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性暴力/DV:ドメスティック・バイオレンス(domestic violence)
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せい暴力ぼうりょく/DV:ドメスティック・バイオレンス(domestic violence)

2004


 製作せいさく小宅おやけ理沙りさ立命館大学りつめいかんだいがく大学院だいがくいん先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ研究けんきゅう
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/g/kr01.htm

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おおさか被害ひがいしゃ支援しえんセンター・マーガレット(2005設立せつりつ

小宅おやけ 理沙りさ 20030731,0915,1103,20040122,0315 「DVの実態じったい今後こんご課題かだい
 『教育きょういく新聞しんぶん』2392,2403,2414,2431,2444
小宅おやけ 理沙りさ 20041021 提言ていげん せい感染かんせんしょうのぞまない妊娠にんしんから青少年せいしょうねんまもるには回避かいひする方法ほうほう伝授でんじゅ法律ほうりつ禁止きんししても解決かいけつにはならない」教育きょういく新聞しんぶんだい2493ごう
小宅おやけ 理沙りさ 20050303 せい犯罪はんざい再犯さいはん防止ぼうしを」教育きょういく新聞しんぶんだい2523ごう

吉川よしかわ 真美子まみこ 20100427 女子じょしのための「せい犯罪はんざい講義こうぎ――その現実げんじつ法律ほうりつ知識ちしきせい書房しょぼう,144p. ISBN-10: 4902163535 ISBN-13: 978-4902163537 \1260 [amazon][kinokuniya] ※ c01 v04
信田のぶた さよ 20080325 加害かがいしゃへんわれるか?――DVと虐待ぎゃくたいをみつめながら』筑摩書房ちくましょぼう,206p. ISBN-10: 4480842837 ISBN-13: 978-4480842831 [amazon][kinokuniya] ※ m.ac.dv.
◆Lundy Bancroft=200612 白川しらかわ 美也子みやこ阿部あべ 尚美なおみ山崎やまざき ともかつ白倉しらくら 三紀子みきこ やく, 『DV・虐待ぎゃくたいにさらされたどものトラウマをいやす――おかあさんと支援しえんしゃのためのガイド』,明石書店あかししょてん,285p. ISBN-10: 4750324582 2940えん [amazon]
◆DV問題もんだい研究けんきゅうかい 200607 『Q&A DVハンドブック――被害ひがいしゃほうのために』,ぎょうせい,192p. ISBN-10: 4324079536 1700えん [amazon]
◆ハーヴィー・ウォレス 200606 『ドメスティック・バイオレンスへの対応たいおう――被害ひがいしゃたずさえて』,成文せいぶんどう,98p. ISBN-10: 4792391504 1050えん [amazon]
◆DVほう改正かいせいしよう全国ぜんこくネットワーク 200605 『女性じょせいたちがえたDVほう――国会こっかいが「当事とうじしゃ」にもんひらいた365にち』,しんみずしゃ,191p. ISBN-10: 488385082X 1890えん [amazon]
◆戒能 民江たみえ 200603 『DV防止ぼうしとこれからの被害ひがい当事とうじしゃ支援しえん』, ミネルみねるァ書房ぁしょぼう, 290p. ISBN-10: 4623045625 2520えん [amazon]
友田ともだ 尋子ひろこ 200603 『暴力ぼうりょく被害ひがいしゃ出会であうあなたへ――DVと看護かんご』,医学書院いがくしょいん,153p. ISBN-10: 4260002171 2100えん [amazon]
◆まさき かおり 200512 『ドメスティックバイオレンス』,文芸ぶんげいしゃ,129p. ISBN-10: 4286007685 1260えん [amazon]
◆レジリエンス 200511 『きずついたあなたへ――わたしがわたしを大切たいせつにするということ DVトラウマからの回復かいふくワークブック』,なししゃ,101p. ISBN-10: 4816605053 1575えん [amazon]
小田おだ すすむ西村にしむら 由貴ゆき寺沢てらさわ 英理子えりこ作田さくた あきら大西おおにし まもる 200511 『DV(ドメスティック・バイオレンス)/不安ふあん神経症しんけいしょう・パニック障害しょうがい/児童じどう虐待ぎゃくたいおやごろし』, 新書しんしょかん,154p. ISBN-10: 4403261027 1260えん [amazon]
北風きたかぜ めい 200510 『モラル・ハラスメント――普通ふつう結婚けっこん生活せいかつがわからなかった』,新風しんぷうしゃ,157p. ISBN-10: 4797496401 638えん [amazon]
ばん 敦子あつこ根本ねもと 真美子まみこ中山なかやま 洋子ようこ 200510 『Q&A DVってなに?――この1さつでドメスティック・バイオレンスまるわかり』,明石書店あかししょてん,170p. ISBN-10: 4750322040 1575えん [amazon]
山西さんせい 裕美ひろみ へん 200510 『家庭かていないこる暴力ぼうりょくとファミリーサポート――市民しみんサポーターのエンパワメント』,中央ちゅうおう法規ほうき出版しゅっぱん,179p. ISBN-10: 4805826398 2520えん [amazon]
北村きたむら 朋子ともこ 200509 『DVサバイバー――被害ひがいともたたかって』,解放かいほう出版しゅっぱんしゃ,102p. ISBN-10: 4759260994 1260えん [amazon]
◆Al Miles=200508 関谷せきや 直人なおと こぼし,『ドメスティック・バイオレンス そのとき教会きょうかいは』,日本にっぽんキリスト教団きょうだん出版しゅっぱんきょく,261p. ISBN-10: 4818405728 3360えん [amazon]
日本にっぽんDV防止ぼうし情報じょうほうセンター へん 200507 『ドメスティック・バイオレンスへの視点してん――おっと恋人こいびとからの暴力ぼうりょく根絶こんぜつのために』,朱鷺とき書房しょぼう,263p. ISBN-10: 4886026354 1680えん [amazon]
◆いなば あいこ 200506 『DVレポート いなばのしろうさぎ』,新風しんぷうしゃ,284p. ISBN-10: 4797464224 1575えん [amazon]
◆Wendy Susan Deaton・Michael Hertica=200504 柿木かきのき 和代かずよ やく, 『ドメスティック・バイオレンスサバイバーマニュアル――自由じゆうへのばたき』, 明石書店あかししょてん,89p. ISBN-10: 4750320781 1050えん [amazon]
相沢あいざわ 佳代かよ 200504 『Broken Heart――ドメスティックバイオレオンスの実態じったい』,新風しんぷうしゃ,111p. ISBN-10: 4797450223 1260えん [amazon]
内閣ないかく男女だんじょ共同きょうどう参画さんかくきょく へん 200504 『配偶はいぐうしゃからの暴力ぼうりょく 相談そうだん手引てびき』,国立こくりつ印刷いんさつきょく; 改訂かいていばんばん,257p. ISBN-10: 4173505124 [amazon]
◆Family Violence Prevention Fund=200503 友田ともだ 尋子ひろこ やく,『保健ほけん医療いりょうのためのDV対応たいおうトレーニング・マニュアル』,解放かいほう出版しゅっぱんしゃ,210p. ISBN-10: 4759260897 5040えん [amazon]
◆パドウィメンズオフィス へん 200503 『ドメスティック・バイオレンス――データブック2004・2005』,パドウィメンズオフィス,127p. ISBN-10: 4901874438 1050えん [amazon]
聖路加看護大学せいろかかんごだいがく女性じょせい中心ちゅうしんにしたケア研究けんきゅうはん 200503 『EBMの手法しゅほうによるしゅうさんドメスティック・バイオレンスの支援しえんガイドライン (2004年版ねんばん)』,金原出版かねはらしゅっぱん,130p. ISBN-10: 4307701801 2310えん [amazon]
南野みなみの 知恵子ちえこ山本やまもと 香苗かなえ福島ふくしま みずほ・かみもと 美恵子みえこ吉川よしかわ 春子はるこ 200501 『詳解しょうかい 改正かいせいDV防止ぼうしほう』,ぎょうせい,444p. ISBN-10: 4324075883 3800えん [amazon]
長谷川はせがわ 京子きょうこ可児かに 康則やすのり佐藤さとう いさおこう ちょ, 日本にっぽんDV防止ぼうし情報じょうほうセンター へん 200501 『弁護士べんごしくDV解決かいけつマニュアル』,朱鷺とき書房しょぼう,194p. ISBN-10: 4886026338 [amazon]
尾崎おざき 礼子あやこ 200501 『DV被害ひがいしゃ支援しえんハンドブック――サバイバーとともに』,朱鷺とき書房しょぼう,196p. ISBN-10: 4886026346 2100えん ISBN-10: 4886026346 [amazon]
◆チルドレンソサエティ・つつみ かなめ=200501 アジア女性じょせいセンター やく, 『虐待ぎゃくたいとドメスティック・バイオレンスのなかにいるどもたちへ――ひとりぼっちじゃないよ』,明石書店あかししょてん,71p. ISBN-10: 4750320439 1050えん [amazon]
小島こじま 妙子たえこ水谷みずたに 英夫ひでお 200412 『ジェンダーとほう〈1〉DV・セクハラ・ストーカー』,しんやましゃ出版しゅっぱん,306p. ISBN-10: 479725372X 3150えん [amazon]
山本やまもと 八千代やちよ 200412 『ドメスティック・バイオレンス 被害ひがい女性じょせいケアマニュアル』,きょう交易こうえき医書いしょ出版しゅっぱん,100p. ISBN-10: 4880037435 2415えん [amazon]
鈴木すずき 隆文たかふみあさとり 澄江すみえ 200412 『ドメスティック・バイオレンス――援助えんじょとはなに援助えんじょしゃはどうかんが行動こうどうすべきか』,教育きょういく史料しりょう出版しゅっぱんかい; 改訂かいていばんばん,343p. ISBN-10: 4876524556 2625えん [amazon]
山田やまだ 秀雄ひでお 200411 『Q&Aドメスティック・バイオレンスほう 児童じどう虐待ぎゃくたい防止ぼうしほう解説かいせつ』,三省堂さんせいどう; だい2はんばん,204p. ISBN-10: 438532171X 2100えん [amazon]
◆Kevin Browne・Martin Herbert=200411 薮本やぶもと 知二ともじきのえはら 定房さだふさ やく,『家族かぞくあいだ暴力ぼうりょく防止ぼうし基礎きそ理論りろん――暴力ぼうりょく連鎖れんさるには』,明石書店あかししょてん,364p. ISBN-10: 4750320099 3675えん [amazon]
山口やまぐち のり 200410 『あいする、あいされる――デートDVをなくす・若者わかもののためのレッスン7』, なししゃ,117p. ISBN-10: 481660409X 1260えん [amazon]
信田のぶた さよ上岡うえおか ようこう,Shawna Campbell 原著げんちょ 200409 『虐待ぎゃくたいという迷宮めいきゅう』,春秋しゅんじゅうしゃ,206p. ISBN-10: 4393364759 1785えん [amazon]
草柳くさやなぎ 和之かずゆき 200407 『DV加害かがい男性だんせいへの心理しんり臨床りんしょうこころみ――だつ暴力ぼうりょくプログラムのしん展開てんかい』, しんみずしゃ, 286p. ISBN-10: 4883850668 2310えん [amazon]
草柳くさやなぎ 和之かずゆき 200407 『ドメスティック・バイオレンス――男性だんせい加害かがいしゃ暴力ぼうりょく克服こくふくこころみ』,岩波書店いわなみしょてん,70p. ISBN: 400000333X 504えん [amazon]
◆Lundy Bancroft・Jay G. Silverman=200407 幾島いくしま 幸子こうじ やく, 『DVにさらされるどもたち――加害かがいしゃとしてのおや家族かぞく機能きのうおよぼす影響えいきょう』,金剛こんごう出版しゅっぱん, 206p. ISBN-10: 4772408312 2940えん [amazon]
◆DV問題もんだい研究けんきゅうかい へん 200406 『Q&A DVハンドブック――被害ひがいしゃほうのために』,ぎょうせい,193p. ISBN-10: 4324070229 [amazon]
芹沢せりざわ 俊介しゅんすけ 200406 『家族かぞくという暴力ぼうりょく』,春秋しゅんじゅうしゃ,238p. ISBN-10: 4393332229 1785えん [amazon]
小沢おざわ みのる 200406 『ひかりある場所ばしょへ――DVにづいた女性じょせいたち』,旬報じゅんぽうしゃ,255p. ISBN-10: 4845108836 1575えん [amazon]
移住いじゅうれん女性じょせいへの暴力ぼうりょく」プロジェクト 200406 『ドメスティック・バイオレンスと人身じんしん売買ばいばい――移住いじゅう女性じょせい権利けんりもとめて』,移住いじゅう労働ろうどうしゃ連帯れんたいする全国ぜんこくネットワーク,127p. ISBN-10: 4877982108 [amazon]
石井いしい 妙子たえこ相原あいはら 佳子けいこ へん 200405 『セクハラ・DVの法律ほうりつ相談そうだん』,あおりん書院しょいん,404p. ISBN-10: 4417013616 3885えん [amazon]
◆Ellen Pence・Michael Paymar=200404 波田なみた あい寺沢てらさわ 恵美子えみこ堀田ほった あおい わけ, 『暴力ぼうりょく男性だんせい教育きょういくプログラム――ドゥルース・モデル』, まことしん書房しょぼう, 297p. ISBN-10: 4414403006 3990えん [amazon]
山崎やまざき たつえ 200404 『おびえるつまたち――松本まつもと地方ちほうのDVレポート』,郷土きょうど出版しゅっぱんしゃ,275p. ISBN-10: 4876636699 [amazon]
豊田とよだ 正義まさよし 200401 『家庭かていという病巣びょうそう』, 新潮社しんちょうしゃ, 207p. ISBN-10: 4106100509 714えん [amazon]
毎日新聞まいにちしんぶん生活せいかつ家庭かてい へん 200311 『おとうさん、怒鳴どならないで――なぐられるよりくるしいよ!』,径書房けいしょぼう,171p. ISBN-10: 4770501838 1575えん [amazon]
堂本どうもと 暁子あきこ 200311 『堂本どうもと暁子あきこのDV施策しさく最前線さいぜんせん』,しんみずしゃ,282p. ISBN-10: 488385051X 1890えん [amazon]
木花きばな さき耶 200311 『蘇生そせい ドメスティックバイオレンス』,新風しんぷうしゃ,115p. ISBN-10: 4797427329 1260えん [amazon]
山口やまぐち のり・アウェア 200310 『デートDV防止ぼうしプログラム実施じっししゃけワークブック――相手あいて尊重そんちょうする関係かんけいをつくるために』,なししゃ,55p. ISBN-10: 4816603042 1050えん [amazon]
北村きたむら 朋子ともこ 200310 『DV裁判さいばん』,いくともしゃ,207p. ISBN-10: 4873022320 1050えん [amazon]
なつかり 康男やすお宮本みやもと 和彦かずひこ 200309 『児童じどう虐待ぎゃくたい・DV――その事例じれい対応たいおう』,八千代やちよ出版しゅっぱん,218p. ISBN-10: 4842912960 2310えん [amazon]
鈴木すずき 隆文たかふみあさとり 澄江すみえ 200309 『ドメスティック・バイオレンス――援助えんじょとはなに援助えんじょしゃはどうかんが行動こうどうすべきか』,教育きょういく史料しりょう出版しゅっぱんかい,343p. ISBN-10: 4876524408 [amazon]
庄司しょうじ 洋子ようこ波田なみた あいはら ひろ 200308 『ドメスティック・バイオレンス日本にっぽん韓国かんこく比較ひかく研究けんきゅう』,明石書店あかししょてん,385p. ISBN-10: 4750317799 3990えん [amazon]
内閣ないかく男女だんじょ共同きょうどう参画さんかくきょく へん 200307 『配偶はいぐうしゃとうからの暴力ぼうりょくかんする調査ちょうさ平成へいせい15ねん4がつ>』,国立こくりつ印刷いんさつきょく,173p. ISBN-10: 4173505205 1260えん [amazon]
◆パドウィメンズオフィス へん 200307 『ドメスティック・バイオレンスデータブック〈2003〉』,パドウィメンズオフィス,119p. ISBN-10: 4901874160 1050えん [amazon]
中村なかむら 正夫まさお 200303 『おとこたちのだつ暴力ぼうりょく――DV克服こくふくプログラムの現場げんばから』,朝日新聞社あさひしんぶんしゃ,203p. ISBN-10: 4022598247 1155えん [amazon]
内閣ないかく男女だんじょ共同きょうどう参画さんかくきょく へん 20030620 『配偶はいぐうしゃからの暴力ぼうりょく 相談そうだん手引てびき――配偶はいぐうしゃからの暴力ぼうりょく特性とくせい理解りかい被害ひがいしゃへの適切てきせつ対応たいおうのために』,国立こくりつ印刷いんさつきょく,119p. ISBN-10: 4173505116 [amazon]
海里かいり 真弓まゆみ・エトウ ケイコ 20030513 『DV(コミック) 』,講談社こうだんしゃ,164p. 410えん ISBN-10: 4063652211 [amazon]
◆Daniel Jay Sonkin・Michael Durphy=200302 中野なかの 瑠美子るみこ やく, 『だつ暴力ぼうりょくのプログラム――おとこのためのハンドブック』,青木あおき書店しょてん, 315p. ISBN-10: 4250203069 2625えん [amazon]
北九州きたきゅうしゅう市立しりつ男女だんじょ共同きょうどう参画さんかくセンター“ムーブ” へん 200301 『ジェンダー白書はくしょ〈1〉女性じょせいたいする暴力ぼうりょく』,明石書店あかししょてん,201p. ISBN-10: 4750316776 1575えん [amazon]
原田はらだ 恵理子えりこ柴田しばた 弘子ひろこ 200301 『ドメスティック・バイオレンス女性じょせい150にん証言しょうげん――いたみ・葛藤かっとうそして自由じゆうへ』,明石書店あかししょてん,390p. ISBN-10: 4750316652 2100えん [amazon]
あじさわ 道明みちあき中村なかむら ただし小井こい かおりおうさと 200212 『家族かぞく暴力ぼうりょくをのりこえる――当事とうじしゃ視点してんによる暴力ぼうりょく援助えんじょろん』,かもがわ出版しゅっぱん ,263p. ISBN-10: 4876997055 2730えん [amazon][boople] b
内閣ないかく男女だんじょ共同きょうどう参画さんかくきょく へん 200212 『配偶はいぐうしゃからの暴力ぼうりょく 相談そうだん手引てびき――配偶はいぐうしゃからの暴力ぼうりょく特性とくせい理解りかい被害ひがいしゃへの適切てきせつ対応たいおうのために』,財務省ざいむしょう印刷いんさつきょく,119p. ISBN-10: 4173505108 [amazon]
中野なかの 麻美あさみ飯野いいの ざい 200212 『ぜん図解ずかい セクハラ・DV・ストーカー・ちかん――被害ひがいしゃすく法律ほうりつ手続てつづき』, 自由じゆう國民こくみんしゃ 167p. ISBN-10: 4426329000 1260えん [amazon]
小島こじま 妙子たえこ 200211 『ドメスティック・バイオレンスのほう――アメリカほう日本にっぽんほう挑戦ちょうせん』,しんやましゃ出版しゅっぱん,509p. ISBN-10: 4797253207 6300えん [amazon]
沼崎ぬまざき 一郎いちろう 200211 『なぜおとこ暴力ぼうりょくえらぶのか――ドメスティック・バイオレンス理解りかい初歩しょほ』,かもがわ出版しゅっぱん,63p. ISBN-13: 978-4876997152 600えん [amazon]
◆アダルトチルドレンいちもんいちとう編集へんしゅう委員いいんかい へん斎藤さいとう まなぶ 監修かんしゅう 20021015 っていますか?アダルト・チルドレンいちもんいちとう解放かいほう出版しゅっぱんしゃ,115p. ISBN-10: 4759282408 ISBN-13: 978-4759282405 1260 [amazon][kinokuniya] ※ m.ac.v04.
平川ひらかわ 和子かずこ 20021010 「ジェンダーと女性じょせい人権じんけん――暴力ぼうりょく被害ひがい女性じょせいへの危機きき介入かいにゅう支援しえん現場げんばから」,金井かない細谷ほそやへん[2002:179-197]*
◆*金井かない 淑子としこ細谷ほそや みのる へん 20021010 身体しんたいのエシックス/ポリティクス』,ナカニシヤ出版しゅっぱん,224p. \2200 ※
日本にっぽんDV防止ぼうし情報じょうほうセンター 200210 『っていますか?ドメスティック・バイオレンスいちもんいちとう』,解放かいほう出版しゅっぱんしゃ; だい2はんばん,103p. ISBN-10: 4759282416 [amazon]
岡田おかだ 信子のぶこ 200208 『しんきずきしめて――性的せいてき虐待ぎゃくたい、ドメスティック・バイオレンスはえられる』,主婦しゅふ友社ともしゃ,287p. ISBN-10: 4072327271 [amazon]
人権じんけん文化ぶんかそだてるかい へん 200208 『DV――女性じょせいたちのSOS』,ぎょうせい,235p. ISBN-10: 4324066485 2400えん  [amazon]
◆アジア女性じょせい交流こうりゅう研究けんきゅうフォーラム へん 篠崎しのざき 正美まさみ やく 2002082 『アジアのドメスティック・バイオレンス』,明石書店あかししょてん,244p. ISBN-10: 4750315958 625えん [amazon]
吉広よしひろ 紀代子きよこ 200207 『こころをなぐられたどもたち』,毎日新聞社まいにちしんぶんしゃ,233p. ISBN-10: 4620315729 1575えん [amazon]
◆パドウィメンズオフィス へん 200206 『ドメスティック・バイオレンスデータブック〈2002〉』,パドウィメンズオフィス,126p. ISBN-10: 4901874004 1050えん [amazon]
野本のもと 律子りつこ 200206 『DV(ドメスティックバイオレンス)をりこえて――ここはわたしたちのレストラン』,文芸ぶんげいしゃ,251p. ISBN-10: 4835532031 1050えん [amazon]
◆R.Amy Elman=200206 細井ほそい 洋子ようこ小宮こみや 信夫しのぶ やく,『国家こっか女性じょせい虐待ぎゃくたいすくえるか――スウェーデンとアメリカの比較ひかく』,文化ぶんか書房しょぼう博文ひろぶみしゃ,233p. ISBN-10: 4830109637 2100えん [amazon]
◆戒能 民江たみえ 200204 『ドメスティック・バイオレンス――夫婦ふうふゲンカが犯罪はんざいになるとき』,主婦しゅふ生活社せいかつしゃ,184p. ISBN-10: 4391126087 [amazon]
◆戒能 民江たみえ 200205 『ドメスティック・バイオレンス』,不磨ふま書房しょぼう,240p. ISBN-10: 4797292970 3360えん [amazon]
信田のぶた さよ 200205 ひとはいかにして「当事とうじしゃ」となるのか――家庭かていない暴力ぼうりょく支配しはい関係かんけいなかで」,『世界せかい』2002ねんがつごう
信田のぶた さよ 20020315 『DVと虐待ぎゃくたい――「家族かぞく暴力ぼうりょく」に援助えんじょしゃができること』医学書院いがくしょいん,190p. ISBN-10: 4260331833 1890えん [amazon]

