老後ろうごたのしみがなにもない」を一瞬いっしゅん解決かいけつする“すごい方法ほうほう
42さいでパーキンソンびょうおかされた精神せいしんのエッセイが、韓国かんこくれにれている。『もしわたし人生じんせいをやりなおせたら』というほんだ。自分じぶんをもっとめてあげようとおもった」「人生じんせいつかれ、あたたかいアドバイスがしいときにみたい」「かぎられた時間じかんを、もっと大切たいせつにしたい」共感きょうかん絶賛ぜっさんこえ相次あいつぎ、35まん以上いじょうれているという。
そんなベストセラーエッセイの邦訳ほうやくが、ついに刊行かんこうされる。男女だんじょわず、おおくのひとから共感きょうかん絶賛ぜっさんあつめる本書ほんしょ内容ないようとは、いったいどのようなものなのか? 本書ほんしょ日本語にほんごばんから抜粋ばっすいするかたちで、人生じんせいかぎりある時間じかん」のごしかたについてかれた項目こうもく紹介しょうかいしていく。

「老後の楽しみが何もない」を一瞬で解決する“すごい方法”Photo: Adobe Stock

老後ろうごたのしみがなにもない」を一瞬いっしゅん解決かいけつする方法ほうほう

 としかさねたひとほど、「きていてもそれほどたのしくない」といます。

 たいていのことは経験けいけんみだし、新鮮味しんせんみ好奇心こうきしんかない。べたいものも、やりたいことも、とくにない。だからなにかワクワクするようなことはないかとわたしたずねてくるひともいます。

 しかし、むねがときめくほどたのしいことなんて、それほど頻繁ひんぱんこることではありません。たいていは平凡へいぼん毎日まいにちつづくだけです。

ただっているだけではダメ

 しかし「むねをときめかせてくれること」をただっているだけのあいだにも、本来ほんらいならその享受きょうじゅできたであろうたのしみをのがしてはいないでしょうか?

 ある研究けんきゅうでは、心配しんぱいごとの4%は自分じぶんちからでは解決かいけつできないようなこと、のこりの40%はただの苦労ぐろう、30%はすでにきた出来事できごとかんすること、22%はごくごく些細ささいなやみごとだとっています。

 つまり、大切たいせつ時間じかんとエネルギーを、かんがえる必要ひつようのない96%のことにられて、今日きょうたのしめずにいるのです。これについて、インドじん宗教しゅうきょうのオショー・ラジニーシは、つぎのようにかたっています。