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企業不祥事の際、問題を“悪化させる”広報対応の共通点 | ビジネスジャーナル
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有馬ありま賢治けんじいまさらけないマーケティング 基礎きそ基礎きそ講座こうざ

企業きぎょう不祥事ふしょうじさい問題もんだいを“悪化あっかさせる”広報こうほう対応たいおう共通きょうつうてん

解説かいせつ有馬ありま賢治けんじ立教大学りっきょうだいがく経営けいえい学部がくぶ教授きょうじゅ構成こうせいたけまつたすく
企業不祥事の際、問題を“悪化させる”広報対応の共通点の画像1日本にほんテレビタワー(「Wikipedia」より/FlickreviewR 2)

日本にっぽん企業きぎょうにはすぐれた技術ぎじゅつがあるが、マーケティングのノウハウがないために海外かいがい企業きぎょうけてしまう」という解説かいせつがよくかれ、書店しょてんにはマーケティングにかんする書籍しょせきがあふれている。そのマーケティングの基礎きそ基礎きそとして、前回ぜんかいはブランドイメージを維持いじすることのむずかしさについて解説かいせつしたが、今回こんかいはそのイメージがそこなわれた場合ばあい企業きぎょうはどのように対処たいしょすればいいかを、立教大学りっきょうだいがく経営けいえい学部がくぶ教授きょうじゅ有馬ありま賢治けんじいた。

前回ぜんかい記事きじ
バーバリー、年間ねんかん42おくえんぶんにおよぶ自社じしゃ商品しょうひん廃棄はいきの「本当ほんとう理由りゆう

不祥事ふしょうじ対応たいおう初動しょどうがすべて

――前回ぜんかい記事きじでブランドイメージは時間じかんをかけて地道じみち構築こうちくするしかないのに、わるいイメージは一瞬いっしゅんひろがってしまう、とのおはなしがありました。では、もしブランドイメージが失墜しっついしかねない事件じけんこしてしまったら、企業きぎょうはどう対応たいおうすべきなのでしょうか。

有馬ありま賢治けんじ以下いか有馬ありま) 昨今さっこんはSNSの普及ふきゅうで、マスコミ以外いがいからもバッシングやさまざまな憶測おくそく情報じょうほうい、収拾しゅうしゅうをつけるのがむずかしい時代じだいです。さらに、企業きぎょう公的こうてき側面そくめんがあるため、説明せつめい責任せきにん社会しゃかいてきもとめられているという通念つうねんひろがっています。ですので、内的ないてき論理ろんりでのいいのがれや、報道ほうどう無視むしするような姿勢しせいぎゃく効果こうかまねきます。だからこそ、企業きぎょう覚悟かくごめて問題もんだい対峙たいじする必要ひつようがあります。

――人気にんきテレビ番組ばんぐみ世界せかいてまでイッテQ!』(日本にほんテレビけい)が、他国たこくのおまつりをねつぞうして放送ほうそうしたけんで、第一報だいいっぽうほうじられたとき、日本にほんテレビがわ報道ほうどう否定ひていしましたが、続報ぞくほう謝罪しゃざいしましたね。

有馬ありま つくろってもすぐにうら調しらべられてしまうし、内部ないぶ告発こくはつなども社会しゃかい正義せいぎとらえられているので、シラをとおせる時代じだいではありません。本件ほんけんは、どうせバレるのであれば、最初さいしょから真実しんじつ説明せつめいするべきだったとおもいます。あとから「やっぱり本当ほんとうでした」とっても、うそつきという印象いんしょうあたえてしまうだけですからね。

 正直しょうじき説明せつめいすることは大前提だいぜんていですが、企業きぎょう可能かのうかぎ素早すばや対応たいおうをすべきだとおもいます。具体ぐたいてきには、内容ないよう整理せいりして適切てきせつにプレスリリースをし、代表だいひょうしゃ誠意せいいをもって説明せつめいをすることが効果こうかてきだとおもわれます。トヨタ自動車とよたじどうしゃ麻薬まやく密輸みつゆ容疑ようぎもと役員やくいん逮捕たいほされたさい、すぐに豊田とよだ章男あきお社長しゃちょう記者きしゃ会見かいけんするなど、迅速じんそく対応たいおうしたため比較的ひかくてきはやめに事態じたい収束しゅうそくできました。これは、初動しょどうのスピードが結果けっかんだ好例こうれいだとおもわれます。

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