人ひとによって全まったく違ちがう！ コーチングのプロが教おしえる、タイプ別べつ「頑張がんばらないで成果せいかを上あげる方法ほうほう」

※画像がぞう:『WORK SIMPLE』（カーソン・テイト／著ちょ、立花たちばな岳志たけし／解説かいせつ、月つき沢さわ李り歌子うたこ／翻訳ほんやく、日経にっけいBP社しゃ／刊かん）

　いつも仕事しごとに追おわれている。忙いそがしさに振ふり回まわされてプライベートも楽たのしめない。無理むりを続つづければ体からだもおかしくなりかねない。もし、自分じぶんに合あった仕事しごとの生産せいさん性せいの上あげ方かたが分わかれば、そんなことにはならないはずだ。

　『WORK SIMPLE』（カーソン・テイト／著ちょ、立花たちばな岳志たけし／解説かいせつ、月つき沢さわ李り歌子うたこ／翻訳ほんやく、日経にっけいBP社しゃ／刊かん）では、タイプ別べつ診断しんだんとそのほか作業さぎょうスペースの作つくり方かたや書類しょるいの整理せいりの仕方しかたから同僚どうりょうとのコミュニケーションの取とり方かたまであらゆる角度かくどから、生産せいさん性せいの上あげ方かたを紹介しょうかいする。

　もっとシンプルに、もっと目的もくてき意識いしきを持もって働はたらく方法ほうほうがあれば、仕事しごとのストレスや疲つかれが解消かいしょうされるはずだ。そのためには、自分じぶんの個性こせいや考かんがえ方かたに合あわせて、いかにシステムを構築こうちく・調整ちょうせいすべきか、自分じぶんの思考しこうスタイルに適てきした戦略せんりゃくとツールを知しることだ。自分じぶんの生産せいさんタイプに合あった、シンプルだが強力きょうりょくな戦略せんりゃくに従したがうことによって、強つよみを活いかせば、シンプルに働はたらき、人生じんせいを楽たのしむことができるのだ。

　生産せいさん性せいタイプには以下いかの4つがある。

○プライオリティ型がた
　論理ろんり的てき、分析ぶんせき的てき、事実じじつ重視じゅうし、批判ひはん的てき、現実げんじつ的てきな考かんがえ方かたをする。

○プラン型がた
　系統けいとう的てきで、連続れんぞく的てきで、計画けいかく的てきで、細部さいぶにこだわった考かんがえ方かたをする。

○アレンジ型がた
　協力きょうりょく的てき、意欲いよく的てき、感情かんじょう的てきな思考しこうをする。

○ビジョン型がた
　全体ぜんたい的てき、直感ちょっかん的てき、統合とうごう的てき、総合そうごう的てきな考かんがえ方かたをする。

　本書ほんしょでは、「仕事しごとは締しめ切きり日びに終おわらせる」「オフィス内ないの不ふ必要ひつようなものは片付かたづける」「ペン、紙かみ、ファイルなどにこだわる」といった28の項目こうもくで、この4つの生産せいさん性せいタイプを診断しんだんすることができる。

　それぞれの生産せいさん性せいタイプには、仕事しごとを進すすめる上うえでの強つよみがあり、弱よわみもある。それを理解りかいすれば、自分じぶんがチームにどんな貢献こうけんができるか知しるのに役立やくだてることができる。一方いっぽう、タイプが異ことなる同僚どうりょうに混乱こんらんさせられたり、憤慨ふんがいしたりいらだちを感かんじることもある。そんなときは、自分じぶんとは異ことなる価値かちある視点してんを持もっていて、組織そしきがより成果せいかをあげる助たすけとなるかもしれないと、深呼吸しんこきゅうをしてもう一度いちど考かんがえてみる。自分じぶんとは違ちがった視点してんも認みとめて、評価ひょうかすることが必要ひつようとなるのだ。

　まずは、本書ほんしょから自分じぶんに合あった生産せいさんタイプを知しること。これをマスターすることで、最短さいたんの時間じかんで最大さいだいの成果せいかを出だせるようになる。そうすることで、家族かぞくや友人ゆうじん、自分じぶんのための時間じかんを確保かくほし、充実じゅうじつした毎日まいにちとなるだろう。
（新刊しんかんJP編集へんしゅう部ぶ）

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※本ほん記事きじは、「新刊しんかんJP」より提供ていきょうされたものです。