さべつをめぐる1996ねん民間みんかん調査ちょうさでは、病気びょうき関係かんけいする遺伝子いでんしひとの15%が採用さいようなどのさい遺伝いでん情報じょうほうもとめられ、13%が本人ほんにん家族かぞく解雇かいこされるなどの差別さべつけた、とこたえている。97ねんべつ調査ちょうさでは、63%のひと雇用こようしゃ結果けっかられるなら遺伝子いでんし検査けんさけない、ともこたえている。
 大統領だいとうりょうはあわせて、ボストンの病院びょういんなどで遺伝子いでんし治療ちりょう死者ししゃたことにつよ懸念けねん表明ひょうめい厚生省こうせいしょうたいし、遺伝子いでんし治療ちりょう指針ししんなどの見直みなおしをいそぐよう指示しじした。遺伝子いでんし治療ちりょうについては、患者かんじゃ危険きけんかんするただしい情報じょうほうつたえられていないなどのおおくの問題もんだいてんている。
 [2000-02-09-11:05]

政府せいふ機関きかん遺伝子いでんし情報じょうほうもとづく差別さべつ禁止きんし べい大統領だいとうりょうれい
 NHKニュース速報そくほう

 アメリカでは、実際じっさいには病気びょうきにかかっていないのに発病はつびょうするおそれをしめ遺伝子いでんしっていることを理由りゆうに、就職しゅうしょく昇進しょうしん拒否きょひされるケースが相次あいついでおり、クリントン大統領だいとうりょうはちにち政府せいふ機関きかんたいして遺伝子いでんし情報じょうほうもとづく差別さべつ禁止きんしする大統領だいとうりょうれい署名しょめいしました。
 遺伝子いでんし研究けんきゅうすすんでいるアメリカでは、個人こじん遺伝子いでんし情報じょうほう調しらべることで、どのような病気びょうきにかかりやすいのか、あらかじめることができるようになり病気びょうき予防よぼう役立やくだてられています。
 しかし、その一方いっぽう検査けんさ結果けっか特定とくてい病気びょうきにかかるおそれがあることをしめ遺伝子いでんしっていることがわかると、実際じっさいには発病はつびょうしていないにもかかわらず、企業きぎょうがわから採用さいよう昇進しょうしん拒否きょひされるケースが相次あいつぎ、あらたな社会しゃかい問題もんだいとなっています。
 これについて、クリントン大統領だいとうりょうはちにち政府せいふ機関きかんが、遺伝子いでんし検査けんさ結果けっか職員しょくいん採用さいよう昇進しょうしん判断はんだん基準きじゅんとすることや、医療いりょう機関きかんなどをつうじて、個人こじん遺伝子いでんし情報じょうほうせることを禁止きんしする大統領だいとうりょうれい署名しょめいしました。
 また、クリントン大統領だいとうりょうは、今後こんご議会ぎかいたいして民間みんかん企業きぎょうへの就職しゅうしょく昇進しょうしん、そして健康けんこう保険ほけんへの加入かにゅうさいしても、遺伝子いでんし情報じょうほうもとづく差別さべつ禁止きんしするあらたな法律ほうりつ制定せいていするよう、うながしていくかんがえを表明ひょうめいしました。
[2000-02-09-10:50]

本人ほんにん利益りえき以外いがい使用しようせず 究極きゅうきょくのプライバシー保護ほご
 共同通信きょうどうつうしんニュース速報そくほう

 【ワシントン8にち共同きょうどうべい連邦れんぽう政府せいふ職員しょくいん雇用こようなどのさい遺伝子いでんし情報じょうほう利用りようすることをきんじた八日ようかのクリントンべい大統領だいとうりょうれいは「究極きゅうきょくのプライバシー」ともいわれる遺伝子いでんし情報じょうほうを「本人ほんにん利益りえき以外いがいには使つかわない」ことを確認かくにんしたものだ。
 遺伝子いでんし解析かいせき技術ぎじゅつ進歩しんぽで、現在げんざい特定とくてい遺伝いでんびょうかぎらず、がん、糖尿とうにょうびょう心臓しんぞうびょうなど一般いっぱんてき病気びょうき関係かんけいするさんひゃくしゅ以上いじょう遺伝子いでんし異常いじょう検出けんしゅつできる。米国べいこくでは成人せいじん患者かんじゃ遺伝子いでんし診断しんだん病気びょうき発病はつびょうかくりつ算出さんしゅつする専門医せんもんい登場とうじょう予防よぼう医療いりょうへの貢献こうけんみとめられる一方いっぽうで、企業きぎょう採用さいよう保険ほけん加入かにゅうなどのさい遺伝子いでんし診断しんだんもとめるれいえ、あらたな差別さべつまれた。
 べい政府せいふいちきゅうきゅうろくねん調査ちょうさによると、遺伝子いでんし診断しんだんなんらかの病気びょうき潜在せんざいせい判明はんめいしたひといちさん%が「就職しゅうしょくことわられるなど差別さべつけた」とこたえている。
 国連こくれん教育きょういく科学かがく文化ぶんか機関きかん(ユネスコ)はきゅうななねん遺伝子いでんし情報じょうほうかんし、個人こじん秘密ひみつ保持ほじ遺伝いでんてき特徴とくちょうによる差別さべつ禁止きんしなどを国際こくさい倫理りんり指針ししんとしてさだめた。
 日本にっぽんでは特定とくてい家系かけい多発たはつするがんなどを研究けんきゅうする医師いしらの組織そしき家族かぞくせい腫瘍しゅよう(しゅよう)研究けんきゅうかいきゅうななねん遺伝子いでんし診断しんだんのガイドラインをしめしているが、遺伝子いでんし診断しんだんそのものがまだ一般いっぱんてきでなく、医学いがくかい全体ぜんたいにおける倫理りんり基準きじゅん整備せいび状態じょうたいだ。
 [2000-02-09-10:17]

 

◆20000110 セレラしゃ、ヒトゲノムの90%の塩基えんき配列はいれつ解読かいどくしたと発表はっぴょう

 
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遺伝子いでんしプール gene pool


立岩たていわ[1997]だいしょうちゅう24より(p.257)

もっとせま意味いみで、優生ゆうせいがくを、人間にんげん遺伝子いでんしプールにおける病的びょうてき遺伝子いでんし頻度ひんど増大ぞうだいすることをおさえたり、これを積極せっきょくてき排除はいじょすることをすものとする」(米本よねもと[1987b:38]、ちゅう43、だいしょうちゅう08・312ぺーじ参照さんしょうのこと)。

立岩たていわ[1997]だいしょうちゅう8より(p.312)

「このことが技術ぎじゅつ危険きけんせいがないことの理由りゆうともされる。「遺伝子いでんしという単位たんい才能さいのう問題もんだいにアプローチするのは現実味げんじつみいている…。そこでおおくの研究けんきゅう結果けっかいまのところすぐれたひとづくり(すぐれたという定義ていぎ自体じたいめんどうだが、ここではあまり厳密げんみつでなく使つかっている)に遺伝子いでんし研究けんきゅう応用おうようすることはできないとされている。」(松原まつばら中村なかむら[1996:184])米本よねもと昌平しょうへいは「遺伝子いでんしプールの改善かいぜん」の効果こうかひくい(からにする必要ひつようはない)という指摘してき度々たびたびしている(米本よねもと[1980:61][1987b:313]とう)。遺伝いでん学者がくしゃささがつ健彦たけひこ見解けんかいもほぼそのようなものである(ささがつ[1985])。他方たほうで、木村きむらせいのようにこれをにするものもいる(だいしょうちゅう44)」

立岩たていわ[1997]だいしょうちゅう31より(p.442)

「「たね多様たようせいが、人工じんこうぶつ意図いとてき増殖ぞうしょくのなかで、せいのみが保証ほしょうする偶然ぐうぜんおわりのなかで消滅しょうめつするとき、おそらく人類じんるいがまっているだろう。」(Attali[1988=1994:520])このたね議論ぎろんおおい。あぜ豊彦とよひこ[1987]について加藤かとう秀一ひでかずつぎのように指摘してきする。  「「るいてき種族しゅぞくとしての人間にんげん存在そんざい認識にんしき」(あぜ[1987:187])といった全体ぜんたい主義しゅぎ(「たね主義しゅぎというべきか)ははん差別さべつ運動うんどう射程しゃてい根本こんぽんからほりくず倒錯とうさくであるように、わたしにはおもわれる。女性じょせい障害しょうがいしゃも、その解放かいほう運動うんどう出発しゅっぱつてんは、みずからを、えのきかない一人ひとり人間にんげん個人こじんとしてみとめよというさけびではなかったか。個人こじんたねない遺伝子いでんし多様たようせい保存ほぞんするプールとして価値かちがあるのではない、というおもいにかえること――障害しょうがいしゃ運動うんどうとフェミニズム運動うんどうは、個人こじん尊厳そんげん擁護ようごというこの出発しゅっぱつてん徹底てっていして共有きょうゆうするところから、生命せいめいしつ一元化いちげんかする優生ゆうせい思想しそう反対はんたいするという、原理げんりてき共存きょうぞん獲得かくとくできるはずだ。」(加藤かとう[1991a])この箇所かしょされたちゅうには、「より典型てんけいてき表現ひょうげんおな論集ろんしゅうなか山下やました恒男つねお文章ぶんしょうにみられる。そこでは「個体こたいたねふたつにしてひとつのもの」とみる今西いまにし進化しんかろんの「おおらか」さが称揚しょうようされている」とある。ここで加藤かとう言及げんきゅうしているのは山下やました[1987:388-389]。著書ちょしょ山下やました[1977])にも同様どうよう主張しゅちょうられる。
 本書ほんしょとおしておうとしたのは、これらとべつ立場たちばである。」

 
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遺伝子いでんしのスーパーマーケット


立岩たていわ[1997]だいしょうちゅう30より(p.441)

「……
 なおつぎ引用いんよう文中ぶんちゅうのグローバーはグラヴァーとどう一人物いちじんぶつであり、ノージックについてはだいしょうせつだいしょうちゅう19、だいしょうせつれた。「グローバーは、ひとつの選択肢せんたくしとして、”遺伝子いでんしのスーパーマーケット”というアイディアを提案ていあんしている。/グローバーが哲学てつがくしゃのロバート・ノジックのアイディアからヒントをたという計画けいかくによると、これからおやになろうというひとたちが、遺伝いでんかんする選択せんたくリストから、自分じぶんたちの子供こどものためにどんな特徴とくちょうをとり、どんな欠点けってん矯正きょうせいするかを、あたかもスーパーでものをするときのように、自由じゆうえらぶことができるというものだ。/ある夫婦ふうふ自分じぶん子供こどものために、音楽おんがく才能さいのうとガンにかかりにくい体質たいしつというふたつの遺伝子いでんしえらぶかもしれない。べつ夫婦ふうふは、かれらなりにかんがえたべつ遺伝子いでんしえらぶだろう。コントロールばんによってすべての人間にんげん統轄とうかつするような中央ちゅうおう管理かんり方式ほうしきさえなければ、遺伝子いでんし多様たようせいるどころか、むしろえるはずである。」(Shapiro[1991=1993:339-340])

