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Mengzi : Li Lou II - Chinese Text Project
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Chinese Text Project
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はなれ婁下 - Li Lou II》

Books referencing 《はなれ婁下》 Library Resources
29 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「しゅんなま於諸馮,遷於なつそつ於鳴じょう東夷あずまえびすひと也。ぶんおうせい於岐しゅうそつ於畢郢,西にし夷之えびすのじん也。相去あいさり也,せん有餘ゆうよさとこれしょう也,せん有餘ゆうよとしとくこころざしぎょう乎中こくわか合符あいふぶしさきひじりきよし,其揆一也かずや。」

30 はなれ婁下:
さん聽鄭こくせい,以其じょう輿こしずみじん於溱洧。孟子もうこ曰:「めぐみ不知ふち為政いせいとしじゅういちがつゆずりはなり十二月じゅうにがつ輿こしりょうしげるみんやまいわたる也。君子くんしひら其政,ぎょう辟人可也かなり。焉得人人ひとびと而濟為政者いせいしゃまいひと而悅にちまた不足ふそく矣。」

31 はなれ婁下:
孟子もうしつげひとしせんおう曰:「きみしん手足てあしのりしんくん如腹しんくんしん如犬のりしんくん如國じんくんしん如土あくたのりしんくん如寇讎。」
おう曰:「れいためきゅうくんゆうふくなに如斯ためふく矣?」
曰:「諫行げん聽,あぶら澤下さわした於民;ゆう而去,のりくん使じんしるべ疆,またせん於其しょ往;さんねんはんしかおさむ其田そのださと。此之いいさん有禮ありのり焉。如此,のり為之ためゆきふく矣。こん也為しん。諫則くだりげんそく聽;あぶらさわした於民;ゆう而去,のりくん搏執またきょく於其しょ往;これにちとげおさむ其田そのださと。此之いい寇讎。寇讎なんふくゆう?」

32 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「無罪むざい而殺のり大夫たいふ以去;無罪むざい而戮みんのり以徙。」

33 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「きみじん不仁ふじんきみ不義ふぎ。」

34 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「非禮ひれいれい義之よしゆきよし大人おとなどるため。」

35 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「中也ちゅうややしなえなかさい也養不才ふさい故人こじんたのしゆうけん父兄ふけい也。如中也棄なかさい也棄不才ふさいのりけん不肖ふしょう相去あいさり,其閒不能ふのう以寸。」

36 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「ひとゆう不為ふため也,而後有為ゆうい。」

37 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「げんじん不善ふぜんとう後患こうかんなに?」

38 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「なか不為ふためやめ甚者。」

39 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「大人おとなしゃげん必信,ぎょう必果,惟義これよし所在しょざい。」

40 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「大人おとなしゃしつ其赤しんしゃ也。」

41 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「養生ようじょうしゃ不足ふそく以當大事だいじおもんみおく以當大事だいじ。」

42 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「君子くんしふかづくり以道,よく自得じとく也。自得じとくのりきょやすきょやすのりふかふかのりこれ左右さゆう逢其ばら君子くんしよく自得じとく也。」

43 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「博學はくがく詳說しょうせつはた以反せつやく也。」

44 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「以善ふくじんしゃ有能ゆうのうふくじんしゃ也;以善やしなえじんしかこうのうふく天下でんか天下てんか心服しんぷく而王しゃこれゆう也。」

45 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「げん無實むじつ不祥ふしょう不祥ふしょう,蔽賢しゃとうこれ。」

46 はなれ婁下:
じょ曰:「なか亟稱於水,曰:『みず哉,みず哉!』なに於水也?」
孟子もうし曰:「原泉げんせんこんこんしゃ晝夜ちゅうやみつる後進こうしん四海しかい有本ありもとしゃ如是にょぜしか。苟為ほんななはちがつあいだしゅうみぞ澮皆みつる;其涸也,たて而待也。聲聞しょうもんじょう君子くんしはじ。」

47 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「ひと所以ゆえん於禽於獸しゃいくまれ庶民しょみんこれ君子くんしそんしゅんあきら於庶ぶつ,察於人倫じんりん由仁ゆに義行よしゆき行仁ぎょうにん義也よしや。」

48 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「禹惡むねしゅ而好善言ぜんげんなかたてけんかたぶんおうみん如傷,もちどう而未たけおう泄邇,忘遠。しゅうこうおもえけんさんおう,以施よんこと;其有ごうしゃおおせ而思よる以繼こう而得すわ以待だん。」