西尾にしお 和美かずみ 200203 『ドメスティック・バイオレンス――被害ひがいしゃ加害かがいしゃいやし』, IFF出版しゅっぱんヘルスワーク協会きょうかい, 48p. ISBN-10: 4938844656 630えん [amazon]
長谷川はせがわ 京子きょうこ ちょ日本にっぽんDV防止ぼうし情報じょうほうセンター へん,200203 『口語こうごむDV防止ぼうしほう活用かつようハンドブック』,朱鷺とき書房しょぼう,253p. ISBN-10: 4886026230 [amazon]
◆「おっと(恋人こいびと)からの暴力ぼうりょく調査ちょうさ研究けんきゅうかい 200203 『ドメスティック・バイオレンス―実態じったい・DVほう解説かいせつ・ビジョン』,有斐閣ゆうひかく; 新版しんぱんばん,311p. ISBN-10: 4641280657 1995えん [amazon]
◆あさみ まな 200204 『いつかあいせる――ドメスティックバイオレンス・ども依存いぞんからの回復かいふく』, 朱鳥あすかしゃ,109p. ISBN-10: 4434019104 1050えん [amazon]
◆かながわおんなのスペース“みずら” へん 200204 『シェルター・おんなたちの危機きき――人身じんしん売買ばいばいからドメスティック・バイオレンスまで“みずら”の10ねん』,明石書店あかししょてん,278p. ISBN-10: 4750315648 1890えん [amazon]
西舘にしだて 代志子よしこ 200202 『おとこたちよつまなぐってしあわせですか?――ドメスティック・バイオレンスの周辺しゅうへん』,早稲田わせだ出版しゅっぱん,240p. ISBN-10: 4898272320 1785えん [amazon]
内閣ないかく男女だんじょ共同きょうどう参画さんかくきょく へん 200201 『配偶はいぐうしゃとうからの暴力ぼうりょくかんする事例じれい調査ちょうさ――おっと・パートナーからの暴力ぼうりょく被害ひがいについての実態じったい調査ちょうさ』,財務省ざいむしょう印刷いんさつきょく,188p. ISBN-10: 4173505000 [amazon]
村本むらもと 邦子くにこ 20011220 暴力ぼうりょく被害ひがい女性じょせい――理解りかい脱出だっしゅつ回復かいふく
◆戒能 民江たみえ へん 200112 『ドメスティック・バイオレンス防止ぼうしほう』,なおがくしゃ,362p. ISBN-10: 4915750957 [amazon]
山田やまだ 秀雄ひでお 200112 『Q&A ドメスティック・バイオレンスほう児童じどう虐待ぎゃくたい防止ぼうしほう解説かいせつ』,三省堂さんせいどう,165p. ISBN-10: 4385321701 [amazon]
梶山かじやま 寿子ひさこ 200111 『家族かぞくこわれてゆく――DV(ドメスティックバイオレンス)、もっと身近みぢか犯罪はんざい』,中央公論ちゅうおうこうろんしんしゃ,203p. ISBN-10: 4120032078 1260えん [amazon]
◆ドナルド・G・ダットン、スーザン・K・ゴラント =20010830 中村なかむらただしわけ『なぜおっとは、あいするつまなぐるのか?――バタラーの心理しんりがく作品社さくひんしゃ
豊田とよだ 正義まさよし 200110 『DV(ドメスティック・バイオレンス)――なぐらずにはいられないおとこたち』, 光文社こうぶんしゃ, 212p. ISBN-10: 4334031102 714えん [amazon]
山口やまぐち のり 200110 『DV(ドメスティック・バイオレンス)あなた自身じしんきしめて――アメリカの被害ひがいしゃ加害かがいしゃプログラム』,なししゃ, 207p. ISBN-10: 4816601058 1785えん [amazon]
南野みなみの 知惠子ちえこ 200110 『詳解しょうかいDV(ドメスティック・バイオレンス)防止ぼうしほう』,きょうせい,308p. ISBN-10: 432406685X [amazon]
内閣ないかく男女だんじょ共同きょうどう参画さんかくきょく 200110 『イラストでまな配偶はいぐうしゃからの暴力ぼうりょく防止ぼうしおよ被害ひがいしゃ保護ほごかんする法律ほうりつ――暴力ぼうりょくのない社会しゃかい目指めざして』,ぎょうせい,31p. ISBN-10: 4324066817 310えん [amazon]
◆Donald G. Dutton・Susan K. Golant=200109 中村なかむら ただし やく, 『なぜおっとは、あいするつまなぐるのか?――バタラーの心理しんりがく』, 作品社さくひんしゃ, 286p. ISBN-10: 4878933569 [amazon]
◆アジア・太平洋たいへいよう人権じんけん情報じょうほうセンター 200108 『ドメスティック・バイオレンスにたいする取組とりくみと課題かだい』,現代げんだい人文じんぶんしゃ,198p. ISBN-10: 4877980563 2625えん [amazon]
福島ふくしま 瑞穂みずほ 200109 『使つかいこなそう!ドメスティック・バイオレンス防止ぼうしほう』,明石書店あかししょてん,251p. ISBN-10: 4750314641 1890えん [amazon]
吉広よしひろ 紀代子きよこ 200107 『ぼくつまなぐるなんて――DV(ドメスティック・バイオレンス)加害かがいしゃかたる』,青木あおき書店しょてん,222p. ISBN-10: 4250201201 [amazon]
森田もりた ゆり 200107 『ドメスティック・バイオレンス――あい暴力ぼうりょくわるとき』, 小学館しょうがくかん, 285p. ISBN-10: 4093873453 1575えん [amazon]
小西こにし 聖子せいこ 20010601 『ドメスティック・バイオレンス』白水しろみずしゃ,219p. ISBN-10: 4560049610 ISBN-13: 978-4560049617 1890 [amazon][kinokuniya] ※ b b04
中村なかむら ただし 20010525 『ドメスティック・バイオレンスと家族かぞく病理びょうり作品社さくひんしゃ,258p. ISBN-10: 4878933828 2310 [amazon][boople] b
◆NMP研究けんきゅうかい大西おおにし さち へん 20010330 『ドメスティック・ヴァイオレンスと裁判さいばん――日米にちべい実践じっせん現代げんだい人文じんぶんしゃ,134p. ISBN-10: 4877980547 1575えん [amazon]
米田よねだ 真澄ますみ ちょ COSMO へん,200103 『DV(ドメスティック・バイオレンス)を理解りかいするために』,解放かいほう出版しゅっぱんしゃ,111p. ISBN-10: 4759260552 1260えん [amazon]
原田はらだ 恵理子えりこ 200012 『ドメスティック・バイオレンス――サバイバーのためのハンドブック』,明石書店あかししょてん,202p. ISBN-10: 475031353X [amazon]
せら田川たがわ 昌裕まさひろ 200008 『家族かぞく物語ものがたり幻想げんそう――児童じどう虐待ぎゃくたいとドメスティック・バイオレンスの深層しんそう』,しろじゅんしゃ,205p. ISBN-10: 4834400689 1890えん [amazon]
安宅あたか 左知子さちこ 200006 『なぐられるつまたち――証言しょうげん・ドメスティック・バイオレンス』,よういずみしゃ,270p. ISBN-10: 489691466X [amazon]
◆ドメスティックバイオレンス国際こくさい比較ひかく研究けんきゅうかい へん 200005 『おっと恋人こいびとからの暴力ぼうりょく――国境こっきょうのない問題もんだい日本にっぽん各国かっこくのとりくみ』,教育きょういく史料しりょう出版しゅっぱんかい,238p. ISBN-10: 4876523843 1680えん [amazon]
日本にっぽんDV防止ぼうし情報じょうほうセンター 200003 『っていますか?ドメスティック・バイオレンスいちもんいちとうおっと恋人こいびとからの暴力ぼうりょく』,解放かいほう出版しゅっぱんしゃ,97p. ISBN-10: 4759282270 [amazon]
日本にっぽん弁護士べんごし連合れんごうかい へん 200002 『ドメスティック・バイオレンス防止ぼうし法律ほうりつハンドブック――つまへの暴力ぼうりょくどもへの虐待ぎゃくたい根絶こんぜつけて』,明石書店あかししょてん,427p. ISBN-10: 4750312525 5040えん [amazon]
鈴木すずき 隆文たかふみ後藤ごとう 麻理まり 199908 『ドメスティック・バイオレンスをえて』,日本にっぽん評論ひょうろんしゃ,236p. ISBN-10: 4535511896 1785えん [amazon]
梶山かじやま 寿子ひさこ 199907 『おんななぐおとこたち――DV(ドメスティック・バイオレンス)は犯罪はんざいである』,文藝春秋ぶんげいしゅんじゅう,241p. ISBN-10: 4163554106 [amazon]
鈴木すずき 隆文たかふみ石川いしかわ ゆいとうと 199907 『だれにもえないおっと暴力ぼうりょく――ドメスティック・バイオレンス』, ほんときゆうしゃ,317p. ISBN-10: 479524233X 1785えん [amazon]
日本にっぽんDV防止ぼうし情報じょうほうセンター へん 199904 『ドメスティック・バイオレンスへの視点してん――おっと恋人こいびとからの暴力ぼうりょく根絶こんぜつのために』,朱鷺とき書房しょぼう,274p. ISBN-10: 488602615X [amazon]
日本にっぽんDV防止ぼうし情報じょうほうセンター へん 199903 『ドメスティック・バイオレンス――ざいべい日本にっぽん女性じょせいのたたかいの記録きろく』,かもがわ出版しゅっぱん,62p. ISBN-10: 4876994412 600えん [amazon]
◆Neil.S. Jacobson・John M. Gottman=199901 戸田とだ 律子りつこ やく,『おっとつま暴力ぼうりょくをふるうとき――ドメスティック・バイオレンスの真実しんじつ 』,講談社こうだんしゃ,317p. ISBN-10: 4062095254 [amazon]
◆Create Media へん 19980815 どもをあいせないおやからの手紙てがみ,メディアワークス,発売はつばい主婦しゅふ友社ともしゃ,220p. ISBN-10: 4073098845 ISBN-13: 978-4073098843 1100+ [amazon][kinokuniya] ※→20000825 角川かどかわ文庫ぶんこ,260p. ISBN-10: 4043527039 ISBN-13: 978-4043527038 539 [amazon][kinokuniya] ※ m.ac.v04.
◆「おっと(恋人こいびと)からの暴力ぼうりょく調査ちょうさ研究けんきゅうかい 199805 『ドメスティック・バイオレンス――おっと恋人こいびとからの暴力ぼうりょくをなくすために』,有斐閣ゆうひかく; 新装しんそうばんばん,230p. ISBN-10: 4641280053 [amazon]

