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冬の全国大会でのリスペクト・フェアプレー活動 ~サッカーの活動における暴力根絶に向けてVol.119~|JFA|公益財団法人日本サッカー協会

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ふゆ全国ぜんこく大会たいかいでのリスペクト・フェアプレー活動かつどう ~サッカーの活動かつどうにおける暴力ぼうりょく根絶こんぜつけてVol.119~

2024ねん03がつ13にち

冬の全国大会でのリスペクト・フェアプレー活動 ~サッカーの活動における暴力根絶に向けてVol.119~

毎年まいとしふゆに、かく年代ねんだい日本にっぽんサッカー協会きょうかい(JFA)主催しゅさい全国ぜんこく大会たいかい開催かいさいされています。そのなかで、2023年度ねんどもいくつかの大会たいかいでリスペクト・フェアプレー活動かつどう実施じっししました。たんにセレモニーをおこなうのではなく、選手せんしゅたちがあらためてリスペクト・フェアプレーについてかんがえ、言葉ことば行動こうどうにすること、そして観戦かんせんおとずれている観客かんきゃくみなさん、関係かんけいしゃみなさんへもそれをおつたえする機会きかいとして大切たいせつにしています。

JFA だい47かい全日本ぜんにほんU-12サッカー選手権せんしゅけん大会たいかい

JFA 全日本ぜんにほんU-12サッカー選手権せんしゅけん大会たいかいでは、以前いぜんからリスペクト・フェアプレーを大事だいじにしており、静岡しずおかけん開催かいさいしていた時代じだいからさまざまな活動かつどう継続けいぞくしています。本誌ほんしvol.113で報告ほうこくした前回ぜんかい大会たいかいでのみにつづき、こん大会たいかいでも開会かいかいしきえたのち、リスペクトワークショップを実施じっししました。男女だんじょのFIFAワールドカップでの日本にっぽん代表だいひょう選手せんしゅ海外かいがいのトップ選手せんしゅたちのリスペクトあふれる場面ばめん日常にちじょう場面ばめんなどを映像えいぞうのち選手せんしゅたちから意見いけんきました。

また、ほん大会たいかい全国ぜんこくからあつまったU-18年代ねんだいのユース審判しんぱんいん試合しあい担当たんとうしています。かれらの代表だいひょうしゃに、スピーチでそのおもいをつたえてもらいました。ワークショップの進行しんこうも、ユース審判しんぱんいんにサポートしてもらい、開幕かいまく先立さきだって選手せんしゅたちが審判しんぱんという存在そんざいれる大切たいせつ機会きかいとなりました。そのかくチームにかれてのグループワークを実施じっし映像えいぞうはなったうえで、チームごとにリスペクト宣言せんげんのボードを作成さくせいし、選手せんしゅ全員ぜんいん記入きにゅうしてもらいました。そして、1ラウンドのだい1せんぜん対戦たいせんカードにて、りょうチームのキャプテンがこのリスペクトボードをち、ユース審判しんぱんいんりょうチームの監督かんとくとも写真しゃしん撮影さつえいおこないました。

ほん大会たいかいではグリーンカードを導入どうにゅうしています。こん大会たいかいではぜん87試合しあいで88まいのグリーンカードが提示ていじされました。また、以前いぜん活用かつようしていた「こどもエリアバッジ」を観客かんきゃくみなさんに配布はいふしました。このバッジは、ゲームの主役しゅやくどもたちであって、すこはなれてそれをあたたかく見守みまもっていただきたいというメッセージをめたものです。趣旨しゅしへの賛同さんどう意思いし表示ひょうじとして、こん大会たいかいだけでなく、どもたちのサッカーの応援おうえんさいけていただきたいというおもいで配布はいふしました。こうしたメッセージは、つづ発信はっしんしていきたいとかんがえています。

