シエラレオネ共和国

序じょ　章あきら　アフリカの紛争ふんそうと国際こくさい社会しゃかい　　　武内たけうち進一しんいち
第だいI部ぶ　紛争ふんそう勃発ぼっぱつ後ごの和平わへいプロセス
第だい１章しょう　スーダンという国家こっかの再さい構築こうちく　－重層じゅうそう的てき紛争ふんそう展開てんかい地域ちいきにおける平和へいわ構築こうちく活動かつどう－　　篠田しのだ英えい朗ろう
第だい２章しょう　歴史れきしの写うつし画がとしての和平わへいプロセス　－内戦ないせん期きコートディヴォワール政治せいじにおける連続れんぞく性せい－　　　佐藤さとう　章あきら
第だい３章しょう　コンゴ民主みんしゅ共和きょうわ国こくの和平わへいプロセス－国際こくさい社会しゃかいの主導しゅどう性せいと課題かだい－　　武内たけうち進一しんいち
第だい４章しょう　DDRとリベリア内戦ないせん　　　　山根やまね達郎たつお
第だいII部ぶ　紛争ふんそう後ごの制度せいど構築こうちくを考かんがえる
第だい５章しょう　ウガンダ1986、南みなみアフリカ1994　－紛争ふんそう後ごの包括ほうかつ的てき政治せいじ体制たいせいの比較ひかく分析ぶんせき－　　峯みね陽一よういち
第だい６章しょう　シエラレオネにおける地方ちほう自治じち制度せいど改革かいかくとチーフ　　落合おちあい雄彦たけひこ
第だいIII部ぶ　正義せいぎと和解わかいの現実げんじつ
第だい７章しょう　紛争ふんそう後ごの社会しゃかいへの司法しほう介入かいにゅう－ルワンダとシエラレオネ－　　望月もちづき康恵やすえ
第だい８章しょう　ルワンダのガチャチャ－その制度せいどと農村のうそん社会しゃかいにとっての意味いみ－　武内たけうち進一しんいち
第だい９章しょう　モザンビークにおける平和へいわ構築こうちくの課題かだい　－国家こっかレベルの共存きょうぞんと地域ちいき社会しゃかい内部ないぶでの対立たいりつの深化しんか－　　舩田ふなたクラーセン・さやか

韓国かんこく、医療いりょうスタッフがエボラ熱ねつ感染かんせんの恐おそれ

【ソウル＝共同きょうどう】韓国かんこく政府せいふは２日にち、エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの患者かんじゃ治療ちりょうのため西にしアフリカのシエラレオネに派遣はけんしている同国どうこく政府せいふの医療いりょうチームのスタッフ１人にんを、エボラ熱ねつへ感染かんせんした恐おそれがあるとして、経過けいか観察かんさつのためドイツに搬送はんそうすると明あきらかにした。

このスタッフは日本にっぽん時間じかんの昨年さくねん12月がつ30日にち、患者かんじゃから採血さいけつした際さい、左手ひだりての手袋てぶくろが破やぶれ、露出ろしゅつした皮膚ひふに注射ちゅうしゃ針はりが触ふれた。皮膚ひふは傷きずついておらず、発熱はつねつなどの症状しょうじょうも出でていないという。韓国かんこく政府せいふは性別せいべつや年齢ねんれいを明あきらかにしていない。

チームは10人にんで、昨年さくねん12月がつ21日にちに現地げんち入いりした。

エボラ熱ねつ死者ししゃ、８千せん人にん超こす　感染かんせん者しゃは２万まん人にん超ちょう　ＷＨＯ

世界せかい保健ほけん機関きかん（ＷＨＯ）は２日にち、西にしアフリカで大だい流行りゅうこう中ちゅうのエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの死者ししゃ数すうと感染かんせん者しゃ数すうのデータを更新こうしんした。それをもとに集計しゅうけいすると、死者ししゃが８００４人にん、感染かんせん者しゃが２万まん４１６人にんに達たっした。

今回こんかいの更新こうしんで、シエラレオネが感染かんせん者しゃ９６３３人にんで死者ししゃ２８２７人にん、リベリアが感染かんせん者しゃ８０１８人にんで死者ししゃ３４２３人にん、ギニアが感染かんせん者しゃ２７３０人にん、死者ししゃ１７３９人にんとなった。また、英国えいこくが感染かんせん者しゃ１人にん、マリは感染かんせん者しゃ８人にん、死者ししゃ６人にんだった。

一方いっぽう、データが更新こうしんされなかった国くにの死者ししゃ数すうは、米国べいこくが１人にん、ナイジェリアが８人にん。これらを足たし合あわせると、死者ししゃは８千せん人にんを超こえた。（ジュネーブ）

シエラレオネ、エボラ感染かんせん拡大かくだいペース鈍なまる兆きざし＝ＷＨＯ

［ジュネーブ　７日にち　ロイター］　-　世界せかい保健ほけん機関きかん（ＷＨＯ）は７日にち、エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの感染かんせんが最もっとも深刻しんこくなシエラレオネで４日にちまでに新あらたに２４８人にんの感染かんせんが確認かくにんされたことを明あきらかにした。同国どうこくで感染かんせんが拡大かくだいしているものの、ペースが鈍化どんかしている可能かのう性せいがあるとの見方みかたを示しめした。

ＷＨＯは、ギニア、リベリア、シエラレオネなど９カ国かこくの当局とうきょくの報告ほうこくに基もとづき作成さくせいした週間しゅうかん報告ほうこく書しょ（４日にちまでの週しゅう）で、「シエラレオネでは４日にちまでの週しゅうに新あらたに２４８人にんの感染かんせんが確認かくにんされ、依然いぜん他国たこくをはるかに上回うわまわる深刻しんこくな状況じょうきょうだが、感染かんせんのペースが鈍化どんかしている兆候ちょうこうが見みられる」と指摘してきした。

特とくにシエラレオネ西部せいぶでの拡大かくだいが速はやく、新あらたな感染かんせん確認かくにん中ちゅう９３人にんを首都しゅとフリータウンが占しめたという。

英国えいこくでエボラ熱ねつ診断しんだんの看護かんご師し、容体ようだいが改善かいぜん

ロンドン（ＣＮＮ）西にしアフリカ・シエラレオネから英国えいこくへ帰還きかんした後のちでエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつと診断しんだんされ、重体じゅうたいに陥おちいっていた女性じょせい看護かんご師しの容体ようだいが改善かいぜんしたことが分わかった。入院にゅういん先さきの病院びょういんが１２日にちに発表はっぴょうした。

患者かんじゃは英えいスコットランド・グラスゴー在住ざいじゅうのポーリーン・カファキーさん（３９）。１２月じゅうにがつ２９日にちに診断しんだんを受うけ、英国えいこく内ないでエボラ熱ねつ感染かんせんが確認かくにんされた初はつの患者かんじゃとなった。ロンドンのロイヤル・フリー病院びょういんに入院にゅういんしたが、今月こんげつ３日にちの時点じてんで重体じゅうたいと発表はっぴょうされていた。

同どう病院びょういんによれば、カファキーさんは依然いぜんとして隔離かくりされているものの、重じゅう篤あつしな状態じょうたいは脱だっしたとみられる。

病院びょういん側がわは１２月じゅうにがつ３１日にち、カファキーさんが回復かいふく患者かんじゃの血清けっせいや実験じっけん薬やくによる治療ちりょうに同意どういしたと述のべていた。

カファキーさんはシエラレオネで非ひ政府せいふ組織そしき「セーブ・ザ・チルドレン」のエボラ熱ねつ治療ちりょうセンターに約やく６週間しゅうかん勤務きんむし、帰国きこく直後ちょくごに発症はっしょうした。同どう組織そしきはカファキーさんが感染かんせんした経緯けいいなどを詳くわしく調しらべている。

７０代だい女性じょせい、エボラ検査けんさへ　シエラレオネから帰国きこく

厚生こうせい労働省ろうどうしょうは１８日にち、エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつが流行りゅうこうする西にしアフリカのシエラレオネから一時いちじ帰国きこくした７０代だいの日本人にっぽんじん女性じょせいが発熱はつねつ症状しょうじょうを訴うったえ、国立こくりつ国際こくさい医療いりょう研究けんきゅうセンター（東京とうきょう都と新宿しんじゅく区く）に搬送はんそうされたと発表はっぴょうした。女性じょせいは患者かんじゃとは接触せっしょくしていないと報告ほうこくしているが、念ねんのため血液けつえきなどを国立こくりつ感染かんせん症しょう研究所けんきゅうじょ村山むらやま庁舎ちょうしゃ（同どう武蔵村山むさしむらやま市し）に運はこび、感染かんせんの有無うむを検査けんさする。インフルエンザの迅速じんそく検査けんさでは陽性ようせいと診断しんだんされた。

厚労省こうろうしょうによると、女性じょせいは仕事しごと関係かんけいでシエラレオネに居住きょじゅう。１２日にちに同国どうこくを出国しゅっこく、１３日にちに成田空港なりたくうこうに到着とうちゃくし、健康けんこう状態じょうたいを検疫けんえき所しょに毎日まいにち朝夕ちょうせき２回かい報告ほうこくする「健康けんこう監視かんし」の対象たいしょうとなった。女性じょせいは都内とないに滞在たいざいし、１８日にち午前ごぜんに３８・２度どの熱ねつとせきの症状しょうじょうが出でた。解熱剤げねつざいの服用ふくよう後ごにいったん下さがったが、搬送はんそう後ごの午後ごご６時じすぎには再ふたたび３８・２度どの発熱はつねつがあったという。

国内こくないでエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの疑うたがい例れいが報告ほうこくされたのは５人にん目め。

エボラ新規しんき感染かんせん者しゃが減少げんしょう、終息しゅうそくへ焦点しょうてん移うつる　ＷＨＯ

（ＣＮＮ）世界せかい保健ほけん機関きかん（ＷＨＯ）は２９日にち、エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつが流行りゅうこうしているアフリカ３カ国かこくで報告ほうこくされた新規しんき感染かんせん者しゃが９９人にんに減へり、昨年さくねん６月がつ下旬げじゅん以降いこうで最もっとも少すくなくなったと発表はっぴょうした。