◆Create Media へん 19980510 少女しょうじょたちから「ウザい」オヤジへの手紙てがみ,ぶんかしゃ,198p. ISBN-10: 4821106086 ISBN-13: 978-4821106080 997 [amazon][kinokuniya] ※→20010425 角川かどかわ文庫ぶんこ,203p. ISBN-10: 4043527047 ISBN-13: 978-4043527045 479 [kinokuniya] ※  m.ac.v04
◆Create Media へん 19980410 『もういえにはかえらない――さよなら 日本一にっぽんいちみにくおやへの手紙てがみ,メディアワークス,250p. ISBN-10: 407308643X ISBN-13: 978-4073086437 1100+ [amazon][kinokuniya] ※→2000425 角川かどかわ文庫ぶんこ,285p. ISBN-10: 4043527020 ISBN-13: 978-4043527021 [amazon][kinokuniya] ※ m.ac.v04
◆「おっと恋人こいびと)からの暴力ぼうりょく調査ちょうさ研究けんきゅうかい 19980330 『ドメスティック・バイオレンス』有斐閣ゆうひかく選書せんしょ,1,900えん
斎藤さいとう まなぶ鈴木すずき 健二けんじ西尾にしお 和美かずみ下坂しもさか 幸三こうぞう平野ひらの 建二けんじ中山なかやま みちぶんまわし 19980210 『アダルト・チャイルドの理解りかい回復かいふく,ヘルスワーク協会きょうかい,ヘルスクエスト選書せんしょ,143p. ISBN-10: 4938844141 ISBN-13: 978-4938844141 [amazon][kinokuniya] ※ m.ac.v04.
◆Kritsberg, Wayne 1985 Adult Children of Alcoholics Syndrome: A Step-By-Step Guide To Discovery And Recovery, pb:1988 176p. ISBN-10: 0553272799 ISBN-13: 978-0553272796 [amazon][kinokuniya]=19980430 斎藤さいとう まなぶ 翻訳ほんやく白根しらね のぼりめぐみ やく,『アダルトチルドレン・シンドローム――自己じこ発見はっけん回復かいふくのためのステップ』,金剛こんごう出版しゅっぱん,206p. ISBN-10: 4772405771 ISBN-13: 978-4772405775 2000+ [amazon][kinokuniya] ※ m.ac.v04
高橋たかはし いずみ 19971210 『パニック発作ほっさ自分じぶんこわれていく――わたしはアダルト・チルドレン』講談社こうだんしゃ,235p. ISBN-10: 4062089807 ISBN-13: 978-4062089807 1500+ [amazon][kinokuniya] ※ m.v04.ac.
荒木あらき 創造そうぞう 19971128 『アダルトチルドレンの心理しんりがく――なぜあなたは大人おとなになりきれないのか?』日本文芸社にほんぶんげいしゃ,271p. ISBN-10: 4537025956 ISBN-13: 978-4537025958 1300+ [amazon][kinokuniya] ※ m.v04.ac.
中村なかむら 延江のぶえ 19971107 『アダルトチルドレン 恋愛れんあい結婚けっこん症候群しょうこうぐん――「自分じぶんさがし」の処方箋しょほうせん,ベストセラーズ,231p. ISBN-10: 458415872X ISBN-13: 978-4584158722 1260 [amazon][kinokuniya] ※ m.ac.v04.
◆Create Media へん 19971105 日本一にっぽんいちみにくおやへの手紙てがみ,メディアワークス,221p. ISBN-10: 4073072471 ISBN-13: 978-4073072478 1100+ [amazon][kinokuniya] ※→19991225 『どもをあいせないおやへの手紙てがみ』,角川かどかわ文庫ぶんこ,244p. ISBN-10: 4043527012 ISBN-13: 978-4043527014 539 [amazon][kinokuniya] ※ m.ac.v04.
◆AC研究けんきゅうはん へん 19970825 『いいほどアダルト・チルドレンになりやすい』三心堂さんしんどう出版しゅっぱんしゃ,207p. ISBN-10: 4883421368 ISBN-13: 978-4883421367 1429+ [amazon] ※ m.ac.v04
西尾にしお 和美かずみ 19970515 『アダルト・チルドレンといやし――本当ほんとう自分じぶんりもどす』学陽書房がくようしょぼう,205p. ISBN-10: 4313860037 ISBN-13: 978-4313860032 1500+ [amazon][kinokuniya] ※→19981020 学陽書房がくようしょぼうがく文庫ぶんこ,237p. ISBN-10: 4313720650 ISBN-13: 978-4313720657 [amazon][kinokuniya] ※ m.ac.v04.
信田のぶた さよ 19970330 『コントロール・ドラマ――それはアダルト・チルドレンをくカギ』さんかん,221p. ISBN-10: 4883201007 1400 [amazon] ※ m.ac.v04.
◆Sharman Lark Babior・Carolyn Francis=199612 大島おおしま 静子しずこ絹川きぬかわ 久子ひさこ・キャロリン フランシス・松下まつした 瑞子みずこ柿木かきのき 和代かずよはやし 陽子ようこ本田ほんだ 和子かずこ・カーター愛子あいこ やく,『女性じょせいへの暴力ぼうりょく――アメリカの文化ぶんか人類じんるい学者がくしゃがみた日本にっぽん家庭かていない暴力ぼうりょく人身じんしん売買ばいばい』,明石書店あかししょてん,296p. ISBN-10: 4750308811 [amazon]
たちばな 由子ゆうこ 19961115 『アダルトチルドレン・マザー――「よいはは」があぶない』学陽書房がくようしょぼう,229p. ISBN-10: 4313860029 ISBN-13: 978-4313860025 1470 [amazon][kinokuniya] ※→19980620 がく文庫ぶんこ,253p. ISBN-10: 431372057X ISBN-13: 978-4313720572 693 [amazon][kinokuniya] ※ m.ac.v04
緒方おがた あきら 19961005 『アダルトチルドレンときょう依存いぞんまことしん書房しょぼう,191p. ISBN-10: 4414429110 ISBN-13: 978-4414429114 1733 [amazon][kinokuniya] ※ m.ac.v04
信田のぶた さよ 19960808 『「アダルト・チルドレン」完全かんぜん理解りかいさんかん,205p. ISBN-10:4883200876 1400 [amazon][kinokuniya]→20010410 『アドルト・チルドレンという物語ものがたり』(改題かいだい),文春ぶんしゅん文庫ぶんこ,224p. ISBN-10: 4167157187 ISBN-13: 978-4167157180 552+ [amazon][kinokuniya] ※ m.ac.v04
斎藤さいとう まなぶ 19960415 『アダルト・チルドレンと家族かぞく――しんのなかのどもをいやす』学陽書房がくようしょぼう,237p. ISBN-10: 4313860010 ISBN-13: 978-4313860018 1553 [amazon][kinokuniya] ※→19980420 がく文庫ぶんこ,273p. ISBN-10: 4313720480 ISBN-13: 978-4313720480 693 [amazon][kinokuniya] ※ m.ac.v04.
西山にしやま あきら 19951222 『アダルト・チルドレン――自信じしんはないけど、きていく』さんかん,254p. ISBN-10: 4883200663 ISBN-13: 978-4883200665 1529 [amazon][kinokuniya] ※ m.ac.v04.
津崎つざき哲郎てつろう 199212 どもの虐待ぎゃくたい――その実態じったい援助えんじょ朱鷺とき書房しょぼう,270p.,1500えん
 →こどもの権利けんり児童じどう虐待ぎゃくたい


 
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◆20020206 吉廣よしひろ紀代子きよこ講演こうえんかいぼくつまなぐるなんて――DV加害かがいしゃ取材しゅざいをするなかかんじたこと、わかったこと…」 於:大阪おおさか
 http://www.creo-osaka.or.jp/cgi-bin/odb-get.exe?WIT_template=AC51007&CC=EN10120020111122928&GC=2&BTN=AC02007&EVK=4

◆20011223 わかせい暴力ぼうりょく加害かがいしゃのケアと予防よぼう〜〜フィリピンのみからまな
 於:セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン
◆20011015 「配偶はいぐうしゃからの暴力ぼうりょく防止ぼうしおよ被害ひがいしゃ保護ほごかんする法律ほうりつとうについてかい
 http://www8.cao.go.jp/danjyo/opinions/kiku1015-sanka.html

◆20010310 緊急きんきゅうシンポ「DV防止ぼうし役立やくだ法律ほうりつつくろう!」
 http://member.nifty.ne.jp/yeswhome/MensLib/liaison/event/dv313.html

全国ぜんこく女性じょせいシェルターネット

 *波多野はたのさんより



がつ24にち)と25にち)に,東京とうきょうウィメンズプラザで全国ぜんこく女性じょせいシェルターネットらが主催しゅさいするシンポジウム(全国ぜんこく女性じょせいシェルターネット2000ねん東京とうきょうフォーラム)があります.マーサ・フライデーさん(ピッツバーグ女性じょせいセンター代表だいひょう)による基調きちょう講演こうえんのほ
か,分科ぶんかかいとして「暴力ぼうりょく被害ひがいびたひとたちの自助じじょグループ」というものがひらかれます.この分科ぶんかかいはサバイバーのほうのみ参加さんかできるというものだそうで,それ以外いがいほう参加さんかできません.しかしほかにもいつつのワークショップがあります.

