プチトマトについて
まずは、プチトマトの特徴やミニトマトとの違い、正しい保存方法について解説していきます。
プチトマトとは
トマトはアンデス山脈周辺が原産のナス科ナス属の植物です。
大きさはさまざまで、大玉トマトからマイクロトマトまでそろっています。
ちなみに、トマトの原種は小さいサイズでした。大きいサイズのトマトを小さくしたと思う人もいるかもしれませんが、小さいトマトのほうが原種で大玉のほうは突然変異によって誕生したトマトです。
ミニトマトとの違い
さまざまなサイズがあるトマトのなかでも、一口サイズの可愛らしいプチトマト。ミニトマトも一口サイズのイメージがありますが、同じものなのでしょうか。
実はミニトマトは小さいサイズのトマトの総称で、プチトマトはミニトマトのなかの品種名のひとつです。
とはいえ、品種名としてのプチトマトは平成時代に販売が終了されています。もともとの品種は販売されていないものの、プチトマトという名前で世の中に広く浸透していたため、ミニトマトをプチトマトと呼び続ける傾向があるのです。
なお、ミニトマトには数十種類もの品種があり、赤や黄色、オレンジのほか緑や黒などカラーバリエーションが豊富です。
プチトマトの保存方法
購入したりおうちで収穫したりしたプチトマトをみずみずしい状態で保つには、水をひたしたキッチンペーパーと一緒に保存するのがコツです。
正しい保存方法は、こちらの動画で詳しくご紹介しています。
プチトマトを使ったDELISH KITCHENの大量消費レシピ
家庭菜園でプチトマトを育てていると、次々に実が成熟するので消費が追い付かなくなってしまうことも。
そんなときにも最後までおいしく食べられるプチトマトの大量消費レシピをご紹介します。
ミニトマトのおひたし
めんつゆで作れるお手軽おひたしです。
湯剥きするひと手間を加えるだけで、おいしさがアップします。口いっぱいに広がるうまみをお楽しみください。
大葉を添えると彩りもよく、テーブルが明るくなります。
プチトマトとみょうがのハニーマリネ
プチトマトのマリネに、みょうがをプラスしてみました。
コクのあるはちみつを使ったマリネ液が、プチトマトの酸味と絶妙なバランスになります。お酒のお供にもおすすめです。
無限ミニトマト
材料を混ぜるだけ!家庭菜園で作っている人は新鮮な採れたてプチトマトを使って作れます。
朝の忙しい時間帯でもササっとできるので、真っ赤なトマトを食べて1日の活力をもらいましょう。
たっぷりミニトマトのガーリックスープ
プチトマトが大量にあるときは、トマト缶を使わずにトマトスープを作ってみてください。
炒めてうまみが凝縮したプチトマトと、食感が残るプチトマトの両方を一度に味わえます。
ミニトマトのコンポート
プチトマトで作るコンポートです。
プチトマトのほのかな酸味とレモンの酸味が加わるので、甘さ控えめのいくらでも食べられるコンポートになります。
ミニトマトのカラフルピクルス
カラフルなプチトマトを使って、おしゃれなピクルスはいかがですか。
冷蔵庫で冷やしている間にメイン料理を作って付け合わせにするもよし、おつまみにするもよしのピクルスです。
ミニトマトのグラタン
プチトマトがトマトソースから顔を出す、何ともキュートなグラタンです。
あえて上に並べて目でも楽しめる仕上がりにできるのは、プチトマトだからこそ。パーティーメニューにしても盛り上がりそうです。
プチトマトを使ったDELISH KITCHENのお弁当レシピ
プチトマトはお弁当の定番食材のひとつです。お弁当に入れるときの注意点もチェックしておきましょう。
・プチトマトをお弁当に入れるときの注意点
プチトマトをお弁当に入れるときは雑菌が繁殖してしまわないよう、ヘタを取り除いてから洗います。
また、水分が残っていると雑菌が繁殖する原因になってしまうため、洗ったあとはキッチンペーパーで水気をよく拭き取ったり汁気を切ったりしておくことが大切です。
ここからは、プチトマトを使ったお弁当のレシピをご紹介します。
なすとトマトのミルフィーユ焼き
簡単なのに手が込んでいるような見栄えのミルフィーユ焼きです。
なるべく多くの食材を入れたいけれど、限られたスペースにたくさん詰め込むのは難しいもの。
こちらのミルフィーユなら、一品でプチトマトもなすもチーズも味わえます。
ミニトマトのベーコン巻き
プチトマトをベーコンで巻いた、愛らしいおかずです。
ジュワっと広がるプチトマトのうまみとベーコンの塩味が最高のハーモニーです。
オーブントースターで加熱するので、加熱中にほかのおかずを作るなど時間も有効に使えるでしょう。
トマトとベーコンのミニキッシュ
餃子の皮で作るプチトマトの彩りが映えるミニキッシュは、お弁当にもぴったりです。
普段は冷凍食品のグラタンを入れるという人も、たまにはカフェメニューのようなワンランク上のミニキッシュを入れてみませんか。
のりチーズのミニトマトミルフィーユ
火を使わずに作れるミルフィーユです。
のりとチーズをプチトマトで挟めば、見た目も味も満足できるおかずになります。お弁当の色味を増やしたいときにもぴったりです。