１月がつ２５日にちまでの１週間しゅうかんに確認かくにんされた新規しんきの感染かんせん者しゃは、シエラレオネが６５人にん、ギニアが３０人にん、リベリアは４人にんだった。リベリアとシエラレオネでは減へり続つづけている一方いっぽうで、ギニアでは前週ぜんしゅうの２０人にんに比くらべて増加ぞうかした。

ＷＨＯは、エボラ熱ねつへの対応たいおうは第だい２段階だんかいに入はいり、「感染かんせんペースを減速げんそくさせることから、流行りゅうこうを終息しゅうそくさせることへと焦点しょうてんが移うつった」と指摘してきする。

今回こんかいの流行りゅうこうが始はじまって以来いらい、感染かんせん者しゃは疑うたがいのある人ひとも含ふくめて２万まん２０００人にんを超こえ、約やく８８００人にんの死亡しぼうが確認かくにんされた。

ＷＨＯの最新さいしん統計とうけいによれば、子こどもは大人おとなに比くらべてウイルスに感染かんせんしにくい傾向けいこうがあることが分わかった。１５～４４歳さいの層そうが感染かんせんする確かく率りつは１４歳さい以下いかの子こどもに比くらべて約やく３倍ばい、４５歳さい以上いじょうの層そうではほぼ４倍ばいに上のぼっている。

エボラ熱ねつの新規しんき陽性ようせい、１週間しゅうかんに１００人にん割わる

松尾まつお一郎いちろう2015年ねん1月がつ30日にち23時じ42分ふん

世界せかい保健ほけん機関きかん（ＷＨＯ）は２９日にち、エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの新規しんきの陽性ようせい確定かくていの感染かんせん者しゃ数すうが昨年さくねん６月がつ末まつ以来いらい初はじめて、１週間しゅうかん単位たんいで１００人にんを割わり、対策たいさくが完全かんぜん終息しゅうそくを目指めざす段階だんかいに入はいった、と発表はっぴょうした。

２５日にち現在げんざいの感染かんせん者しゃは２万まん２０９２人にん、死者ししゃは８８１０人にん。国くに別べつでは、シエラレオネが感染かんせん者しゃ１万まん５１８人にんで死者ししゃ３１９９人にん、リベリアが感染かんせん者しゃ８６２２人にんで死者ししゃ３６８６人にん、ギニアが感染かんせん者しゃ２９１７人にんで死者ししゃ１９１０人にん。前週ぜんしゅうからの陽性ようせい確定かくていの感染かんせん者しゃの増加ぞうかはシエラレオネで６５人にん、リベリアで４人にん、ギニアで３０人にんの計けい９９人にんだった。これら以外いがいの国々くにぐにで新あらたな増加ぞうかはなかった。（松尾まつお一郎いちろう）

エボラ熱ねつで親おや失うしなった児童じどう、西にしアフリカで１万まん６６００人にん

ジュネーブ＝松尾まつお一郎いちろう2015年ねん2月がつ7日にち17時じ13分ふん

国連こくれん児童じどう基金ききん（ユニセフ）は６日にち、西にしアフリカで大だい流行りゅうこうが続つづくエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつで親おやや保護ほご者しゃを失うしなった児童じどうの数かずが１万まん６６００人にんに達たっした、と発表はっぴょうした。

ユニセフによると、片親かたおやもしくは両親りょうしん、その他たの保護ほご者しゃを失うしなった子こども数すうは、シエラレオネで７９６８人にん、リベリアで４５１９人にん、ギニアで４１１３人にん。両親りょうしんともに失うしなったのは、それぞれ、２２７６人にん、５３５人にん、７７３人にん。大半たいはんが親族しんぞくらに保護ほごされているという。（ジュネーブ＝松尾まつお一郎いちろう）

エボラ対策たいさくで陸自りくじ派遣はけんを検討けんとう　西にしアフリカに４００人にん規模きぼ

エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの猛威もういがやまない西にしアフリカのシエラレオネに向むけて、防衛ぼうえい省しょうが陸上りくじょう自衛隊じえいたいの輸送ゆそう部隊ぶたいを現地げんちに派遣はけんする検討けんとうに入はいった。同省どうしょう幹部かんぶが明あきらかにした。陸自りくじの輸送ゆそう部隊ぶたいが現地げんちで医師いしや物資ぶっしの輸送ゆそうを担になうほか、海上かいじょう自衛隊じえいたいの輸送ゆそう艦かんと補給ほきゅう艦かんも西にしアフリカ沖おきに展開てんかいして陸自りくじ隊員たいいんの拠点きょてんとし、派遣はけん隊員たいいんは全体ぜんたいで４００人にん規模きぼとする案あんだ。

防衛ぼうえい省しょう幹部かんぶは１８日にちに計画けいかくの詳細しょうさいについて首相しゅしょう官邸かんていに報告ほうこくした。官邸かんていは「自衛隊じえいたいを出だす必要ひつようがあるのか」と消極しょうきょく的てきで、実際じっさいに派遣はけんされるかどうかは不透明ふとうめいだ。

エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつ対策たいさくをめぐっては、安倍晋三あべしんぞう首相しゅしょうが昨年さくねん９月がつの国連こくれん総会そうかいで、防護ぼうご服ふく５０万まん着ちゃくをアフリカの現地げんちに供与きょうよする方針ほうしんを発表はっぴょう。これを受うけて、１０月がつに民間みんかん機きにより２万まん着ちゃくがリベリアとシエラレオネに運はこばれた。

その後ご、自衛隊じえいたい機きも輸送ゆそうに乗のり出だし、昨年さくねん１２月がつ上旬じょうじゅん、航空こうくう自衛隊じえいたいのＫＣ７６７空中くうちゅう給油きゅうゆ・輸送ゆそう機きを使つかって、医療いりょう関係かんけい者しゃが使つかうガウン、手袋てぶくろ、マスクなど防護ぼうご服ふく関連かんれん物資ぶっしの一部いちぶを西にしアフリカのガーナへ運はこんだ。この時ときは国際こくさい緊急きんきゅう援助えんじょ隊たい派遣はけん法ほうに基もとづき、自衛隊じえいたいに国際こくさい緊急きんきゅう援助えんじょ空輸くうゆ隊たいが組織そしきされ、エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつ対応たいおうで初はじめて自衛隊じえいたいが海外かいがい派遣はけんされた。

今回こんかいは初はじめて、陸自りくじの輸送ゆそう部隊ぶたいを西にしアフリカの現地げんちに派遣はけんする計画けいかくだ。シエラレオネではすでにエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつにより３千せん人にんを超こえる死者ししゃが出でており、防衛ぼうえい省しょうは防護ぼうご服ふくを提供ていきょうするだけでは貢献こうけんが足たりないと判断はんだん。自衛隊じえいたい員いんが現地げんちに入はいり、医師いしや物資ぶっしの輸送ゆそうに当あたる必要ひつようがあると判断はんだんした。

今回こんかいも、防衛ぼうえい省しょうは国際こくさい緊急きんきゅう援助えんじょ隊たい派遣はけん法ほうの枠わく内ないでの派遣はけんを想定そうてい。陸自りくじの輸送ゆそう部隊ぶたいによる輸送ゆそう対象たいしょうは医師いしや物資ぶっしに限定げんていし、エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの感染かんせん者しゃを輸送ゆそうすることは想定そうていしていない。ただ、輸送ゆそうに当あたる隊員たいいんの感染かんせん防止ぼうし策さくは課題かだいとなりそうだ。

英えい連邦れんぽう加盟かめい国こくであるシエラレオネに対たいして、英国えいこくはこれまで軍部ぐんぶ隊たいを派遣はけんして感染かんせん対策たいさくに当あたってきた。今後こんご、英国えいこく軍ぐんが不在ふざいとなる期間きかんが想定そうていされるため、代かわりに部隊ぶたい派遣はけんができないかどうか、英国えいこくから各国かっこくに要請ようせいが出だされていた。防衛ぼうえい省しょうはこの派遣はけん要請ようせいをもとに派遣はけん計画けいかくを検討けんとうした。

〈国際こくさい緊急きんきゅう援助えんじょ隊たい派遣はけん法ほう〉　海外かいがいで地震じしんや台風たいふうなどの大だい規模きぼ災害さいがいが起おき、被災ひさい国こくだけでは対応たいおうできなくなった場合ばあい、被災ひさい国こくなどからの要請ようせいを受うけて、救助きゅうじょや医療いりょう、災害さいがい復旧ふっきゅう活動かつどうのために国際こくさい緊急きんきゅう援助えんじょ隊たいを派遣はけんする法律ほうりつ。派遣はけんにあたっては、外務がいむ大臣だいじんが自衛隊じえいたいや警察けいさつ、消防しょうぼうに協力きょうりょくを求もとめる。同どう法ほうにもとづく自衛隊じえいたい派遣はけんは、２００４年ねんのスマトラ沖おき大だい地震じしん・インド洋いんどよう津波つなみなどがある。

海外かいがい活動かつどう、実績じっせき作づくり狙ねらう　エボラ対策たいさく、陸自りくじ派遣はけん案あん

防衛ぼうえい省しょうはエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつ対策たいさくのため、感染かんせんが広ひろがった西にしアフリカ・シエラレオネへの陸上りくじょう自衛隊じえいたいの輸送ゆそう部隊ぶたい派遣はけんを検討けんとうしている。医師いしや物資ぶっしの輸送ゆそうのため、４００人にん規模きぼを派遣はけんする案あんだ。ただ、首相しゅしょう官邸かんていのほか自衛隊じえいたい内ないにも慎重しんちょう論ろんがある。

安倍晋三あべしんぞう首相しゅしょうは１８日にち、官邸かんていで中谷なかたに元はじめ・防衛ぼうえい相しょうら防衛ぼうえい、外務がいむ両省りょうしょうの幹部かんぶから派遣はけん計画けいかく案あんについて説明せつめいを受うけた。

