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日本保健医療社会学会
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日本にっぽん保健ほけん医療いりょう社会しゃかい学会がっかい・2010

The Japanese Society of Health and Medical Sociology
日本にっぽん保健ほけん医療いりょう社会しゃかい学会がっかい
http://square.umin.ac.jp/medsocio/

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last update: 20180812


開催かいさい情報じょうほう

大会たいかい

関西かんさい地区ちく研究けんきゅうかい





■■だい36かい日本にっぽん保健ほけん医療いりょう社会しゃかい学会がっかい大会たいかい

日程にってい:2010ねん5がつ15にち(土)、16にち(日)にち
会場かいじょう山口県立大学やまぐちけんりつだいがく山口やまぐちけん山口やまぐちさくらばたけ3-2-1)

詳細しょうさい以下いかのHPを参照さんしょうしてください
日本にっぽん保健ほけん医療いりょう社会しゃかい学会がっかい  http://square.umin.ac.jp/medsocio/
日本にっぽん保健ほけん医療いりょう社会しゃかい学会がっかいだい36かい大会たいかい  http://square.umin.ac.jp/medsocio/program/36.htm

生存せいぞんがくそうせい拠点きょてん重点的じゅうてんてきにかかわっている企画きかく
 ■若手わかてテーマセッション(A)医療いりょう社会しゃかいがくにおける基本きほんてきい」
 ■若手わかてテーマセッション(B)「ケアの最前線さいぜんせん――アポリアとコンフリクトの諸相しょそう

理事りじかい企画きかく 若手わかてテーマセッション(A) 「医療いりょう社会しゃかいがくにおける基本きほんてきい」

日時にちじ:2010ねん5がつ16にち)09:00〜11:00
場所ばしょ山口県立大学やまぐちけんりつだいがく

企画きかくしゃ天田あまだ しろかい立命館大学りつめいかんだいがく大学院だいがくいん先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ研究けんきゅう
司会しかいしゃ天田あまだ しろかい立命館大学りつめいかんだいがく大学院だいがくいん先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ研究けんきゅう
報告ほうこくしゃ1:藤原ふじわら 信行のぶゆき立命館大学りつめいかんだいがく大学院だいがくいん先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ研究けんきゅう
報告ほうこくしゃ2:植村うえむら かなめ立命館大学りつめいかんだいがく大学院だいがくいん先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ研究けんきゅう
報告ほうこくしゃ3:北村きたむら 健太郎けんたろう立命館大学りつめいかんだいがく衣笠きぬがさ総合そうごう研究けんきゅう機構きこう
報告ほうこくしゃ4:.うえみのり せいつよし九州きゅうしゅう保健ほけん福祉ふくし大学だいがく社会福祉学部しゃかいふくしがくぶ
報告ほうこくしゃ5:皆吉みなよし あつしひらめ慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく文学部ぶんがくぶ