49 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「王者おうじゃ迹熄而詩ほろびほろびしかこう春秋しゅんじゅうさくすすむこれじょうすわえ檮杌,魯之春秋しゅんじゅう一也かずや。其事のりひとし桓、すすむぶん,其文そく孔子こうし曰:『其義そくおか竊取せっしゅ矣。』」

50 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「君子くんしさわせい而斬,小人こどもさわせい而斬。とくため孔子こうし也,私淑ししゅく諸人もろびと也。」

51 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「以取,以無きずかど以與,以無あずかあずかきずめぐみ以死,以無死傷ししょういさみ。」

52 はなれ婁下:
逄蒙がくしゃ於羿,つき羿之どうおもえ天下でんかおもんみ羿為いよいよおのれ,於是ころせ羿。孟子もうこ曰:「また羿有ざい焉。」公明こうめい曰:「むべわか無罪むざい焉。」曰:「うす乎云なんじあくとく無罪むざいていじん使つかい孺子じゅしおかせまもるまもる使庾公斯追孺子じゅし曰:『今日きょうわがやましさく不可ふか以執ゆみわれ矣夫!』とい其僕曰:『ついしゃだれ也?』其僕曰:『庾公斯也。』曰:『われせい矣。』其僕曰:『庾公斯,まもるぜんしゃしゃ也,夫子ふうし曰「われせい」,なにいい也?』曰:『庾公斯學しがくしゃ於尹こういんこうがくしゃ於我。おっといんこうこれほかはしじん也,其取とも必端矣。』庾公斯至,曰:『夫子ふうしなんためゆみ?』曰:『今日きょうわがやましさく不可ふか以執ゆみ。』曰:『小人こどもがくしゃ於尹こういんこうがくしゃ於夫わがにん以夫みちはんがい夫子ふうし。雖然,今日きょうことくんごと也,わが敢廢。』抽矢扣輪,其金,はつじょう而後はん。」

53 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「西にしこうむ不潔ふけつのりじんみな掩鼻而過。雖有惡人あくにんひとし沐浴もくよくのり以祀上帝じょうてい。」

54 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「天下てんかげんせい也,のり而已矣。ゆえしゃ以利為本ためもとところあく於智しゃため其鑿也。如智しゃわか禹之行水ぎょうずい也,のり無惡さかなし於智矣。禹之行水ぎょうずい也,ぎょう其所無事ぶじ也。如智しゃまたくだり其所無事ぶじのりさとしまただい矣。てんこう也,星辰せいしんとお也,苟求其故,千歲ちとせにちいたりすわ而致也。」

55 はなれ婁下:
おおやけ行子いくこ有子ゆうこみぎ往弔,入門にゅうもんゆうすすむ而與みぎげんしゃゆう就右くらい而與みぎげんしゃ孟子もうしあずかみぎげんみぎえつ曰:「しょ君子くんしみなあずか驩言,孟子もうこどくあずか驩言,簡驩也。」
孟子もうし聞之,曰:「れい朝廷ちょうていれき而相あずかげん踰階而相揖也。我欲がよくぎょうれい敖以わがため簡,また乎?」

56 はなれ婁下:
孟子もうし曰:「君子くんし所以ゆえん於人しゃ,以其そんこころ也。君子くんし以仁そんしん,以禮そんしん仁者じんしゃ愛人あいじんゆう禮者れいしゃけいじん愛人あいじんしゃじんつねあい敬人よしとしゃじんつね敬之たかゆき有人ゆうじん於此,其待わが以橫ぎゃくのり君子くんし必自はん也:わが不仁ふじん也,必無禮ぶれい也,此物奚宜いたり哉?其自はん而仁矣,はん而有れい矣,其橫ぎゃくよし是也これや君子くんし必自はん也:わが不忠ふちゅうはん而忠矣,其橫ぎゃくよし是也これや君子くんし曰:『此亦妄人也已矣。如此そくあずか禽獸きんじゅう奚擇哉?於禽じゅうまたなになん焉?』君子くんし有終ゆうしゅうゆう一朝いっちょう患也。乃若しょゆうのりゆうしゅんじん也,わがまたひと也。しゅんためほう於天つて後世こうせいわがゆかりめんためきょうじん也,是則これのりゆう也。これ如何いか?如舜而已矣。わかおっと君子くんししょ患則ほろび矣。じん無為むい也,非禮ひれいくだり也。如有一朝いっちょう患,のり君子くんし患矣。」