櫻井さくらいとおる『リベラル優生ゆうせい主義しゅぎ正義まさよし
 http://www.nakanishiya.co.jp/book/b134421.html

序章じょしょう リベラル優生ゆうせい主義しゅぎ原理げんり
だいいちせつ 現象げんしょうがくとらむずかし
ゆかぜん遺伝子いでんし診断しんだん生殖せいしょくてきクローン技術ぎじゅつ遺伝子いでんし工学こうがく
だいせつ 現象げんしょうがくの「主題しゅだいてき概念がいねん
生殖せいしょく自由じゆう」のラディカルな拡張かくちょう治療ちりょう改良かいりょうとの道徳どうとくてき等価とうかせい遺伝子いでんしへの介入かいにゅう環境かんきょうへの介入かいにゅうとの道徳どうとくてき等価とうかせいふたつの補助ほじょてき論点ろんてん/リベラル優生ゆうせい主義しゅぎ民主みんしゅてき選択せんたく/Eugenics の訳語やくごについてのろん

だいいちしょう 優生ゆうせい主義しゅぎ由来ゆらい
だいいちせつ 人類じんるい遺伝いでんてき改良かいりょうこころ
最後さいごにして最初さいしょ人間にんげん』/「遺伝いでん学者がくしゃ有志ゆうしのマニフェスト」
だいせつ 優生ゆうせい主義しゅぎ歴史れきしてき淵源えんげん
フランシス・ベーコンにおける人間にんげん本性ほんしょう科学かがくてき改造かいぞう/トマス・R・マルサスの救貧きゅうひん法制ほうせい批判ひはん/アルフレッド・R・ウォレスによる人間にんげん社会しゃかいへの自然しぜん選択せんたくせつ適用てきよう/フランシス・ゴールトンの優生ゆうせいがく構想こうそう/ウィリアム・R・グレッグの「社会しゃかい退化たいか」/グレッグにおける進化しんか/チャールズ・ダーウィンの社会しゃかいダーウィニズム

だいしょう 世紀せいきにおける改革かいかく優生ゆうせい主義しゅぎ
  ――J・B・S・ホールデーンとハーマン・J・マラー――
だいいちせつ ゴールトンにおける人間にんげん自己じこ進化しんか
優生ゆうせいがく定義ていぎ/ゴールトンの優生ゆうせいがくとナショナリズム/ゴールトンにおける世論せろん強制きょうせい/ゴールトンの継承けいしょうしゃたち
だいせつ 体外たいがい発生はっせい技術ぎじゅつによる改革かいかく優生ゆうせい主義しゅぎ――J・B・S・ホールデーン――
『ダイダロス』における積極せっきょくてき優生ゆうせい主義しゅぎ生物せいぶつがくてき発明はつめいという「倒錯とうさく
だいさんせつ 社会しゃかい改革かいかく精子せいし選択せんたく――ハーマン・J・マラー――
よるからのがれて』における改革かいかく優生ゆうせい主義しゅぎ/「人間にんげん生物せいぶつがくてき退化たいか」と社会しゃかいてき優生ゆうせい主義しゅぎ人類じんるいによる自己じこ進化しんか/マラーと遺伝子いでんし工学こうがく
だいよんせつ マラーの優生ゆうせい主義しゅぎ意味いみするもの
精子せいし選択せんたく継承けいしょうしゃ精子せいし選択せんたく意味いみ問題もんだいてん

だいさんしょう リベラル優生ゆうせい主義しゅぎ倫理りんりてき正当せいとう
だいいちせつ 現代げんだい遺伝いでんがくにおけるリベラル優生ゆうせい主義しゅぎ
シンポジウム「ヒト生殖せいしょく細胞さいぼう系列けいれつ設計せっけいする」/遺伝子いでんし工学こうがくによる人間にんげん自己じこ進化しんか
だいせつ 現代げんだい正義せいぎろんにおけるリベラル優生ゆうせい主義しゅぎ
ロナルド・ドゥオーキンの倫理りんりてき個人こじん主義しゅぎ/ジョン・ロールズの「社会しゃかいてき資産しさんとしての遺伝いでんてき資質ししつ」/★ロバート・ノージックの遺伝子いでんしスーパーマーケット/リベラルな正義せいぎろんにとっての人格じんかくとゲノム

だいよんしょう リベラル優生ゆうせい主義しゅぎへの反論はんろん応答おうとう
だいいちせつ 技術ぎじゅつてき反論はんろん
エヴリン・フォックス・ケラーにおける遺伝子いでんし構造こうぞう機能きのうはちッバード、ルウォンティン、ホーによる遺伝子いでんし決定けっていろん批判ひはん中央ちゅうおう集権しゅうけんてき遺伝子いでんし分権ぶんけんてき遺伝子いでんし遺伝子いでんしへの介入かいにゅう環境かんきょうへの介入かいにゅう遺伝子いでんし工学こうがく長期ちょうきてきリスク/ヒト生殖せいしょく細胞さいぼう系列けいれつへの損傷そんしょう
だいせつ 政治せいじてき反論はんろん
社会しゃかいてき格差かくさ拡大かくだい援助えんじょ減少げんしょうろん表現ひょうげん主義しゅぎてき反論はんろん社会しゃかい協力きょうりょく枠組わくぐみの改革かいかく/「包摂ほうせつされる利益りえき」と「最大さいだい利益りえき」/「障碍しょうがいしゃ自由じゆう」と「障碍しょうがいしゃまない自由じゆう
だいさんせつ 哲学てつがくてき反論はんろん
人権じんけん生物せいぶつがくてき人間にんげん本性ほんしょう/フランシス・フクヤマにおける道徳どうとくてき秩序ちつじょ人間にんげん本性ほんしょう/ユルゲン・ハーバーマスと「対称たいしょうてき承認しょうにん関係かんけい侵食しんしょく」/ニコラス・エイガーの応答おうとう

終章しゅうしょう リベラル優生ゆうせい主義しゅぎのゆくえ
  ――福音ふくいん災厄さいやくか――
だいいちせつ 遺伝子いでんし改良かいりょう原動力げんどうりょく自己じこ規制きせい
市場いちば経済けいざい生物せいぶつがくてき欲求よっきゅう/「機会きかい平等びょうどう」と遺伝子いでんし介入かいにゅう市場いちば原理げんりもとづく遺伝子いでんし介入かいにゅう/「ひらかれた未来みらいへの権利けんり」と遺伝子いでんし介入かいにゅう/リベラル優生ゆうせい主義しゅぎとハーバーマス
だいせつ リベラル優生ゆうせい主義しゅぎ限界げんかい
肉体にくたいてき改良かいりょう知的ちてき改良かいりょう道徳どうとくてき改良かいりょう
だいさんせつ 生殖せいしょくにおける国家こっか役割やくわり限界げんかい
国家こっかは「将来しょうらい世代せだい遺伝いでんてき福利ふくり保護ほごしゃ」か/社会しゃかいてき目的もくてきのための道徳どうとくてき改良かいりょう
だいよんせつ むす
ヒト生殖せいしょく細胞さいぼう系列けいれつ遺伝子いでんし工学こうがくへの懐疑かいぎ源泉げんせん遺伝子いでんし改良かいりょう人間にんげんの「経験けいけん」を希薄きはくにするのか/リベラル優生ゆうせい主義しゅぎ進路しんろをいかにコントロールすべきか

 

みずあたましょう

 胎児たいじすいあたましょうは1000の出産しゅっさんたいして0.5〜2.0 単独たんどく新生児しんせいじすいあたましょうは0.39〜0.89のりつでみられる 進行しんこうするとのう脊髄せきずいえきのう圧迫あっぱくされてうすくなってしまい精神せいしん発達はったつ期待きたいできなくなる ちょう音波おんぱ診断しんだんによって 子宮しきゅうない胎児たいじにシャント手術しゅじゅつをする あるいは はい機能きのう成熟せいじゅくするまで胎児たいじ成長せいちょうするのをってから(8週間しゅうかん帝王切開ていおうせっかいをしてシャント手術しゅじゅつをする(福間ふくま[1987:174-175])

 1000れいちゅうれい 原因げんいんには,神経しんけいかん閉鎖へいさ不全ふぜん頭蓋とうがいない出血しゅっけつ子宮しきゅうない感染かんせん遺伝いでんせい因子いんしせいともせい劣性れっせいつね染色せんしょくたい劣性れっせい遺伝いでん) ともせい劣性れっせい遺伝いでんによるみずあたましょう頻度ひんど全体ぜんたいの1%以下いか 妊娠にんしん中期ちゅうきの3カ月かげつにおいて,つぎてきちょう音波おんぱ検査けんさにより出生しゅっしょうぜん診断しんだんおおくの場合ばあい可能かのうであるが,つね可能かのうではない。(Conner & Ferguson-Smith[1987=1991:])

◆Conner, J. M. ; Ferguson-Smith, M. A. 1987 Essential Medical Genetics,
 2nd ed., Blackwell
 =1991 清水しみず信義のぶよし松尾まつおせんやく,『最新さいしん遺伝子いでんし医学いがく』,講談社こうだんしゃ,234p. <432> ※

 ※は立岩たていわ研究けんきゅうしつにあり。

 

◆THE HUMAN GENOME PROJECT: BENEFITING ALL HUMANITY

ホワイトハウスの広報こうほう資料しりょう

http://www.whitehouse.gov/WH/New/html/20000315_3.html

THE WHITE HOUSE
Office of the Press Secretary

--------------------------------------------------------------------------------

For Immediate Release March 14, 2000


THE HUMAN GENOME PROJECT:
BENEFITING ALL HUMANITY


"Later this year, researchers will complete the first draft of the
entire human genome, the very blueprint of life. It is important for
all our fellow Americans to recognize that federal tax dollars have
funded much of this research, and that this and other wise investments
in science are leading to a revolution in our ability to detect, treat,
and prevent disease."


President Clinton
January 27, 2000
"State of the Union"

At today’s Medals of Science and Technology awards ceremony, the
President will announce that he and Prime Minister Tony Blair have
agreed on a statement of principle to ensure that discoveries from
the human genome are used to advance human health. Their joint statement,
to be issued in the U.S. and U.K. today, applauds researchers who have
made their human genome sequence data freely available to the global
scientific community and calls upon others to follow their lead.
The statement also acknowledges the importance of intellectual property
protection as an incentive for the development of important, new
gene-based health care products.


ACCESS TO FUNDAMENTAL INFORMATION ABOUT THE HUMAN GENOME WILL IMPROVE HEALTH.

The United States and the United Kingdom are the leading partners in
Human Genome Project ? the international effort to map and sequence the
3 billion “letters” and to locate and identify the roughly 100,000
genes that make up the human genetic code.

This project will revolutionize the practice of medicine, providing
the means to custom tailor treatments to the needs of each patient,
and to prolong healthy life by predicting and preventing diseases.

Unencumbered access to the raw human sequence data will promote its
use by scientists all over the world in their efforts to understand
human biology and disease at the level of individual genes.

The single most important development in human biology in the short
term will be the completion of the sequencing of the human genome.
Government-funded research activities have made important contributions
to this result. The private sector has also made significant advances
in recent years.

The single biggest challenge to humankind will be to take this vast
storehouse of information and rapidly develop new products to diagnose
and treat human diseases. That process will require continued support
for government research. It will also require a suitable environment
for the private sector to develop new products, including appropriate
intellectual property protection.