今回こんかいの検討けんとうのきっかけは、シエラレオネで対策たいさくに当あたっている英国えいこく軍ぐんが一時いちじ撤収てっしゅうする予定よていで、不在ふざいとなる期間きかんの部隊ぶたい派遣はけんを英国えいこくが各国かっこくに要請ようせいしたためだ。防衛ぼうえい省しょうは、被災ひさい国こくなどからの要請ようせいを受うけて救助きゅうじょや医療いりょう、災害さいがい復旧ふっきゅう活動かつどうのために自衛隊じえいたいなどを派遣はけんする国際こくさい緊急きんきゅう援助えんじょ隊たい派遣はけん法ほうの枠わく内ないで派遣はけんすることを想定そうていしている。安倍あべ政権せいけんが進すすめる「積極せっきょく的てき平和へいわ主義しゅぎ」のもとで、自衛隊じえいたいの海外かいがい活動かつどうの実績じっせきづくりをする狙ねらいがある。

ただ、派遣はけんについて、官邸かんてい内ないには慎重しんちょう論ろんもある。第だい一いちの要因よういんが感染かんせんの危険きけん性せいだ。米国べいこくやスペインなどで、西にしアフリカから帰国きこくした医療いりょう関係かんけい者しゃからエボラ熱ねつの感染かんせん者しゃが出でて、衝撃しょうげきが広ひろがった。官邸かんてい幹部かんぶは「エボラ熱ねつは落おち着ついてきたとはいえ、まだ感染かんせんの危険きけんはある」と話はなす。

安倍あべ政権せいけんが進すすめる安全あんぜん保障ほしょう法制ほうせいへの影響えいきょうを懸念けねんする声こえもある。官邸かんてい関係かんけい者しゃは「自衛隊じえいたいが海外かいがいにどんどん出でて行いく印象いんしょうが広ひろがり、国民こくみんにどう見みえるか」と話はなす。

加藤かとう勝信かつのぶ官房かんぼう副ふく長官ちょうかんは１８日にち午後ごごの記者きしゃ会見かいけんで、部隊ぶたい派遣はけんについて「今いま、具体ぐたい的てきに検討けんとうを進すすめているという状況じょうきょうではない」と説明せつめい。ただ、「一般いっぱん論ろんだが、隊員たいいんの安全あんぜん確保かくほの必要ひつよう性せい、自衛隊じえいたいの防衛ぼうえい警備けいび任務にんむへの影響えいきょう、現地げんちと国際こくさい社会しゃかいのニーズなどを総合そうごう的てきに検討けんとうして決きめる」と含ふくみを持もたせた。

エボラ熱ねつは、昨年さくねん後半こうはんに西にしアフリカで猛威もういをふるったが、新あらたな感染かんせんは大幅おおはばに減へり、国際こくさい社会しゃかいの支援しえん態勢たいせいは縮小しゅくしょうに向むかっている。

世界せかい保健ほけん機関きかん（ＷＨＯ）によると、昨年さくねん１０月がつに週しゅう１千せん人にんを超こえていた新あらたな感染かんせん者しゃ（疑うたがい例れいを含ふくむ）は、最近さいきんでは約やく１５０人にんに減少げんしょう。最大さいだいで約やく２８００人にんの兵士へいしを現地げんち派遣はけんしていた米国べいこくのオバマ大統領だいとうりょうは今月こんげつ１１日にち、４月がつ末まつまでに約やく１００人にんを残のこして撤収てっしゅうする方針ほうしんを示しめした。そのため、自衛隊じえいたい幹部かんぶも「他国たこくが撤退てったいしようとしている中なかでなぜ行いくのか。さらに検討けんとうが必要ひつようだ」と話はなす。

陸自りくじの西にしアフリカ派遣はけん見送みおくり　エボラ対策たいさく、時期じき合あわず

防衛ぼうえい省しょうは２３日にち、エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつ対策たいさくで検討けんとうしていた、西にしアフリカのシエラレオネへの陸上りくじょう自衛隊じえいたいの輸送ゆそう部隊ぶたいの派遣はけんの見送みおくりを決きめた。派遣はけんには、感染かんせんの危険きけん性せいや世論せろんへの影響えいきょうから首相しゅしょう官邸かんていや自衛隊じえいたい内ないにも慎重しんちょうな意見いけんが出でていた。

検討けんとうのきっかけは、シエラレオネに部隊ぶたいや艦船かんせんを派遣はけん中ちゅうの英国えいこくが一時いちじ撤収てっしゅうすることになり、不在ふざい期間きかんの部隊ぶたい派遣はけんを各国かっこくに要請ようせいしたことだった。防衛ぼうえい省しょうは全体ぜんたいで約やく４００人にん規模きぼの派遣はけんを検討けんとう。陸自りくじの輸送ゆそう部隊ぶたいが現地げんちで医師いしや物資ぶっしを輸送ゆそうし、海上かいじょう自衛隊じえいたいの輸送ゆそう艦かんなども西にしアフリカ沖おきに展開てんかいする方向ほうこうで案あんを練ねっていた。１８日にちには中谷なかたに元はじめ・防衛ぼうえい相しょうが官邸かんていで安倍晋三あべしんぞう首相しゅしょうにも説明せつめい。中谷なかたに氏しは２０日にちの記者きしゃ会見かいけんで、「現地げんちでは多おおくの人ひとが病気びょうきに苦くるしみ、各国かっこくが人員じんいんを派遣はけんしている。自衛隊じえいたいは国際こくさい協力きょうりょく活動かつどうを積極せっきょく的てきにやるべきだ」と安倍あべ政権せいけんが掲かかげる「積極せっきょく的てき平和へいわ主義しゅぎ」の面めんでの意義いぎを強調きょうちょうしていた。

だが、現地げんちでの新あらたな感染かんせん者しゃは減少げんしょう傾向けいこうにあり、自衛隊じえいたい内ないには「他国たこくが撤退てったいしようとしている中なかでなぜ行いくのか」（幹部かんぶ）との慎重しんちょう論ろんも出でていた。政府せいふ内ないには「エボラ熱ねつは落おち着ついてきたとはいえ、まだ感染かんせんの危険きけんはある」と感染かんせんリスク面めんからの慎重しんちょう論ろんもあった。

さらに、自衛隊じえいたいが部隊ぶたいを西にしアフリカに派遣はけんするには艦船かんせんで約やく５０日にちかかるうえ、政府せいふ部ぶ内ないの手続てつづきも時間じかんがかかる。政府せいふ高官こうかんは「英国えいこくはすぐにでも派遣はけんしてほしい意向いこうだが間まに合あわない」と語かたった。（三輪みわさち子こ）

シエラレオネ副ふく大統領だいとうりょうが自主じしゅ隔離かくり、護衛ごえいがエボラ熱ねつで死亡しぼう

2015年ねん03月がつ01日にち 12:15　発信はっしん地ち：フリータウン/シエラレオネ

【3月がつ1日にち AFP】シエラレオネ政府せいふは2月がつ28日にち、サミュエル・サムスマナ（Sammuel Sam Sumana）副ふく大統領だいとうりょうの護衛ごえい1人にんがエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつで死亡しぼうしたことを受うけ、同どう副ふく大統領だいとうりょうが自主じしゅ的てきに自みずからを自宅じたくに隔離かくりしたと発表はっぴょうした。

医療いりょう関係かんけい筋すじによれば、副ふく大統領だいとうりょうの護衛ごえいの男性だんせい（42）が先月せんげつ27日にち、エボラ熱ねつで死亡しぼうした。政府せいふ報道ほうどう官かんは、「保健ほけん当局とうきょくが検査けんさ結果けっかを発表はっぴょうするまで間あいだ、予防よぼう措置そちとして副ふく大統領だいとうりょうは自みずから隔離かくり措置そちを取とることを決定けっていした」と述のべた。

副ふく大統領だいとうりょう関係かんけい筋すじによればサムスマナ氏し自身じしんは危険きけんな状態じょうたいにあるわけではないが、21日間にちかんは出勤しゅっきんせずに、首都しゅとの西部せいぶにある自宅じたくで執務しつむするという。

シエラレオネではエボラ熱ねつの新規しんき患者かんじゃ数すうが一いち度どは減少げんしょうに転てんじたことから、経済けいざいを活性かっせい化かするため今年ことし1月がつに移動いどう制限せいげんが緩和かんわされた。しかし、2月がつ25日にちには発症はっしょう者しゃ数すうが再ふたたび増ふえたことが発表はっぴょうされ、政府せいふが「深刻しんこくな懸念けねん」を表明ひょうめいしていた。増加ぞうかに転てんじた原因げんいんは危険きけんな埋葬まいそう方法ほうほうにあるとされている。(c)AFP

エボラ対策たいさくに６千せん万まん円えん拠出きょしゅつへ　ＩＡＥＡ定例ていれい理事りじ会かいで表明ひょうめい

ウィーン＝喜田きた尚しょう2015年ねん3月がつ5日にち02時じ56分ふん

ウィーンで開会かいかい中ちゅうの国際こくさい原子力げんしりょく機関きかん（ＩＡＥＡ）定例ていれい理事りじ会かいで、日本にっぽん政府せいふは３日にち、エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつなどアフリカでの人畜じんちく共通きょうつう感染かんせん症しょうの対策たいさく事業じぎょうに新あらたに５０万まんドル（約やく６千せん万まん円えん）を拠出きょしゅつすると発表はっぴょうした。ＩＡＥＡのエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつ対策たいさくで、日本にっぽんは別べつ事業じぎょうにも拠出きょしゅつを打うち出だしており、今回こんかいの表明ひょうめいで拠出きょしゅつ総額そうがくは計けい１０８万まんドル（約やく１億おく３千せん万まん円えん）になる。

ＩＡＥＡは、原子力げんしりょく技術ぎじゅつの平和へいわ利用りようを通つうじた途上とじょう国こくの支援しえんに力ちからを入いれている。昨年さくねん末まつ、エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつ対策たいさくで、原子力げんしりょく由来ゆらいの技術ぎじゅつを使つかい、感染かんせん者しゃの診断しんだんを迅速じんそくにできる機器ききをシエラレオネなど西にしアフリカ１１カ国かこくに提供ていきょうする事業じぎょうを打うち出だしている。