企画きかく趣旨しゅし
 「医療いりょう社会しゃかいがくなにうべきか」という「い」それ自体じたいはほとんど意味いみのないいである。そのようないの「線引せんひき」をしたところで、対象たいしょうの「特定とくてい」をしたところで、そのような「い」が社会しゃかいがくてきであるかどうかを「裁定さいてい」したところで、“生産せいさんてきい”にはなりがたい。みずからのいを線引せんひき・特定とくてい裁定さいていしたとして、圧倒的あっとうてき現実げんじつはしばしばそうした自体じたいをいとも容易たやす無効むこうする。そのような作業さぎょうまえに、これまでの「いのかた自体じたいを、それこそきちんと緻密ちみつ批判ひはんてき吟味ぎんみしたほうがよい。
 この企画きかく理事りじかい企画きかくとして設定せっていされた「若手わかてテーマセッション」である。企画きかくしゃは「若手わかて」とはだれであり、その「若手わかて」がなにを/いかにうべきであり、それがいかほどの社会しゃかいがくてき意味いみなのかを裁定さいていするかはわない。かえすが、そんないはわたしたちになにかをおしえてくれることはおおくない。それよりはもっと「基本きほんてきい」、すなわち「いのかたう」という基礎きそてきかつ大切たいせつ仕事しごとがあってよい。
今回こんかいのテーマセッションはその意味いみでの「医療いりょう社会しゃかいがくにおける基本きほんてきい」を追求ついきゅうし、相互そうご検討けんとうするとしたい。あえて「若手わかて」のやるべき仕事しごとひとつをげるとすれば、そのような仕事しごとになるのではないか。過去かこ仕事しごとをそのようにけてよいとおもう。
 ひとつには「医療いりょう」というこれまで幾度いくど反復はんぷくてき設定せっていされたいのかたがある。そこでは「かえりせめ」や「医療いりょう統制とうせい」の問題もんだいをいかに設定せっていするかもわれることがあるが、この「医療いりょうひとってもわれるべき基本きほんてきいは山積さんせきしているとってよい。
 ひとつには「当事とうじしゃ組織そしき運動うんどう」をめぐる様々さまざまいがある。そこでも、そのやめいの原因げんいんなおがたさ・性質せいしつによって、そのやめいの位置いちによって、医療いりょうとの距離きょり制度せいどへのまれかたまれなさもふくむ)などによってその構成こうせいのありかた当然とうぜんことなる。
 ひとつには、「医療いりょう歴史れきし」へのかたがある。実際じっさい、それぞれの時代じだいてき歴史れきしてき文脈ぶんみゃくでのそのやめいと治療ちりょうほう関係かんけい、そのやめいのいたみ・くるしみ・しんどさの要素ようそ、それらをまえて各人かくじんがいかなる判断はんだんせざるをなかったのか。そして、現在げんざい、それはいかなる《歴史れきしてき制度せいどてき拘束こうそくせい》をもらたしているのか。そんな基本きほんてき仕事しごとがある。
 ひとつには、「医療いりょうをめぐる得失とくしつ負担ふたん支配しはい」へのいである。とくに、その障害しょうがい特性とくせい、その医療いりょうとその業界ぎょうかい特徴とくちょう、その実践じっせん予期よきされている家族かぞくなどをうことがある。
 ひとつには「医療いりょう技術ぎじゅつをめぐる犠牲ぎせい負担ふたん分配ぶんぱい」へのいである。その歴史れきしやそれらをめぐる言説げんせつ(の歴史れきし)が調しらべられ、かんがえられるべきである。これも大切たいせつ仕事しごとだ。
 このテーマセッションはこれらの「基本きほんてきい」をきちんと確認かくにんすることにしたい。

司会しかい天田あまだ しろかい立命館大学りつめいかんだいがく大学院だいがくいん先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ研究けんきゅうじゅん教授きょうじゅ

1.藤原ふじわら 信行のぶゆき立命館大学りつめいかんだいがく
 「医療いりょうされた自殺じさつ対策たいさく行為こうい記述きじゅつ水準すいじゅんでの局所きょくしょてき達成たっせい責任せきにん帰属きぞく」 発表はっぴょう要旨ようし
2.植村うえむら かなめ立命館大学りつめいかんだいがく大学院だいがくいん先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ研究けんきゅう
 「医療いりょうかかわる情報じょうほう患者かんじゃかい活動かつどうあたえる影響えいきょうについて――スティーブンスジョンソン症候群しょうこうぐんれいとして」
  発表はっぴょう要旨ようし
3.北村きたむら 健太郎けんたろう立命館大学りつめいかんだいがく
 「日本にっぽん血友病けつゆうびょうしゃ現代げんだいから「医療いりょうをめぐる政治せいじ」をう」発表はっぴょう要旨ようし
4.うえみのり せいつよし九州きゅうしゅう保健ほけん福祉ふくし大学だいがく
 「聴覚ちょうかく障害しょうがい医療いりょうさい検討けんとう発表はっぴょう要旨ようし
5.皆吉みなよし あつしひらめ慶應義塾大学けいおうぎじゅくだいがく芝浦工業大学しばうらこうぎょうだいがく
 「臓器ぞうき移植いしょくの「公平こうへいせい」と親族しんぞくへの優先ゆうせん提供ていきょう――「脳死のうし臓器ぞうき移植いしょく問題もんだい歴史れきしてき現在げんざい 発表はっぴょう要旨ようし

理事りじかい企画きかく 若手わかてテーマセッション(B) 「ケアの最前線さいぜんせん――アポリアとコンフリクトの諸相しょそう

日時にちじ:2010ねん5がつ16にち)09:00〜11:00
場所ばしょ山口県立大学やまぐちけんりつだいがく

企画きかくしゃ天田あまだ しろかい立命館大学りつめいかんだいがく大学院だいがくいん先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ研究けんきゅう
司会しかいしゃ安部あべ あきら総合そうごう地球ちきゅう環境かんきょうがく研究所けんきゅうじょプロジェクト研究けんきゅういん
報告ほうこくしゃ1:堀田ほった 義太郎よしたろう日本にっぽん学術がくじゅつ振興しんこうかいPD・立命館大学りつめいかんだいがく
報告ほうこくしゃ2:大谷おおや とおるだか立命館大学りつめいかんだいがく大学院だいがくいん先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ研究けんきゅう
報告ほうこくしゃ3:片山かたやま とも立命館大学りつめいかんだいがく大学院だいがくいん先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ研究けんきゅう
報告ほうこくしゃ4:有馬ありま ひとし東京大学とうきょうだいがく大学院だいがくいん医学いがくけい研究けんきゅうとくにんじょきょう