JFA だい27かい全日本ぜんにほんU-18 女子じょしサッカー選手権せんしゅけん大会たいかい
高円宮たかまどのみやはい JFA だい28かい全日本ぜんにほんU-15女子じょしサッカー選手権せんしゅけん大会たいかい

女子じょしの2大会たいかいでも、前回ぜんかい大会たいかいつづき、リスペクト・フェアプレー活動かつどうおこないました。まず、大会たいかいまえにオンラインでのキャプテンミーティングを開催かいさい。FIFA女子じょしワールドカップでのなでしこジャパン(日本にっぽん女子じょし代表だいひょう)のフェアプレーしょう獲得かくとくなどに象徴しょうちょうされる日本にっぽんサッカーのリスペクトの価値かち世界せかい舞台ぶたい獲得かくとくしているフェアプレーしょう意味いみ共有きょうゆう、それが全国ぜんこく各地かくちおこなわれているどものときからの日々ひび活動かつどう裏打うらうちされているものであること、そしていゲームをつくっていくうえでのキャプテンに期待きたいする役割やくわりなどをつたえました。オンラインでおおくの選手せんしゅ直接ちょくせつとどけることができるかもしれませんが、そうではなくチームにおけるキャプテンの役割やくわり信頼しんらいし、それを重視じゅうししました。そして最後さいごに、「キャプテンをとおしてチームにつたえてもらいたい」とおねがいしました。

そのうえで、かくチームでリスペクト宣言せんげん作成さくせいしました。キャプテンからはなしいたうえで、あらためてかんがえていてほしいというねがいをめて作成さくせいしてもらったことで、しっかりとかんがえて言葉ことばにした様子ようすれました。また、選手せんしゅのみならず、スタッフのほういていただいているチームもありました。前回ぜんかい大会たいかいはこのボードを作成さくせいし、準決勝じゅんけっしょう決勝けっしょう会場かいじょう掲出けいしゅつしましたが、こん大会たいかいではオンラインで作成さくせいし、JFA公式こうしきWebサイトの大会たいかいページでられるかたちとしました(下記かきのURL参照さんしょう)。

りょう大会たいかいとも、準決勝じゅんけっしょうの2試合しあいりょうチームのキャプテンによるリスペクトスピーチ、リスペクトしたりょうチームの選手せんしゅ審判しんぱんいん写真しゃしん撮影さつえい実施じっし。キャプテンのリスペクトスピーチは、それぞれがオリジナルでかんがえ、自分じぶんたちの言葉ことば発言はつげんしており、すばらしいスピーチでした。そのにいるみなさんにもリスペクト・フェアプレー精神せいしん共有きょうゆうされました。

リスペクト・フェアプレーは、ともすればれた言葉ことばとなっており、あまりふかかんがえることがおおくないかもしれません。家族かぞくへの感謝かんしゃ仲間なかまへの感謝かんしゃはいつも自然しぜんみなさんがかんじ、表現ひょうげんしているものだとおもいますが、大好だいすきなサッカーをたのしむために、「大切たいせつなもの」「大切たいせつおもうこと」はたくさんあります。ときにしっかりと時間じかんをとってあらためてかんがえ、言葉ことば行動こうどう表現ひょうげんする機会きかい全国ぜんこくでつくっていただければとおもいます。

JFA だい27かい全日本ぜんにほんU-18 女子じょしサッカー選手権せんしゅけん大会たいかい
https://www.jfa.jp/match/joshi_youth_u18_2023/respect.pdf
高円宮たかまどのみやはい JFA だい28かい全日本ぜんにほんU-15女子じょしサッカー選手権せんしゅけん大会たいかい
https://www.jfa.jp/match/joshi_youth_u15_2023/respect.pdf

報告ほうこくしゃ今井いまい純子じゅんこ(JFAリスペクト・フェアプレー委員いいんちょう

※このコラムは、公益こうえき財団ざいだん法人ほうじん日本にっぽんサッカー協会きょうかい『テクニカルニュース』2024ねん1がつごうより転載てんさいしています。

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