さらに理事りじ会かいは３日にち、新あらたな対策たいさく事業じぎょうを承認しょうにん。アフリカ全域ぜんいきで機器ききを提供ていきょうするほか、動物どうぶつからウイルスを検出けんしゅつし、流行りゅうこうの初期しょき段階だんかいで対応たいおうを可能かのうにする人材じんざいを育成いくせいするなど中長期ちゅうちょうき的てきな対策たいさくに乗のり出だすことになった。日本にっぽん政府せいふはこの対策たいさく向むけに、３日にち、新あらたな資金しきん拠出きょしゅつを発表はっぴょうした。

ＩＡＥＡが提供ていきょうする機器ききは、「逆ぎゃく転写てんしゃポリメラーゼ連鎖れんさ反応はんのう（ＲＴ－ＰＣＲ）」と呼よばれる、同位どうい元素げんそ（アイソトープ）を使つかう診断しんだん法ほうから発展はってんさせた技術ぎじゅつで、細胞さいぼうを培養ばいようする従来じゅうらいの方法ほうほうでは数日すうじつかかったウイルス検出けんしゅつを数時間すうじかんで行おこなう。（ウィーン＝喜田きた尚しょう）

西にしアフリカ派遣はけんの英軍えいぐん要員よういんがエボラ陽性ようせい

（ＣＮＮ）英えい公衆こうしゅう衛生えいせい当局とうきょくは１１日にち、西にしアフリカのシエラレオネに派遣はけんされていた英軍えいぐんの医療いりょう担当たんとう者しゃにエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの陽性ようせい反応はんのうが出でたことを明あきらかにした。

エボラ熱ねつはシエラレオネ、ギニア、リベリアの３カ国かこくを中心ちゅうしんに流行りゅうこうが広ひろがり、世界せかい保健ほけん機関きかん（ＷＨＯ）によると、これまでに感染かんせんが確認かくにんされたり感染かんせんの疑うたがいがあるとされた患者かんじゃは２万まん４０００人にん以上いじょう、死者ししゃは１万まん人にんに迫せまっている。

英えい当局とうきょくによると、陽性ようせい反応はんのうが出でた患者かんじゃを治療ちりょうのため英国えいこくに帰国きこくさせるかどうかについては専門せんもん家かが検討けんとう中ちゅう。ウイルスに感染かんせんした経緯けいいも調しらべ、接触せっしょくのあった人物じんぶつを特定とくていする作業さぎょうを進すすめている。

医療いりょう従事じゅうじ者しゃなどが西にしアフリカ入いりしてエボラ熱ねつに感染かんせんする事例じれいは各国かっこくで確認かくにんされている。英国えいこくで初はじめてエボラ熱ねつと診断しんだんされた看護かんご師しの女性じょせいは、ウイルスを克服こくふくして１月がつにロンドンの病院びょういんを退院たいいんした。

この看護かんご師しは、英えい政府せいふが西にしアフリカに派遣はけんした医療いりょうボランティアチームの一員いちいんだった。

エボラ熱ねつ、シエラレオネで米国べいこく人じん陽性ようせい　米べい病院びょういんに搬送はんそう

【ワシントン＝川合かわい智之としゆき】米べい国立こくりつ衛生えいせい研究所けんきゅうじょ（ＮＩＨ）は12日にち、西にしアフリカのシエラレオネでエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの陽性ようせい反応はんのうを示しめした米国べいこく人じん医療いりょう従事じゅうじ者しゃをワシントン郊外こうがいの付属ふぞく病院びょういんに受うけ入いれると発表はっぴょうした。チャーター機きで13日にちにも到着とうちゃくする。

医療いりょう従事じゅうじ者しゃはシエラレオネで治療ちりょう活動かつどうにあたっていた。ＮＩＨの付属ふぞく病院びょういんは高度こうどな隔離かくり設備せつびを備そなえており、エボラ熱ねつ患者かんじゃの治療ちりょう中ちゅうに感染かんせんしたテキサス州しゅうダラスの女性じょせい看護かんご師しも昨年さくねん10月がつに入院にゅういんし、完かん治なおして退院たいいんした。

エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつ、死者ししゃ１万まん人にん超こす　西にしアフリカ３カ国かこく

ジュネーブ＝松尾まつお一郎いちろう2015年ねん3月がつ13日にち12時じ36分ふん

世界せかい保健ほけん機関きかん（ＷＨＯ）は１２日にち、西にしアフリカのシエラレオネとリベリア、ギニアの３カ国かこくにおけるエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの死者ししゃが１万まん４人にんに達たっした、と発表はっぴょうした。感染かんせん者しゃは２万まん４３５０人にん。いずれも疑うたがい例れいを含ふくむ。

内訳うちわけは、シエラレオネが感染かんせん者しゃ１万まん１６７７人にん、死者ししゃ３６５５人にん、リベリアが感染かんせん者しゃ９３４３人にん、死者ししゃ４１６２人にん、ギニアが感染かんせん者しゃ３３３０人にん、死者ししゃ２１８７人にん。

すでに流行りゅうこうが収おさまっている国々くにぐにでは、１１日にちのＷＨＯの発表はっぴょうによると、別べつに、感染かんせん者しゃが計けい３５人にん、死者ししゃが計けい１５人にんになっている。（ジュネーブ＝松尾まつお一郎いちろう）

西にしアフリカでエボラ熱ねつに感染かんせんか、米国べいこく人じん１０人にんが帰国きこくへ

（ＣＮＮ）米べい疾病しっぺい対策たいさくセンター（ＣＤＣ）は１４日にち、西にしアフリカでエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつに感染かんせんした恐おそれのある米国べいこく人じん１０人にんが帰国きこくに向むけて現地げんちを出発しゅっぱつしたと明あきらかにした。

１３日にちには、西にしアフリカのシエラレオネでボランティア活動かつどう中ちゅうにエボラ熱ねつに感染かんせんした米国べいこく人じん医療いりょう関係かんけい者しゃが帰国きこくし、メリーランド州しゅうにある国立こくりつ衛生えいせい研究所けんきゅうじょ（ＮＩＨ）の隔離かくり病棟びょうとうに収容しゅうようされた。ＮＩＨによると、容体ようだいは重じゅう篤あつしとされる。患者かんじゃの身元みもとは公表こうひょうされていない。

新あらたに帰国きこくする米国べいこく人じんらはいずれもこの患者かんじゃと接触せっしょくしたり、患者かんじゃが感染かんせんした時ときと同様どうようの状況じょうきょうに置おかれたりした可能かのう性せいがあるものの、現時点げんじてんでエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの診断しんだんを受うけてはいないという。

ＣＤＣによると、帰国きこく後ごはＮＩＨかネブラスカ州しゅうオマハのネブラスカ医療いりょうセンター、ジョージア州しゅうアトランタのエモリー大学だいがく病院びょういんの近ちかくのホテルなどに滞在たいざいすることになっている。

米国べいこく内ないの病院びょういんのうち、エボラ熱ねつなど感染かんせん力りょくの強つよい伝染でんせん病びょうへの対応たいおうが確立かくりつしているのは、これらを含ふくむ４施設しせつのみ。ＮＩＨの病棟びょうとうには昨年さくねん１０月がつ、テキサス州しゅうの病院びょういんでリベリア人じんのエボラ熱ねつ患者かんじゃを担当たんとうしていて感染かんせんした看護かんご師しが入院にゅういんした。リベリア人じん患者かんじゃは死亡しぼうしたが、看護かんご師しは全快ぜんかいして退院たいいんした。

エボラ熱ねつは患者かんじゃの体液たいえきに直接ちょくせつ触ふれることによって感染かんせんする。世界せかい保健ほけん機関きかん（ＷＨＯ）によると、２０１３年ねん末まつに始はじまった西にしアフリカでの流行りゅうこうでこれまでに１万まん人にん以上いじょうが死亡しぼうしている。

シエラレオネ、国民こくみんに３日間にちかんの在宅ざいたくを要請ようせい　エボラ感染かんせん抑制よくせいで

（ＣＮＮ）エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつで甚大じんだいな被害ひがいを受うけているアフリカ西部せいぶシエラレオネのコロマ大統領だいとうりょうは２１日にち、新規しんき患者かんじゃの発生はっせい阻止そしを目指めざしほぼ全すべての国民こくみんに対たいし今年ことし３月がつ２７～２９日にちの３日間にちかん、在宅ざいたくを求もとめる声明せいめいを発表はっぴょうした。

さらに４月がつ４日にち、同どう１１日にち、同どう１８日にちの各かく土曜日どようびの午前ごぜん６時じから午後ごご６時じまで外出がいしゅつしないことも要請ようせいした。３月がつ下旬げじゅんの３日間にちかんでは商業しょうぎょう活動かつどうも停止ていしされる見通みとおし。医療いりょう従事じゅうじ者しゃ、メディア関係かんけい者しゃや治安ちあん維持いじ担当たんとう要員よういんは在宅ざいたく要請ようせいの対象たいしょう外がいとなっている。

同国どうこくでは昨年さくねん９月がつにも３日間にちかんの完全かんぜん在宅ざいたくを求もとめ、この間あいだボランティアが戸別こべつ訪問ほうもんを行おこない、エボラ熱ねつに関かんする情報じょうほうを伝つたえる措置そちを講こうじたことがある。また、隣国りんごくリベリアの首都しゅとモンロビアでは同年どうねん８月がつ、感染かんせん阻止そしのため貧困ひんこん層そう地区ちくの１カ所かしょを閉鎖へいさしたものの、暴動ぼうどう発生はっせいにつながっていた。

ただ、国際こくさい医療いりょう援助えんじょ組織そしき「国境こっきょうなき医師いし団だん」は国民こくみんに対たいする在宅ざいたく要請ようせいは感染かんせん阻止そしにつながらず、逆ぎゃくに患者かんじゃを隠かくすなどの逆ぎゃく効果こうかをもたらしかねないと主張しゅちょうしていた。

コロマ大統領だいとうりょうは声明せいめいで、同国どうこくのエボラ対策たいさくは効果こうかを上あげているとし、保健ほけん省しょうが２０日にちに患者かんじゃの新規しんき発生はっせいはなかったことを報告ほうこくするなど強調きょうちょう。ただ、雨期うきの到来とうらいで感染かんせんが早はやまる可能かのう性せいがあるとも警告けいこくした。

