◆35頁6行目 「「これからのためにも、あまり立派でなくても、過去を知る」([201207])」の後に、改行して以下の文を挿入
また例えば、加害性に対する恐れを背景に精神病院に入院させられ、それで辛いことを様々に経験したが、なんとかそこから「生還」することができたことにおいて共感し、讃えあい、連帯しようとする。そこに「生還者(生存者、Survivors)」という範疇・集合性が生じるといったことがありうるし、実際にある――例えば「WNUSP(世界精神医療ユーザー・サバイバーネットワーク、World Network of Users and Survivors of Psychology)」という国際組織がある。そしてここには病者・障害者であるという自認はなくてよいことになる。