The president’s budget calls for a $1 billion increase for biomedical
research at the National Institutes of Health (NIH), to nearly $18.8
billion. These funds will support merit-based, peer-reviewed research,
largely conducted by individual investigators. Biomedical research
continues to pave the way toward better diagnostics, treatments,
and cures. Recent breakthroughs have led to techniques that hold
promise for treating Parkinson’s disease, diabetes, heart disease,
and many other debilitating disorders. As new health risks arise,
prevention of disease also requires increased attention.

With the increase requested for FY 2001, NIH plans to focus on the
following four themes: exploiting the power of genomics, reinvigorating
clinical research, harnessing the expertise of allied scientific and
engineering disciplines that contribute to biomedical research, and
reducing disparities in health.

The increase will support research in areas such as diabetes, brain
disorders, cancer, genetic medicine, disease prevention strategies,
and development of an AIDS vaccine.

R&D Budget -- a Bold Course of Strategic Growth and Prosperity Through
Discovery. The President and the Vice President remain unwavering in
their support for science and technology as crucial investments in
our future. These investments enable our nation to compete aggressively
in the global marketplace, protect our environment and manage our
natural resources in a sustainable manner, safeguard our national
security from emerging threats, and spur the technological
innovation that has contributed so much to our economic prosperity
and quality of life.

The FY 2001 budget for R&D continues the important R&D trends
established by the President and Vice President:

This is the eighth consecutive year that the President and Vice
President have proposed increased investments in civilian
research and development. Civilian R&D is up 43% since they
have taken office.

It boosts funding for basic research by 7% ? a $1.3 billion
increase. Funding for basic research is up 52% since 1993.

R&D support to Universities increases 8% ? a $1.3 billion
increase. R&D support to Universities is up 53% since 1993.

Perhaps most important, this budget presents a balanced R&D
portfolio, which recognizes the interdependence among the
scientific disciplines. Gains in one field are often dependent
on advances in others.



HUMAN GENOME PROJECT FACT SHEET
March 14, 2000

Benefiting All Humanity. The Human Genome Project (HGP), an
international effort formally begun in October 1990, was planned
to last 15 years, but rapid technological advances have accelerated
the expected completion date by at least two years. The project’s
are to discover all of the approximate 100,000 human genes
(the human genome) and make them accessible for further biological
study and to determine the complete sequence of the 3 billion DNA
subunits (bases). As part of the HGP, parallel studies are being
carried out on selected model organisms such as the bacterium E.
coli to help develop the technology and interpret human gene function.
The HGP is also the first large scientific undertaking to address
the ethical, legal, and social issues that may arise from such a
project. The National Institutes of Health's National Human Genome
Research Institute (NHGRI) and the Department of Energy’s Human
Genome Program together make up the U.S. Human Genome Project,
the world's largest centrally coordinated biology research project
ever undertaken. The U.K.’s Wellcome Trust, a private philanthropy,
also contributes to the global initiative and supports one of the
five principal large-scale human genome sequencing centers.

Longer Lives and Better Health. The project will reap enormous
benefits for humankind, some that we can anticipate and others that
will surprise us. Biologists and researchers will have access to
detailed DNA information that is key to understanding the structure,
organization, and function of DNA in chromosomes. Genome maps of
other organisms will provide the basis for comparative studies that
are often critical to understanding more complex biological systems.
Information generated and technologies developed will revolutionize
future biological explorations. Technology and resources generated
by the Human Genome Project and other genomics research are already
having a major impact on research across the life sciences. For
example, the HGP has produced detailed maps that can be used to
help pinpoint genes associated with particular diseases, leading
to better treatment and prevention methods. A prime example is
that families at risk of hereditary colon cancer can now be screened
and lessen their chances of dying from this illness with surveillance
and dietary measures. The potential for commercial development of
genomics research also presents U.S. industry with a wealth of
opportunities, and sales of DNA-based products and technologies
in the biotechnology industry are projected to exceed $45 billion by 2009.

Strong Administration Support for Human Genome Research. During the
past eight years, President Clinton and Vice President Gore have
increased the funding for this ambitious project by 165%, providing
over $2.6 billion in federal funds to the HGP.


Clinton/Gore Administration
U.S. Human Genome Project Funding History
($$ in Millions)



Year NIH DOE Total
1993 $106.1 $63.0 $169.1
1994 127.0 63.3 190.3
1995 153.8 68.7 222.5
1996 169.3 73.9 243.2
1997 188.9 77.9 266.8
1998 218.3 85.5 303.8
1999 283.6 89.8 373.4
2000 335.9 88.9 424.8
2001
Request 357.7 90.3 448.0

93-01
Total $2,641.9


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◆<遺伝子いでんし病気びょうきのかかりやすさ左右さゆうするSNPを15まんカ所かしょ特定とくてい
 毎日新聞まいにちしんぶんニュース速報そくほう

 科学技術振興事業団かがくぎじゅつしんこうじぎょうだん東大とうだい医科いかがく研究所けんきゅうじょは4にち病気びょうきへのかかりやすさなどを左右さゆうする遺伝子いでんし個人こじん、SNP(スニップ)を15まんカ所かしょ特定とくていしたと発表はっぴょうした。政府せいふのミレニアム・プロジェクトの一環いっかんとして実施じっしされてきた研究けんきゅうで、当初とうしょ予定よていより6カ月かげつはや目標もくひょう達成たっせいした。個人こじん個人こじんてきしたオーダーメード医療いりょう遺伝子いでんし情報じょうほう利用りようしたそうやく役立やくだつと期待きたいされる。
 人間にんげん遺伝いでん情報じょうほうにな遺伝子いでんし塩基えんき配列はいれつだい部分ぶぶん人類じんるい共通きょうつうだが、個人こじんによってことなる部分ぶぶんがある。このような個人こじんひとつがスニップで、特定とくてい病気びょうきへのかかりやすさや、くすり副作用ふくさようあらわかたなどに関係かんけいしているとかんがえられている。
 東大とうだい医科研いかけん中村なかむら祐輔ゆうすけ教授きょうじゅらは、24にん日本人にっぽんじんのDNAをもちいて15まんカ所かしょのスニップを発見はっけんした。このうちやくわりあたらしく発見はっけんされたスニップだった。【青野あおの由利ゆり
[2001-10-04-20:30]

 

◆2001/01/26 09:45 ◇遺伝子いでんし診断しんだん業界ぎょうかい団体だんたい倫理りんり指針ししん
朝日新聞あさひしんぶんニュース速報そくほう
 がんや高血圧こうけつあつ肥満ひまんになる可能かのうせいなどを調しらべる「遺伝子いでんし診断しんだん」のための検査けんさ病院びょういんなどから受注じゅちゅうするさいまもるべき倫理りんり指針ししんを、検査けんさ会社かいしゃでつくる公益こうえき法人ほうじん日本にっぽん衛生えいせい検査けんさしょ協会きょうかい」が25にち、まとめた。同日どうじつひらかれた理事りじかい了承りょうしょうされた。遺伝子いでんし診断しんだんについては、カウンセリングなしに実施じっしした診療しんりょうしょ問題もんだいになったほか、将来しょうらい病気びょうきかくりつ診断しんだんすることの是非ぜひなどの議論ぎろん検証けんしょうくされていない。業界ぎょうかい自主じしゅてき指針ししん作成さくせいしたことによって、遺伝子いでんし診断しんだん安易あんいひろがりかねないとの懸念けねん指摘してきされている。
 くに作成さくせいちゅう遺伝子いでんし解析かいせき倫理りんり指針ししんは、対象たいしょう研究けんきゅう分野ぶんやかぎられており、遺伝子いでんし診断しんだんかんする指針ししんはじめて。
 どう協会きょうかいには、病院びょういんなどから臨床りんしょう検査けんさう450しゃ加盟かめい年間ねんかんまんけん以上いじょう遺伝子いでんし検査けんさ実施じっししている。
 今回こんかいまとまった自主じしゅ指針ししんは、医療いりょう機関きかん一定いってい倫理りんりまもっているかどうかを確認かくにんし、担当たんとう医師いし署名しょめいけたうえで検査けんさ実施じっしするよう規定きてい医師いし受診じゅしんしゃたいして、(1)検査けんさ精度せいど限界げんかいや、本人ほんにんだけでなく、その血縁けつえんしゃ病気びょうきまで予測よそくしてしまうものであること
説明せつめいしているか(2)検査けんさけるひとが、自主じしゅてき意思いしもうたことを、文書ぶんしょ確認かくにんしているか(3)関連かんれん学会がっかい指針ししんもとづいたカウンセリングをしているか――などを点検てんけんするとしている。
 検査けんさ会社かいしゃとして個人こじん情報じょうほうらさないことや、検体けんたい個人こじんめいけずに記号きごうしてから検査けんさ作業さぎょうはいるよう体制たいせいととのえることももとめている。
 遺伝子いでんし診断しんだんをめぐっては、診断しんだんによってかる遺伝いでん情報じょうほう生命せいめい保険ほけんなどの加入かにゅう制限せいげん保険ほけんりょう算定さんていなどに利用りようされかねない危険きけんせいや、根本こんぽん治療ちりょう不可能ふかのう病気びょうきらせることの倫理りんりてき問題もんだい周囲しゅういへの差別さべつ発展はってんする可能かのうせいなどが指摘してきされている。
 また、がん、高血圧こうけつあつなど生活せいかつ習慣しゅうかんがからむ病気びょうきについては、遺伝子いでんし検査けんさ結果けっかはあくまでかくりつでしかない。カウンセリングできる専門医せんもんい不足ふそくしている。専門せんもんあいだでは、病気びょうきごとに遺伝子いでんし診断しんだんてきするかどうかの区分くわけがまず必要ひつようだといった意見いけんがある。
 協会きょうかいは、この指針ししん加盟かめい検査けんさ会社かいしゃちか通知つうちするという。厚生省こうせいしょうつうじて都道府県とどうふけんなどにも通知つうちし、どう協会きょうかい加盟かめいしていない検査けんさ会社かいしゃなどにも指針ししんまもるよう要望ようぼうするという。
 

◆2001/11/05 喘息ぜんそく発症はっしょうしやすい体質たいしつ 遺伝子いでんしがた発見はっけん 佐賀医科大さがいかだい そうやくにらむ
 『日本経済新聞にほんけいざいしんぶん』2001ねん11月5にちつき朝刊ちょうかん

 佐賀医科大学さがいかだいがく京都きょうと大学だいがく理化学研究所りかがくけんきゅうしょ研究けんきゅうグループは、ぜんそくを発症はっしょうしやすい体質たいしつしめ遺伝子いでんしレベルの個人こじん(SNP=いち塩基えんきがた)をつけた。治療ちりょうやく開発かいはつにつながるため特許とっきょ出願しゅつがんするとともに、ぜんそく分野ぶんやはじめてゲノム(ぜん遺伝子いでんし情報じょうほう)にもとづくそうやくすため製薬せいやく企業きぎょう交渉こうしょうすすめている。
 佐賀医科大さがいかだい出原いではら賢治けんじ教授きょうじゅらは、小児しょうにぜんそく患者かんじゃではぜんそく発症はっしょう関係かんけいするたんぱくしつ(IL-13)を構成こうせいする112アミノ酸あみのさんのうちひとつだけちがっていることをつけた。健康けんこうひとでは110番目ばんめアミノ酸あみのさんはアルギニンであることがおおいのにたいし、患者かんじゃはグルタミンにわっていることがおおい。
 IL-13は呼吸こきゅうなどでアレルギー原因げんいん物質ぶっしつ体内たいないはいってくると、免疫めんえき細胞さいぼうから放出ほうしゅつされるたんぱくしつ。グルタミンがたIL-13は気管支きかんし上皮じょうひ細胞さいぼう平滑へいかつすじにある「αあるふぁ(アルファ)1」という受容じゅようたいたんぱくしつ結合けつごうし、たん(たん)のもとになる粘液ねんえき分泌ぶんぴつさせたり平滑へいかつすじ収縮しゅうしゅくさせて気道きどうほそくするなど、ぜんそく特有とくゆう症状しょうじょうこす。
 これにたいしアルギニンがたのIL-13は「αあるふぁ2」というべつ受容じゅようたい結合けつごうし、細胞さいぼうないまれて分解ぶんかいされるため、ちゅうこう濃度のうど存在そんざいすることはない。 出原いではら教授きょうじゅはIL-13のちゅう濃度のうどげる物質ぶっしつ開発かいはつすれば有効ゆうこう治療ちりょうやくになるとみて、SNPの物質ぶっしつ特許とっきょとSNPを利用りようして治療ちりょうやく開発かいはつする用途ようとかんする特許とっきょ出願しゅつがんした。

