『モンスターハンターライズ』無料むりょう体験たいけん版ばんにアクセス集中しゅうちゅう…プレイして爆発ばくはつ的てきヒットを確信かくしん

　ゲームファンならずともご存知ぞんじであろう大だいヒットゲーム『モンスターハンター』シリーズ。その最新さいしん作さく、Nintendo Switch用ようソフト『モンスターハンターライズ』の体験たいけん版ばんの配信はいしんが、1月がつ8日にち午前ごぜん10時じからニンテンドーeショップにてスタートしました。ですが、さすがは『モンハン』といったところか、体験たいけん版ばんのプレイを熱望ねつぼうするファンたちのアクセスが集中しゅうちゅう、一時いちじニンテンドーeショップが正常せいじょうに使用しようできない状態じょうたいになってしまいました。

　ツイッターアカウント「任天堂にんてんどうサポート」の1月がつ8日にち11時じ35分ぶんのツイートによれば「現在げんざい、Nintendo Switchのニンテンドーeショップにアクセスが集中しゅうちゅうしているため、ソフトのダウンロードがすぐに開始かいしされない状態じょうたいが発生はっせいしています」とのことで、配信はいしん直後ちょくごから一斉いっせいにアクセスが集あつまったことがわかります。

　また本ほん記事きじを書かいている8日にち午後ごご17時じの時点じてんでニンテンドーeショップを確認かくにんしてみたところ、無情むじょうにも「緊急きんきゅうメンテナンス中ちゅう」との文字もじが……。

　しかし筆者ひっしゃは幸運こううんにも、午前ごぜん中ちゅうに体験たいけん版ばんをダウンロードできていたので、今回こんかいはそのプレイ感かんをお伝つたえしていこうと思おもいます。

『モンハン』シリーズとは、大だい自然しぜんの中なかで生いきる巨大きょだいモンスターたちを、ハンターとなって狩かる協力きょうりょくアクションゲーム。プレイしたことがない方ほうは「原始げんし人じんの集団しゅうだんがマンモスを狩かるために力ちからと知恵ちえを尽つくす」ようなイメージを思おもい浮うかべてもらえばそう遠とおくないかもしれません（？）。

　最新さいしん作さく『ライズ』では、モンスターの背せに乗のってその動うごきを操あやつる「操みさお竜りゅう」、ワイヤーアクションのようにフィールドを自在じざいに移動いどうできる「翔しょう蟲ちゅう（かけりむし）」といった新あらたな操作そうさ方法ほうほうが加くわわりました。

　これら新しん操作そうさが加くわわったことで、操作そうさ感かんが複雑ふくざつになることを危惧きぐする声こえもそれなりにあり、じつは筆者ひっしゃ自身じしんもそこが少すこし気きになっていました。ですが実際じっさいにキャラクターを動うごかしてみると、本ほん作さくの操作そうさ方法ほうほうは意外いがいにもすっきり整理せいりされており、体系たいけいだったものであることに気付きづかされます。

　そして操作そうさに慣なれてくると、フィールドにある地形ちけいやモノ、そしてモンスターたちにごく自然しぜんにアクションし、干渉かんしょうできることが純粋じゅんすいに楽たのしくなってきます。険けわしい崖がけを翔しょう蟲ちゅうでよじ登のぼった先さきで見知みしらぬ生いき物ものたちと出会であったり、操みさお竜りゅうでモンスター同士どうしを戦たたかわせて体力たいりょくを削そぎ、一挙いっきょに仕留しとめたり……。このあたりの調整ちょうせいの巧たくみさは、長年ながねんアクションゲームを送おくり出だし続つづけてきたカプコンさんの面目めんぼく躍如やくじょといったところです。

　このアクションの気持きもちよさは、むしろ今回こんかい始はじめてシリーズに触ふれるプレイヤーのほうがすんなりと味あじわえるような気きもします。

　余談よだんですが、筆者ひっしゃは翔しょう蟲ちゅうの上下じょうげへの撃うち分わけにはボタンではなく、照準しょうじゅんで狙ねらって撃うち出だす方法ほうほうを使つかっていました。個人こじん的てきにはそのほうがキャラクターを感覚かんかく的てきに操あやつりやすいように思おもいます。

　また、狼おおかみのような生物せいぶつ「ガルク」の背せに乗のって地上ちじょうを高速こうそくで駆かけ巡めぐる、崖がけに穿うがたれた秘密ひみつの通路つうろを通とおる、拠点きょてんへ瞬間しゅんかん移動いどうする（ファストトラベル）など、本ほん作さくでは翔しょう蟲ちゅう以外いがいにも多おおくの移動いどう手段しゅだんが用意よういされています。

　一言ひとことでまとめるなら、「できるアクションは増ふえたが強制きょうせいではなく、使つかうも使つかわないもプレイヤー次第しだい」という、自由じゆうな手触てざわりのゲームになった感かんがあります（少すくなくとも体験たいけん版ばんに触ふれた限かぎりでは）。

　そもそも『モンスターハンター』シリーズのアクションの基礎きそは、シリーズが始はじまった2000年代ねんだい中盤ちゅうばんのネットワーク環境かんきょうに合あわせた「通信つうしんラグが大おおきくても協力きょうりょくプレイが成立せいりつするテンポのアクション」として作つくられたもの。

　それから15年ねん以上いじょうが経過けいかした今いま、現在げんざいの環境かんきょうに合あった新あらたなスタイルへと進化しんかしていくことは必然ひつぜんのことかもしれません。本ほん体験たいけん版ばんはそんな新あたらしい『モンスターハンター』の「流儀りゅうぎ」を体験たいけんできることに、大おおきな意義いぎがあるわけです。

　もちろん、従来じゅうらいどおりの重量じゅうりょう感かんある力強ちからづよいアクションは『ライズ』でも変かわらず楽たのしめるので、進化しんかしすぎてないか心配しんぱいな方ほうは、それを確たしかめてみるのもいいでしょう。

　なお、本ほん作さくの対応たいおうハードであるNintendo Switchは、依然いぜんとして国内外こくないがいで好調こうちょうなセールスが続つづいています。全ぜん世界せかいで2604万まん本ほん（2020年ねん9月がつ末まつ時点じてん）以上いじょうを販売はんばいした『あつまれ どうぶつの森もり』や、累計るいけい販売はんばい本数ほんすう200万まん本ほんを突破とっぱした『桃太郎ももたろう電鉄でんてつ ～昭和しょうわ 平成へいせい 令れい和わも定番ていばん！～』のように、『モンスターハンターライズ』もまた記録きろく的てきなヒットとなることが予想よそうされます。

　発売はつばい日びである3月がつ26日にちまでに新型しんがたコロナの流行りゅうこうがひと段落だんらくし、友人ゆうじんたちとゲーム機きを持もち寄よって遊あそべればなによりでしょう。ですがそうならなかったとしても、オンラインで集つどい、狩かりを楽たのしむことはできます。リモートワークのために整ととのえた環境かんきょうや、その実践じっせんで得えたノウハウを遊あそびにも活用かつようする。そんなハンターたちが続出ぞくしゅつするかもしれません。

　またその逆ぎゃくに、遊あそびで得えた知見ちけんや人脈じんみゃくをビジネスに生いかす人ひとが現あらわれるかも……というのは少すこし飛躍ひやくしすぎた発想はっそうでしょうか。

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