世界せかい保健ほけん機関きかん（ＷＨＯ）によると、シエラレオネで確認かくにんされたエボラ熱ねつ患者かんじゃはこれまで１万まん１７５１人にんで、犠牲ぎせい者しゃは４２６４人にん。いずれも国くに別べつでは最多さいたとなっている。

世界せかい規模きぼで見みた場合ばあいは、患者かんじゃ総数そうすうは２万まん４７０１人にんで、死者ししゃは計けい１万まん１９４人にんとなっている。

西にしアフリカにおけるIOMのエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつ対応たいおう

国際こくさい移住いじゅう機関きかん（IOM）駐ちゅう日にち事務所じむしょメールマガジン

2014年ねん3月がつにエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの大だい流行りゅうこうが西にしアフリカで報告ほうこくされて以降いこう、24,666人にんがエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつに感染かんせんしたとみられ、うち41％の10,179人にんが死亡しぼうしました（国連こくれんエボラ緊急きんきゅう対応たいおうミッション－　UNMEER　2015年ねん3月がつ18日にち付づけ報告ほうこくによる）。

IOMは日本にっぽん政府せいふを始はじめとした支援しえんのもと、エボラウィルスの封ふうじ込こめと感染かんせん拡大かくだいを防ふせぐキャパシティの強化きょうか、疾病しっぺい負荷ふかの緩和かんわ、感染かんせん者しゃゼロを目指めざして、西にしアフリカでの対応たいおうを続つづけています。

IOMは、以下いかのような活動かつどうを実施じっし中ちゅうです。

【シエラレオネ】
フリータウン・ルンギー国際こくさい空港くうこうにおいて、3万まん人にん以上いじょうの旅客りょかくのスクリーニングを実施じっし
国立こくりつエボラ研修けんしゅう所しょにおいて、保健ほけん医療いりょう従事じゅうじ者しゃ5,234に研修けんしゅうを実施じっし。

【リベリア】
グランド・ケープ・マウント県けんボーウォーターサイド国境こっきょうポイントにおいて、3月8～21日にちだけで、4,600人にんの旅行りょこう者しゃをスクリーニング。

【ギニア共和きょうわ国こく】
クレマレ、ナファジ、ニアニの3カ所かしょにおいて1万まん人にん以上いじょうの移民いみんにスクリーニングを実施じっし。
臨時りんじ緊急きんきゅう対応たいおうセンター8カ所かしょが完成かんせい。IOMは国内こくない20カ所かしょのセンターを支援しえん

【マリ】
移住いじゅう者しゃスクリーニングを行おこなう担当たんとう者しゃ22名めいに、研修けんしゅうとデータ収集しゅうしゅうのためのタブレット端末たんまつを提供ていきょう。

エボラ熱ねつ:シエラレオネも学校がっこう再開さいかいへ　教育きょういくの立たて直なおし急務きゅうむ

毎日新聞まいにちしんぶん　2015年ねん04月がつ07日にち　12時じ06分ふん（最終さいしゅう更新こうしん　04月がつ07日にち　14時じ00分ふん）

エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの感染かんせんが広ひろがった西にしアフリカのシエラレオネで、昨夏さくなつから全土ぜんどで約やく７カ月かげつ間あいだ続つづく学校がっこう閉鎖へいさが今月こんげつ中ちゅうに解除かいじょされる見通みとおしとなった。学校がっこうの予防よぼう体制たいせいが整ととのったのが理由りゆう。これで１、２月がつに学校がっこうを再開さいかいしたギニア、リベリアを合あわせエボラ熱ねつが猛威もういを振ふるった３カ国かこくで、教育きょういくが元通もとどおりになる。ただ、支援しえんにあたった国連こくれん職員しょくいんからは「（一律いちりつ的てきに）全国ぜんこくで学校がっこうを長期間ちょうきかん閉鎖へいさすることは本来ほんらいはあり得えない。３カ国かこくの教育きょういくシステムは脆弱ぜいじゃく（ぜいじゃく）で、立たて直なおしが急務きゅうむだ」との指摘してきも出でている。【三木みき幸治こうじ】

国連こくれんなどによると、３カ国かこくでは昨夏さくなつに感染かんせん者しゃ数すうが急速きゅうそくに拡大かくだいし、パニックに陥おちいった。３カ国かこくは７～８月がつに小学校しょうがっこうから大学だいがくまで全すべての学校がっこうの閉鎖へいさを決定けってい。学校がっこうに通かよえなくなった児童じどう、生徒せいとは約やく５００万まん人にんに上のぼる。

アフリカ西部せいぶセネガルの首都しゅとダカールにある国連こくれん児童じどう基金ききん（ユニセフ）西にし・中部ちゅうぶアフリカ地域ちいき事務所じむしょに３月がつまで勤務きんむした青木あおき佐代子さよこさん（４３）は「政府せいふが今後こんごへの影響えいきょうなどを十分じゅうぶん考慮こうりょしないまま、全国ぜんこくで閉鎖へいさしてしまった」と語かたる。

学校がっこう閉鎖へいさは、再開さいかいを巡めぐる与野党よやとうの対立たいりつなどもあって長期ちょうき化かし、子供こどもたちへの悪影響あくえいきょうが懸念けねんされている。

ユニセフなどが予防よぼう体制たいせいを整備せいびした後のち、ギニア、リベリアでは学校がっこうを再開さいかいしたが、戻もどった子供こどもたちは８～９割わりにとどまった。閉鎖へいさ中ちゅうに親おやが子供こどもを働はたらかせ始はじめた可能かのう性せいがあるという。またシエラレオネでは未成年みせいねん者しゃの妊娠にんしんが前年ぜんねんより３割わり増加ぞうかしたというデータもある。

３カ国かこくはエボラ熱ねつで計けい１万まん人にん以上いじょうの国民こくみんを失うしなった。また元々もともと、現地げんちでは政府せいふや自治体じちたいが学校がっこうや生徒せいとの数かずを正確せいかくに把握はあくしていないなど、教育きょういくシステムが機能きのうしていなかった。青木あおきさんは「国連こくれんやＮＧＯが政府せいふと協力きょうりょくし、今回こんかいの危機ききを教育きょういくなどのシステムを立たて直なおす『チャンス』に変かえるべきだ」と話はなしている。

エボラウイルスが原因げんいんの感染かんせん症しょう。人ひとから人ひとへうつり高熱こうねつや頭痛ずつう、下痢げりなどを伴ともなう。特効薬とっこうやくや予防よぼう注射ちゅうしゃがなく、致死ちし率りつは５０～９０％と高たかい。これまでアフリカでは２０回かい以上いじょう流行りゅうこう。今回こんかいの感染かんせんは２０１３年ねん１２月じゅうにがつにギニアで確認かくにんされ、近隣きんりんのリベリア、シエラレオネなどに広ひろがり過去かこ最大さいだい規模きぼになった。世界せかい保健ほけん機関きかん（ＷＨＯ）によると、３月さんがつ２９日にちまでの感染かんせん者しゃは２万まん５２１３人にんで、死者ししゃは１万まん４６０人にん。西にしアフリカ３カ国かこくが９９％を占しめた。予防よぼう体制たいせいが整ととのい、今年ことしに入はいって感染かんせん者しゃは大幅おおはばに減少げんしょうしている。

エボラ熱ねつ：終息しゅうそくへ試練しれんの雨期うき　緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげん１年ねん

毎日新聞まいにちしんぶん　2015年ねん08月がつ08日にち　21時じ20分ふん（最終さいしゅう更新こうしん　08月がつ08日にち　22時じ33分ふん）

【ヨハネスブルク服部はっとり正法しょうぼう】西にしアフリカにおけるエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの感染かんせん拡大かくだいに対たいし、世界せかい保健ほけん機関きかん（ＷＨＯ）が「緊急きんきゅう事態じたい」を宣言せんげんして８日にちで１年ねんとなった。新あらたな感染かんせん者しゃは激減げきげんしており「終息しゅうそくが見みえてきた」（シエラレオネのエボラ対策たいさく幹部かんぶ）が、今後こんご本格ほんかく的てきな雨期うきに入はいると衛生えいせい状態じょうたいが悪わるくなるため、ＷＨＯは警戒けいかいを強つよめている。

感染かんせんは２０１３年ねん１２月じゅうにがつにギニアで始はじまり、昨年さくねん３月がつにエボラ熱ねつと確認かくにん。国境こっきょうを接せっするリベリア、シエラレオネに広ひろがった。

ＷＨＯによると今月こんげつ２日にちまでのまとめでは、全体ぜんたいの感染かんせん者しゃ数すう（疑うたがい例れいを含ふくむ）は２万まん７０００人にん以上いじょうで、死者ししゃ数すうは１万まん１０００人にん以上いじょう。死者ししゃ数すうは、リベリア４８０８人にん▽シエラレオネ３９５１人にん▽ギニア２５２２人にん－－などとなっている。

新あらたな感染かんせん者しゃの確認かくにん数すうは最近さいきん、急激きゅうげきに減少げんしょう。ＷＨＯによると、２日にちまでの１週間しゅうかんの新規しんき感染かんせん者しゃはシエラレオネ、ギニアで各かく１人にんの計けい２人ふたりで、昨年さくねん３月がつ以降いこう、最もっとも少すくなかった。

ただ、新あらたな感染かんせん者しゃをゼロにするのは容易よういではない。リベリアでは今年ことし５月がつ、最後さいごの感染かんせん者しゃ確認かくにんから４２日にちが経過けいかしたことを受うけ、終息しゅうそく宣言せんげんを出だした。しかし、６月がつ末まつに再ふたたび感染かんせん者しゃが見みつかった。また、ＡＰ通信えいぴーつうしんによると、シエラレオネでも最近さいきん、新あらたに感染かんせん者しゃ２人にんが確認かくにんされた模様もようだ。

ＷＨＯのエイルワード事務じむ局長きょくちょう補ほは「感染かんせん者しゃゼロは近ちかいうちに達成たっせい可能かのうなゴールであることは間違まちがいない」としつつ、雨期うきなど根絶こんぜつに向むけた課題かだいがまだあることを指摘してきした。