 

◆2001/11/07 <鹿しかだい使用しよう禁止きんし献血けんけつ血液けつえき遺伝子いでんし解析かいせき研究けんきゅう使用しよう
毎日新聞まいにちしんぶんニュース速報そくほう

 日本赤十字社にほんせきじゅうじしゃかく医療いりょう機関きかん使用しよう禁止きんし通知つうちしている献血けんけつ血液けつえき使つかった遺伝子いでんし解析かいせき研究けんきゅうを、鹿児島大かごしまだい医学部いがくぶの「遺伝子いでんし解析かいせき研究けんきゅうかんする倫理りんり委員いいんかい」(委員いいんちょう村田むらたちょうかおる医学部いがくぶ教授きょうじゅ)が承認しょうにんしていたことがかった。倫理りんり通知つうちらず、鹿児島かごしまけん赤十字血液せきじゅうじけつえきセンターも昨年さくねんがつ禁止きんし措置そち以前いぜん血液けつえき提供ていきょうしたことをわすれていたため。一部いちぶすで研究けんきゅう使用しようされていた。鹿しかだい倫理りんりけんセンターの生命せいめい倫理りんりたいする意識いしきうすさがりになった。
 けんセンターによると、鹿しかだい医学部いがくぶ吾郷あごう(あごう)一利いちり講師こうしらから昨年さくねんがつ「DNAのかた分布ぶんぷ調しら親子おやこ鑑定かんていなどの基礎きそデータに使用しようする」と譲渡じょうと申請しんせいがあり、センターは輸血ゆけつようとして使用しよう期限きげんれたやく150にんぶん献血けんけつ血液けつえき提供ていきょうした。吾郷あごう講師こうし今年ことしがつ倫理りんり解析かいせき研究けんきゅう申請しんせい倫理りんりは10がつ審査しんさし「個人こじん特定とくていされないよう配慮はいりょされている」として承認しょうにんした。
 遺伝子いでんし解析かいせき目的もくてきにした献血けんけつ血液けつえきについては日赤にっせき昨年さくねんがつ、「提供ていきょうしゃ同意どうい範囲はんいえている」と使用しよう禁止きんしかくけん血液けつえきセンターをつうじて医療いりょう機関きかん通知つうちした。倫理りんり承認しょうにんったけん血液けつえきセンターは鹿しかだい研究けんきゅう中止ちゅうしもうれたが、研究けんきゅうグループは一部いちぶすで解析かいせき使用しようしていた。
 倫理りんり村田むらた委員いいんちょうは「日赤にっせき通知つうちらなかった。(日赤にっせきの)了承りょうしょうているという前提ぜんてい審査しんさしていた。さい審査しんさし、承認しょうにんすことになるだろう」とはなし、吾郷あごう一利かずとし講師こうしは「同意どうい血液けつえきでやりなおしたい」とはなしている。
 一方いっぽうけん赤十字血液せきじゅうじけつえきセンターの川嶋かわしまのぞむ所長しょちょうは「(譲渡じょうとを)失念しつねんしていた。当時とうじ通知つうちまえで、認識にんしき不足ふそくしていた。献血けんけつはあくまで善意ぜんいたよっており、献血けんけつしゃ誤解ごかいけないようにしたい」とはなしている。 【須藤すとうたかし
[2001-11-07-03:05]

◆2001/11/07 <献血けんけつ血液けつえき>610検体けんたい禁止きんし遺伝子いでんし解析かいせき 鹿児島大かごしまだいなど
 毎日新聞まいにちしんぶんニュース速報そくほう

 日本赤十字社にほんせきじゅうじしゃかく医療いりょう機関きかん使用しよう禁止きんし通知つうちしている献血けんけつ血液けつえき使つかった遺伝子いでんし解析かいせき研究けんきゅうについて、鹿児島大かごしまだい医学部いがくぶ研究けんきゅうグループが昨年さくねんがつ鹿児島かごしまけん赤十字血液せきじゅうじけつえきセンターから提供ていきょうけた150にんぶん検体けんたいとはべつに、97ねんから昨年さくねんがつまで460検体けんたい提供ていきょうけ、けい610検体けんたいすべての遺伝子いでんし解析かいせき実施じっしみだったことがかった。
 どう学部がくぶ遺伝子いでんし解析かいせき研究けんきゅうかんする倫理りんり委員いいんかい」の村田むらたちょうかおる委員いいんちょう医学部いがくぶ教授きょうじゅ)が7にち学内がくない記者きしゃ会見かいけんしてあきらかにした。村田むらた委員いいんちょうによると、鹿しかだい研究けんきゅうグループは99ねんなつごろから現在げんざいまで、遺伝子いでんしないにあるかた出現しゅつげん比率ひりつ調しらべる研究けんきゅうなどで検体けんたい遺伝子いでんし解析かいせきをしていた。提供ていきょうはじめたころは遺伝子いでんし解析かいせきについてのくに倫理りんり指針ししんがなかったため、倫理りんりもなく、研究けんきゅうグループの申請しんせいもなかった。
 倫理りんり今年ことし10がつ研究けんきゅう承認しょうにんしていた。村田むらた委員いいんちょうは「審査しんさ過程かていで(日赤にっせきの)通知つうち見落みおとした。事実じじつ認識にんしきあまさがあった」とミスをみとめ、陳謝ちんしゃした。そのうえで「今後こんご倫理りんり研究けんきゅう不承認ふしょうにんとする。献血けんけつしゃ不安ふあんあたえ、全国ぜんこくてき献血けんけつりょうるような事態じたいになってはいけないという、日赤にっせき懸念けねん配慮はいりょした」とべた。
 また、研究けんきゅうにあたった医学部いがくぶ小片しょうへん(おがた)もり教授きょうじゅ会見かいけん同席どうせきし「認識にんしき不足ふそくだった。献血けんけつなに使つかわれるかからないという献血けんけつしゃ不安ふあん理解りかいできる。今後こんご同意どうい研究けんきゅうだい原則げんそくだとおもう」とはなした。 【須藤すとうたかし
[2001-11-07-13:20]

◆2001/11/07 <鹿しかだいべつの460検体けんたい遺伝子いでんし研究けんきゅう
 毎日新聞まいにちしんぶんニュース速報そくほう

 日本赤十字社にほんせきじゅうじしゃきんじた献血けんけつ血液けつえき遺伝子いでんし解析かいせき研究けんきゅう倫理りんり委員いいんかい承認しょうにんしていた鹿児島大かごしまだい医学部いがくぶで、研究けんきゅうグループが97ねん昨年さくねんがつにも460にんぶん検体けんたい鹿児島かごしまけん赤十字血液せきじゅうじけつえきセンターから提供ていきょうされ、遺伝子いでんし解析かいせきしていたことがかった。また昨年さくねんがつ提供ていきょうされ、日赤にっせき禁止きんし通知つうち昨年さくねんがつ今年ことし10がつ倫理りんり承認しょうにんした150にんぶんも、すべて遺伝子いでんし解析かいせき実施じっしみとかった。
 医学部いがくぶ遺伝子いでんし解析かいせき研究けんきゅうかんする倫理りんり委員いいんかい」の村田むらたちょうかおる委員いいんちょう医学部いがくぶ教授きょうじゅ)が7にち記者きしゃ会見かいけんあきらかにした。
 村田むらた委員いいんちょうによると、研究けんきゅうグループは99ねんなつごろ、遺伝子いでんしないにあるDNAがた出現しゅつげん比率ひりつ調しらべる研究けんきゅうなどで献血けんけつ血液けつえき遺伝子いでんし解析かいせきはじめた。提供ていきょうはじめたころは遺伝子いでんし解析かいせきについてのくに倫理りんり指針ししんがなかったため、倫理りんりもなく、研究けんきゅうグループの申請しんせいもなかった。
 一方いっぽう、150検体けんたい遺伝子いでんし解析かいせき承認しょうにんしたことについて、村田むらた委員いいんちょうは「審査しんさ過程かていで(日赤にっせきの)通知つうち見落みおとした。事実じじつ認識にんしきあまさがあった」と陳謝ちんしゃした。そのうえで「今後こんご倫理りんり研究けんきゅう不承認ふしょうにんとする。献血けんけつしゃ不安ふあんあたえ、全国ぜんこくてき献血けんけつりょう事態じたいになってはいけないという日赤にっせき懸念けねん配慮はいりょした」とべた。
 研究けんきゅうにあたった医学部いがくぶ小片しょうへん(おがた)もり教授きょうじゅ会見かいけん同席どうせきし「認識にんしき不足ふそくだった。献血けんけつなに使つかわれるかからないという献血けんけつしゃ不安ふあん理解りかいできる。今後こんご同意どうい研究けんきゅうだい原則げんそくだとおもう」とはなした。 【須藤すとうたかし
[2001-11-07-20:35]

