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去さる6月22日にち（木き）に渋谷しぶやで行おこなわれた、株式会社かぶしきがいしゃアジケ主催しゅさいのイベント「UX dub〜UX／UIの現場げんば、最前線さいぜんせん〜」に登壇とうだんさせていただきました。今回こんかいのエントリーはこのイベントで発表はっぴょうさせていただいた内容ないようのフォロー記事きじになります。 日頃ひごろのクライアントへのUIデザインの提案ていあんにおいて、なかなか作つくったものに対たいして納得なっとくしていただけない、スムーズに話はなしが進すすまない、といった状況じょうきょうは、誰だれしも経験けいけんするものかと思おもいます。しかし近年きんねん、私わたし自身じしんの経験けいけんを振ふり返かえると、以前いぜんに比くらべてスムーズに提案ていあんが進すすむようになったと感かんじていました。 そんな時ときにお誘さそいいただいた、このイベントの「UX／UIの現場げんば、最前線さいぜんせん」というキーワードを聞きき、私わたしの所属しょぞくするベイジではどのようにパートナーをリードしてUIに落おとし込こんでいるのか？をお話はなししてみようと思おもいました。 この内容ないようについて、我々われわれが作つくるWebサイト自体じたいのUXやUIを深ふかく追求ついきゅうすることももちろん大切たいせつなのですが

デザイナーとして数すう年間ねんかんのキャリアを積つみ上あげた方ほうなら、ある程度ていどの実力じつりょくを身みに付つけてきたと感かんじる反面はんめん、自分じぶんの成長せいちょうが「停滞ていたいしている」と感かんじることはないでしょうか。幾いくつもの仕事しごとを経験けいけんし、デザインの表現ひょうげんや作業さぎょうスピードには自信じしんが付ついた、これまでの経験けいけんに沿そって仕事しごとをこなすことで大おおきな失敗しっぱいにはならないけれど、でもどこか大おおきく進歩しんぽもしない、そんな状況じょうきょうです。 私わたしも20代だい後半こうはん、特とくにその悩なやみを感かんじることがありました。正直しょうじきなところ、そうした自分じぶんの停滞ていたいを感かんじつつも、見みて見みぬふりをしているような心境しんきょうもありました。そこには、会社かいしゃに所属しょぞくしていてある程度ていどの実力じつりょくがあれば、目めの前まえの仕事しごとは経験けいけん則そくからそこそこの力ちからでこなすことができるし、急きゅうに進退しんたいを迫せまられるような切迫せっぱくした状況じょうきょうには陥おちいらないことなどが影響えいきょうしていたと言いえます。停滞ていたいに対たいして「そこまで急いそいで対処たいしょする必要ひつようはない」「いつかは変かわる」と自分じぶんの今いまの環境かんきょうを肯定こうていしていたのです。 しかしこうした

2月がつ28日にち（火ひ）に渋谷しぶやで行おこなわれた「Service Design Night vol.4 ～事業じぎょう会社かいしゃとデザイン会社かいしゃ　デザイナーぶっちゃけトーク：スキルアップやキャリアパスについてどう思おもう？～」というイベントに登壇とうだんさせていただきました。テーマは、事業じぎょう会社かいしゃと制作せいさく会社かいしゃでデザインに関かかわる人ひとがそれぞれの視点してんで、今後こんごデザイナーはどのようにキャリアアップやスキルアップを図はかるのか？という問題もんだいを掘ほり下さげて考かんがえるというものです。 デザイナーに求もとめられるスキルが多様たよう化か・細分さいぶん化かされる中なか、数すう年ねん後ごにどんな人材じんざいになっていれば良よいのか？今後こんご何なにを身みにつけていくべきなのか？という疑問ぎもんは、多おおくの方ほうが抱だいている問題もんだいです。今回こんかい私わたしは事業じぎょう会社かいしゃで働はたらいたことのない、生粋きっすいの制作せいさく会社かいしゃ視点してんの立場たちばでのスピーカーということで、お声こえがけいただきました。このエントリーでは、私わたし自身じしんが発表はっぴょうした内容ないようを補足ほそくと合あわせてご紹介しょうかいしてみたいと思おもいます。 一緒いっしょに登壇とうだんされた

先日せんじつ公開こうかいした「誰だれも教おしえてくれない「分わかりやすく美うつくしい図ずの作つくり方かた」超ちょう具体ぐたい的てきな20のテクニック」という記事きじが、予想よそうを遥はるかに超こえて様々さまざまな方ほうから多おおくの反響はんきょうをいただきました。現時点げんじてんでの結果けっかとしてわかりやすい数字すうじをご紹介しょうかいすると、はてなブックマーク（通称つうしょうはてブ）でブックマークされた数かずが約やく4900、Facebookでのシェア数すうが約やく11000、Newspicsでのシェア数すうが約やく6000となりました。 キャリア論ろん、精神せいしん論ろん、自分じぶん語かたりは、実力じつりょくを兼かね備そなえた人ひとの話はなししか影響えいきょう力りょくはありません。冷静れいせいに考かんがえて、特とくに名ながあるわけでもない一介いっかいのWeb製作せいさく者しゃの私わたしが自分じぶんの経験けいけん談だんを語かたっても参考さんこうにならないため、極力きょくりょくこのブログでも避さけてきました。しかしこうした結果けっかが生うまれた今いまなら、自分じぶん自身じしんのキャリアと行動こうどうを振ふり返かえって、自分じぶんなりのアウトプットに対たいする考かんがえ方かたをお話はなしするのも良よいかと考かんがえました。 このエントリーで私わたしが伝つたえたい結論けつろんは「他人たにんに影響えいきょうを与あたえる