わせはFAXふぁっくすで,03−5608−6325です.


 
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浅野あさの千恵ちえ

◆199705 「売春ばいしゅん暴力ぼうりょく
 『すばる』1997-5:180-18 ※
◆199712 「強姦ごうかん文化ぶんか解体かいたいにむけて」
 『月刊げっかんフォーラム』おわりかんごう:75-76 ※
◆19981001 「「せい人格じんかくろん批判ひはん」を批判ひはんする」
 『現代げんだい思想しそう』26-12(1998-10):172-182 
◆19990101「ネオ・リベラリズムとせい暴力ぼうりょく
 『現代げんだい思想しそう』1999-01
◆20000105「「いたみ」と「暴力ぼうりょく」の関係かんけい試論しろん――せい風俗ふうぞく産業さんぎょうをめぐる言説げんせつ権力けんりょく分析ぶんせき
 思想しそう』907(2000-01):106-124
◆20021010 「せい暴力ぼうりょく映像えいぞう社会しゃかい問題もんだい――視聴しちょうがもたらす被害ひがい観点かんてんから」
 金井かない細谷ほそやへん[2002:140-158]*
金井かない 淑子としこ細谷ほそや みのる へん 20021010 身体しんたいのエシックス/ポリティクス』,ナカニシヤ出版しゅっぱん,224p. \2200 ※

 
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◆「ドメスティック・バイオレンスにかんするレポート」

矢島やじま しんじ立命館大学りつめいかんだいがく政策せいさく科学かがく回生かいせい
掲載けいさい:20020718

 女性じょせい男性だんせいそして社会しゃかいとにかかわるテーマとして、ドメスティック・バイオレ
ンスをかんがえてみたい。これまで、このドメスティック・バイオレンスは、かげ
存在そんざいとしてあつかわれていた。それは、家庭かていほう侵入しんにゅうすることはできない、家庭かてい
での暴力ぼうりょく家庭かてい解決かいけつするというような不当ふとう理由りゆうやみなかかれていた。
しかし、今日きょう、ドメスティック・バイオレンスはひかりび、ひとつの社会しゃかい問題もんだい
とされ、注目ちゅうもくされ、被害ひがいしゃ保護ほごにもちかられられている。

 ドメスティック・バイオレンス(Domestic Violence)はDVとりゃくされる(以下いか
DV。)。これは、男性だんせい自分じぶんつま恋人こいびとというような関係かんけい女性じょせいへの暴力ぼうりょくのこ
とである。これは、つま恋人こいびとというような女性じょせい男性だんせい親密しんみつ関係かんけいなかに、ささえ
はいしたがえという関係かんけいしょうじるのである。社会しゃかいてきつよもの、その対極たいきょくかれるじゃく
いものという社会しゃかいなかおおきくかつ長年ながねん存在そんざいする関係かんけい親密しんみつ関係かんけい家族かぞくとい
ちいさい単位たんいなか凝縮ぎょうしゅくされている。ちから支配しはいという関係かんけいは、社会しゃかいなかだけで
はなく、家族かぞくもしくは親密しんみつ関係かんけいなかにもはぐくまれる。DVという言葉ことばは1970年代ねんだい
アメリカの女性じょせい解放かいほう運動うんどうによって使つかわれたのがはじまりとされた。親密しんみつせき
かかり男女だんじょ暴力ぼうりょく個人こじんレベルの問題もんだいとされてきたのだ。DV活動かつどう社会しゃかい浮上ふじょう
れる契機けいきになったのは、被害ひがいしゃ保護ほごするシェルター活動かつどうである。この活動かつどう
DVを社会しゃかい問題もんだいになりおおくのひと認識にんしきし、ひろくひろまっていった。その10ねん
、1980年代ねんだいはいって、DVにたいしての法律ほうりつととのはじめた。法的ほうてき整備せいびに10ねんとい
年月としつきついやされたが、女性じょせい基本きほんてき人権じんけんおびやかすという認識にんしき社会しゃかいてる
ようになったのだ。しかし、ここでえることは、基本きほんてき人権じんけんという思想しそうふところ
うたぐねんつ。基本きほんてき人権じんけんという思想しそうは、おおくのくにうたわれ、長年ながねん歴史れきし
つ。封建ほうけん社会しゃかい産業さんぎょう革命かくめい以降いこう機械きかいせい工業こうぎょうによる過酷かこく社会しゃかい見直みなおされ、近代きんだい
そしてふたつの世界せかい大戦たいせんて、成熟せいじゅくされたものである。基本きほんてき人権じんけんおおくのとき
あいだついやされ、おおくの地域ちいきうたわれているのに、「女性じょせい」という部分ぶぶん欠落けつらく
ていたのである。1980年代ねんだいのアメリカでDVにたいしてのほう整備せいびがなされ、「女性じょせい
基本きほんてき人権じんけんおびやかす」という認識にんしきしょうじるまで、基本きほんてき人権じんけん不完全ふかんぜんなもの
であったとわたしかんがえる。そして、基本きほんてき人権じんけん強大きょうだい社会しゃかいなか漠然ばくぜんしょうじる
イメージではなく、わたしたち身近みぢか生活せいかつでも意識いしきされるようになったとおもう。
基本きほんてき人権じんけんには女性じょせい人権じんけんふくまれるのだという、さい認識にんしきがDVをとおして、社会しゃかい
警鐘けいしょうされる。DVをかんがえるさいに、基本きほんてき人権じんけんについても再考さいこうするべきであると
おもう。


 日本にっぽんでは、1990年代ねんだいはいって「ケンカ」のレベルとしてられてきたおっとから
暴力ぼうりょくがDVとしてられはじめた。1992ねんに「おっと恋人こいびと)からの暴力ぼうりょくについての
調査ちょうさ」が日本にっぽんはじめてのDV調査ちょうさといわれている。この調査ちょうさにより、DV被害ひがい
からだてき暴力ぼうりょく以外いがいにもあることがわかった。それは心理しんりてき性的せいてき経済けいざいてき社会しゃかいてき
暴力ぼうりょくがあるということだ。身体しんたいてききずうことだけでなく、しんにもきずをつけ
られ、一人ひとり人間にんげんとしての尊厳そんげんみにじられる苦悩くのうもあるのだ。暴力ぼうりょくはじ
るのは、性的せいてき関係かんけいができる、結婚けっこんとどけす、子供こども誕生たんじょうといった、たがいのせき
かかりふかまる時期じきおおい。このことは、男性だんせい相手あいて自分じぶんものになり自由じゆう支配しはい
できるという意識いしきが、暴力ぼうりょくにつながるという。男性だんせい女性じょせいたがいが親密しんみつになる
関係かんけいは、ポジティブなことであるが、その反面はんめん、ネガティブなことしょうじること
もあるということがえる。男性だんせい女性じょせい親密しんみつという関係かんけいは、支配しはい服従ふくじゅうとい
関係かんけいしょうじる可能かのうせいそこふかくに潜在せんざいしている。DVには、サイクルがあるとげん
われる。それが、暴力ぼうりょく長期ちょうき根底こんていにある。このDVのサイクルというものは、
どういうものかというと、開放かいほう緊張きんちょう形成けいせい爆発ばくはつというみっつのステージ
がある。開放かいほうは、ハネムーンともわれ、たがいがやさしさを時期じきである。
つぎしょうじる緊張きんちょう形成けいせい暴力ぼうりょくのきっかけができる。前述ぜんじゅつしたように、性的せいてきせき
かかりができる、結婚けっこんとどけす、子供こども誕生たんじょう相手あいて見直みなおすといった、たがいの関係かんけい
ふかまる時期じき暴力ぼうりょくしょうじるとべた。緊張きんちょう形成けいせいに、たがいが親密しんみつになる関係かんけい
形成けいせいすることしょうじる。そのときが、緊張きんちょう形成けいせいにあたる。そして、つぎ爆発ばくはつ
暴力ぼうりょくしょうじる。男性だんせいいかりが、一度いちどおさまると、かえり、暴力ぼうりょくるわなく
なる。しばらく、開放かいほうやさしさがしょうじる。この度目どめ開放かいほうにん関係かんけい
まり、緊張きんちょう形成けいせいむかえてしまう。再度さいど爆発ばくはつむかえてしまうのだ。こ
のように、いちではなくさんと、暴力ぼうりょくをむかえてしまう。被害ひがいける
女性じょせいは、おびえながらも、「またやさしいひともどってくれる。」という根拠こんきょのな
希望きぼうのなかで、長期ちょうきされるDVになやまされる。


 暴力ぼうりょくるう男性だんせいについてかんがえてみたい。DVをこす性向せいこうというものは、
いという。そして、DVはすべての女性じょせいける可能かのうせいがある。またすべての男性だんせい
DVをこす可能かのうせいもあるのだ。それは、男性だんせいおもう「おとこらしさ」というこ
とによってこされる。「おとこらしさ」というかんがえは、幼少ようしょうころからづけ
けられるものである。極端きょくたんかもしれないが、男性だんせいは「おとこらしく」ということを
教育きょういくひとつになっているのではないか。つね男性だんせい優位ゆういつよくなくてはなら
ないというかんがえは、家庭かてい社会しゃかいでも存在そんざいしている。女性じょせいがランクのたかいポスト
くというケースはすくない。最近さいきんでは、男女だんじょ雇用こよう機会きかい均等きんとうになり、アメリ
カでも女性じょせいのキャリアアップは顕著けんちょなものになっている。といっても、まだおとこ
せい従来じゅうらいからの優位ゆういせいしたとはいがたい。男性だんせい優位ゆういである社会しゃかいである以
うえ男性だんせいのリーダーシップは確固かっこたるものとなっており、「おんなだてら」という
言葉ことばおおきくなる。「おとこらしさでいる」という言葉ことばには、男性だんせい支配しはいりょく正当せいとう
させうる文句もんくである。「おとこらしさ」の重要じゅうようせいうたうということは、社会しゃかいてきぶん
てき性差せいさおおきくしてしまう。そして、DVをまねくのだ。


 暴力ぼうりょくけた女性じょせいたちにどんな影響えいきょうがあるのかをみてみる。DVは家庭かていのよう
安心あんしんできる環境かんきょうのなかでしょうじる。そして、一番いちばん信頼しんらいしている相手あいてから
そうのつかない理由りゆうで、唐突とうとつ暴力ぼうりょくける。前述ぜんじゅつしたDVのサイクルによりおび
えながら生活せいかつし、実際じっさい暴力ぼうりょくによりきずあざをうけてしまう。しんにも身体しんたいにもきず
をうけるのだ。暴行ぼうこうにより身体しんたいのこきず深刻しんこくであるが、たとえ、身体しんたいきず
のこらなくても不安ふあん無気力むきりょく不眠ふみん自殺じさつ願望がんぼう摂食せっしょく障害しょうがいとう日常にちじょう生活せいかつ支障ししょう
のこるような影響えいきょうおおきい。信頼しんらいしている相手あいてからの、いきなりの暴力ぼうりょく子供こども
おびえ、行動こうどう監視かんしによりどうしようもない状況じょうきょうまれてしまう。絶望ぜつぼう
やストレスにさいなまれる。最近さいきんでは、家庭かていという長期ちょうきによる暴力ぼうりょくによって引
こされた影響えいきょう後々あとあとまで、影響えいきょうのこると複雑ふくざつせいPTSDが注目ちゅうもくされている。
DVにより、しんきずをおい自分じぶんわったという女性じょせいすくなくないという。
 

 DVは子供こどもたちへも影響えいきょうおよぼす。DVのある家庭かていそだ子供こどもたちのこともかんがえる
ことは大切たいせつである。DVが子供こどもおよぼす影響えいきょうとして4つの影響えいきょうがあるとかんがえられて
いる。そのひとつに、子供こども被害ひがいしゃであるということである。つま暴力ぼうりょくをふるい、
子供こどもにも暴力ぼうりょく場合ばあい、そして、暴力ぼうりょくをふるわれている母親ははおや子供こども暴力ぼうりょくをふるっ
てしまう場合ばあいがある。おっと家族かぞく自分じぶん手中しゅちゅうにあるとかんがえてしまい暴力ぼうりょくが、
きょうにもふるわれる。そして、暴力ぼうりょくをふるわれたつまが、ストレスにより子供こども暴力ぼうりょく
をふるう。ふたは、子供こどもおっとつまはげしい暴力ぼうりょく目撃もくげきすることにある。子供こども
両親りょうしんへの愛着あいちゃくと、目前もくぜんしょうじる両親りょうしん暴力ぼうりょく恐怖きょうふとで愛憎あいぞうとういアンビバレ
ンスをかんじる。両親りょうしん暴力ぼうりょく現場げんば目撃もくげきすることによって、子供こども心理しんりてき虐待ぎゃくたいをう
ける。みっは、暴力ぼうりょく世代せだいから世代せだいへとがれていくことである。自己じこ
形成けいせいしていく時期じきにいる子供こどもは、男性だんせい優位ゆういはであることを肯定こうていしてしまう。たが
親密しんみつ関係かんけいである両親りょうしん暴力ぼうりょく行為こういおこなっていたら、子供こども自分じぶん親密しんみつにあるもの
暴力ぼうりょくをふるってしまう。暴力ぼうりょくをコミュニケーションのひとつとして使つかうことを
おぼえてしまうのだ。暴力ぼうりょく肯定こうていという人格じんかく形成けいせいしてしまうおそれがある。よっつめ
子供こども安全あんぜん生活せいかつ発達はったつ保障ほしょうされないということである。DVの被害ひがいにある
過程かていから、逃避とうひした子供こどもは、経済けいざいてきにも保証ほしょうされない。貧困ひんこんのもとにかれる
こともある。もちろん、施設しせつうつることもかんがえられるが、世界せかいのホームレス人口じんこう
のうち、DVの犠牲ぎせいしゃである子供こどもたちはおおくいるという。これらのよっつの影響えいきょうをみ
てみると、子供こどももDVの被害ひがいしゃである。自己じこ形成けいせいという重要じゅうよう時期じきにトラウマをまけ
ってしまう。