◆2001/11/07 03:05 ごと: <鹿しかだい献血けんけつ血液けつえき使用しよう 解説かいせつ
 毎日新聞まいにちしんぶんニュース速報そくほう

 鹿児島大かごしまだい医学部いがくぶ倫理りんり委員いいんかいでいったん承認しょうにんされた献血けんけつ血液けつえき遺伝子いでんし解析かいせき研究けんきゅう中止ちゅうしされる見込みこみになったことは、遺伝子いでんし研究けんきゅうすすなか、チェック体制たいせいあやういいちめん露呈ろていしたとえる。
 日本赤十字社にほんせきじゅうじしゃ献血けんけつ血液けつえき遺伝子いでんし解析かいせき使用しようすることを禁止きんししたのは、昨年さくねんがつ神奈川かながわけん鎌倉かまくら民間みんかん研究所けんきゅうじょ献血けんけつ血液けつえき提供ていきょうしゃ無断むだん解析かいせきしていたのがきっかけ。日赤にっせきでは採血さいけつに「輸血ゆけつ有効ゆうこうせい安全あんぜんせい向上こうじょうなどのために使用しようする場合ばあいがある」と献血けんけつしゃ説明せつめいしていたが、「これで遺伝子いでんし解析かいせき研究けんきゅう同意どういたことにはならない」として禁止きんしした。
 くに今年ことしがつ提供ていきょうしゃ同意どうい原則げんそくとした倫理りんり指針ししんし、それ以前いぜん提供ていきょうされた血液けつえきなどの試料しりょうについて(1)試料しりょう匿名とくめい(2)提供ていきょうしゃ不利益ふりえきおよ可能かのうせいきわめてすくない(3)方法ほうほうでは研究けんきゅうができない――などの条件じょうけんんだ。
 くに指針ししん検討けんとうした委員いいん一人ひとり宇都うとしん東海大とうかいだい法学部ほうがくぶ教授きょうじゅ医事いじほう)は、指針ししんができる以前いぜん同意どういずに提供ていきょうけた遺伝子いでんし試料しりょう大学だいがくなどにも大量たいりょうにあることを指摘してきし「日本にっぽんにはかく倫理りんりっているべき情報じょうほう共有きょうゆうする仕組しくみがない。個別こべつ倫理りんり研究けんきゅうしゃ問題もんだいというよりシステムの問題もんだいだ」と警告けいこく。「倫理りんり指針ししんまもるだけでなく、指針ししん精神せいしん理解りかいしてほしい」とはなしている。
 鹿しかだい倫理りんり研究けんきゅうグループは、日赤にっせき通知つうちした献血けんけつ血液けつえき使用しよう禁止きんしだれらなかった。提供ていきょう日赤にっせき通知つうちまえだったとはいえ、個人こじん情報じょうほう遺伝子いでんし解析かいせきめぐ論議ろんぎたかまるなか慎重しんちょうさが必要ひつようだった。 【須藤すとうたかし
[2001-11-07-03:05]

◆2001/11/07 鹿児島大かごしまだい禁止きんしされた献血けんけつ血液けつえき遺伝子いでんし解析かいせき承認しょうにん

読売新聞よみうりしんぶんニュース速報そくほう

 鹿児島大かごしまだい医学部いがくぶの「遺伝子いでんし解析かいせき研究けんきゅうかんする倫理りんり委員いいんかい」(委員いいんちょう村田むらたちょうかおる教授きょうじゅ)が、日本赤十字社にほんせきじゅうじしゃによって使用しよう禁止きんし通知つうちされている献血けんけつ血液けつえき使つかった遺伝子いでんし解析かいせき承認しょうにんし、研究けんきゅう使つかっていたことが7にちあきらかになった。
 問題もんだい血液けつえき昨年さくねんがつ吾郷あごう(あごう)一利いちり講師こうし法医学ほういがく)らの研究けんきゅうグループが「DNAのかた分布ぶんぷ調査ちょうさおこない、実務じつむ必要ひつよう基礎きそ資料しりょう作成さくせいする」として鹿児島かごしまけん赤十字血液せきじゅうじけつえきセンターに提供ていきょうするよう申請しんせいどうセンターは同月どうげつ使用しよう期限きげんれたやく150にんぶん血液けつえき提供ていきょうしたという。
 吾郷あごう講師こうしらは今年ことしがつ倫理りんり同様どうよう趣旨しゅし審査しんさ申請しんせいおこない、倫理りんりは10がつ、「個人こじん特定とくていができないよう配慮はいりょされている」として承認しょうにんした。
 日本赤十字社にほんせきじゅうじしゃ昨年さくねんがつ献血けんけつ血液けつえき遺伝子いでんし解析かいせき目的もくてき使つかわないよう全国ぜんこく医療いりょう機関きかん通知つうちしていたが、倫理りんりはこの通知つうち把握はあくしていなかった。村田むらた委員いいんちょうは「早急そうきゅう倫理りんり招集しょうしゅうさい審査しんさする。みとめない方向ほうこう判断はんだんすることになるだろう」とかたった。
 川島かわしまのぞむどうセンター所長しょちょうは「譲渡じょうとしたのが禁止きんし通知つうちまえだったので、おもいたらなかった。研究けんきゅうわっているとおもっていたが、承認しょうにんされたことをって中止ちゅうしもうれた」としている。
[2001-11-07-21:08]

◆2001/11/07 献血けんけつ血液けつえき使づか遺伝子いでんし解析かいせき 鹿児島大かごしまだい通知つうち見落みおとす
 共同通信きょうどうつうしんニュース速報そくほう

 鹿児島大かごしまだい医学部いがくぶが、鹿児島かごしまけん赤十字血液せきじゅうじけつえきセンターから提供ていきょうされた献血けんけつ血液けつえき使つかって遺伝子いでんし解析かいせき研究けんきゅうをしていたことがななにちかった。日赤にっせき昨年さくねんきゅうがつかく医療いりょう機関きかん献血けんけつ血液けつえき使用しようしないよう通知つうちしていたが、医学部いがくぶの「遺伝子いでんし解析かいせき研究けんきゅうかんする倫理りんり委員いいんかい」は通知つうちらずに承認しょうにんしていた。
 医学部いがくぶによると、法医学ほういがく講師こうしらが今年ことしろくがつ、「DNAのかた分布ぶんぷ調しらべ、個人こじん識別しきべつ親子おやこ鑑定かんていなどに必要ひつよう基礎きそ資料しりょうつくる」として倫理りんり審査しんさ申請しんせい倫理りんりは「個人こじん情報じょうほう配慮はいりょしており、くに指針ししんにも沿っている」としてじゅうがつ承認しょうにんした。
 しかし、研究けんきゅう使つかわれたのは、血液けつえきセンターから昨年さくねんさんがつ譲渡ゆずりわたされた使用しよう期限切きげんぎれの輸血ゆけつよう献血けんけつ血液けつえきどうきゅうがつ日赤にっせきは、提供ていきょうしゃ献血けんけつにされる「輸血ゆけつ使用しようできなかった血液けつえき輸血ゆけつ有効ゆうこうせい試薬しやく製造せいぞうなどのために使用しようする場合ばあいがある」との説明せつめい範囲はんいちょう
えているとして、かく医療いりょう機関きかん遺伝子いでんし研究けんきゅう使用しようしないよう要請ようせい通知つうちをした。
 倫理りんり村田むらたちょうかおる委員いいんちょうは「通知つうち見落みおとしたことは反省はんせいしたい。再度さいど審議しんぎし、不承認ふしょうにんになるだろう」とはなしている。
りょう
[2001-11-07-12:04]

◆2001/11/07 ◎献血けんけつ血液けつえきでの遺伝子いでんし研究けんきゅう中止ちゅうし日赤にっせきもうけ−鹿児島かごしま
時事通信じじつうしんニュース速報そくほう

献血けんけつ血液けつえきでの遺伝子いでんし研究けんきゅう中止ちゅうし日赤にっせきもうけ−鹿児島大かごしまだい
 鹿児島大学かごしまだいがく医学部いがくぶは7にち献血けんけつ血液けつえき使つかった遺伝子いでんし解析かいせき研究けんきゅうを、けん赤十字血液せきじゅうじけつえきセンターのもうれで中止ちゅうしする方針ほうしんめた。日本赤十字社にほんせきじゅうじしゃ昨年さくねんがつ、「献血けんけつさい同意どうい範囲はんいえる」として、献血けんけつ血液けつえき遺伝子いでんし研究けんきゅう使つかわないよう関係かんけい機関きかん通知つうちしたが、同大どうだい医学部いがくぶ倫理りんり委員いいんかい通知つうち見落みおとし、10がつ22にち研究けんきゅう承認しょうにんしていた。 
時事通信社じじつうしんしゃ
[2001-11-07-13:37]

 

◆2001/12/20 「ヒト20ばん染色せんしょくたい解読かいどく
 NHKニュース速報そくほう

 じゅうさんたい(ツイ)あるヒトの染色せんしょくたいのうち、「じゅうばん染色せんしょくたい」の遺伝いでん情報じょうほうをすべて解読かいどくしたとイギリスの研究けんきゅうチームが発表はっぴょうしました。
 ヒトの染色せんしょくたい解読かいどくわったのは、これでみっになります。
 「からだの設計せっけい」ともいえるヒトの遺伝いでん情報じょうほうは、染色せんしょくたいにあるたいになったおよそさんじゅうおく塩基えんき配列はいれつからできていて、「ヒトゲノム計画けいかく」とばれる国際こくさいプロジェクトとして、日米にちべいおう研究けんきゅう機関きかん協力きょうりょくして解読かいどくすすめています。
 今回こんかい、イギリスの「サンガー研究所けんきゅうじょ」がすべて解読かいどくしたのは、「じゅうばん染色せんしょくたい」で、ヒトの染色せんしょくたいではじゅうばんじゅういちばんつづいてみっとなります。
 このじゅうばん染色せんしょくたいは、およそろくせんまん塩基えんきからなり、クロイツフェルト・ヤコブびょう糖尿とうにょうびょう肥満ひまん白内障はくないしょう関連かんれん遺伝子いでんしなどななひゃくじゅうなな遺伝子いでんしふくまれ、このうちあらたな遺伝子いでんしひゃくじゅう発見はっけんされました。
 また、今回こんかい分析ぶんせきによってヒトの遺伝子いでんしかずは、さんまんからよんまん当初とうしょかんがえられていたじゅうまんよりもかなりすくないことも確認かくにんされたということです。
 ヒトの遺伝いでん情報じょうほうは、世界せかい各国かっこく解読かいどく急速きゅうそくすすんでいて、〇〇さんねんはるまでには、のこりのすべての染色せんしょくたい解読かいどくわる見通みとおしです。
 遺伝いでん情報じょうほう解読かいどくくわしい理化学研究所りかがくけんきゅうしょ服部はっとり正平しょうへい(ハットリマサヒラ)チームリーダーは「のこりの染色せんしょくたい解読かいどく間近まぢかで、来年らいねん解読かいどくラッシュになるとおもう。遺伝子いでんしはたらきを解明かいめいし、新薬しんやく開発かいはつにつなげる研究けんきゅう急速きゅうそくすすむとおもう」とはなしています。
[2001-12-20-10:30]

◆12/20 ヒト20ばん染色せんしょくたい解読かいどく 狂牛病きょきょうぎゅうびょう関連かんれん遺伝子いでんし存在そんざい えい科学かがく
 共同通信きょうどうつうしんニュース速報そくほう

 【ワシントン19にち共同きょうどうじゅうさんくみある人間にんげん染色せんしょくたいのうち、じゅう番目ばんめ染色せんしょくたいのほぼ完全かんぜん塩基えんき配列はいれつ英国えいこくサンガーセンターのグループが解読かいどくし、二十日はつかづけえい科学かがくネイチャーに発表はっぴょうした。
 ヒトの染色せんしょくたい解読かいどくじゅうばんじゅういちばんさん番目ばんめじゅうばん染色せんしょくたいじょうには、狂牛病きょきょうぎゅうびょうやクロイツフェルト・ヤコブびょう原因げんいんとなるタンパク質たんぱくしつ「プリオン」をつく遺伝子いでんし免疫めんえき不全ふぜんしょう一種いっしゅ発症はっしょう関連かんれんする遺伝子いでんし存在そんざいすることがられているほか、糖尿とうにょうびょう一種いっしゅ
肥満ひまんなどに関連かんれんする遺伝子いでんし存在そんざいするとされている。塩基えんき配列はいれつ解読かいどくは、これらの病気びょうき原因げんいん解明かいめい治療ちりょうやく開発かいはつ貢献こうけんするという。
 ヒトの細胞さいぼう染色せんしょくたいは、つね染色せんしょくたいじゅうついよんじゅうよんほんせい染色せんしょくたいほんけいよんじゅうろくほんがある。じゅうばん染色せんしょくたいつね染色せんしょくたいなかさん番目ばんめちいさく、せんきゅうひゃくじゅうはちまんななせんひゃくきゅうじゅうはち塩基えんきたいからり、ヒトのぜん遺伝いでん情報じょうほう(ゲノム)のやく2%にたる。
 今回こんかい解読かいどくではマウスやフグなどすで解読かいどくえている生物せいぶつ結果けっかとの比較ひかくまじえて遺伝子いでんし解析かいせきけいはちひゃくきゅうじゅう遺伝子いでんし確認かくにんされた。このうち、ひゃくろくじゅうはち遺伝子いでんし配列はいれつっているが実際じっさいにははたらかない「にせ遺伝子いでんし」だった。
 人間にんげんぜん遺伝いでん情報じょうほう解読かいどく目指めざすヒトゲノム計画けいかく昨年さくねんろくがつ全体ぜんたいやく90%の解読かいどくえたが、精密せいみつ解読かいどく○○さんねん完了かんりょう目標もくひょう継続けいぞくしている。
りょう
[2001-12-20-07:51]