WebデザイナーがデザインするWebページの一ひとつに、広告こうこくを経由けいゆして1ページ内ないで商しょう材ざいの特長とくちょうを説明せつめいし、お問とい合あわせや購入こうにゅうへと導みちびく「ランディングページ」があります。 ランディングページは、ユーザの興味きょうみを惹ひくビジュアルの魅力みりょく（シズル感かん）を特とくに強調きょうちょうしたり、瞬時しゅんじに内容ないようを理解りかいさせるためのメリハリのコントロール力りょくも特とくに求もとめられるため、高たかいクオリティでページ全体ぜんたいをまとめ上あげるには、幅広はばひろい表現ひょうげん力りょくが求もとめられます。 私わたしもこれまで多おおくのランディングページのデザインに関かかわってきましたが、過去かこを振ふり返かえると、制作せいさくに与あたえられる時間じかんはタイトな割わりに、ページ内ないに掲載けいさいするボリュームは非常ひじょうに多おおく、またメリハリを出だすために様々さまざまな表現ひょうげんをいくつもの箇所かしょで検討けんとうしなければならない、というケースが多々たたありました。 デザイナーにとっては、いかにして効率こうりつ的てきに、早はやく、且かつ高こう品質ひんしつでランディングページをデザインするのか？が大おおきな課題かだいになるわけですが、多おおく

2015年ねん5月がつ、スマートフォンによるGoogleの検索けんさく数すうがPCでの検索けんさく数すうを抜ぬいたというニュースがGoogleの公式こうしきブログで発表はっぴょうされました。昨今さっこんの私わたしたちは多おおくの情報じょうほうをスマートフォンで検索けんさくしています。その流ながれに伴ともなって、現在げんざいは多おおくの企業きぎょうがスマートフォン用ように最適さいてき化かされたWebサイトを持もつようになりました。 我々われわれWeb制作せいさく者しゃはこの流ながれの初頭しょとう、PCサイト制作せいさくで培つちかったノウハウを元もとに、手探てさぐり状態じょうたいで制作せいさくしていたのを記憶きおくしていますが、この数すう年ねんの間あいだで一定いっていの制作せいさくノウハウが蓄積ちくせきされてきたように思おもいます。 しかしデバイスが多様たような進化しんかを遂とげる中なかで、スマートフォンサイトのUI作法さほうも日々ひび刻々こくこくと変化へんかし続つづけています。私わたしたちWeb制作せいさく者しゃは一定いっていのノウハウを使つかい回まわすことに固執こしつせず、常つねに新あたらしい動向どうこうを自分じぶんの目めでキャッチして知識ちしきを刷新さっしんし、日々ひびの業務ぎょうむにフィードバックさせる活動かつどうが大切たいせつです。 というわけで少々しょうしょう前置まえおきが長ながくなりましたが、今回こんかいは昨今さっこん

Webサイトをデザインして、上長じょうちょうであるディレクターやクライアントといった第三者だいさんしゃにそのデザインを見みせた際さいに「これボタンに見みえないよ」「綺麗きれいだけど文字もじ小ちいさすぎない？」「これリンクなのかどうか分わからなかった」といった指摘してきを受うけたことは、誰だれしも1度どは経験けいけんがあるのではないでしょうか。 UXの構造こうぞうやユーザビリティについての理解りかいが浅あさいうちは「見みた目めに綺麗きれい、カッコいい、かわいいといったビジュアルを作つくること」が自分じぶんの仕事しごとと捉とらえてしまい、先さきに挙あげたような指摘してきを受うけることが多おおくなります。特とくにユーザビリティに関かんする知識ちしきは、UIをデザインする上じょうで、魅力みりょく的てきなビジュアルを作つくる能力のうりょくと並行へいこうして身みにつけていきたい知識ちしきです。 そこで今回こんかいは経験けいけんの浅あさいWebデザイナーの方ほうに向むけて、ユーザビリティとは何なになのか？を知しる入門にゅうもん編へんとして「ほんとに使つかえる「ユーザビリティ」」という非常ひじょうに読よみやすい書籍しょせきをご紹介しょうかいしたいと思おもいます。本書ほんしょは人ひとが生活せいかつする