エボラ熱ねつをめぐっては、カナダ政府せいふが開発かいはつしたワクチンの臨床りんしょう試験しけんで高たかい予防よぼう効果こうかが確認かくにんされたとする報告ほうこくを、ＷＨＯなどの国際こくさい研究けんきゅうチームが７月がつ３１日にち付づけの英えい医学いがく雑誌ざっしに発表はっぴょうしている。

【フリータウンＡＦＰ＝時事じじ】西にしアフリカ・シエラレオネのエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつ対応たいおうセンターは３１日にち、同国どうこく北部ほくぶで先週せんしゅう死亡しぼうした６０代だいの女性じょせいから採取さいしゅした検体けんたいが、エボラ熱ねつウイルス検査けんさで陽性ようせい反応はんのうを示しめしたと明あきらかにした。

シエラレオネでは先週せんしゅう、最後さいごのエボラ熱ねつ感染かんせん者しゃとされていた患者かんじゃが退院たいいん。感染かんせん終息しゅうそくへの期待きたいが高たかまっていた。　

対応たいおうセンターの広報こうほう担当たんとう者しゃは、ラジオで「リスクの高たかい接触せっしょく者しゃ１０人にんを既すでに特定とくていし隔離かくりした」と述のべるとともに、女性じょせいが住すんでいた村むらを封鎖ふうさする必要ひつようがあるかどうか検討けんとうしていると語かたった。（2015/09/01-09:14）

シエラレオネで新あらたなエボラ熱ねつ死者ししゃ、流行りゅうこう終息しゅうそく遠とおのく

2015年ねん09月がつ01日にち 11:11　発信はっしん地ち：フリータウン/シエラレオネ

【9月がつ1日にち AFP】シエラレオネ国立こくりつエボラ対策たいさくセンター（National Ebola Response Centre、NERC）は8月がつ31日にち、同月どうげつ28日にちに同国どうこく北部ほくぶで死亡しぼうした女性じょせいから、エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの陽性ようせい反応はんのうが出でたと発表はっぴょうした。エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの流行りゅうこう終息しゅうそくを目指めざす同国どうこくの取とり組くみが一いち歩ほ後退こうたいした形かたちだ。

シエラレオネでは先月せんげつ24日にち、確認かくにんされていた最後さいごのエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつ患者かんじゃが、中部ちゅうぶマケニ（Makeni）の病院びょういんを退院たいいん。多おおくの人ひとが祝福しゅくふくの声こえを上あげ、同国どうこくでのエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつ流行りゅうこうがようやく終息しゅうそくしたとの期待きたいが高たかまっていた。

AFPが取材しゅざいした情報じょうほう筋すじによると、陽性ようせい反応はんのうが出でた女性じょせいは60代だい半なかばで、北部ほくぶカンビア（Kambia）地区ちくの村むらに住すんでいた。エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつが同おなじく大だい流行りゅうこうしていたリベリアとギニアへの渡航とこう歴れきはなかったという。(c)AFP

エボラ熱ねつ：シエラレオネで感染かんせん確認かくにん　女性じょせい１人にん死亡しぼう

毎日新聞まいにちしんぶん　2015年ねん09月がつ01日にち　10時じ59分ふん

西にしアフリカのシエラレオネで、８月がつ２９日にちに死亡しぼうした女性じょせい（６７）がエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつに感染かんせんしていたことが分わかった。ＡＰ通信えいぴーつうしんが３１日にちまでに保健ほけん当局とうきょく者しゃの話はなしとして伝つたえた。

同国どうこく政府せいふは２４日にちに「感染かんせん者しゃがゼロになった」と表明ひょうめいしていた。潜伏期せんぷくき間あいだの２倍ばいに当あたる４２日間にちかん、新規しんき感染かんせん者しゃが発生はっせいしなければ、流行りゅうこう終息しゅうそくが宣言せんげんされることになっているが、エボラ熱ねつの克服こくふくは足踏あしぶみしている。

女性じょせいは感染かんせんが続つづく隣国りんごくギニアとの国境こっきょうにも近ちかい北部ほくぶの住民じゅうみん。保健ほけん当局とうきょくは感染かんせん経路けいろの特定とくていを急いそぐとともに、女性じょせいと接触せっしょくした人ひとたちの健康けんこう状態じょうたいを調査ちょうさしている。（共同きょうどう）

エボラ熱ねつから回復かいふくの看護かんご師し、合併症がっぺいしょうで重じゅう篤あつしな容体ようだいに　英えい

（ＣＮＮ）西にしアフリカ・シエラレオネから英国えいこくへ帰還きかんした後のちでエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの診断しんだんを受うけたものの、治療ちりょうを受うけて回復かいふくしていた女性じょせい看護かんご師しの容体ようだいが、再ふたたび悪化あっかして入院にゅういんしていることが１５日にちまでに分わかった。

患者かんじゃは英えいスコットランド・グラスゴー在住ざいじゅうのポーリーン・カファキーさん（３９）。入院にゅういん先さきであるロンドンのロイヤル・フリー病院びょういんは１４日にち、「カファキーさんの容体ようだいは悪化あっかし、非常ひじょうに危険きけんな状態じょうたいにある」と発表はっぴょうした。

カファキーさんは「過去かこのエボラウイルス感染かんせんによる、まれな後期こうき合併症がっぺいしょうにより」グラスゴーの病院びょういんからロイヤル・フリー病院びょういんに転院てんいんしたという。現在げんざいは高度こうどな隔離かくり病棟びょうとうで治療ちりょうを受うけているが、詳細しょうさいな病状びょうじょうは明あきらかになっていない。

カファキーさんはシエラレオネでボランティア活動かつどうをした後のちの昨年さくねん末まつにエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの診断しんだんを受うけたが、１月がつに退院たいいん。９月くがつ末まつには「プライド・オブ・ブリテン」の表彰ひょうしょうを受うけ、他たの受賞じゅしょう者しゃとともに首相しゅしょう官邸かんていを訪問ほうもんした。

カファキーさんの体調たいちょうが悪化あっかして受診じゅしんしたのは数日すうじつ後ごの今月こんげつ５日にち。体調たいちょう悪化あっか後ごにカファキーさんと密接みっせつな接触せっしょくがあったのは５８人にんで、血液けつえきなどに触ふれた４０人にんにはエボラワクチンが提供ていきょうされ、うち２５人にんが接種せっしゅを受うけたという。

エボラ熱ねつ、英えいで完治かんじ患者かんじゃが再発さいはつ　体内たいないにウイルス残留ざんりゅうか

【ワシントン＝川合かわい智之としゆき】西にしアフリカで猛威もういをふるったエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつが再発さいはつする騒動そうどうが起おきている。１月がつに英国えいこくで完かん治なおしたはずの患者かんじゃが再ふたたび発症はっしょうし、危篤きとく状態じょうたいに陥おちいった。患者かんじゃの体内たいないにウイルスが残留ざんりゅうしていたとみられるが、再発さいはつや感染かんせんのメカニズムはよくわかっていない。

ロンドンのロイヤルフリー病院びょういんはこのほど、再さい発症はっしょうした英国えいこく人じん看護かんご師し（39）について「病状びょうじょうが悪化あっかし危篤きとく状態じょうたいになった」と発表はっぴょうした。看護かんご師しは昨年さくねん末まつにシエラレオネでエボラ熱ねつに感染かんせんして入院にゅういん。開発かいはつ中ちゅうの新薬しんやくなどの実験じっけん的てきな治療ちりょうを受うけて１月がつに完かん治なおし、退院たいいんしていた。

看護かんご師しは５日にちに体調たいちょうが悪化あっかし、地元じもとの病院びょういんを経へて９日にちに隔離かくり施設しせつのあるロイヤルフリー病院びょういんに再さい入院にゅういんした。同どう病院びょういんは「過去かこのエボラウイルス感染かんせんによる珍めずらしい後期こうき合併症がっぺいしょう」と診断しんだん。５日にち以降いこうに接触せっしょくした医療いりょう従事じゅうじ者しゃら58人にんが経過けいか観察かんさつを受うけ、一部いちぶは開発かいはつ中ちゅうのエボラワクチンを投与とうよされたという。

世界せかい保健ほけん機関きかん（ＷＨＯ）はエボラ熱ねつの最長さいちょう潜伏せんぷく期間きかんの２倍ばいにあたる42日間にちかん、地域ちいきで感染かんせん者しゃ報告ほうこくがなければ「終息しゅうそく宣言せんげん」を出だしている。ただ、看護かんご師しの例れいでは再さい発症はっしょうまで250日にちあまりが経過けいかした。その間あいだ、９月くがつには授賞じゅしょう式しきに出席しゅっせきするため首相しゅしょう公邸こうていを訪おとずれるなど、多おおくの人々ひとびとと接触せっしょくしていた。

エボラ熱ねつの症状しょうじょうが治おさまりウイルスが血液けつえきから検出けんしゅつされなくなった後のちも、ウイルスは体内たいないにしばらく残のこる。ウイルスは眼球がんきゅうの中なかや精液せいえき、母乳ぼにゅうなどの中なかに残のこるとされる。完かん治なおしたはずの患者かんじゃから、配偶はいぐう者しゃや子供こどもに感染かんせんした例れいもあるという。

ＷＨＯや米べい疾病しっぺい対策たいさくセンター（ＣＤＣ）などは最近さいきん、これまで考かんがえられていたよりもはるかに長ながくウイルスが体内たいないに潜ひそんでいることを示しめす研究けんきゅう成果せいかを発表はっぴょうした。シエラレオネでエボラ熱ねつに感染かんせんした男性だんせい93人にんのうち、４人にんに１人にんの精液せいえきから、感染かんせん後ご７～９カ月かげつたってもウイルスが検出けんしゅつされたという。

中東ちゅうとう呼吸こきゅう器き症候群しょうこうぐん（ＭＥＲＳ＝マーズ）でも同おなじような事態じたいが起おきている。韓国かんこくで３日にちに退院たいいんし、最後さいごのＭＥＲＳ患者かんじゃとされた男性だんせい（35）が11日にち、発熱はつねつなどの症状しょうじょうを訴うったえて再さい入院にゅういんした。いったん陰性いんせいになっていたはずが、検査けんさで陽性ようせいが確認かくにんされた。エボラ熱ねつの再発さいはつの仕組しくみと関連かんれんがあるかどうかは不明ふめいだ。

エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつ、シエラレオネで終息しゅうそく　ＷＨＯ発表はっぴょう

ジュネーブ＝松尾まつお一郎いちろう2015年ねん11月7日にち20時じ12分ふん

世界せかい保健ほけん機関きかん（ＷＨＯ）は７日にち、西にしアフリカのシエラレオネで大だい流行りゅうこうしたエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの終息しゅうそくを発表はっぴょうした。ＷＨＯの６日にちの発表はっぴょうによると、同国どうこくでの疑うたがい例れいも含ふくむ死者ししゃは３９５５人にん、感染かんせん者しゃは１万まん４１０９人にん。大だい流行りゅうこうした西にしアフリカの主おもな国くにでの終息しゅうそくはリベリアに次ついで２カ国かこく目め。隣国りんごくギニアでは最近さいきんも陽性ようせい患者かんじゃが報告ほうこくされた。

シエラレオネでは、エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつ対策たいさくに当あたった医療いりょう従事じゅうじ者しゃ３０７人にんが感染かんせんし、２２１人にんが死亡しぼうした。４８００人にんあまりの死者ししゃを出だしたリベリアは、今年ことし５月がつにいったん終息しゅうそくが宣言せんげんされたが、その後ご感染かんせん者しゃが再さい確認かくにんされ、９月くがつに再ふたたび終息しゅうそくが宣言せんげんされた。こうしたことから、シエラレオネでも当面とうめんは厳きびしい監視かんしが続つづけられる。

２０１３年ねん１２月じゅうにがつの発生はっせいからの犠牲ぎせい者しゃは、ＷＨＯの４日にちの発表はっぴょうによると、疑うたがい例れいも含ふくむ死者ししゃが１万まん１３１４人にん、感染かんせん者しゃは２万まん８６０７人にん。（ジュネーブ＝松尾まつお一郎いちろう）

シエラレオネのエボラ熱ねつ、ＷＨＯが終息しゅうそく宣言せんげん

（ＣＮＮ）世界せかい保健ほけん機関きかん（ＷＨＯ）は８日にちまでに、西にしアフリカ・シエラレオネでエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの流行りゅうこうが終息しゅうそくしたと宣言せんげんした。

最後さいごの患者かんじゃの陰性いんせい反応はんのうが２度どの検査けんさで確認かくにんされてから、最長さいちょう２１日にちとされる潜伏期せんぷくき間あいだの２倍ばいに当あたる４２日間にちかんが経過けいかした。

同国どうこくでは、西にしアフリカで流行りゅうこうしたエボラ熱ねつの患者かんじゃ約やく２万まん８０００人にんのうち約やく半数はんすうが確認かくにんされ、約やく４０００人にんの死者ししゃが出でていた。昨年さくねんのピークから数カ月すうかげつを経へて、ようやく終息しゅうそく宣言せんげんに至いたった。

ＷＨＯシエラレオネ支部しぶのアンダース・ノードストローム代表だいひょうは「これを機会きかいに、今後こんごエボラ熱ねつなどの流行りゅうこうが起おきた際さいに検知けんち、対応たいおうできるような保健ほけん体制たいせいの構築こうちくを支援しえんしていく」との構かまえを示しめした。

ＷＨＯによると、エボラ熱ねつから生還せいかんした患者かんじゃの多おおくは現在げんざいも後遺症こういしょうに苦くるしんでいるため、シエラレオネ当局とうきょくと国際こくさい組織そしきが協力きょうりょくして対策たいさくに取とり組くんでいる。

昨年さくねん末まつに同国どうこくから英国えいこくへ帰還きかんした後のちでエボラ熱ねつと診断しんだんされた看護かんご師しは、いったん回復かいふくしたものの、今年ことし１０月がつになって再発さいはつ。ロンドン市内しないの病院びょういんで治療ちりょうを受うけて快方かいほうへ向むかった。

今回こんかいの流行りゅうこう国こく３カ国かこくのうち、リベリアでは５月がつにいったん終息しゅうそく宣言せんげんが出でたが、その後ご新あらたに感染かんせん者しゃが確認かくにんされ、９月くがつに改あらためて終息しゅうそくが宣言せんげんされた。

ギニアでは今週こんしゅう新あらたに、治療ちりょう中ちゅうの女性じょせい患者かんじゃ（２５）が出産しゅっさんした新生児しんせいじの感染かんせんが確認かくにんされている。

エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの感染かんせん継続けいぞくか　シエラレオネの女性じょせい陽性ようせい反応はんのう

モンロビア＝三浦みうら英之ひでゆき、ジュネーブ＝松尾まつお一郎いちろう2016年ねん1月がつ15日にち20時じ42分ふん

世界せかい保健ほけん機関きかん（ＷＨＯ）は１５日にち、西にしアフリカのシエラレオネで１２日にちに死亡しぼうした女性じょせいがエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつに感染かんせんしていた、と発表はっぴょうした。地元じもと保健ほけん当局とうきょくなどが感染かんせん経路けいろについて調査ちょうさを続つづけている。

ＷＨＯは１４日にち、隣国りんごくリベリアでの終息しゅうそくを宣言せんげん。これで、２年ねんあまり続つづいたエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの流行りゅうこうが事実じじつ上じょう、終おわったとされていた。

ＷＨＯの報道ほうどう担当たんとう者しゃは１４日にちの発表はっぴょうの際さいに「再発さいはつもあり得える」と強調きょうちょうしていたことを指摘してきし、「仕事しごとはまだ終おわっていない」と述のべた。事態じたいの急転きゅうてんに、エボラ出血熱えぼらしゅっけつねつで大おおきなダメージを受うけた周辺しゅうへん国こくでは落胆らくたんが広ひろがっている。（モンロビア＝三浦みうら英之ひでゆき、ジュネーブ＝松尾まつお一郎いちろう）

シエラレオネでエボラ熱ねつ死者ししゃ確認かくにん　ＷＨＯ

【ジュネーブ＝原はら克彦かつひこ】世界せかい保健ほけん機関きかん（ＷＨＯ）は15日にち、西にしアフリカのシエラレオネで新あらたにエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつの死者ししゃを確認かくにんしたと発表はっぴょうした。14日にちにリベリアでの終息しゅうそくを宣言せんげんし、すべての国くにで終息しゅうそくしたと発表はっぴょうしたばかりだった。シエラレオネでは2015年ねん11月７日にちに終息しゅうそくを宣言せんげん。リベリアでも２度ど、終息しゅうそく宣言せんげん後ごに感染かんせん者しゃが確認かくにんされたことがあり、完全かんぜんな封ふうじ込こめの難むずかしさが浮うき彫ぼりになった。

Africellが3GおよびLTEデータ課金かきん・ポリシーコントロールのためにAlepoと契約けいやく

【オースティン（米べいテキサス州しゅう）2016年ねん2月がつ11日にちPR Newswire＝共同通信きょうどうつうしんJBN】

Alepoは、Africellがシエラレオネ、ウガンダ、ガンビア、コンゴで展開てんかいする3Gおよび計画けいかく中ちゅうのLTEネットワーク向むけに高度こうどなオールインワン・データマネタイゼーション・プラットフォームを提供ていきょうする。

Alepoは11日にち、欧州おうしゅう最大さいだいのモバイル業界ぎょうかいイベント、モバイル・ワールド・コングレス（MWC）開幕かいまくを控ひかえ、モバイル・オペレーターグループAfricellとの新規しんきの多た国籍こくせき契約けいやくを発表はっぴょうした。契約けいやくでは、Alepoは統合とうごうデータ課金かきん・ポリシーコントロール・ソリューションをアフリカで大おおいに期待きたいされている計画けいかく中ちゅうのAfricellのLTEネットワークに展開てんかいする。

契約けいやくによると、Africellはディープ・パケット・インスペクションを事前じぜんに組くみ込こんだAlepoのPolicy and Charging Rules Function（PCRF）ソリューションを採用さいようし、シエラレオネ、ウガンダ、ガンビア、コンゴにおける3Gおよび4G LTEサービスに利用りようする。これによって、Africellはこのオールインワン・データマネタイゼーション・プラットフォームを活用かつようし、スポンサー付つきのアプリ、OTTコンテンツプロバイダーのコンテンツ、ローミングデータ・パスなどを含ふくむ、競争きょうそう力りょくのある新規しんきの3Gおよび4Gデータサービスを市場いちばに迅速じんそくに提供ていきょうできる。

AlepoのPCRFの採用さいようにあたり、Africellのユーネス・チャーバン最高さいこう技術ぎじゅつ責任せきにん者しゃ（CTO）はアフリカ市場いちばでの次世代じせだいデータサービスの可能かのう性せいを重視じゅうしした。同どうCTOは「われわれの市場いちばでスマートフォンの普及ふきゅうが高たかまることに伴ともなって高速こうそくモバイル・インターネット・サービスへの需要じゅようが急増きゅうぞうしたことによって、今後こんごのデータ収益しゅうえきを向上こうじょうさせる戦略せんりゃく的てき機会きかいが生うまれた。われわれはAlepoのPCRFソリューションを使つかって、3GおよびLTEデータサービスを生いかしてネットワークのARPUと収益しゅうえき性せいを向上こうじょうさせることが可能かのうとなる」と語かたった。

Alepo PCRFをAfricellの成熟せいじゅくしたモバイル・ネットワーク環境かんきょうに導入どうにゅうしAfricellが長期ちょうきデータ戦略せんりゃくを立案りつあんしても、同社どうしゃのモバイル音声おんせいの収益しゅうえきには全まったく影響えいきょうを与あたえることはない。さらに、オープンスタンダードをベースにしたこのソリューションは、多様たような業界ぎょうかいトップのコアネットワーク装置そうちプロバイダーと連携れんけいし、Africellのマルチベンダー・ネットワーク環境かんきょうに完全かんぜん一体化いったいかする。