◆<ヒトゲノム>20ばん染色せんしょくたい解読かいどく完了かんりょう 日米にちべいおうプロジェクト
 毎日新聞まいにちしんぶんニュース速報そくほう

 人間にんげんぜん遺伝いでん情報じょうほう(ヒトゲノム)の解読かいどくすすめている日米にちべいおうのプロジェクト「国際こくさいヒトゲノム計画けいかく」は、人間にんげん染色せんしょくたいひとつである20ばん染色せんしょくたい解読かいどく完了かんりょうしたと発表はっぴょうした。人間にんげん染色せんしょくたいは23たいあるが、染色せんしょくたい全容ぜんようかったのは21、22ばん染色せんしょくたいいでみっ。20にち発行はっこうえい科学かがく「ネイチャー」に掲載けいさいされる。
 20ばん染色せんしょくたいからは727遺伝子いでんし確認かくにんされた。このなかから、痴呆ちほうしょう一種いっしゅのクロイツフェルト・ヤコブびょう(CJD)の原因げんいんとなるたんぱくしつ「プリオン」をつく遺伝子いでんしや、肥満ひまん運動うんどう不足ふそくなどの生活せいかつ習慣しゅうかんがねになってかかる「2がた糖尿とうにょうびょう」、白内障はくないしょうなどの原因げんいん遺伝子いでんし特定とくていされた。これらの病気びょうき発病はつびょう仕組しくみの解明かいめいや、治療ちりょう役立やくだつと期待きたいされる。
 20ばん染色せんしょくたい塩基えんきかずやく6000まんで、ぜん塩基えんきたい(31おく6000まん)の2%をめる。解読かいどく英国えいこくのウェルカム・トラスト・サンガー研究所けんきゅうじょおこなった。
 【田中たなかやすしよし
[2001-12-20-07:25]

◆ヒト20ばん染色せんしょくたいのゲノム完全かんぜん解読かいどく=ヤコブびょうなど解明かいめい期待きたいえい研究所けんきゅうじょ
 時事通信じじつうしんニュース速報そくほう

 【ロンドン19にち時事じじ英国えいこくのウエルカム・トラスト・サンガー研究所けんきゅうじょは、24種類しゅるい染色せんしょくたい構成こうせいされる人間にんげんぜん遺伝いでん情報じょうほう(ヒトゲノム)のうち、20ばん染色せんしょくたい遺伝いでん暗号あんごう配列はいれつ完全かんぜん解読かいどくした。染色せんしょくたい完全かんぜん解読かいどくは22ばん、21ばんつづき3番目ばんめ今回こんかい解読かいどく結果けっかは、人間にんげん遺伝子いでんしすうが3まん〜4まん程度ていどとするこれまでの分析ぶんせき裏付うらづけるとともに、原因げんいん遺伝子いでんしふくまれるクロイツフェルト・ヤコブびょう糖尿とうにょうびょうなどの解明かいめい役立やくだつと期待きたいされる。論文ろんぶんは20にちづけえい科学かがくネイチャーに掲載けいさいされる。 
時事通信社じじつうしんしゃ
[2001-12-20-07:07]

◆2001/12/20 えい研究けんきゅうチームが人間にんげんの20ばん染色せんしょくたい解読かいどく成功せいこう
 読売新聞よみうりしんぶんニュース速報そくほう

 人間にんげんぜん遺伝いでん情報じょうほう(ヒトゲノム)が記録きろくされている23つい染色せんしょくたいのうち、「20ばん」の解読かいどく英国えいこくのウエルカム・トラスト・サンガー研究所けんきゅうじょのチームが成功せいこうした。20ばん染色せんしょくたいには、クロイツフェルト・ヤコブびょう原因げんいんとなる遺伝子いでんしなどがふくまれており、将来しょうらいあらたな治療ちりょうほう開発かいはつにつながると期待きたいされている。染色せんしょくたい解読かいどく完了かんりょうは22、21ばんぎ3番目ばんめ詳細しょうさいは20にちづけえい科学かがくネイチャーに発表はっぴょうされる。
[2001-12-20-04:02]

 

◆2001/11/21 文部もんぶ科学かがくしょう
 生命せいめい倫理りんりかかわるしょ問題もんだいかんする研究けんきゅう開発かいはつ動向どうこうおよ社会しゃかいてき合意ごうい形成けいせいかんする調査ちょうさ
 ヒトゲノムの研究けんきゅう開発かいはつ動向どうこうおよ取扱とりあつかいにかんする調査ちょうさおよび、生命せいめい倫理りんりたいする
 社会しゃかいてき合意ごうい形成けいせい手法しゅほうおよびインフォームド・コンセントのありかたかんする調査ちょうさ
 (委託いたくさき三井情報開発みついじょうほうかいはつ(株)かぶしきがいしゃ総合そうごう研究所けんきゅうじょ
 科学かがく技術ぎじゅつ振興しんこう調整ちょうせいニュース 225ごう
 http://www.mext.go.jp/a_menu/kagaku/chousei/news225.htm


科学かがく技術ぎじゅつ振興しんこう調整ちょうせいニュース■

文部もんぶ科学かがくしょう

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 生命せいめい倫理りんりかかわるしょ問題もんだいかんする研究けんきゅう開発かいはつ動向どうこうおよ社会しゃかいてき合意ごうい形成けいせいかんする調査ちょうさ
 ヒトゲノムの研究けんきゅう開発かいはつ動向どうこうおよ取扱とりあつかいにかんする調査ちょうさおよび、生命せいめい倫理りんりたいする
 社会しゃかいてき合意ごうい形成けいせい手法しゅほうおよびインフォームド・コンセントのありかたかんする調査ちょうさ
 (委託いたくさき三井情報開発みついじょうほうかいはつ(株)かぶしきがいしゃ総合そうごう研究所けんきゅうじょ
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だい225ごう
平成へいせい13ねん11がつ21にち


1. 調査ちょうさ概要がいよう
ほん調査ちょうさは、科学かがく技術ぎじゅつ振興しんこう調整ちょうせいにより、平成へいせい11年度ねんどから平成へいせい12年度ねんどにかけて実施じっし
されたものであり、今回こんかい平成へいせい12年度ねんど調査ちょうさ結果けっかについて報告ほうこくするものである。

目的もくてき
最近さいきん生命せいめい科学かがく発展はってんにより、生命せいめい科学かがく社会しゃかいとの接点せってんにおいて、人間にんげん尊厳そんげん
生命せいめい倫理りんり問題もんだいあらたにしょうじている。このような問題もんだい適切てきせつ対応たいおうするための政策せいさく
審議しんぎするため、ヒトゲノム解析かいせき研究けんきゅうれいにとって、国内外こくないがい研究けんきゅう開発かいはつ動向どうこう調しらべ
査するとともに生命せいめい倫理りんり問題もんだいたいする社会しゃかいてき合意ごうい形成けいせい手法しゅほうとうについて調査ちょうさおこなった。


2. 調査ちょうさ結果けっか
平成へいせい12年度ねんど調査ちょうさでは、(1)ヒトゲノムの研究けんきゅう開発かいはつ動向どうこうおよびその情報じょうほう取扱とりあつかいに
かんする調査ちょうさと、(2)生命せいめい倫理りんりたいする社会しゃかいてき合意ごうい形成けいせい手法しゅほうおよびインフォームド・
コンセントのありかたかんする調査ちょうさおこなった。

(1) ヒトゲノムの研究けんきゅう開発かいはつ動向どうこうおよびその情報じょうほう取扱とりあつかいにかんする調査ちょうさ

「ヒトゲノム研究けんきゅうかんする基本きほん原則げんそくおよび「遺伝子いでんし解析かいせき研究けんきゅう付随ふずいする倫理りんり問題もんだい
ひとし対応たいおうするための指針ししん」の運用うんようにおける問題もんだいてんおよびヒトゲノム研究けんきゅう成果せいかおう
よう段階だんかいでの社会しゃかいかかわりに関連かんれんする文献ぶんけん資料しりょうとう整理せいり分析ぶんせきおこなった。あわせてゆう
識者しきしゃ対象たいしょうにインフォームド・コンセントや倫理りんり審査しんさのヒアリング・アンケート調ちょう
査をおこなった。
その結果けっかかく分野ぶんや関係かんけいしゃから、インフォームドコンセントや倫理りんり審査しんさについて
課題かだいおおいとめていることや生命せいめい科学かがく全般ぜんぱんについて社会しゃかい信頼しんらい努力どりょく
をしなければならないとの共通きょうつう認識にんしき確認かくにんされた。また、個人こじん遺伝子いでんし解析かいせきデータ
はその個人こじん疾患しっかん発症はっしょう予知よちがある程度ていど可能かのうになることにより雇用こよう差別さべつ問題もんだい遺伝いでん
カウンセリング体制たいせい整備せいび必要ひつようせい遺伝いでん資源しげんバンクの悪用あくようとう問題もんだい指摘してきされた。


(2) 生命せいめい倫理りんりたいする社会しゃかいてき合意ごうい形成けいせい手法しゅほうかんする調査ちょうさ

ヒトゲノム研究けんきゅうれいにとり、コンセンサス会議かいぎ手法しゅほうによる合意ごうい形成けいせい検討けんとうした。その
結果けっか生命せいめい科学かがく研究けんきゅうといった一般いっぱん市民しみんにとって身近みぢかでないテーマ、むずかしいと予想よそうされ
ていたテーマであっても情報じょうほう検討けんとう提供ていきょうすることによって、市民しみんがこれらのテ
ーマを理解りかいし、テーマにたいする意思いし明確めいかくしめすことができた。このことからコンセ
ンサス会議かいぎ市民しみん参加さんか社会しゃかいてき合意ごうい形成けいせい手続てつづきとして、有効ゆうこう手法しゅほうのひとつであると
評価ひょうかできる。そのうえで、この会議かいぎ運営うんえい方法ほうほうかんして、あたえられたテーマについてたかし
ぶん検討けんとうできる時間じかん確保かくほする、市民しみんパネルによる主体しゅたいてき進行しんこう重視じゅうしする、専門せんもん
市民しみんあいだ対話たいわをより一層いっそうおこない、テーマの理解りかい促進そくしんするひとし留意りゅういてんとして認識にんしきされ
た。
今後こんご課題かだいとしては、社会しゃかいてき合意ごうい形成けいせいかんする情報じょうほう提供ていきょうについて報道ほうどう機関きかんへの積極せっきょくてき
はたらきかけとうがあげられる。