 DVによる暴力ぼうりょくからげられないということがある。もちろん、暴力ぼうりょくのない
げるのがばやいが、男性だんせい脅迫きょうはくによりげられないというケースがあ
る。
友人ゆうじん自分じぶん両親りょうしんにも影響えいきょうおよぶ、迷惑めいわくをかけられないというおもいにより、被害ひがい
もの自分じぶんでとどまってしまう。かえおこなわれる暴力ぼうりょくおどしにたいして、被害ひがいしゃ
は「どうすることもできない」「自分じぶん被害ひがいをうければ他者たしゃには被害ひがいおよばな
いだろう」というようなかんがえから、無力むりょくかんおぼえてしまう。危機ききたいして、
感覚かんかくになってしまう。それから経済けいざいりょく場合ばあいから、ところんでもあと
生活せいかつささえることができないと、心理しんりてきめられてしまう。他者たしゃ
に、「さないことがわるい」、「げないのは、れている証拠しょうこだ」
とあれば、ますます被害ひがいしゃまれてしまうのだ。家族かぞくというであろう
が、
DVがしょうじれば、そこにはやすらぎはなくなる。そのようなところからは、被害ひがいしゃ心理しんり
からすれば、げたくてもげられないであるのだ。


 そのような精神せいしん状態じょうたいなかで、DVからのがれようという選択肢せんたくしはとても大切たいせつである。
DVからげるという選択肢せんたくしえらんだときおもいつくのが、被害ひがいしゃ実家じっか親戚しんせきいえ
友人ゆうじんところであろう。しかし、このような場所ばしょおっとにもられている可能かのうせいおおきい。
女性じょせいげたとき男性だんせい逆上ぎゃくじょうして、より暴力ぼうりょくてきになるとわれている。そのために、
げたのちは、かくまることに協力きょうりょくしたひとんでしまうことが予想よそうされる。そ
のようにして、しょ協力きょうりょくしゃをなくしてしまう。げるときにはおっと暴力ぼうりょくとどけ
ない、安全あんぜん場所ばしょげなくてはならない。いまのところ、日本にっぽんにはDVにかんして公的こうてき
せんもん避難ひなんしょはない。しかし、かく都道府県とどうふけんいちヶ所かしょある婦人ふじん相談そうだんしょ一時いちじ保護ほごしょ
が、DV被害ひがいしゃ一時いちじ避難ひなんしょとして機能きのうしている。
また、緊急きんきゅう措置そちで、女性じょせい保護ほごする目的もくてきで、母子ぼしりょう福祉ふくし施設しせつとうがその役割やくわりを担
うこともある。現在げんざい日本にっぽんでDV被害ひがいしゃ女性じょせいのための避難ひなんしょとして、民間みんかんシェルター
おおきな役割やくわりになっている。この民間みんかんシェルターは全国ぜんこくで20すうヶ所かしょであるそうだ。
民間みんかんシェルターは、民間みんかん運営うんえいされ、DVからのがれてくる女性じょせい子供こどもたちを
かくシェルター」のように外界がいかいから遮断しゃだんしてまもりぬく。民間みんかんシェルターにかんするじょう
ほうは、いかけて暴力ぼうりょくをふるう男性だんせいには絶対ぜったいられてはならない。そのために、
ひろ情報じょうほうつたえられていない。民間みんかんシェルターの運営うんえい民間みんかん団体だんたいであり、会員かいいんから
会費かいひ寄付きふによって運営うんえいされている。民間みんかんシェルターは、運営うんえい資金しきん問題もんだい危機きき
管理かんり問題もんだい、スタッフ不足ふそく問題もんだいかかえつつも、運営うんえいつづけている。DVを
遮断しゃだんする公的こうてきなシェルターの設立せつりつを、さらにすすめるべきであろう。



 DV防止ぼうしのために、いま注目ちゅうもくびているのが「暴力ぼうりょくプログラム」という
ものである。男性だんせい自分じぶん暴力ぼうりょくせいづき、いかりの気持きもちはそのままいれ
れつつ、そのいかりの気持きもちを、暴力ぼうりょくではないかたち相手あいてつたえる方法ほうほうまなぶと
いうのが「暴力ぼうりょくプログラム」である。参加さんかした男性だんせいとともに、暴力ぼうりょくをふる
ってしまう気持きもちをみつめる、おとこらしさの呪縛じゅばくくすことをかんがえ、暴力ぼうりょく
しで相手あいて気持きもちをつたえるノウハウをまなぶ。これは、DVの根本こんぽんてき解決かいけつ方法ほうほう
だとおもう。自分じぶんのぞんでいない暴力ぼうりょくせいさいなまれる男性だんせいもいるはずである。暴
ちからをふるってしまう、どうしようもない気持きもちをケアすることも大切たいせつである。


 DVにかんしての日本にっぽん法的ほうてき対応たいおうてみる。DVにかんして、この問題もんだい意識いしき
してつくられた法律ほうりつはまだない。裁判さいばんのなかでDVは過小かしょう評価ひょうかされてきた。DV
たいしてのほう整備せいびはこれまでなにもなかった。「ほう家庭かていはいらず」「夫婦ふうふ
一体いったい」というふる時代じだいほう思想しそうもと、DVは警察けいさつ福祉ふくし機関きかん裁判所さいばんしょ介入かいにゅう
しない姿勢しせいをとっていた。まちこれば検挙けんきょされるような暴力ぼうりょくが、家庭かていない
しょうじても「民事みんじ介入かいにゅう」とわれてきた。これまでほう整備せいびがなされなかった
のはDVがひょうへでず、社会しゃかい問題もんだいとならなかったからである。被害ひがいしゃ安全あんぜんと必
ようなサービスの提供ていきょう裁判所さいばんしょによる保護ほご命令めいれい強化きょうか、DVを違反いはん行為こういみとめる
ほう、DV加害かがいしゃへの暴力ぼうりょくおさえるための公的こうてきさい教育きょういくプログラムの作成さくせいという
ように、DVへの公的こうてき対策たいさくのぞまれるのではないか。


 DVの対策たいさくは、海外かいがい場合ばあいどのようなみ9があるのか。アメリカをれい
にとり、かんがえてみる。1970年代ねんだい、アメリカも現在げんざい日本にっぽんおな状況じょうきょうであ
ったという。被害ひがい女性じょせい援助えんじょする女性じょせいたちの運動うんどうからはじまった。そのころ
は、DVがしょうじても「家庭かていのなかのこと」といって、警察けいさつ対応たいおうなにもなかっ
た。こような時期じきいちせきとうじ、DVの認識にんしき一変いっぺんさせたのは、O・J・シンプ
ソン事件じけんである。アメリカン・フット・ボールのスタープレーヤーであり、
人々ひとびとからのあこがれの人物じんぶつであった。しかし、かれつま暴力ぼうりょくをふるうおっとであった。
このことがおおきくひろまりDVのイメージがおおきく変化へんかしてきた。94ねんには、
連邦れんぽうほうで「女性じょせいへの暴力ぼうりょく防止ぼうしほう」が制定せいていされて、DVへの対策たいさくがなされていった。
アメリカでは、DVは犯罪はんざいであることが浸透しんとうしているものの、DVはっていない。
シェルターも1500の場所ばしょ」にあるが、依然いぜんりない状況じょうきょうにある。DVを目撃もくげき
してしまった子供こどもしんのケアにもちからはいっている。つぎ世代せだい暴力ぼうりょくつたえない
ためだ。

  安心あんしんできる場所ばしょ家庭かてい暴力ぼうりょくしょうじてしまう。男性だんせい女性じょせいとで支配しはいしたがえ
いう関係かんけい根本こんぽんにある。社会しゃかいなかだけに、この関係かんけいがあるのではなく、社会しゃかい
構成こうせいする最小さいしょう単位たんいにも存在そんざいする。家庭かていひとつの「社会しゃかい」とて、DVをらして
いくことが大切たいせつである。さらに公的こうてき対応たいおうさくやしていくべきである。DVは
最近さいきんになってひょうてきたものだが、ひょうることがなかったときでも、おおくの
ひとがDVによりさいなまれていたこともわすれてはならない。

参考さんこう文献ぶんけん:「っていますか?ドメスティック・バイオレンス いちもんいちとう
     日本にっぽんDV防止ぼうし情報じょうほうセンター編著へんちょ
     解放かいほう出版しゅっぱんしゃ
     2000ねんがつ10にち 初版しょはんだいいちさつ発行はっこう


 
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◆DV(ドメスティック・バイオレンス)について

MI(立命館大学りつめいかんだいがく政策せいさく科学かがくかい
掲載けいさい:20020801

1.DVの本質ほんしつ

 ドメスティック・バイオレンス(以下いかDV)という用語ようご自体じたい女性じょせい運動うんどうなかから発生はっせいした言葉ことばであり、比較的ひかくてき最近さいきんみみにするようになったが、現象げんしょうとしてはじつはきわめてふるくから記録きろくされている。中世ちゅうせいヨーロッパやイギリスにおいてはおっとつま身体しんたいてき制裁せいさいくわえることが許容きょようされ、「つまおっと所有しょゆうぶつである」という見方みかたがされていた。日本にっぽんでは封建ほうけんてきな「制度せいどなかで、つま女性じょせい政治せいじてき経済けいざいてき優位ゆうい家父かふちょうたいして絶対ぜったいてき服従ふくじゅういられ、家父かふちょう自分じぶん命令めいれいしたがわせようとつま女性じょせいたいして暴力ぼうりょくをふるい、暴力ぼうりょくをふるわれるつま女性じょせいえ、また社会しゃかいもそれにたいして寛容かんようであった。
 戦後せんごいたっても、女性じょせいたいする男性だんせい暴力ぼうりょくまったくなくなったわけではない。それは性別せいべつ役割やくわり規定きてい沿った価値かちかんから女性じょせい従順じゅうじゅんさをもとめるために男性だんせい女性じょせい暴力ぼうりょくをふるうことを正当せいとうするかんがえを男性だんせいすくなくなく、社会しゃかい自体じたいおっと男性だんせい暴力ぼうりょくきびしいけているとはいえなかった。
 そんななかとなりくに韓国かんこくではDVにたいする法律ほうりつが97ねん11月可決かけつされ、98ねん7がつから施行しこうされた。この法律ほうりつはDVの被害ひがいしゃ保護ほごし、加害かがいしゃばっし、暴力ぼうりょく阻止そししようというものであり、DVがたんにプライベートな問題もんだいではなく、社会しゃかい問題もんだいであるという認識にんしきがあるから成立せいりつしている。
 しかし日本にっぽんではこのような意識いしきはまだまだひくく、夫婦ふうふ恋人こいびとあいだ暴力ぼうりょくはまだまだ個人こじんてきなことであって、他人たにんが、ましてや行政ぎょうせいはいってどうのとうレベルではない。各種かくしゅ新聞しんぶん紙上しじょうでDVの特集とくしゅうまれたり、テレビでもげられるなどして、日本にっぽんでもすこしずつこの問題もんだいがメディアでもかたられるようになってきているが、相手あいてつまであろうと彼女かのじょであろうと暴力ぼうりょくをふるうことは犯罪はんざいであるという観念かんねん充分じゅうぶんひろまるにはまだまだ時間じかんがかかるのではないだろうか。この原因げんいんとしては前述ぜんじゅつのような〜女性じょせい従順じゅうじゅんさをもとめ、男性だんせい女性じょせいたいする暴力ぼうりょく寛容かんよう社会しゃかい風潮ふうちょう〜が現在げんざい根強ねづよのこっているからなのではないだろうか。

2.DVの定義ていぎ

 DVとは、「親密しんみつ」とされている関係かんけいにおける男性だんせいから女性じょせいへの「暴力ぼうりょく」をいう。暴力ぼうりょくるうもの、すなわち「親密しんみつ」とされている関係かんけいにある、またはそのような関係かんけいにあった男性だんせいには、婚姻こんいん関係かんけいにある同居どうきょちゅう別居べっきょちゅうおっとかぎらず、内縁ないえんおっと離婚りこんしたおっと婚約こんやくしゃ現在げんざい交際こうさいちゅう恋人こいびと過去かこ交際こうさいしていた恋人こいびと想定そうていしている。
 DVに分類ぶんるいされる暴力ぼうりょくにはおおくの種類しゅるいがあり、以下いかにそれらをまとめる。

1 身体しんたいてき暴力ぼうりょく
    平手打ひらてうち、拳骨げんこつなぐる、ける、くびをしめる、刃物はものきつける、かみぎる、熱湯ねっとうをかける、くるまでひくetc
2 性的せいてき暴力ぼうりょく
    したくないのにセックスさせられる、避妊ひにん協力きょうりょくなぐられ・しばられながら暴力ぼうりょくてきにセックスさせられる、中絶ちゅうぜつ強要きょうようする、無理むりやりポルノビデオをせる、不快ふかいなポーズで写真しゃしんるetc
3 心理しんりてき暴力ぼうりょく
    馬鹿ばかにする、ののしる、なぐるそぶりをしておびやかす、外出がいしゅつ電話でんわこまかくチェックするetc
4 言葉ことば暴力ぼうりょく
    馬鹿ばかにしたりののしる言葉ことば使つかう、個人こじん人格じんかく女性じょせいをおとしめる言葉ことば使つかう、それらを延々えんえん怒鳴どなりつづけたり説教せっきょうする、子供こどもかせられないような言葉ことばいつづけるetc
5 経済けいざいてき暴力ぼうりょく
    生活せいかつれない、さけ・ギャンブル・女性じょせい生活せいかつ使つかむ、健康けんこう保険ほけんしょうさずに病院びょういんにいけなくする、財布さいふ定期ていきけん通勤つうきん外出がいしゅつできなくする、なぐがおをあざだらけにし仕事しごとやすまざるをなくするetc

これらDVは「親密しんみつ関係かんけいにあるものあいだきることから反復はんぷくてき継続けいぞくてきおこなわれるところに特徴とくちょうがあるので、女性じょせいくところにきまとってその行動こうどう監視かんししたり、勝手かって部屋へやはいったり、いやがらせや無言むごん電話でんわ執拗しつようにかけるといったストーカー行為こういもDVにあたる。またあ、このようなDVはある一定いっていのサイクルでかえされる。