「ちょっと〇〇君くん！これワイヤーフレームそのままじゃない！」 Webデザイナーなら、できることなら聞ききたくないセリフですよね。私わたし自身じしんももれなく、こう言いわれた経験けいけんはありますし、逆ぎゃくに後輩こうはいに対たいして同おなじく「これだとワイヤーフレームのまんますぎるね。。」と伝つたえたこともあります。 この「ワイヤーフレーム通どおり問題もんだい」は、Webデザイナーなら誰だれしも一いち度どは経験けいけんするあるあるの一ひとつと言いえますが、なぜ「ワイヤーフレーム通どおり」と言いわれてしまうのでしょうか。また具体ぐたい的てきに何なにをすれば、ワイヤーフレーム通どおりではなくなるのでしょうか。今回こんかいはそのあたりの原因げんいんと対処たいしょ方法ほうほうを考かんがえてみたいと思おもいます。 「ビジュアルを作つくる力ちから」と「情報じょうほうを理解りかい・提案ていあんする力ちから」 ズバリ結論けつろんを言いいますが、ワイヤーフレーム通どおりじゃん…と言いわれてしまう人ひとは「ビジュアルを作つくる力ちから」と「情報じょうほうを理解りかい・提案ていあんする力ちから」が弱よわいと言いえます。 ビジュアルを作つくる力ちからは幅広はばひろい表現ひょうげんの中なかから適切てきせつな手て

宣伝せんでん会議かいぎがタイポグラフィの実践じっせん講座こうざを開催かいさいするそうで、本ほん講座こうざに先立さきだって無料むりょう体験たいけん講座こうざが4月がつ21日にちに開催かいさいされていたので、参加さんかしてきました。講座こうざの内容ないようは、実践じっせんというよりは古平こだいらさんの実績じっせき紹介しょうかいを通つうじ、タイポグラフィで気きをつけているポイントの紹介しょうかい、というスタイルでした。 自分じぶん自身じしんの専せん門もんはオンスクリーンではありますが、文字もじ表現ひょうげんの根本こんぽん的てきな考かんがえ方かたは媒体ばいたいに左右さゆうされるものではないので、ぜひこの機会きかいに話はなしを聞きいてみたいと思おもい、参加さんかに至いたりました。大おおきく3つほどの学まなびがあったので、ここでメモしておきたいと思おもいます。 古平こだいら正義まさよしさんのプロフィール（宣伝せんでん会議かいぎのサイトより） FLAME　アートディレクター／グラフィックデザイナー。1970年ねん大阪おおさか生うまれ。アキタ・デザイン・カンを経へて、97年ねんよりフリーランス、2001年ねんFLAME設立せつりつ。主おもな仕事しごとに、「ラフォーレ原宿はらじゅく」広告こうこく・CM、「アートフェア東京とうきょう」「ローリングストーン日本にっぽん版ばん」アートディ

Googleの新あたらしいデザインガイドラインとして先さきごろ発表はっぴょうされた「マテリアルデザイン」。早速さっそくこの新あたらしいトレンドを取とり入いれた事例じれいや、スムーズに導入どうにゅうするためのフレームワークが紹介しょうかいされたりするのを見みかけますが、UIの開発かいはつに携たずさわるクリエイターとしては、取とり入いれる前まえにその思想しそうをしっかりと理解りかいしておく必要ひつようがあります。というわけで、思想しそうの背景はいけいやデザインのポイント、注意ちゅうい点てんをまとめてみました。 マテリアルデザインが定義ていぎされた背景はいけい Googleの生うみ出だすサービスは、もはやスマートフォンやタブレットやPC（Android OS）だけに限かぎられたものではなく、腕時計うでどけいやメガネといったウェアラブル（Google glass、Google Fit）、ハンズオンでの操作そうさを可能かのうにする自動車じどうしゃ用ようシステム（Android Auto）などなど、様々さまざまな分野ぶんやに広ひろがっています。 今後こんごも更さらに様々さまざまなスクリーン環境かんきょう、操作そうさ環境かんきょうが増ふえ続つづけるのは確実かくじつで

根本こんぽん的てきな考かんがえ方かたの指針ししんとなる、デザインの4つの基本きほん原則げんそく あなたは後輩こうはいのデザイナーにどのようにデザインを指導しどうしていますか？または、先輩せんぱいデザイナーからどういった指導しどうを受うけましたか？その時とき、どんなことが指針ししんになりましたか？ 私わたしの所属しょぞくするbaigieは先日せんじつオフィス拡張かくちょうのための引越ひっこしを終おえ、新あたらしいスタッフを迎むかえ入いれる体制たいせいが整ととのいました。今後こんごは新あらたなデザイナーの方ほうを迎むかえて、制作せいさくの体制たいせいをさらに強化きょうかしていく予定よていです。ここで冒頭ぼうとうでも触ふれた件けんですが、先輩せんぱいであるデザイナーは後ごから入はいった後輩こうはいに説得せっとく力りょくをもって「デザインとはこうあるべきだよ」という説明せつめいができなければなりません。 「なんとなくこっちの方ほうがかっこいいでしょ？」「これは俺おれの経験けいけんから見みてナシだなあ」といった具合ぐあいに、論理ろんり的てきな説得せっとく力りょくが無ない説明せつめいで伝つたえても、それは後輩こうはいデザイナーに間違まちがったデザインの考かんがえ方かたを植うえ付つけ、その場ばしのぎの考かんがえ方かたを周囲しゅういにまで蔓延まんえんさせることにもつなが