わせさき

文部もんぶ科学かがくしょう研究けんきゅう振興しんこうきょくライフサイエンス 担当たんとうしゃ 浅川あさがわ 茂樹しげき
TEL : 03−5253−4114(直通ちょくつう
03−5253−4111(うち4113)

 
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立岩たていわしん


◆99/08/25「遺伝子いでんし技術ぎじゅつ社会しゃかい
 総合研究大学院大学そうごうけんきゅうだいがくいんだいがく湘南しょうなんレクチャー'99「社会しゃかいなか科学かがく
 http://koryu.soken.ac.jp/home/syonan/syounan99.html
 400概要がいよう
◆99/03/01「遺伝子いでんし技術ぎじゅつ社会しゃかい──限界げんかいしめいと可能かのうせいひらい」
 『科学かがく』1999-03(科学かがく’800ごう記念きねん特集とくしゅうごう(いま,科学かがくなにわれているのか)
 ※『科学かがく』のホームページ http://www.iwanami.co.jp/kagaku/
 編集へんしゅうたいする返答へんとう
◆98/09/01「未知みちによる連帯れんたい限界げんかい──遺伝子いでんし検査けんさ保険ほけん
 『現代げんだい思想しそう』26-9(1998-9)(特集とくしゅう遺伝子いでんし操作そうさ
◆96/02/28遺伝子いでんし
 比較ひかく家族かぞく学会がっかいへん事典じてん家族かぞく』,弘文こうぶんどう
◆98/03/21「コメント」
 遺伝子いでんし医療いりょうかんがえる市民しみん会議かいぎ
 コメントのためのメモほか
◆98/02/21遺伝子いでんし治療ちりょう現状げんじょうはなれてすこかんがえてみる」
 遺伝子いでんし医療いりょうかんがえる市民しみん会議かいぎ専門せんもんパネル2 於:大阪おおさか科学かがく技術ぎじゅつセンター
 当日とうじつ配布はいふした資料しりょうのもとになったファイル(に若干じゃっかん追加ついか

 
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★バイオテクノロジー

くすり治療ちりょう食物しょくもつ・エネルギー 80ねんはるから世間せけんきゅうにもてはやされる(坂口さかぐち[85:9])
みっつのレベル
 1 DNAを操作そうさするレベル…ぐみえDNA 2 細胞さいぼう操作そうさするレベル…細胞さいぼう融合ゆうごう
 3 たまごはい操作そうさするレベル (伊東いとう[87:48-49])
文献ぶんけん坂口さかぐち[85]松宮まつみや[82]・ Sylvester & Klotz[83=85]…とく合衆国がっしゅうこくでの科学かがくしゃ をんだ企業きぎょううごきにくわしくくふれている やまほど解説かいせつしょ出版しゅっぱんされている

技術ぎじゅつ

遺伝子いでんし組替くみか

原理げんりみっつの道具どうぐ @制限せいげん酵素こうそ ADNA連結れんけつ酵素こうそ(リガーゼ) BプラスミドDNA
 1.DNA(細胞さいぼうにつき2m)の一部いちぶ制限せいげん酵素こうそによりる 制限せいげん酵素こうそにはたくさん の種類しゅるいがあって場所ばしょえらべる
 2.プラスミドDNA(バクテリアのなかえる環状かんじょうのDNA…ベクター(はこ)とも ばれる)プラスミドDNAを
 3.そこに1.のったDNAをDNA連結れんけつ酵素こうそ(リガーゼ)でつなぎ
 4.それをバクテリア(大腸菌だいちょうきんなど)にれて増殖ぞうしょくさせる
 解読かいどく マクサム・ギルバートほう・サンガーほう
 (村松むらまつ[6-10],溝渕みぞぶち[1987],市川いちかわ[1984:304-306][1988:429-435]…)
応用おうよう可能かのうせい
 問題もんだい高等こうとうかく生物せいぶつ遺伝子いでんし原核げんかく生物せいぶつ細胞さいぼうないでははたらかないこと
 そこでDNAを人為じんいてき合成ごうせいすることをかんがえた 人為じんいてき合成ごうせいした遺伝子いでんしDNAをくみかわ えて原核げんかく細胞さいぼうないにいれるとはたらく 1978 リッグスらこの技術ぎじゅつによるインシュリンの生成せいせい に成功せいこう 最初さいしょはDNAR合成ごうせい酵素こうそ使つかう のちぎゃく転写てんしゃ酵素こうそ使つかうようになって時間じかんたん ちぢみされるように インシュリンはすでに生産せいさんされている パテントはすべて外国がいこくにぎっ ている(市川いちかわ[1988:459-463])

細胞さいぼう融合ゆうごう
細胞さいぼう培養ばいようして,異種いしゅ細胞さいぼうどうし融合ゆうごうさせる 動物どうぶつ細胞さいぼうでは20ねんほどまえから可能かのう ハムスターの細胞さいぼうとハツカネズミの細胞さいぼう融合ゆうごう ヒトの細胞さいぼうとネズミの細胞さいぼう融合ゆうごう 植物しょくぶつ場合ばあい細胞さいぼうかべがあるため動物どうぶつよりもずっとおくれる 酵素こうそ処理しょりして解決かいけつ ポマト:失敗しっぱい 栽培さいばい植物しょくぶつがもつ特質とくしつ遺伝いでんてきには劣性れっせいなため たとえばキャベツとダイコンをかけわせるとはダイコンはキャベツといったことに 市川いちかわ[1988:486-492]○はい工学こうがくはい操作そうさ):体外たいがい受精じゅせい・クローニング→別項べっこう ・キメラ 石井いしい一宏かずひろ[8605:79-90]

組合くみあわ
遺伝子いでんし操作そうさはい操作そうさ体外たいがい受精じゅせい)の組合くみあわせ スーパーマウス:マウスの受精卵じゅせいらんたまごわりはじめるまえ)に遺伝子いでんし操作そうさによって,ラットの成長せいちょうホルモンに関係かんけいする遺伝子いでんしれる ラットの遺伝子いでんしひとつもっているだけで通常つうじょうのマウスの2ばい目方めかたをもつラットが
ということは クローンもできるし,遺伝子いでんしぐみえの技術ぎじゅつ併用へいようすれば特定とくてい遺伝子いでんしをもった動物どうぶつもできる 国立こくりつ分子生物学ぶんしせいぶつがく研究所けんきゅうじょ京大きょうだい理学部りがくぶふたつの研究けんきゅうグループには特別とくべつ許可きょかていて,どちらもヒトの遺伝子いでんしんだマウスがつくられている 両方りょうほうとも繁殖はんしょく許可きょかされている つくったものが遺伝いでんてきなに世代せだいつづいていくかどうかを調しらべるため ただしヒトの受精卵じゅせいらん遺伝子いでんしれることはタブーとされている(市川いちかわ[1988:500-501])人間にんげん免疫めんえき抗体こうたい遺伝子いでんしをマウス受精卵じゅせいらん挿入そうにゅう大阪大学おおさかだいがく医学部いがくぶ)(831112各紙かくし斎藤さいとう[1985:88])

拒絶きょぜつ反応はんのう抑制よくせいざい
タンパク反応はんのう抑制よくせいざい使つかった異種いしゅあいだ受精じゅせいなどが可能かのうに(ただし抑制よくせいざい使つかっているあいだはウィルスなどが体内たいないはいってきたときそれを識別しきべつするT細胞さいぼう反応はんのうおさえられているので,感染かんせんけないようにしないと簡単かんたんんでしまう) 異種いしゅたまご精子せいし受精じゅせい可能かのうに それだけでなく受胎じゅたい可能かのうに ヤギとヒツジ ウマとシマウマのあいだ成功せいこうしている たとえばヒトのたまごとチンパンジーとかゴリラとかの精子せいし受精じゅせいさせることもいまアメリカの科学かがくしゃたちのもうわせによって,受精卵じゅせいらんの3かい分裂ぶんれつ(8細胞さいぼう)をするまでしか発生はっせいせないことになっているが ヒトとゴリラの雑種ざっしゅめすゴリラがみうる可能かのうせいも またヒトの受精卵じゅせいらんをゴリラの子宮しきゅうないそだてることも可能かのう 市川いちかわ[1988:501-507]
利用りよう

くすり

成長せいちょうホルモン

成長せいちょうホルモン(ソマトスタチン)が先天的せんてんてきりない。身長しんちょう半分はんぶんでとまる。15さいまでにホルモンをいれればいままで,死体したい新鮮しんせんなもの(1人ひとりあたり40の遺体いたい必要ひつよう太田おおた[86:69-70])からホルモンをとって(ソビエト,スウェーデンで許可きょかされている→輸入ゆにゅう 年間ねんかんすうひゃくにん 高価こうか)。成長せいちょうホルモンをつくるDNAをとりし,一部いちぶをとってプラスミッドに バクテリアで増殖ぞうしょく 成長せいちょうホルモンをし,精製せいせい 安全あんぜんせいについての臨床りんしょう試験しけんのこっている。(坂口さかぐち[1985:26-19])
外国がいこく企業きぎょうが1しゃ生産せいさん成功せいこう テストの段階だんかい 市販しはんにはいたっていない
子供こどものある時期じきまでに投与とうよしないと成長せいちょうしない(市川いちかわ[1988:470-471]
たとえば甲状腺こうじょうせん細胞さいぼうして培養ばいようし,そこに普通ふつうひとからった正常せいじょう遺伝子いでんしれてやって,そのひと甲状腺こうじょうせんもどしてやる 拒絶きょぜつ反応はんのうこらない といったことが可能かのうになるかもしれない(市川いちかわ[1988:458])・インシュリン
膵臓すいぞうつくられる血糖けっとうげるホルモン 糖尿とうにょうびょう使つかう 現在げんざいはところしたうしぶたから→多少たしょう拒否きょひ反応はんのう副作用ふくさよう市川いちかわ[1988:457])
インシュリンが合成ごうせいできない先天的せんてんてき糖尿とうにょうびょう場合ばあいに,大腸菌だいちょうきんにインシュリン合成ごうせい遺伝子いでんしんで,その患者かんじゃちょうないでインシュリンをつくらせて,インシュリンをちょうから吸収きゅうしゅうさせるという方法ほうほうができるかもしれない またそのひとはインシュリンをつく遺伝子いでんしがないのだから,そのひと膵臓すいぞうのランゲルハンスとうのベータ細胞さいぼうして培養ばいようし,その培養ばいよう細胞さいぼう遺伝子いでんし導入どうにゅうしてやって,そのひと膵臓すいぞうのランゲルハンスとうのところにもどすということができるかもしれない。(市川いちかわ[1988:458])
インシュリンの投与とうよをいったんけると膵臓すいぞうのランゲルハンスとうではインシュリンをつくる遺伝子いでんしはたらかなくなる 投与とうよはじめるとずっと投与とうよつづけなくてはならない 医者いしゃかなら家族かぞく同意どういしょをとる 注射ちゅうしゃをずっとつづけなくてはならないから(市川いちかわ[1988:470]