Alepoのアフリカ販売はんばい担当たんとうディレクターであるシバニ・サルデサイ氏しは「音声おんせい収益しゅうえきが頭打あたまうちになるに伴ともない、Africellのような洞察どうさつ力りょくのあるキャリアは積極せっきょく的てきなデータマネタイゼーション戦略せんりゃくの必要ひつよう性せいを認識にんしきしている。Alepoが認識にんしきしているように、キャリアはこの戦略せんりゃくと事業じぎょう全体ぜんたいの成功せいこうを達成たっせいするためには、力強ちからづよく迅速じんそく、かつ柔軟じゅうなんなデータ課金かきんおよびポリシーコントロール・ソリューションが必要ひつようであることを承知しょうちしている」と語かたった。

▽Africellについて
Africellはアフリカで急きゅう成長せいちょうするモバイル・オペレーターである。同社どうしゃはガンビア、シエラレオネで第だい1位いのモバイル・ネットワーク・プロバイダーとしての地位ちいを確立かくりつしており、コンゴとウガンダで新規しんきオペレーションを急きゅう成長せいちょうさせている。
http://www.africell.com

▽Alepoについて
Alepoは高度こうどなソフトウエア・ソリューションとサービスによって次世代じせだいデータのチャンスを実現じつげんし、世界せかいの通信つうしんサービスプロバイダーが次世代じせだいの固定こていおよびモバイル・ブロードバンド・ネットワークにおける収益しゅうえきおよび市場いちばシェアを拡大かくだいすることを可能かのうにする。Alepoはこの10年間ねんかんで、Orange、Saudi Telecom、Digicelなどのオペレーターにおいて「あらゆるもののデータ（all things data）」のための主要しゅようなテクノロジー・パートナーを務つとめてきた。
http://www.alepo.com

AlepoはMWC 2016で、3G、LTE、Wi-Fi向むけのリアルタイム・データ課金かきんおよびポリシーコントロール・ソリューションのデモを行おこなう（ホール7、7E14）。Alepoとの話はなし合あいを予約よやくするにはウェブサイトhttp://www.alepo.com/mwcを参照さんしょう。

▽報道ほうどう関係かんけい問とい合あわせ先さき
Danielle Smith
Alepo
+1-512-879-1030 ext. 3
Danielle.Smith@alepo.com

Africell Taps Alepo for 3G and LTE Data Charging and Policy Control in a Multinational Agreement

Alepo Will Provide an Advanced, All-in-one Data Monetization Platform for Africell’s 3G and Planned LTE Networks Across Sierra Leone, Uganda, The Gambia, And The DRC

Ahead of Mobile World Congress (MWC) - the largest mobile industry event in Europe - Alepo announced today a new, multinational contract with the mobile operator group, Africell, for the deployment of Alepo’s convergent data charging and policy control solution as part of Africell’s highly anticipated planned LTE networks in Africa.

As per the agreement, Africell will employ Alepo’s Policy and Charging Rules Function (PCRF) solution, pre-integrated with deep packet inspection, for 3G and 4G LTE services in Sierra Leone, Uganda, the Gambia, and the DRC. In doing so, Africell will be able to leverage this all-in-one data monetization platform in order to quickly bring to market new, competitive 3G and 4G data offers, including sponsored apps and content from OTT content providers, roaming data passes, and much more.

In the selection of Alepo’s PCRF, Africell CTO Younes Chaaban underscored the potential for next-generation data services in the African markets."Rising smartphone penetration and the subsequent explosive demand for high-speed mobile Internet services in our markets has revealed a strategic opportunity to drive up data revenues in the coming years," Chaaban said, adding, "Alepo’s PCRF solution will make it possible for us to harness 3G and LTE data services in order to increase ARPU and profitability of our networks."

The introduction of the Alepo PCRF into Africell’s mature mobile network environment ensures zero impact on mobile voice revenues while Africell develops its long-term data strategy. In addition, the open, standards-based solution will integrate seamlessly into Africell’s multi-vendor network environments, alongside multiple industry-leading core network equipment providers.

"As voice revenues plateau, savvy carriers like Africell recognize the need for an aggressive data monetization strategy," said Shivani Sardesai, Director of Sales for Africa at Alepo. "They also know, as we do at Alepo, that it takes a robust, fast, and flexible data charging and policy control solution to realize this strategy as well as overall business success."

About Africell:
Africell is one of the fastest growing mobile operator in Africa. The company has established itself as the number one mobile network provider in Gambia and Sierra Leone, and is rapidly growing its newer operations in the DRC and Uganda.
http://www.africell.com

About Alepo:
Alepo makes next-gen data opportunities a reality, with advanced software solutions and services that enable global communications service providers to accelerate revenue growth and market share on next-generation fixed and mobile broadband networks. For over a decade, Alepo has been the go-to technology partner for ‘all things data’ at operators like Orange, Saudi Telecom, and Digicel.
http://www.alepo.com

During MWC 2016, Alepo will give live demos of its real-time data charging and policy control solutions for 3G, LTE, and Wi-Fi at stand - Hall 7, 7E14. To book a meeting with Alepo, please visit: http://www.alepo.com/mwc

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エボラから回復かいふくの看護かんご師し、「合併症がっぺいしょう」でまた入院にゅういん　英えい

（ＣＮＮ）２年ねん以上いじょう前まえにエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつと診断しんだんされ、治療ちりょうを受うけて回復かいふくしていた英えい北部ほくぶスコットランドの女性じょせい看護かんご師し、ポーリーン・カファキーさんが、エボラ熱ねつの「合併症がっぺいしょう」でまた入院にゅういんした。

入院にゅういん先さきのロイヤル・フリー病院びょういん（ロンドン）が２３日にちに発表はっぴょうした。具体ぐたい的てきな入院にゅういん時期じきや後期こうき合併症がっぺいしょうの内容ないようは明あきらかにしなかったが、「感染かんせん症しょう部門ぶもんのチームが全国ぜんこく的てきな指針ししんに従したがって治療ちりょうに当あたる」と述のべた。

カファキーさんは１４年ねん１２月じゅうにがつ、西にしアフリカ・シエラレオネでの活動かつどうから帰国きこくした後のちでエボラ熱ねつの診断しんだんを受うけ、隔離かくり施設しせつのある同どう病院びょういんに入院にゅういん。一時いちじは重体じゅうたいに陥おちいったものの回復かいふくし、数すう週間しゅうかん後ごに退院たいいんした。

しかし昨年さくねん１０月がつに髄ずい膜まく炎えんを起おこして再さい入院にゅういん。担当たんとう医いはこれについて「脳のう内ないに残のこっていたエボラ熱ねつウイルスがわずかながら繁殖はんしょくを続つづけ、今いまになって症状しょうじょうを引ひき起おこした」との見方みかたを示しめした。カファキーさんは再ふたたび回復かいふくして１２月じゅうにがつには退院たいいんしていた。

西にしアフリカでは１４年ねん以降いこう、エボラ熱ねつの流行りゅうこうで１万まん人にん以上いじょうが死亡しぼうした。米べい疾病しっぺい対策たいさくセンター（ＣＤＣ）は昨年さくねん７月がつ、新あらたに開発かいはつされたワクチンに「高たかい効果こうか」が認みとめられ、エボラ熱ねつの予防よぼうに役立やくだつ可能かのう性せいがあると発表はっぴょうしていた。

ＷＨＯ、エボラ熱ねつの緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんを解除かいじょ

（ＣＮＮ）世界せかい保健ほけん機関きかん（ＷＨＯ）は２９日にち、西にしアフリカのエボラ出血熱えぼらしゅっけつねつ流行りゅうこうを受うけて宣言せんげんした「公衆こうしゅう衛生えいせい上じょうの緊急きんきゅう事態じたい」の指定していを解除かいじょすると発表はっぴょうした。

発表はっぴょうに先立さきだち開ひらかれた緊急きんきゅう委員いいん会かいでは、患者かんじゃが集中しゅうちゅうしていたシエラレオネ、リベリア、ギニアの３カ国かこくの状況じょうきょうについて検討けんとう。その結果けっか３カ国かこくとも、最初さいしょのエボラウイルス感染かんせんの連鎖れんさは断たたれたと確認かくにんできる基準きじゅんに達たっしたと判断はんだんした。

ただ、単発たんぱつ的てきに再燃さいねんする現象げんしょうは今いまも確認かくにんされており、最近さいきんではギニアで８人にんが感染かんせん、うち７人にんが死亡しぼうした。しかしそうした症例しょうれいについては、現場げんばで感染かんせんを食くい止とめられる態勢たいせいが整ととのっており、感染かんせんが広ひろがる可能かのう性せいは低ひくいと判断はんだんしたという。

エボラ感染かんせん者しゃの精子せいしの中なかには、発症はっしょうから１年ねんあまりの期間きかん、ウイルスが残のこる可能かのう性せいがあることも分わかっている。しかし確証かくしょうの度合どあいは低ひくく、そうした症例しょうれいも今後こんごさらに減少げんしょうすると専門せんもん家かは予想よそうしている。

今回こんかいの流行りゅうこうでは、今年ことし３月がつまでの統計とうけいで約やく１万まん１３２０人にんの死亡しぼうが確認かくにんされた。内訳うちわけはギニア２５４０人にん、シエラレオネ３９５６人にん、リベリア４８０９人にんのほか、ナイジェリアで８人にん、マリで６人にん、米国べいこくでも１人ひとりが死亡しぼうしている。

ＷＨＯのマーガレット・チャン事務じむ局長きょくちょうは、流行りゅうこうの拡大かくだいを防ふせぐ目的もくてきでかけられた渡航とこう制限せいげんや輸出入ゆしゅつにゅう制限せいげんなどは解除かいじょするよう促うながすと同時どうじに、今後こんごの流行りゅうこうに備そなえた対策たいさくは継続けいぞくし、ワクチン開発かいはつも続つづけるよう呼よびかけている。

UP:2015　REV:20180114, 0308, 15, 17, 0406, 15, 0508, 22, 0604, 08, 0811, 19, 22, 0923, 1001, 13, 28, 1228, 20190106, 29, 0312, 0405, 0707, 10, 20, 0819, 26, 1008, 1103, 20200430, 20210608, 1109, 1228, 20220216, 0315, 0415, 0515

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ＷＨＯ、エボラ熱ねつの緊急きんきゅう事態じたい宣言せんげんを解除かいじょ