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2022年ねん6月がつ末まつ、Raspberry Pi Pico (以下いか Pico) に無線むせん機能きのうが搭載とうさいされた Raspberry Pi Pico W (以下いか Pico W)が発表はっぴょうされました。 これまでは、Raspberry Pi Picoをネットに繋つなぐには外部がいぶに何なんらかの通信つうしんモジュールを接続せつぞくする必要ひつようがありましたが、基板きばん上じょうに無線むせんチップが搭載とうさいされたことで、WiFi接続せつぞくを簡単かんたんに利用りようできるようになりました。 注ちゅう: 2022年ねん8月がつ現在げんざい、Raspberry Pi Pico Wはまだ技術ぎじゅつ基準きじゅん適合てきごう証明しょうめい(いわゆる技わざ適てき)が取得しゅとくされていません。スイッチサイエンスで技わざ適てき取得しゅとく後ごの発売はつばいを予定よていしているとのことなので、国内こくないで無線むせん機能きのうを使つかうためには技わざ適てき取得しゅとく後ごに国内こくない販売はんばいされる商品しょうひんを購入こうにゅうするか、海外かいがいから購入こうにゅうした場合ばあいは総務そうむ省しょうの技わざ適てき未み取得しゅとく機器ききを用もちいた実験じっけん等とうの特例とくれい制度せいどによる届とどけ出で(180日にち以内いないの実験じっけん等とう目的もくてき限定げんてい)が必要ひつようとなります。 今回こんかい、Pico

Raspberry Pi PicoのSocである RP2040 は、専用せんようのプログラムによってさまざまなI/Oインターフェースをソフトウェアで実現じつげんできる PIO (Programmable I/O)という機能きのうブロックを2つ搭載とうさいしています。 NuttX for Raspberry Pi PicoでPico Audio Packを使つかう で実装じっそうしたI2Sインターフェースも、このPIOを使用しようして実現じつげんしています。ここでは、このPIOでのI2Sインターフェースの実装じっそうについて説明せつめいします。 RP2040 PIO (Programmable I/O) について PIOの機能きのう詳細しょうさいは、RP2040 Datasheet の「Chapter 3. PIO」や Raspberry Pi Pico C/C++ SDK の 「Chapter 3. Using Programmable I/O (PIO)」などで説明せつめいされてい

X68000 Z がにわかに注目ちゅうもくを集あつめています。 これをきっかけに何なにか作つくってみたくなった方ほうのために、X68000(以下いか、X68k)の開発かいはつ環境かんきょうについてまとめてみました。 ネイティブ開発かいはつ環境かんきょう X68kの実機じっき、またはエミュレータのHuman68k上うえで動作どうさする開発かいはつ環境かんきょうです。 X68k現役げんえき当時とうじはこの環境かんきょうしかありませんでしたが、今いまとなっては、特とくに実機じっきでCコンパイラを動うごかすのは速度そくど的てきな意味いみで結構けっこう厳きびしそうです。エミュレータ上じょうでCPUクロックを上あげて使つかうのが良よいと思おもいます。 シャープ純正じゅんせいCコンパイラ (XC) 概要がいよう シャープから発売はつばいされていた純正じゅんせいの開発かいはつ環境かんきょうです。(商品しょうひん名めい C Compiler PRO-68K) Cコンパイラ、アセンブラ、リンカ、デバッガにライブラリ群ぐんなど、ソフトウェア開発かいはつに必要ひつようなツール類るい一いち通とおりと、分厚ぶあつい大量たいりょうのマニュアルのセットでした。 開発かいはつ者しゃ シャープ株式会社かぶしきがいしゃ 入手にゅうしゅ先さき 現在げんざいはソフトウェア本体ほんたい

Raspberry Pi Picoを買かってみました。 環境かんきょう構築こうちくの方法ほうほうはGetting started with Raspberry Pi Picoに載のっていますが、開発かいはつ環境かんきょうはRaspberry Pi 4上じょうで構築こうちくするのが基本きほんとなっているようです。Windowsでのやり方かたも一応いちおう載のっていますが、コマンドライン上じょうでの操作そうさとなるとWSL(Windows Subsystem for Linux)を使つかうのが便利べんりなので、その方法ほうほうをまとめてみました。 必要ひつようなもの Raspberry Pi Pico本体ほんたい (できれば2枚まい) 2枚まいあると片方かたがたをデバッグプローブにすることでJTAGデバッグが可能かのうになるので便利べんりです。 ピンヘッダ Raspberry Pi Picoにはピンヘッダがマウントされていないので、ブレッドボードに挿さすためのピンヘッダを別途べっと用意よういして、基板きばんにはんだ付つけする必要ひつようがあります。 Picoの基板きばんには両側りょうがわに2

2020年ねん5月がつ21日にち(米国べいこく時間じかん)、Microsoftが自社じしゃのGW-BASICをオープンソース化かし、そのソースコードを公開こうかいしました(窓まどの杜もり、ITMedia、Microsoft DevBlogs)。 ソースコードはGitHubから参照さんしょうできます。すべて8086/8088のアセンブラで書かかれていてなかなかに敷居しきいの高たかいコードですが、軽かるく覗のぞきつつ気きになる所ところをいくつかつついてみます。 ※筆者ひっしゃはx86系けいアセンブラやMicrosoftプロダクトの歴史れきし、開発かいはつ環境かんきょうにはあまり詳くわしくないため、記事きじには誤あやまりや勘違かんちがいが含ふくまれている可能かのう性せいがありますがご容赦ようしゃください。 GW-BASICとは? Wikipediaには日本語にほんごの記事きじがありませんが、英語えいご版ばんのGW-BASICによると、IBM-PC互換ごかん機きのMS-DOSにバンドルされていたBASICだそうです。日本にっぽんでDOS/Vと称しょうしてIBM-PCが入はいってきてメジャーになる前まえの話はなしですので