1. 緊張きんちょう蓄積ちくせき次第しだい緊張きんちょうたかまりピリピリしてくる

2. 暴力ぼうりょく爆発ばくはつ緊張きんちょうがピークにたっはげしい暴力ぼうりょくがふるわれる

3. ハネムーン暴力ぼうりょくをふるったのち女性じょせいときとしておおげさにあやまり、はななどをプレ       ゼントしてもう二度にどとしないと約束やくそくし、やさしくなる

これらはカップルによって期間きかんはあるが、このサイクルがかえされていくうちに速度そくどし、暴力ぼうりょく度合どあいが深刻しんこくしていき、ついにはころされたり、自己じこ防衛ぼうえい相手あいてころすことにいた場合ばあいもある。

3.今日きょうてき状況じょうきょう
 
 DVは女性じょせいたいする人権じんけん侵害しんがいないしせい差別さべつであり、かつぜん世界せかい共通きょうつうする看過かんかない問題もんだいであるとの認識にんしきから、国連こくれんもDVに積極せっきょくてきみ、1993ねん12月には「女性じょせいたいする暴力ぼうりょく撤廃てっぱい宣言せんげん」を採択さいたくし、1995ねんだい4かい世界せかい女性じょせい会議かいぎにおける北京ぺきん宣言せんげんでは「助成じょせいおよ少女しょうじょたいするあらゆる形態けいたい暴力ぼうりょく阻止そしし、撤廃てっぱいする」とされ、「行動こうどう綱領こうりょう」でも「女性じょせいたいする暴力ぼうりょく歴史れきしてき不平等ふびょうどう男女だんじょちから関係かんけいあらわれであり、それは男性だんせいによる女性じょせいへの支配しはい差別さべつみちびき、女性じょせい完全かんぜん地位ちい向上こうじょうさまたげてきた」としてきしている。
 このような国連こくれんみをけて日本にっぽんでは総理府そうりふ男女だんじょ共同きょうどう参画さんかく審議しんぎかいでは「女性じょせいたいする暴力ぼうりょく」にかんする基本きほん方策ほうさく審議しんぎすすめられている。また、弁護士べんごしかいでも、1994ねんがつ日弁連にちべんれんびかけで全国ぜんこく単位たんい弁護士べんごしかいが「全国ぜんこく一斉いっせい女性じょせい権利けんり夫婦ふうふあいだ暴力ぼうりょく110番ひゃくとおばん」を実施じっしした。そして、ここすうねんではかく単位たんいかい議論ぎろん活発かっぱつし1998ねんがつ開催かいさいされた日弁連にちべんれん人権じんけん擁護ようご大会たいかいのシンポジウムでもDVがげられた。
 以上いじょうのようにDVは90年代ねんだいにはいってようやく明確めいかく女性じょせいたいする人権じんけん侵害しんがいであると主張しゅちょうされはじめ、議論ぎろんさかんになっている。したがって、基本きほんてき人権じんけん擁護ようご社会しゃかい正義せいぎ実現じつげんとすることを使命しめいとする弁護士べんごしもDVについて無知むち理解りかいではあってはならない時代じだいがやってきたといえる。

4.DVの実態じったい

 前述ぜんじゅつしたように日本にっぽんではDVは「親密しんみつ」なパートナーからの女性じょせいたいする暴力ぼうりょく・DVの実態じったいは、ながあいだやみなかにあり社会しゃかい問題もんだいになることがなかったことから、最近さいきんまでDVにたして本格ほんかくてき実態じったい調査ちょうさされたことはなかった。
 日本にっぽんはじめてDVの実態じったい調査ちょうさおこなったのは「おっと(恋人こいびと)からの暴力ぼうりょく調査ちょうさ研究けんきゅうかいであり、それにつづいて日弁連にちべんれん東京とうきょう生活せいかつ文化ぶんかきょく女性じょせい青少年せいしょうねんが、全国ぜんこく規模きぼとしてはじめて調査ちょうさおこなったのは1999ねん総理府そうりふ男女だんじょ共同きょうどう参画さんかく審議しんぎかいが「男女だんじょにおける暴力ぼうりょくかんする調査ちょうさ」を実施じっしした。これらの調査ちょうさ日本にっぽんにおけるDVの実態じったいあきらかとなっていった。その内容ないよう以下いかしめす。

・ 傷害しょうがいざい暴行ぼうこうざいたる暴力ぼうりょくおっと恋人こいびとからいちでもけたことがある女性じょせい
⇒100にんに3にん
・ それをなん経験けいけんした女性じょせい⇒100にん1にん
・ おっと暴力ぼうりょくつま殺害さつがいした件数けんすう⇒1年間ねんかんに100〜120けん
・ そのうちおっとから虐待ぎゃくたいつづけていたつますうやく40にん
・ 結婚けっこん経験けいけんのある女性じょせい1464にんの5%が「・ いのち危険きけんかんじるほどの暴力ぼうりょくけたことがある」・ 
・ 暴力ぼうりょくをふるう男性だんせいおおくは普通ふつうひと学歴がくれき収入しゅうにゅう関係かんけいない
   加害かがいしゃ男性だんせい職業しょくぎょう(DVけん調査ちょうさ
   会社かいしゃいん(40%)、専門せんもんしょく(15%)、技術ぎじゅつ作業さぎょうしょく(13%)、販売はんばいしょく(13%)、だい企業きぎょう管理かんりしょく(11%)、その公務員こうむいん医師いし警察官けいさつかん自衛隊じえいたいいんしょうなかだか大学だいがく教員きょういん銀行ぎんこういん住職じゅうしょく神官しんかん議員ぎいんなど様々さまざま
・ 殺人さつじん事件じけん女性じょせい被害ひがいしゃやく3わりは、おっとあるいは内縁ないえんおっとによる
・ 離婚りこん調停ちょうていもうてる女性じょせいやく3ぶんの1が、おっと身体しんたいてき暴力ぼうりょく理由りゆうげ、そのかず年間ねんかん1まん・ 1000けんえる(DVけん

このようにDVは普通ふつう社会しゃかい生活せいかつおこなっている夫婦ふうふ恋人こいびとあいだ発生はっせいし、家庭かていそとでは「ひと」「おとなしいひと」とわれるひとおおい。ではどのような状況じょうきょうでDVが発生はっせいする状況じょうきょうになってしまっているのだろうか。さけんでっている状態じょうたいであったとか、アルコール依存いぞん薬物やくぶつ依存いぞんしょうであったなど、暴力ぼうりょくをふるいやすい状態じょうたいであった男性だんせい半数はんすう以下いかであり、そのほとんどがしらふのときに女性じょせい言動げんどうらないなど、些細ささいなことにはらて、あるいは自分じぶん主張しゅちょうがとおりそうもない場合ばあいとおそうとして、突然とつぜん暴力ぼうりょくをふるっている。
 それらの被害ひがいしゃおおくは警察けいさつ相談そうだんしたり、通報つうほうしてはいない。緊急きんきゅうでひなんはするものの、実家じっか知人ちじんいえくるまなかなどである。これからは婦人ふじん相談そうだんしょなど緊急きんきゅう避難ひなんシステムについての広報こうほう不十分ふじゅうぶんであることがかる。半数はんすう以上いじょう被害ひがいしゃ長年ながねん深刻しんこくなDVがつづいているのにもかかわらずおっとやパートナーとの同居どうきょつづけている。わかれない理由りゆうとしておおくの女性じょせいは、経済けいざいてき自立じりつする自信じしんがない、もしくは子供こどもちいさいからといっている。

5.DVの原因げんいん

男性だんせい女性じょせいよりもちからっており、身体しんたいてき社会しゃかいてき経済けいざいてきそのめんで、そのちから利用りようして女性じょせい支配しはいし、従属じゅうぞくさせようとしてきた。身体しんたいてき暴力ぼうりょく精神せいしんてき暴力ぼうりょく性的せいてき暴力ぼうりょくは、いずれも女性じょせい従属じゅうぞくさせ、支配しはいしようとするちから行使こうしあらわれである。男女だんじょちから社会しゃかいのあらゆるめんおよんでいるため、暴力ぼうりょくあらわかた多様たようである。女性じょせいはもっと安心あんしんできるはずの家庭かていで、身近みぢか男性だんせいからころされ、性的せいてき暴力ぼうりょくけ、虐待ぎゃくたいされ、おどされ、侮辱ぶじょくされているのである。これらの原因げんいん単純たんじゅんひとつの理由りゆうでは説明せつめいすることは出来できない。
 個人こじん焦点しょうてんしぼり、アルコールや麻薬まやく使用しよう被害ひがいしゃ行動こうどう精神せいしんてき障害しょうがい、ストレス、欲求よっきゅう不満ふまん成熟せいじゅく暴力ぼうりょくおお家族かぞく出身しゅっしんなど個人こじんてき事情じじょう原因げんいんもとめるせつもある。しかし、本当ほんとう問題もんだい所在しょざいながれきからげられてきた社会しゃかいてきこうづくりにあるのではないのだろうか。家族かぞくにおける暴力ぼうりょく起源きげん全体ぜんたいとして社会しゃかいてき関連かんれんなかにある。つまへの暴力ぼうりょくは、常軌じょうきいっした行為こういというよりも、むしろひろ容認ようにんされている。暴力ぼうりょく行使こうし社会しゃかい期待きたいする、家庭かていにおける男性だんせい役割やくわり延長線えんちょうせんじょうにある。女性じょせいたいする虐待ぎゃくたい男性だんせいちから誇示こじであり、あた、一定いってい社会しゃかいてき関係かんけい結果けっかであるとみなすことが出来できる。この関係かんけいにあっては、女性じょせい男性だんせいよりした地位ちいにおかれ、男性だんせいにつくす義務ぎむがあり、男性だんせい保護ほごされる必要ひつようがあるとされている。女性じょせい社会しゃかいてき政治せいじてき経済けいざいてき男性だんせいへの依存いぞんが、男性だんせい女性じょせいたいする暴力ぼうりょく可能かのうにする構造こうぞうつくしている。女性じょせいたいする暴力ぼうりょくは、男性だんせいちからすぐれており、男性だんせいらす女性じょせい男性だんせい所有しょゆうぶつであって男性だんせい自分じぶんおもどおあつかうことが出来できるという、ほとんどの文化ぶんかにおいてられる観念かんねん産物さんぶつなのである。
 日本にっぽんにおける性別せいべつによる役割やくわり規範きはんは、女性じょせい家庭かていなど私的してき生活せいかつで、賃金ちんぎん支払しはらわれない労働ろうどう無償むしょう労働ろうどう)をになうことが期待きたいされ、みずからがにな労働ろうどう無償むしょう労働ろうどうであるために、だれかに依存いぞんしなければきられないという不合理ふごうりさが女性じょせいせられている。依存いぞんする・依存いぞんされる関係かんけいは、ちから強弱きょうじゃく関係かんけいであり、裏返うらがえすと、支配しはいする・支配しはいされるの関係かんけいである。
 また、女性じょせいはたらこうとしても、女性じょせいには就職しゅうしょく機会きかい職種しょくしゅかぎられたり、賃金ちんぎん昇進しょうしんなどの差別さべつかべあつい。男女だんじょ賃金ちんぎん格差かくさは、パートタイマーをふくめた女性じょせい平均へいきん賃金ちんぎん男性だんせいのおよそ半分はんぶんである。女性じょせい経済けいざいてき自立じりつ困難こんなんにしているのはあかいに存在そんざいする差別さべつ結果けっかである。
 ところで、家庭かていにおける性的せいてき暴力ぼうりょく問題もんだいとして、おっとからつまへの強姦ごうかんという問題もんだいがある。そこには、おっとからつまへの暴力ぼうりょくとしての側面そくめんと、性的せいてき暴力ぼうりょくとしての側面そくめんがある。とりわけ性的せいてき暴力ぼうりょく側面そくめんについては、法的ほうてきには「婚姻こんいんちゅう夫婦ふうふたがいにせい交渉こうしょうもとめ、かつこれにおうずべき環境かんきょうにあることはいうまでもない」というのが判例はんれい立場たちばである。しかし、日本にっぽんでも「暴力ぼうりょくてきにセックスを強要きょうようされた」「不快ふかいな、屈辱くつじょくてきなポーズや方法ほうほうでセックスをさせられた」など、はんする性的せいてき関係かんけい強要きょうようされている実態じったいがある。家庭かていにおいてつま性的せいてき自己じこ決定けっていけん以下いか侵害しんがいされているかをしめものならない。そして、性的せいてき暴力ぼうりょくなかにも男性だんせいによる女性じょせいたいする支配しはい構造こうぞうあきらかにあらわれているのではないか。