 ケア(care)は「配慮はいりょ」「世話せわ」「なにか(の個別こべつせい)を尊重そんちょうすること」と翻訳ほんやくされる/可能かのうなように、人間にんげんせいかつ)における普遍ふへんてき事象じしょうである。すなわち有史ゆうし以来いらい、ケアをめぐる実践じっせん言説げんせつ遍在へんざいしてきたのであり、その意味いみ今日きょうにおけるその流行りゅうこうおそきにしっしているというかんさえある。ところでかかる現在げんざいせいにあってケアがかくも前景ぜんけいしつつあること――人々ひとびと耳目じもくき、議論ぎろん対象たいしょうとなっていること――は、なきことではない。かかる前景ぜんけいしゅたる背景はいけいには、このかんの「やまい障害しょうがいにたいする認識にんしき転回てんかい」――キュアからケアへ――、「フェミニズムの台頭たいとう浸透しんとう」――権利けんりじょうは「遍在へんざい」する(はずの)ケアが事実じじつじょう女性じょせいのもとに「偏在へんざい」してきたことへの批判ひはん受容じゅよう――、「少子しょうし高齢こうれい社会しゃかい到来とうらい(にともなうしょ事象じしょう)」――介護かいご保険ほけん導入どうにゅう、ケアの社会しゃかい、ケアにまつわる人的じんてき物的ぶってき資源しげん需給じゅきゅう均衡きんこう――などがあっただろう。
 こうしてちあらわれた現況げんきょうにあって(すくなくとも)学問がくもん研究けんきゅう要請ようせいされるべきは、たんにケアを言祝ことほぐのでも、批判ひはんするだけでもない、より困難こんなんだいさんみちあゆむことである。すなわちケアにおける複雑ふくざつ牲を(浅慮せんりょから)縮減しゅくげんしようとするその欲望よくぼうこうして――その欲望よくぼう手前てまえみとどまり――、むしろその増大ぞうだい志向しこうすることである。そのさい医療いりょう保健ほけんといった文脈ぶんみゃく――妥当だとうであるがゆえにあまりに自明じめいでもある文脈ぶんみゃく――から距離きょりいてケアをながめなおしてみることは、必要ひつようでも有用ゆうようでもあるだろう。かかる見地けんちからほんセッションでは、「(社会しゃかい運動うんどう」「倫理りんり」「政治せいじ哲学てつがく」「ほう」などが交錯こうさくする場所ばしょにおいてケアをとらえかえすことをこころみる。それによって保健ほけん医療いりょうにおけるケアについて思考しこうしていくうえでもヒントとなるあらたな視点してん提供ていきょうできるとかんがえる。
 なお当日とうじつは、変則へんそくてきではあるが、すべての報告ほうこく終了しゅうりょう全体ぜんたい討論とうろん時間じかんもうけたい。ひとえにそれは、そうした細切こまぎれではない時間じかんのもとでこそひらかれる「未来みらい」を望見ぼうけんしてのことである。報告ほうこくしゃとフロアのみならず、報告ほうこくしゃあいだでの活発かっぱつ相互そうご作用さよう――クリティカルな質疑しつぎ応答おうとう応酬おうしゅう、それにもとづく討議とうぎ――の生成せいせいをおおいに期待きたいする。