・インターフェロン

動物どうぶつ遺伝子いでんしからつくられるタンパク質たんぱくしつ ウイルスの感染かんせん干渉かんしょう(インターフェアー)して
増殖ぞうしょくさまたげる インターフェロン遺伝子いでんし組替くみかえで細菌さいきん生産せいさんさせる(Hutton[88],坂口さかぐち[1985:29-])カイコにつくらせる 実験じっけん成功せいこう (別府べっぷ[1987:74])
しかしインターフェロンにはがた現象げんしょう血液けつえきがたがそのいちれい)がある αあるふぁβべーたγがんまの3タイプ αあるふぁだけでも10数種類すうしゅるい αあるふぁβべーたγがんまのうちなん種類しゅるいもが同時どうじ同時どうじ生産せいさんされており種類しゅるい共存きょうぞんしないとだめ ところが遺伝子いでんしぐみえでひとつの遺伝子いでんし導入どうにゅうしてできるのは1種類しゅるいだけ それをいくら量産りょうさんしてもかない(市川いちかわ[1988:467-468])
しかもぎゃくに1種類しゅるいのインターフェロンでも体内たいないれると,インターフェロンがもうあるということで,自分じぶんからだがもっているインターフェロンをつくる遺伝子いでんしはたらかなくなってしまう(市川いちかわ[1988:468])
万能ばんのうやくのようにわれたが効果こうか限定げんていてき朝日あさひ8906) エイズにたいして(……)・ウイルス:体内たいない抗体こうたいつくるよう誘導ゆうどうする抗原こうげんふくんでいるのはウイルスのタンパク質たんぱくしつ まく 病気びょうき自体じたい原因げんいんはDNA→ウイルスの毒性どくせい部分ぶぶんタンパク質たんぱくしつまくからける あるい は抗体こうたい自体じたいす(Hutton[85-87])
細胞さいぼう融合ゆうごう
 モノクローナル抗体こうたい B細胞さいぼうとエミローマ細胞さいぼう細胞さいぼう融合ゆうごうによってつくされ,いろい ろな病気びょうき診断しんだん使つかわれる ミルシュタインらにより1975から(伊東いとう[1987:50-51] )

農業のうぎょう

窒素ちっそ固定こてい窒素ちっそ→アンモニア をおこな細菌さいきん マメはこれと共生きょうせい関係かんけいにある 現在げんざい合成ごうせい 肥料ひりょう必要ひつようとしている植物しょくぶつ共生きょうせいしている細菌さいきんに,窒素ちっそ固定こてい能力のうりょくをもつ細菌さいきんのゲノムを 移植いしょく(Hutton[95-97])
くみえDNA→たいびょうせいつよ品種ひんしゅ 栽培さいばいしゅ病気びょうきつよ遺伝子いでんしをもつ野生やせい植物しょくぶつ遺伝いでん をいれる(市川いちかわ[1988:473])だがきんほう世代せだい交代こうたいはやいからたいびょうせいのものを攻撃こうげきす るきんがまたあらわれる またいままで野草やそうについていた病原菌びょうげんきん──野草やそうはまばらにしかなま えていないからあまりひろがらない──が栽培さいばいしゅにつく可能かのうせい市川いちかわ[1988:473-474])
 除草じょそうざいつよ遺伝子いでんしをペチュニアにませる実験じっけん成功せいこうとう山口やまぐち[1987:142-143])
細胞さいぼう融合ゆうごう…ポマトとう 60しゅ以上いじょう雑種ざっしゅ植物しょくぶつつくられている
 れい:イネとヒエ→ヒネ 収穫しゅうかくりょうおお風害ふうがい虫害ちゅうがい につよいイネ…植物しょくぶつ工学こうがく研究所けんきゅうじょ 1986 たん子葉しよう植物しょくぶつ世界せかい最初さいしょ (伊東いとう[1987:50])
 オレンジとカラタチ→「オレタチ」 農林省のうりんしょう研究所けんきゅうじょ  (山口やまぐち[1987:140-142])
はい操作そうさ畜産ちくさん 優秀ゆうしゅうなメウシにあるしゅのホルモンをあたえて7から10くらいの排卵はいらんを させて人工じんこう受精じゅせいおこない,その初期しょきはいをみな回収かいしゅうして,すうとうはらウシの子宮しきゅうひとつずつ 移植いしょくしてやると優秀ゆうしゅう遺伝子いでんしをもったウシがたくさんできる 受精卵じゅせいらん分割ぶんかつしてひとつの 受精卵じゅせいらんからたくさんのうしつくり,畜産ちくさん効率こうりつをあげる(伊東いとう[1987:51])
に 放射能ほうしゃのう使つかった人為じんい突然変異とつぜんへんい利用りよう山口やまぐち[1987:133-135])
 ハイブリッド(いちだい雑種ざっしゅ)(山口やまぐち[1987:135-139]) ひとし など 山口やまぐち[1987]
 未来みらいのバイオ社会しゃかいからの報告ほうこく:Calder[1988=1988]にCooke[1977=1978:147-205]

工業こうぎょう

石油せきゆ細菌さいきん 組替くみかえによるものではない(Hutton[90-94])
酵素こうそ人工じんこう装置そうちなかはたらかせたバイオリアクターでさまざまの飲料いんりょう,さらには燃料ねんりょうようの アルコールをつくる(伊東いとう[1987:51])
 発酵はっこう工業こうぎょうでの応用おうよう別府べっぷ[1987:77-80]) に Cooke[1977=1978:207-222]

危険きけんせい指摘してき

・バイオ・ハザード:遺伝子いでんし実験じっけんとうかん安全あんぜんせいたいする疑問ぎもん 実験じっけん施設しせつの そとに(自然しぜんかいになかった)細菌さいきんがもれす…→規制きせいをめぐるうご

合衆国がっしゅうこく中心ちゅうしんとした経緯けいい
70   Paul Berg(スタンフォード大学だいがく)SV40(腫瘍しゅようウイルス) のDNAをバクテリオ    ファージ(この場合ばあいラムダ・ファージ)に挿入そうにゅうして雑菌ざっきんDNAを,これを宿主しゅくしゅ    細菌さいきんである大腸菌だいちょうきん組替くみかえる実験じっけん。これがひとはこばれガンをこす危険きけんせい
71   実験じっけんをやめる(Krimski[82=84:29-46],Hutton[38-46]
7306  バーバード・ボイヤー 雑種ざっしゅDNAをもちいた実験じっけんを「核酸かくさんかんするゴードン会議かいぎ」    で報告ほうこく 翌日よくじつ,シンガーがアメリカ科学かがくアカデミーに書簡しょかんおくって安全あんぜんせい検討けんとう    する委員いいんかい設置せっち要望ようぼうすることを提案ていあん 参加さんかしゃ同意どうい
730921 『サイエンス』にシンガー,サールの規制きせい必要ひつようせいうったえる書簡しょかん(↑)発表はっぴょう
7407  もういちつう手紙てがみ『サイエンス』『ネイチャー』『国立こくりつ科学かがくアカデミー会報かいほう』に掲    実験じっけん延期えんき要求ようきゅう(Rogers[1977=1978:70-79])
750224〜27カリフォニアしゅう・アシロマでの科学かがくしゃ会議かいぎ。17かこくから 140にん。4日間にちかんわたり    るはげしい討論とうろんすえ,DNA組替くみか実験じっけん実施じっしするうえでのバイオハザード(生物せいぶつ    災害さいがい防止ぼうしさくについて自主じしゅ規制きせい中心ちゅうしんとするガイドラインを各国かっこく設定せっていするとい    う大筋おおすじ合意ごうい。(この会議かいぎのレポートとしてRogers[77=78]市川いちかわ[84:306]    [88:433-446])物理ぶつりてきふうめ:P1〜P4(P:Physical)
    生物せいぶつがくてきふうめ:そと環境かんきょうでは生存せいぞん困難こんなん宿主しゅくしゅ生物せいぶつ細胞さいぼうには伝播でんぱしに    くいベクターをもちいる(市川いちかわ[1988:444-446])
76なつ  マサチューセッツでの実験じっけん はっきり限定げんていされていないおおくの遺伝子いでんしからのDN    Aを細菌さいきんれ,結果けっかがどうなるかあらかじめわからないという…
    合衆国がっしゅうこくNIH(国立こくりつ衛生えいせい研究所けんきゅうじょ)のガイドライン 制限せいげんおおすぎるという学者がくしゃも    Langone[78=79:138-144],Krimsky [82=84],Hutton[78=80])
760909 ガイドライン官報かんぽうに(Wade[77=78:223](訳者やくしゃによる))
    高等こうとうかく生物せいぶつ遺伝子いでんし原核げんかく生物せいぶつなかはたらかないことがあきらかになる
78   以降いこう 規制きせい緩和かんわ市川いちかわ[1984])
 合衆国がっしゅうこくの77ねんまでのうごきについてCooke[1977=1978:253-300]
 (1859〜)197711までの年表ねんぴょう:Wade[77=78:226-229]
 主題しゅだいてきあつかった文献ぶんけん:Rogers[77=78]Wade[77=78]Krimsky[82=84]

日本にっぽん

7710  日本にっぽん学術がくじゅつ会議かいぎだい73かい総会そうかい わがくにのDNA分子ぶんしぐみ研究けんきゅうすすかた学術がくじゅつ会議かいぎ     見解けんかい) (Wade[77=78:226-229]訳者やくしゃによる追加ついか
790331 文部省もんぶしょう指針ししん
790800 科学技術庁かがくぎじゅつちょう指針ししん
800401 文部省もんぶしょう規制きせい緩和かんわ 酵母こうぼ
810401 文部省もんぶしょう規制きせい緩和かんわ 枯草かれくさきん
820831 文部省もんぶしょう規制きせい全面ぜんめん緩和かんわ P4・P3のだい部分ぶぶんをP2 P2をP1に
    (市川いちかわ[1984:306-307])
・   筑波つくば研究けんきゅう学園がくえん都市とし理化学研究所りかがくけんきゅうしょ理研りけん)のP4施設しせつ建設けんせつ計画けいかく反対はんたい運動うんどう
84   完成かんせい P4は使つかわれていない(必要ひつようがないので)
    (DNA問題もんだい研究けんきゅうかいへん[1984],市川いちかわ[1984:309][1988:453-456])
    以上いじょう市川いちかわ[1988:439-456]
・   国立こくりつ予防よぼう衛生えいせい研究所けんきゅうじょ予研よけん)の新宿しんじゅくへの移転いてん
881213 着工ちゃっこう 学生がくせい30にん逮捕たいほ 反対はんたい運動うんどうについて芝田しばたへん[88]
問題もんだい漏出ろうしゅつ 検出けんしゅつ不可能ふかのう 実際じっさいこった事故じこれい ソ連それん・オーストラリア
 以上いじょう市川いちかわ[1988:463-466])7303 ロンドンで天然痘てんねんとう(Rogers[77=78:167-170]
遺伝子いでんし操作そうさこうむった生物せいぶつ環境かんきょうへの意図いとてき放出ほうしゅつ 『技術ぎじゅつ人間にんげん』89-6

 遺伝子いでんし操作そうさ安全あんぜんせいについての文献ぶんけん

芝田しばた すすむうま へん 19880825 『生命せいめい(いのち)をまも方法ほうほう──バイオ時代じだい人間にんげん権利けんり』,ばんごえしゃ,401p.,2500えん ※

 ※は生存せいぞんがく書庫しょこにあり。


REV:20100122, 20111006, 20150916, 20160721
さんせい 
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