6.DVのあたえる影響えいきょう

1 PTSD―しんてき外傷がいしょうストレス障害しょうがい
    バイオレンスのサイクルによってけるストレスはおもくそしてふか心理しんりてきダメジをあたえる。なかなか寝付ねつけない、にちちゅう眠気ねむけかんたいえずだるい、食欲しょくよくがなくなり体重たいじゅうる。ぎゃく食事しょくじのコントロールが出来できなくなり過食かしょくしょうとなり体重たいじゅうる、といったものがある。
    これがかさなり感情かんじょうてきにも異変いへんをきたし、PTSDとなってしまうことがある。
    症状しょうじょうは・・・
    睡眠すいみん障害しょうがい
     不眠症ふみんしょうねむりがあさい、にちちゅうえず眠気ねむけかんたいがだるい、悪夢あくむにうなされる
    感情かんじょう障害しょうがい
感情かんじょう麻痺まひ極度きょくどのストレスによって感情かんじょうめてしまう。たとえば、なぐられていてもいたみ、恐怖きょうふかんじなくなる。うつ状態じょうたいつづく。ちいさなこと敏感びんかん反応はんのうする。判断はんだんりょく低下ていか孤独こどくかん絶望ぜつぼうかん。フラッシュバック。対人たいじん恐怖症きょうふしょう自殺じさつ願望がんぼうがある。
    心身しんしん障害しょうがい
     からだがだるい、胃腸いちょう障害しょうがい頭痛ずつう冷汗ひやあせ生理せいり不順ふじゅん、のどのかわき、悪寒おかん食欲しょくよく不振ふしん過食かしょくこばめしょくしょう性的せいてき機能きのう障害しょうがいなど
こういった症状しょうじょう安心あんしんして生活せいかつできる環境かんきょうととのえばいちヵ月かげつはんから半年はんとしほどでおさまっていくとされている。一度いちどきずついたしん簡単かんたんにはいやされないが、からだきずをいやりょくっているようにしんいやちからがあるのだろうか。それには被害ひがいしゃがほんのわずかな希望きぼう芽生めばえることがからはじまるのではないのだろうか。そのきっかけとなるのは孤立こりつした状態じょうたいからすくしてくれる家族かぞく友人ゆうじんたちのあたたかいサポートなのだ。そして希望きぼうをもとうとするみずからの医師いしにより回復かいふくへのみちをたどるのである。しかし、いま日本にっぽんのDVにたいする理解りかいのなさから今度こんど社会しゃかいから暴力ぼうりょくけてしまっている。こんな日本にっぽん現状げんじょう早急そうきゅう解決かいけつされなければならない。
2 子供こどもへの影響えいきょう
 DVのあたえる影響えいきょうはその被害ひがいしゃである女性じょせいにばかり注目ちゅうもくびているが、その家庭かていそだった子供こども存在そんざいわすれてはならない。子供こどもたちは大人おとなたちにかくれたかげ被害ひがいしゃなのである。
 子供こどもたちも大人おとな同様どうよう身体しんたいてき心理しんりてき感情かんじょうてきにも影響えいきょうけている。自分じぶん父親ちちおや母屋もやなぐっている、そんな光景こうけいなにかんじない子供こどもなんているはずがない。子供こどもたちはきずつきやすく、えず不安ふあんにおびえている。そんな子供こどもたちは、両親りょうしんが「子供こどもきずついている」という事実じじつ気付きづかないせいでしんおおきなきずをおったまま成長せいちょうしていくのである。さらにかなしい現実げんじつなのであるが、そんな子供こどもたちの一部いちぶ自分じぶん大人おとなになったときにDVにかかわっているケースがあるということだ。アメリカの調査ちょうさ結果けっかによると、DVの加害かがいしゃ被害ひがいしゃはいずれもおおくが自分じぶん自身じしんもDVの家庭かていそだっていたことがあきらかになった。この事実じじつはアメリカではひろられていることであり、DVを断絶だんぜつするためにはひろ社会しゃかい理解りかいしめし、きずついた子供こどもたちのトラウマをいやすことが大事だいじであるとされている。ここでことわっておきたいことは、DVにかかわった子供こどもかならずしもDVの予備よびぐんだということではないということである。このようなレッテルがられた子供こどもはより一層いっそうきずついてしまい、孤立こりつし、すくわれることなく一生いっしょうふかきずをおってしまうことになるからである。
 治療ちりょうほうとしては、カウンセリング療法りょうほう発達はったつしているアメリカでは、児童じどうカウンセラー、スクールカウンセラー、またはファミリーカウンセラーなどが、学校がっこう病院びょういん、そしてシェルターなどの機関きかんとおして子供こどもしんのケア―にたっている。そこでは、子供こども抑圧よくあつされたかなしみ、くるしみ、いかりを徐々じょじょのぞいていき、そして同時どうじさい教育きょういくとして「暴力ぼうりょくはよくないこと」をおしえている。しかし、日本にっぽんではカウンセリング療法りょうほうおくれているため、カウンセラーが内科ないか歯科しかなどのように普及ふきゅうしていく必要ひつようがある。
 子供こどもたちはまれそだ家庭かてい環境かんきょうえらぶことが出来できない。そんなつみのない子供こどもたちに安全あんぜんあたたかい環境かんきょうあたえるのは大人おとなたての義務ぎむなのである。子供こどもたちの将来しょうらいのためにもまずまさしくドメスティック・バイオレンスを理解りかいする必要ひつようがある。

7.最後さいご

 わたし今回こんかいのレポートではじめてDVにかんするくわしい知識ちしきた。わたし自身じしんここまではげしいものではないが、父親ちちおやからはげしい暴力ぼうりょくけたことがあった。しかし、そんなことも本当ほんとうのDVをけたひとたちからすればたいしたことないことなのではないか。父親ちちおや母親ははおやなぐ姿すがたていると本当ほんとうかなしくなるし、つけることが出来できない自分じぶんがものすごくくやしかった。そんなわたしかんじたものとは比較ひかくできないようなくるしみをあじわっているひとたちがいる社会しゃかい絶対ぜったい間違まちがっている。DVは世界せかい歴史れきしした男性だんせい上位じょうい根底こんていにあり、どの問題もんだいはDV以外いがいにもおおくの問題もんだいしている。
 これらの問題もんだい解決かいけつするためには社会しゃかいひろ理解りかいをする必要ひつようがある。そのためには政府せいふのみならず、メディアの協力きょうりょく必要ひつようである。男女だんじょ平等びょうどうになるはまだまだとおいのかもしれないが、いちにちはや実現じつげんすることをわたしねがっている。

参考さんこう文献ぶんけん
相談そうだん対応たいおうマニュアル ドメスティック・バイオレンス セクシャル・ハラスメント」
著者ちょしゃ東京とうきょう弁護士べんごしかい 両性りょうせい平等びょうどうかんする委員いいんかい
出版しゅっぱんしゃ社団しゃだん法人ほうじん しょう法務ほうむ研究けんきゅうかい H.13ねんがつにち発行はっこう
 

「ドメスティック・バイオレンス : ざいべい日本にっぽん女性じょせいのたたかいの記録きろく
著者ちょしゃ日本にっぽんDV防止ぼうし情報じょうほうセンター
出版しゅっぱんしゃ:かもがわ出版しゅっぱん  1993ねんがつ


 
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女性じょせい政策せいさくとドメスティックバイオレンスにかんするいち考察こうさつ

y(立命館大学りつめいかんだいがく政策せいさく科学かがく回生かいせい
掲載けいさい:200207

はじめに

 いま急速きゅうそく進行しんこうする少子化しょうしか高齢こうれい社会しゃかいなかで、女性じょせい問題もんだいかんがえることは、日本にっぽん根本こんぽんてき基本きほん構造こうぞうなおすことにつながる。女性じょせいが、女性じょせいであるということで、なんらかの被害ひがいけ、また、それを我慢がまんしながらきざるをない状況じょうきょうや、「被害ひがいしゃ」であることにかずに「女性じょせいであるのだからあたりまえだ」といった認識にんしき根深ねぶかくもっていることがおおい。そのために、女性じょせい問題もんだいは、潜在せんざいてきになりやすく、女性じょせい妥協だきょう個人こじんうえでの「納得なっとく」のうえにきていることがおおがする。
 今回こんかい平成へいせい11ねんがつ交付こうふ施行しこうされた「男女だんじょ共同きょうどう参画さんかく社会しゃかい基本きほんほう」をもとに、くに女性じょせい政策せいさく大枠おおわくとらえたい。そして、女性じょせいかんする問題もんだいのひとつである、ドメスティックバイオレンスについて、現状げんじょうとその政策せいさくについて考察こうさつし、最後さいごに、女性じょせい問題もんだい全般ぜんぱんかんするわたし意見いけんべたい。

1、「男女だんじょ共同きょうどう参画さんかく社会しゃかい基本きほんほう

 平成へいせい11ねんがつ23にちに「男女だんじょ共同きょうどう参画さんかく社会しゃかい基本きほんほう」が公布こうふ施工しこうされた。基本きほんほうでは、男女だんじょ共同きょうどう参画さんかく社会しゃかいつくっていくための5ほんはしらかかげ、行政ぎょうせいくに地方ちほう公共こうきょう団体だんたい)と国民こくみんそれぞれがたさなくてはならない役割やくわり責務せきむ基本きほんてき施策しさく)をさだめている。基本きほん計画けいかくでは11の重点じゅうてん目標もくひょうかかげ、平成へいせい22年度ねんどまでを見越みこした施策しさく基本きほん方向ほうこうと、平成へいせい17年度ねんどまでに実施じっしする具体ぐたいてき施策しさく内容ないようしめしている。下記かきはこの計画けいかく基本きほん理念りねんと11の重点じゅうてん目標もくひょうをまとめたものである。
 基本きほん理念りねんとしては、1、男女だんじょ人権じんけん尊重そんちょう男女だんじょ個人こじんとしての尊厳そんげんおもんじ、男女だんじょ差別さべつをなくし、「おとこ」「おんな」である以前いぜんにひとりの人間にんげんとして能力のうりょく発揮はっきできる機会きかい確保かくほしていく)2、社会しゃかいにおける制度せいどまた慣行かんこうについての配慮はいりょ固定こていてき役割やくわり分担ぶんたん意識いしきにとらわれず、男女だんじょ様々さまざま活動かつどうができるよう、社会しゃかい制度せいど慣行かんこうかたかんがえていく)3、政策せいさくとう立案りつあんおよ決定けっていへの共同きょうどう参画さんかく男女だんじょが、社会しゃかい対等たいとうなパートナーとして、いろいろな方針ほうしん決定けってい参画さんかくできるようにする)4、家庭かてい生活せいかつにおける活動かつどう活動かつどう両立りょうりつ男女だんじょはともに家族かぞく構成こうせいいんであるからおたがいに協力きょうりょくし、社会しゃかい支援しえんけ、家族かぞくとしての役割やくわりたしながら、仕事しごとをしたり、学習がくしゅうしたり、地域ちいき活動かつどうをしたりできるようにしていく)5、国際こくさいてき協調きょうちょう男女だんじょ共同きょうどう参画さんかく社会しゃかいづくりのために、国際こくさい社会しゃかいともあゆむことが大切たいせつであり、国々くにぐに国際こくさい機関きかんととも相互そうご協力きょうりょくしてむ)という理念りねんかかげられている。
 さらに、この理念りねんもと下記かきのような11の重点じゅうてん目標もくひょうさだめられている。1、政策せいさく方針ほうしん決定けってい過程かていへの女性じょせい参画さんかく拡大かくだい 2、男女だんじょ共同きょうどう参画さんかく視点してんった社会しゃかい制度せいど慣行かんこう見直みなおし、意識いしき改革かいかく 3、雇用こようとう分野ぶんやにおける男女だんじょ均等きんとう機会きかい待遇たいぐう確保かくほ 4、のうやま漁村ぎょそんにおける男女だんじょ共同きょうどう参画さんかく確立かくりつ 5、男女だんじょ職業しょくぎょう生活せいかつ家庭かてい地域ちいき生活せいかつ両立りょうりつ支援しえん 6、高齢こうれいしゃとう安心あんしんしてらせる条件じょうけん整備せいび 7、女性じょせいたいするあらゆる暴力ぼうりょく根絶こんぜつ 8、生涯しょうがいつうじた女性じょせい健康けんこう支援しえん 9、メディアにおける女性じょせい人権じんけん尊重そんちょう 10、男女だんじょ共同きょうどう参画さんかく社会しゃかい推進すいしんしたような選択せんたく可能かのうにする教育きょういく学習がくしゅう充実じゅうじつ 11、地球ちきゅう社会しゃかいの「平等びょうどう開発かいはつ平和へいわ」への貢献こうけん内閣ないかく 男女だんじょ共同きょうどう参画さんかくきょくHPより]
 男女だんじょ共同きょうどう参画さんかく社会しゃかい実現じつげんのものにしていこうという体勢たいせい政府せいふ見解けんかいとしてみることができる。しかし、実情じつじょうはこの目標もくひょう実現じつげんにはまだ程遠ほどとお状況じょうきょうつづいている。今回こんかい目標もくひょうの7番目ばんめかかげられた、「女性じょせいたいするあらゆる暴力ぼうりょく根絶こんぜつ」にかんして、その問題もんだい背景はいけい実情じつじょう政策せいさく課題かだいをまとめてみたい。

2、ドメスティックバイオレンス

2−1 現状げんじょう
 ドメスティックバイオレンスとは、「家庭かていないでの、おっと恋人こいびとからによる女性じょせいへの暴力ぼうりょくのことである。」[ライフスタイルアドバイスHP「ドメスティックバイオレンスとは」より]
 もともと夫婦ふうふあいだのこととが私的してき問題もんだいとしてあつか風潮ふうちょうや、夫婦ふうふあいだ経済けいざいてきちから関係かんけい世間体せけんていなどのかべはばまれ、表面ひょうめんすることはあまりなかった。しかし、平成へいせい12ねん2がつ総理府そうりふ実施じっしした「男女だんじょあいだにおける暴力ぼうりょくたいする調査ちょうさ」(対象たいしょう全国ぜんこく20以上いじょう男女だんじょ 標本ひょうほんすう:4500にん)によると、いのち危険きけんかんじるくらいの暴力ぼうりょくをうけたことがあるひとが4.6%、医師いし治療ちりょう必要ひつようとならない程度ていど暴行ぼうこうけたことがあるひとが4.0%、医師いし治療ちりょう必要ひつようとなる程度ていど暴行ぼうこうけたことがあるひとが14.1%、いやがっているのに性的せいてき行為こうい強制きょうせいされたことがあるひとが17.1%という結果けっかされている。さらに、平成へいせい12ねん警視庁けいしちょう統計とうけいによれば、配偶はいぐうしゃあいだにおける刑法けいほうはん検挙けんきょ件数けんすうのうち女性じょせい被害ひがいしゃとなった事件じけん割合わりあいは、暴行ぼうこう事件じけんで97.6%、傷害しょうがい事件じけんで94.4%、殺人さつじん事件じけんで68.0%をしめている。このような結果けっかから、おおくの女性じょせいおっとから暴力ぼうりょくけ、このめんにおいて男性だんせいよりもじゃく立場たちばにいることがあきらかである。しかも、前述ぜんじゅつしたように、ドメスティックバイオレンスにたいして、私的してき問題もんだいであるという認識にんしきつよく、問題もんだい問題もんだいとしてとらえていない女性じょせいおおいこともかんがえられるので、実際じっさいはもっとおおくの女性じょせい被害ひがいけていると予想よそうできる。