しらすとミニトマトのミニパイ
冷凍のパイシートにしらすとプチトマトを乗せて焼くだけのミニパイです。
バジルソースをプチトマトのヘタのように乗せると目でも楽しめます。お弁当のほか、パーティーメニューにもどうぞ。
プチトマトを使ったDELISH KITCHENのおつまみレシピ
続いて、プチトマトを使ったおつまみレシピをご紹介します。
ミニトマトとチーズの塩昆布あえ
ちょっと意外な組み合わせに感じるかもしれませんが、プチトマトとクリームチーズ、塩昆布をあえてみました。
プチトマトの酸味とクリーミーなクリームチーズに、塩昆布のうまみが見事にマッチします。
たっぷりミニトマトのアヒージョ
プチトマトとにんにくをたっぷり使ったアヒージョです。
唐辛子の辛みがアクセントになり、お酒が進むこと間違いなしのおつまみになります。バゲットを添えればお店のメニューのようで、おうちでお店気分を味わえます。
トマトアボカドの粒マスタード和え
プチトマトとアボカドを粒マスタードであえた、ピリッと刺激がクセになるおつまみです。
赤と緑の色合いがテーブルを華やかにしてくれます。プチトマトのプチっと食感と、アボカドのなめらかな食感の組み合わせを楽しみましょう。
ミニトマトの大葉ナムル
プチトマトをナムルにしてみました。
大葉のさわやかな風味とごま油・にんにくの香りで、食もお酒も進みます。ナムルといえば火を通した食材を使うイメージですが、こちらのナムルはプチトマトをそのまま使います。
豚こまとミニトマトのめんつゆ炒め
シンプルな味付けでおいしくいただけるめんつゆ炒めです。
めんつゆを使うと、それだけで味が決まるので便利ですよね。プチトマトがジュワっとはじける食感もたまりません。
ズッキーニとトマトのマリネ
フライパンで焼いたズッキーニと生のプチトマトを組み合わせてマリネを作りました。
粒マスタードを使ったマリネ液とあえて、ビールにも日本酒にもマッチします。
ミニトマトの一口カプレーゼ
プチトマトを使った一口サイズのカプレーゼは、赤だけでなく黄色やオレンジのプチトマトも使って彩りにあふれた一品にしましょう。火を使わずに作れる簡単おつまみです。
プチトマトとなすの中華マリネ
ごま油・ポン酢・おろししょうがの中華風マリネ液で野菜をあえたマリネです。
ポン酢としょうがで後味さっぱりおつまみになります。おつまみにはもちろん、おかずにもよいですね。
プチトマトを使ったDELISH KITCHENのサラダレシピ
サラダに使うプチトマトは、付け合わせの役割だけではありません。
ここからは、プチトマトを使ったサラダレシピをご紹介します。
大根とミニトマトのおかかサラダ
かつお節が香る和洋折衷のサラダです。
かつお節で和の香りと、オリーブオイルを使った洋風ドレッシングをドッキングしました。あえるだけで出来上がるので、あと一品!というときにもいかがですか。
オクラとトマトの塩昆布サラダ
プチトマトとオクラを組み合わせて塩昆布のうまみを加えた和風サラダ。
オクラのネバネバで味がしっかり絡み付き、おかずにもおつまみにもなるイチオシサラダです。
アボカドカプレーゼボート
アボカドの皮をお皿にしたカプレーゼボートには、アクセントになるプチトマトが欠かせません。
おしゃれなお店にいるような気分になるカプレーゼボートは、おもてなしにもぴったりですね。
菜の花とひよこ豆のカップサラダ
菜の花とひよこ豆を使った春色カップサラダです。
菜の花の緑色からのぞくプチトマトと魚肉ソーセージで模る桜の花びらが、気分まで明るくしてくれます。
プチトマトを使ったDELISH KITCHENのパスタ・カレーレシピ
最後に、プチトマトを使ったパスタやカレーのレシピをご紹介します。
ミニトマトとツナのペペロンパスタ
にんにくと唐辛子のコラボレーションが最高のぺペロンチーノに、ツナとプチトマトをプラスしたぺペロンパスタ。
ツナだけでもおいしいのですが、ジューシーなプチトマトを加えるとよりおいしく仕上がります。
ミニトマトとひき肉のペンネ
トマト缶を使わなくても、プチトマトとケチャップでトマト風味のペンネが作れます。
マヨネーズのまろやかな風味もプラスして、ランチを簡単に済ませたいときのメニューにもよいですね。
ミニトマトとナスのカレー
プチトマトとなすで作る野菜たっぷりカレーです。
スパーシーなカレーにプチトマトの酸味とうまみがアクセントになります。プチトマトは小さく切らずに、丸ごと投入できるのもポイントです。
添えるだけじゃもったいない!プチトマトをよりおいしくいただこう!
プチトマトはミニトマトのなかの一種ということが分かりました。
また、赤や黄色だけでなく、オレンジや緑などカラフルなプチトマトを使えば彩り豊かな料理が作れます。プチトマトは色味をプラスするためにお弁当やサラダに使っていたという人も、今回ご紹介したレシピでさまざまなプチトマトを楽しんでみてください。
添えるだけじゃもったいないプチトマトを、よりおいしくいただきましょう。