DX180社図鑑 株高&高給はどこ?#4Photo:erhui1979/gettyimages

新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだい一気いっきいたDXブームだが、足元あしもと過熱かねつした成長せいちょう期待きたいくほか、グロースかぶ評価ひょうか相対そうたいてきむなど、DX関連かんれん銘柄めいがら見極みきわめのタイミングにある。そこで、特集とくしゅう『DX180しゃ図鑑ずかんぜん31かい)の#4では、3ねんまでの成長せいちょうりょくたい割安わりやす銘柄めいがらをピックアップし、「いまねら」のDX銘柄めいがらをおとどけする。(ダイヤモンド編集へんしゅう 山本やまもと あきら

小型こがたグロースかぶ逆風ぎゃくふうなか
こう成長せいちょう割安わりやす」のDX銘柄めいがらは?

 いま、DX(デジタルトランスフォーメーション)関連かんれん銘柄めいがらは“見極みきわめのタイミング”にある。

 新型しんがたコロナウイルスの感染かんせん拡大かくだいは、DX関連かんれん企業きぎょうおおきな恩恵おんけいをもたらした。しかし、“コロナ特需とくじゅ”を背景はいけいとしたたか成長せいちょうりつから一転いってん、2023ねんごろからは業績ぎょうせき成長せいちょうりつ鈍化どんか目立めだ企業きぎょうえている。

 くわえて、足元あしもと株式かぶしき市場いちば中心ちゅうしんとなっているのは、海外かいがい投資とうし資金しきん流入りゅうにゅうなどを背景はいけいとする大型おおがたバリューかぶ上昇じょうしょうだ。小型こがたグロースかぶおおいDX関連かんれんのセクターでは、そうした小型こがたかぶじく株価かぶかのパフォーマンスが軒並のきな悪化あっかし、相対そうたいてき投資とうし妙味みょうみ減少げんしょう逆風ぎゃくふうにさらされているのが実情じつじょうだ。

 しかし、一方いっぽうで「成長せいちょうせい考慮こうりょすれば、あきらかに割安わりやす過小かしょう評価ひょうかされている銘柄めいがらおお印象いんしょうだ」とあるアナリストは指摘してきする。

 成長せいちょうりつ鈍化どんかもあって投資とうしからはDXセクター関連かんれんのグロースかぶ全体ぜんたいがネガティブにられているが、ぎゃくえば「いまは仕込しこみのチャンスともいえる」(前出ぜんしゅつのアナリスト)。成長せいちょうりつ鈍化どんかしているとはいえ、デジタル進展しんてんとともにDX需要じゅよう底堅そこがた増加ぞうか見込みこまれるのもかくか。株価かぶか軟調なんちょうないまだからこそ、けたいところだ。

 そこで、今回こんかいダイヤモンド編集へんしゅうでは、3ねん業績ぎょうせき予想よそうもとに、3までのとし平均へいきん売上うりあげだか成長せいちょうりつが15%以上いじょうで、3のPER(株価かぶか収益しゅうえきりつ)が20ばい以下いかの「成長せいちょうせいたか割安わりやすなDX関連かんれん銘柄めいがら」を抽出ちゅうしゅつし、32銘柄めいがらをリストアップした。

 DX関連かんれん需要じゅよう底堅そこがたく、今後こんごたかびが期待きたいされることから、まずは3ねんもトップラインのたか成長せいちょう維持いじできる企業きぎょう抽出ちゅうしゅつ。そのうえで、まだ株価かぶかへのみがすすんでいない銘柄めいがらやセクター全体ぜんたいのネガティブな印象いんしょうられて割安わりやすにとどまっている銘柄めいがら選別せんべつすべく、PERでスクリーニングをおこなった。グロースかぶではPERが60ばいなどになることもめずらしくない。そのなかで、3ねん目線めせんとはいえ20ばい下回したまわ銘柄めいがらは、十分じゅうぶん割安わりやすといえるだろう。

 リストのなかには、ベイカレント・コンサルティングなど、きゅう成長せいちょうげている注目ちゅうもく企業きぎょう複数ふくすう登場とうじょう小型こがたグロースかぶ中心ちゅうしんに、割安わりやす評価ひょうかつづいているいまだからこそ、あるしゅの“ぎゃくり”で注目ちゅうもくしたい、ねらのDX銘柄めいがらをおとどけする。

 早速さっそくページで、その内容ないようをチェックしていこう。