2−2 政策せいさく展開てんかい
 ドメスティックバイオレンスが日本にっぽん注目ちゅうもくされるようになったのは、1995ねん北京ぺきんだいかい世界せかい女性じょせい会議かいぎ以降いこうである。その、1996(平成へいせい8)ねん総理府そうりふ発表はっぴょうした「男女だんじょ共同きょうどう参画さんかく2000ねんプラン」は女性じょせいたいする暴力ぼうりょく女性じょせい人権じんけん侵害しんがいとしてはじめてげるとともに、暴力ぼうりょく防止ぼうしのための具体ぐたいてき施策しさくしめした。さらに、1997(平成へいせい9)ねん内閣ないかく総理そうり大臣だいじんは、法律ほうりつじょう組織そしき格上かくあげされた「男女だんじょ共同きょうどう参画さんかく議会ぎかい」にたいして、女性じょせいたいする暴力ぼうりょく防止ぼうしのための基本きほん方策ほうさく答申とうしんし、1999(平成へいせい11)ねんには、「男女だんじょ共同きょうどう参画さんかく社会しゃかい基本きほんほう」が制定せいていされた。そして、2001(平成へいせい13)ねんがつには「配偶はいぐうしゃからの暴力ぼうりょく防止ぼうしおよ被害ひがいしゃ保護ほごかんする法律ほうりつ 通称つうしょうDV防止ぼうしほう」が施行しこうされた。その結果けっか、「法律ほうりつ施行しこういちカ月かげつあいだ警察けいさつせられた相談そうだん件数けんすうは1528けん施行しこうまえいちカ月かげつより46%増加ぞうかし、『配偶はいぐうしゃからの暴力ぼうりょくは、犯罪はんざいとなる行為こういである』と明記めいきしたDV防止ぼうしほうが、これまで潜在せんざいしていたDV被害ひがいしゃうったひとつの契機けいきあたえるとともに、行政ぎょうせい機関きかん積極せっきょくてきにDV防止ぼうしにとりくむ法的ほうてき根拠こんきょとなったことをしめしている。 そして、裁判所さいばんしょ罰則ばっそくつきの命令めいれい個人こじんはっするわがくにはじめての保護ほご命令めいれいうごきだしたことも画期的かっきてきである。」[日本にっぽん共産党きょうさんとう中央ちゅうおう委員いいんかいHP]という見解けんかいを、日本にっぽん共産党きょうさんとう中央ちゅうおう委員いいんかいしている。しかし、この問題もんだいはまだくちったばかりである。

2−3 ドメスティックバイオレンスの潜在せんざい
 2−2でしめしたように法律ほうりつでは、ドメスティックバイオレンスを犯罪はんざいさだめ、女性じょせい権利けんりうばうものであるとされているが、まだまだドメスティックバイオレンスの問題もんだい潜在せんざいてきなものである。通常つうじょう暴力ぼうりょくけると、その問題もんだいになり、法的ほうてき解決かいけつされるべきものであるが、ドメスティックバイオレンスの特徴とくちょうとして、「女性じょせいかえ暴力ぼうりょくけているにもかかわらず、その状況じょうきょうつづけようとする」[ライフスタイルアドバイスHPより]ことにある。その理由りゆうとして「1、おっとへの経済けいざいてき依存いぞんおおきく、おっとがいなければ生活せいかつしていけないという状況じょうきょうがあること。2、家庭かてい生活せいかつをうまくすすめられないのは、自分じぶん責任せきにんであり、わるいのは自分じぶんであるというおもみがあること。3、離婚りこん一人ひとり生活せいかつしていけるかからないという不安ふあんがあること。4、おっと暴力ぼうりょくやまいにかかっているのをみとめたくないおもいや、くなるというおもいこみがあること。5、自分じぶんがいなければおっとすくえないという救世主きゅうせいしゅてきなコンプレックスをもっていること。6、周囲しゅういへの体面たいめん屈辱くつじょくかんかんじてしまうこと。7、おとこはみな暴 りょくをふるうものだというおもいこみや、自分じぶんけている暴力ぼうりょくたいしたことではなく、ひとはも!
っとひどい暴力ぼうりょくけているというおもいこみといった、絶望ぜつぼうかん、あきらめ、否定ひてい思考しこうがはたらくこと。8、いえようとしたら、もっとひどい暴力ぼうりょくけるのではないかという恐怖きょうふしんがあること。9、支援しえん欠如けつじょ孤立こりつかんがあること。」といった事情じじょうげられる。[ライフスタイルアドバイスHPより]
 こういった意識いしきがはたらくことにより、ドメスティックバイオレンスの問題もんだい潜在せんざいしてしまうとかんがえられている。問題もんだい潜在せんざいについては、ドメスティックバイオレンスのことにかぎらず、「はじめに」でもべたように、あらゆるめん女性じょせいは、女性じょせいであるからしょうがないとかんがえていることがおおく、雇用こよう結婚けっこん子育こそだて、介護かいごとうにおいて制限せいげんけることがおおい。しかし、問題もんだい根本こんぽんは、そういった女性じょせいかんがかたにあるのではなく、女性じょせいがそうかんがえざるをない社会しゃかい構造こうぞう問題もんだいがあることに注目ちゅうもくしなければならない。

2−4 根本こんぽんてき原因げんいん
 おっとへの経済けいざいてき依存いぞんたかいことや、自立じりつへの不安ふあんがあることが原因げんいんであるというてんについて、これはもっとも、日本にっぽん社会しゃかい福祉ふくしつ「体質たいしつ」をあらわしているといえる。女性じょせい経済けいざいてき自立じりつできない理由りゆうは、女性じょせいにとって、はたら経済けいざいてきにも社会しゃかいてきにも自立じりつしにくい状況じょうきょうつくされているからだとかんがえられる。女性じょせい結婚けっこんし、どもができたら仕事しごとやすむというリスクをわなければならない。そしてふたた仕事しごと復帰ふっきすることはなかなかむずかしく、よっぽど育児いくじ制度せいどととのっている職場しょくばかぎり、仕事しごとをしながら子育こそだてをしていくことはむずかしいとおもわれている。また、中途ちゅうと休職きゅうしょく仕事しごとじょう不利ふりになるという理由りゆうから、雇用こようくちせまくなり、昇進しょうしんのスピードも男性だんせいとでは歴然れきぜんとしてひくく、それにともない賃金ちんぎんひくい。これは日本にっぽん企業きぎょう特有とくゆうの「家族かぞく賃金ちんぎん」が男性だんせい支払しはらわれ、男性だんせい賃金ちんぎんには家族かぞく扶養ふようするための「疑似ぎじ福祉ふくしてきな「補助ほじょきん」をふくませるという制度せいどによるものがおおきい。日本にっぽんは「疑似ぎじ福祉ふくし国家こっか」とばれ、くに積極せっきょくてき福祉ふくし政策せいさくおこなうのではなく、既婚きこん男性だんせいへ「家族かぞく賃金ちんぎん」をはらうことで、既婚きこん女性じょせいが扶 ようされるという構造こうぞうつくげ、その見返みかえりとして女性じょせいは、その運用うんよう、つまり家族かぞく介護かいご子育こそだてをいられてきた。「家族かぞく賃金ちんぎん制度せいど」は女性じょせい専業せんぎょう主婦しゅふになり、家庭かていために「はたらく」ことを強制きょうせいするものであるといっても過言かごんではないだろう。そしていち労働ろうどう市場いちばからはなれた女性じょせいふたたびそこにもどるためには、おおくの場合ばあい、パートタイム労働ろうどうというかたちになる。パートタイム労働ろうどうも、ある一定いってい収入しゅうにゅうがあるとおっと扶養ふようされなくなり、保険ほけんりょう支払しはらわなくてはならなくなる。だから、「扶養ふようしてもらう」ための範囲はんいえない程度ていど労働ろうどうすることをのぞまざるをないのである。結局けっきょく、ここでも労働ろうどう制限せいげんがなされてしまっているのである。
 こうして、女性じょせいは、男性だんせいよりもはたら機会きかいうしない、自立じりつ機会きかいうばわれている。また、女性じょせいにとって、「離婚りこんすることのリスクは大変たいへんおおきく、離婚りこんすれば、おおくの場合ばあい自分じぶん名義めいぎ資産しさんたず、さい就職しゅうしょくむずかしい。社会しゃかいてき訓練くんれん機会きかいうばわれたうえに、長期ちょうき職業しょくぎょう生活せいかつからはなれていると、自信じしん欠如けつじょ職業しょくぎょう技能ぎのう不足ふそくなど、不利ふりてんおおく、求職きゅうしょく活動かつどう想像そうぞう以上いじょう大変たいへんである。」[戒能1999:156]
こうして女性じょせい経済けいざいてき自立じりつができず、それを理由りゆうに、おっとからの暴力ぼうりょくつづけなければならい、そして、家庭かてい生活せいかつまかされてしまった女性じょせいは、おっと暴力ぼうりょく自分じぶん責任せきにんだとかんじ、おやつまとしてのおも責任せきにんかん罪悪ざいあくかんによって暴力ぼうりょく反抗はんこうしたいという自分じぶん気持きもちを操作そうさしているのではないだろうか。

2−5 課題かだい
 ドメスティックバイオレンスが潜在せんざいしてしまうという問題もんだい日本にっぽん雇用こよう形態けいたい、さらには日本にっぽん特有とくゆう福祉ふくし国家こっか体制たいせい問題もんだいがひそんでいる。ドメスティックバイオレンス解決かいけつへのみちは、短期たんきてき中期ちゅうきてき長期ちょうきてき両方りょうほう方法ほうほう必用ひつようになる。長期ちょうきてきなビジョンは根本こんぽんてき問題もんだい社会しゃかい体制たいせいというところにあるかぎり、社会しゃかい構造こうぞう変革へんかくするというものがかんがえられるだろう。中期ちゅうきてきなビジョンとしては、女性じょせい経済けいざいてき自立じりつできるための、育児いくじ施設しせつ充実じゅうじつ労働ろうどう保障ほしょう平等びょうどうといったようなことがげられる。また、短期たんきてきなビジョンとしては暴力ぼうりょくけた女性じょせい救済きゅうさいするための仕組しくみを整備せいびし、暴力ぼうりょくるうことを防止ぼうしする対策たいさくすすめることがいそがれる。

3、最後さいご
 女性じょせいであるがゆえにもたらされるとかんがえられる弊害へいがいのぞくための政策せいさく大変たいへん広範囲こうはんいおよび、日本にっぽん特有とくゆう社会しゃかい構造こうぞう被害ひがい一人ひとりいちにん末端まったん日常にちじょう生活せいかつにまでおよんでいることがかる。女性じょせい政策せいさくは、女性じょせい問題もんだいというわくえて解決かいけつ糸口いとぐちをたどっていかなくてはならないことは「はじめに」でもべたが、おなじように、社会しゃかいには「○○であること」で差別さべつけたりとか、「○○であるがゆえに□□しなければならない」といった、価値かちかん蔓延まんえんしている結果けっか行動こうどう制限せいげんさせられたり、自由じゆううばわれたりしている状況じょうきょうがたくさんある。障害しょうがいっているひと外国がいこくじん高齢こうれいしゃとう社会しゃかいのなかでいわゆる「弱者じゃくしゃ」とばれているひとたちがれいとしてあげられる。たしかにかれらはある部分ぶぶんでは「よわい」部分ぶぶんっている。が、しかし、このきるすべての人々ひとびとみなよわい」部分ぶぶんっているのだ。にもかかわらずかれらだけが「弱者じゃくしゃ」というレッテルをられ社会しゃかいてき平等びょうどうでない状況じょうきょういま根強ねづよのこっている。
 そしてこの状況じょうきょうたいして、人々ひとびと鈍感どんかんになっているというてん指摘してきしたい。「女性じょせいなのだから家庭かていささえていればそれでいい、女性じょせいなのだからはたらかなくてもいい。女性じょせいなのだから口答くちごたえしてはいけない。障害しょうがいしゃなのだからはたらかなくてもいい。障害しょうがいしゃなのだから恋愛れんあいをしなくてもいい。どもなのだから学校がっこうにいかなくてはならない、勉強べんきょうしなくてはならない・・・。」他人たにんからこのようなことを強制きょうせいされ、しんきずっている人々ひとびとがいるのと同時どうじに、当事とうじしゃがこのような価値かちかんをごくたりまえめている状況じょうきょう問題もんだい潜在せんざいてきにしている原因げんいんであることはなんべた。そして、たりまえめるかれらに問題もんだいがあるのではなく、そういった意識いしき強制きょうせいしてしまっている社会しゃかいたいして、がささるべきなのだ。
 わたしが、中期ちゅうきてきなビジョンのなかに、「労働ろうどう保障ほしょう」とれたのは、雇用こよう機会きかい均等きんとうにするという政策せいさくだけでは、途中とちゅう退職たいしょく余儀よぎなくされる女性じょせい雇用こよう保障ほしょうしたとはえないとおもうからだ。女性じょせい経済けいざいてき自立じりつし、また、社会しゃかいてき自立じりつができるようになるためには、女性じょせい多様たようなライフスタイルを保障ほしょうするものでなくてはならない。それが。「労働ろうどう保障ほしょう」であり、そういう仕組しくみがととのってこそ、女性じょせいが、「女性じょせいらしい」かたのぞむのではなく、一人ひとり個人こじんとしての「ひとらしい」かたのぞむことができるとおもうからである。

参考さんこう文献ぶんけん
佛教大学ぶっきょうだいがく総合そうごう研究所けんきゅうじょ『シリーズ<おんな・あすにきる>J ジェンダーで社会しゃかい政策せいさくをひらく−「男女だんじょ共同きょうどう参画さんかく時代じだい社会しゃかい政策せいさく−』1999ねん3がつ30にち だい 理論りろん ジェンダー視点してんによる社会しゃかい政策せいさくしょ問題もんだい  戒能民江たみえ
『ドメスティック・バイオレンスと社会しゃかい政策せいさく家族かぞくのジェンダー支配しはい社会しゃかい政策せいさく−』
参考さんこうホームページ
日本にっぽん共産党きょうさんとう中央ちゅうおう委員いいんかいHP http://www.jcp.or.jp/faq_box/01-12/1212-faq.html
・ライフスタイルアドバイスHP http://tcn.ne.jp/~ojama/index.html
内閣ないかく 男女だんじょ共同きょうどう参画さんかくきょくHP http://gender.go.jp/


REV:...20031202,20040313(2004ねんのファイルを分離ぶんり) 20070501 20080120, 20091107, 20110512
暴力ぼうりょく  ◇せい  ◇家族かぞく  ◇フェミニズム  ◇犯罪はんざい刑罰けいばつ
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