仕事や家事、人間関係……あらゆることが面倒に感じることはありませんか? 面倒という感情は不快なものですよね。実は、そんなときの対処方法があるんです。
研修講師の伊庭正康さんの著書「面倒な“やりとり”がシンプルになる仕事のコツ48」(かんき出版刊)によると、面倒なことを先送りにすると、ますます面倒になるのだとか。なぜなら、面倒なことを先延ばしにすればするほど、必ず「もっとやりたくなくなる」からだそう。時間がかかりそうなら期限を決めてでも行い、無駄な先送りをしないこと。即レスの人がストレスレスなのは、面倒なことを抱えていないからなんだそうですよ。仕事はもちろん、家事や部屋の片づけなどにも応用できそうですね。
また、経営者で雀士の桜井章一さんの著書「感情を整える ここ一番で負けない心の磨き方」(PHP研究所刊)によると、面倒を避ける人は、結局、別の面倒なことを抱え込むのだとか。面倒なものに向かっていったほうが、面倒がなくなるのだそうです。桜井さんは、面倒だなと思いながら、面倒なものをわざわざ拾いに行くといいます。それは、面倒で嫌だなという気持ち以上に、「おもしろそうだな」という思いが勝っているところもあるとか。トラブルや困難なことに遭遇したときは自分の力量がそこで試されるので、ワクワクと緊張感を与えてくれるそうです。
何かをするときに面倒に感じたら、「即対応する」「自分から向かっていく」ことが対処法といえそうです。ぜひトライしてみましょう。