57 はなれ婁下:
禹、きびとうひら,三過其門而不入,孔子こうしけんかおとう亂世らんせいきょ於陋ちまたいち簞食,一瓢いっぴょういんひと不堪ふかん其憂,かおあらため其樂,孔子こうしけん孟子もうこ曰:「禹、きびかおかい同道どうどう。禹思天下でんかゆうおぼれしゃゆかりおのれおぼれ也;きびおもえ天下でんかゆうかつえしゃゆかりおのれかつえ也,以如其急也。禹、きびかお子易こやすそくみなしかこんゆう同室どうしつひと鬬者,すくい,雖被かみえいかんむり而救可也かなりさと鄰有鬬者,かみえいかんむり而往すくいのり惑也,雖閉可也かなり。」

58 はなれ婁下:
おおやけ都子くにこ曰:「ただししょうつうこくみなしょう不孝ふこう焉。夫子ふうしあずかこれゆうまたしたがえ而禮貌之,敢問なん也?」
孟子もうし曰:「世俗せぞく所謂いわゆる不孝ふこうしゃ:惰其よんささえ父母ちちははやしなえいち孝也たかやはく弈好飲酒いんしゅ父母ちちははやしなえ孝也たかやこう貨財,わたし妻子さいし父母ちちははやしなえさん孝也たかやしたがえ耳目じもくほっ,以為父母ちちはは戮,よん孝也たかやこういさみ鬥很,以危父母ちちはは孝也たかや章子あきこゆういち於是乎?おっと章子あきこちちせめぜん而不しょうぐう也。せめぜん朋友ほうゆう道也みちや父子ふしせめぜんぞくおんだいしゃおっと章子あきこあによく有夫ゆうふ妻子さいしははぞく哉?ためとくざい於父,とくちかつまへい終身しゅうしんやしなえ焉。其設こころ以為わか是則これのりざいだいしゃ是則これのり章子あきこやめ矣。

59 はなれ婁下:
曾子きょたけじょうゆうえつ寇。ある曰:「寇至,盍去しょ?」曰:「ぐうじん於我しつ毀傷きしょう其薪。」寇退,のり曰:「おさむわが牆屋,わがはたはん。」寇退,曾子はん左右さゆう曰:「まち先生せんせい,如此其忠且敬也。寇至そくさき以為民望みんぼう,寇退そくはん,殆於不可ふか。」沈猶ぎょう曰:「是非ぜひなんじしょ知也ともやむかし沈猶ゆう芻之したがえ先生せんせいしゃななじゅうにんゆうあずか焉。」
おもえきょ於衛,ゆうひとし寇。ある曰:「寇至,盍去しょ?」おもえ曰:「如伋きみだれあずかもり?」
孟子もうし曰:「曾子、おもえ同道どうどう。曾子,也,父兄ふけい也;おもえしん也,ほろ也。曾子、おもええきそくみなしか。」

60 はなれ婁下:
もうか曰:「おう使つかいじん瞷夫はてゆう以異於人乎?」
孟子もうし曰:「なに以異於人哉?堯舜あずかひとどうみみ。」

61 はなれ婁下:
ひとしじんゆういちつまいちわらわ而處しつしゃ,其良人出ひとでのり必饜酒肉しゅにく而後はん。其妻とい所與しょよ飲食いんしょくしゃのりつき富貴ふうき也。其妻つげ其妾曰:「良人りょうじんのり必饜酒肉しゅにく而後はんとい其與飲食いんしょくしゃつき富貴ふうき也,而未嘗有あらわしゃらいわれはた瞷良じんこれしょ也。」
のみおこりほどこせしたがえ良人りょうじんこれしょへんこくちゅうあずかたてだんしゃそつひがしかく墦閒,これさいしゃ,乞其あまり不足ふそくまた顧而,此其ため饜足道也みちや。其妻つげ其妾曰:「良人りょうじんしゃしょ仰望ぎょうぼう終身しゅうしん也。こんわか此。」あずか其妾訕其良人りょうじん,而相泣於中庭なかにわ。而良じんひつじ知也ともやほどこせほどこせしたがえ外來がいらいおご其妻わらわ
よし君子くんしかんのりじん所以ゆえんもとめ富貴ふうき利達りたつしゃ,其妻わらわ羞也,而不しょう泣者,いくまれ矣。

URN: ctp:mengzi/li-lou-ii