司会しかい安部あべ あきら総合そうごう地球ちきゅう環境かんきょうがく研究所けんきゅうじょプロジェクト研究けんきゅういん

1.堀田ほった 義太郎よしたろう日本にっぽん学術がくじゅつ振興しんこうかい立命館大学りつめいかんだいがく
 「障害しょうがいしゃ運動うんどう介助かいじょ社会しゃかいろん発表はっぴょう要旨ようし
2.有馬ありま ひとし東京大学とうきょうだいがく大学院だいがくいん医学いがくけい研究けんきゅうとくにんじょきょう
 「感情かんじょう労働ろうどうとく発表はっぴょう要旨ようし
3.大谷おおや とおるだか日本にっぽん学術がくじゅつ振興しんこうかい立命館大学りつめいかんだいがく大学院だいがくいん先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ研究けんきゅう後期こうき課程かてい
対人たいじん支援しえんにおける消極しょうきょくてき意義いぎ積極せっきょくてき意義いぎ考察こうさつ――犯罪はんざい被害ひがいしゃ対人たいじん支援しえん検討けんとうから」発表はっぴょう要旨ようし
4.片山かたやま とも立命館大学りつめいかんだいがく大学院だいがくいん先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ研究けんきゅう後期こうき課程かてい
 「養育よういく関係かんけいない文化ぶんか主義しゅぎ――身体しんたい状況じょうきょう差異さいによるコンフリクト,たたまれたポリティクス」発表はっぴょう要旨ようし

参考さんこう資料しりょう当日とうじつ配布はいふします)

安部あべ あきら有馬ありまひとし,2009,『ケアと感情かんじょう労働ろうどう――ことなるがく交流こうりゅうからかんがえる』生存せいぞんがくセンター報告ほうこく8)、立命館大学りつめいかんだいがく生存せいぞんがく研究けんきゅうセンター.
安部あべ あきら堀田ほった 義太郎よしたろうろうへん,2010,『ケアと/の倫理りんり生存せいぞんがくセンター報告ほうこく11)、立命館大学りつめいかんだいがく生存せいぞんがく研究けんきゅうセンター.

関連かんれん企画きかく

◇2010/05/14 公開こうかい研究けんきゅうかい企画きかくただしいことをただしくろんじる」
 (2010ねんだい2かい現代げんだい社会しゃかいにおける統制とうせい連帯れんたい研究けんきゅうかい
 於:立命館大学りつめいかんだいがく衣笠きぬがさキャンパスそうおもえかん401・402

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日本にっぽん保健ほけん医療いりょう社会しゃかい学会がっかいだい206かい関西かんさい定例ていれい研究けんきゅうかい

 〔外部がいぶリンク〕http://square.umin.ac.jp/medsocio/

2010年度ねんどだい1かい関西かんさい定例ていれい研究けんきゅうかいは、2010ねん9がつ18にち)13:30-17:30に、龍谷大りゅうこくだいがく大阪おおさか梅田うめだキャンパス 研修けんしゅうしつにおいて、下記かき内容ないよう開催かいさいします。
従来じゅうらいどおり、無料むりょうですが、資料しりょう配付はいふ都合つごうから事前じぜん登録とうろく必要ひつようです。

テーマ:「論文ろんぶん投稿とうこう支援しえんのために――論文ろんぶん審査しんさ実際じっさい査読さどくコメントのかた論文ろんぶん投稿とうこうから掲載けいさいまで」

だい論文ろんぶん審査しんさ実際じっさい
だいいち講演こうえん論文ろんぶん投稿とうこうのすすめ−投稿とうこう選定せんていから査読さどく対応たいおうまで
     かしでん美雄よしお徳島大学とくしまだいがく大学院だいがくいんソシオ・アーツ・アンド・サイエンス研究けんきゅう
だい講演こうえん歴史れきし体制たいせい理解りかいしてく――社会しゃかいがく学会がっかい研究けんきゅう体制たいせい歴史れきし現在げんざい
     天田あまだしろかい立命館大学りつめいかんだいがく大学院だいがくいん先端せんたん総合そうごう学術がくじゅつ研究けんきゅう

だい査読さどくコメントのかた実習じっしゅう
木下きのしたしゅう京都きょうと大学だいがく大学院だいがくいん)によるはつだいその1(論文ろんぶん+コメント+リプライ)
有吉ありよし玲子れいこ立命館大学りつめいかんだいがく大学院だいがくいん)によるはつだいその2(わたし査読さどく雑誌ざっし投稿とうこう物語ものがたり

司会しかい伊藤いとう美樹子みきこ大阪大学おおさかだいがく

あわさきかしでん美雄よしお徳島大学とくしまだいがく)kashida@ias.tokushima-u.ac.jp(@→@)
事前じぜん登録とうろく参加さんか申込もうしこ専用せんようアドレス(hoken20100918@yahoo.co.jp)(@→@)あてに、「氏名しめい所属しょぞく連絡れんらくようメールアドレス・会員かいいん/会員かいいんべつ投稿とうこう経験けいけん有無うむ」を明記めいきして、おもうください。


UP:20100412 REV:20100502, 0831, 20180808, 0812
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