バイラス・ドーパントとは、特撮ドラマ「仮面ライダーW」に登場する怪人である。
概要
第11話、第12話に登場。
ウイルスの記録を内包したバイラスメモリを挿入する事で変身するドーパント。有機物・無機物問わずウイルスに感染させ、即死もしくは意のままに操れるというとんでもない能力を持つ。劇中では廃車をウイルスに感染させ、「感染車」として運用。車体には緑と赤の稲妻がペイントされており、轢かれた者は即死させられる。メモリの力なのか車体も強化され、機関銃で撃たれても平然と動き続ける。
周りの人間を死に至らしめるウイルスを際限なく振り撒ける凶悪な能力のため、ミュージアムからは「街一つ滅ぼせる」と評されている。こんなヤバいメモリがノーマルメモリとして一般に流通しているのだから恐ろしい。ドーパントとしての戦闘能力はやや低く、長い舌を出して拘束する程度の事しか出来ない。ただ、自身の体を粒子化して瞬間移動する能力が備わっているので逃走は容易。
唯一の弱点は熱。ウイルスだけに加熱に弱いようだ。
作中では
……あまりにも凶悪すぎる能力のため、劇中では弱体化した状態で登場。変身者は山村幸。
信じていた湯島則之から結婚詐欺に遭い、懲らしめる目的で売人からバイラスメモリを購入した幸。その夜、ストリートギャングの車に轢き逃げされてしまう。轢かれる直前、幸は反射的にメモリを挿入。しかしおかしな挿入をしたせいか完全なドーパントに変身できず、精神体だけがドーパント化。体の方は意識不明となった。偶然轢き逃げを目にした弟の山村康平の怒りを利用する形で復讐を開始。廃車置き場に放置されていた車を感染させ、康平に運転させる。中途半端なドーパントのため、車一台を感染させるのがやっとの状態だった。
感染車を駆り、康平は姉を轢いたギャングに次々と襲い掛かる。ロックなBGMをかき鳴らし、ギャングを追い回す。そのうちの一人が鳴海探偵事務所に保護を求めた事から事件が発覚し、翔太郎の介入が始まる。それでも翔太郎の前でギャングを3人即死させ、最後に残ったボスの命も狙う。ボスが用意していた機関銃の掃射を受けるが、感染車を止めるには至らず、あと一歩の所まで追い詰めた。しかしそこへ仮面ライダーダブルが参戦し、車をひっくり返されて康平は意識を失う。逃げようとするボスの下へバイラス・ドーパントが忍び寄り、殺害。ギャングを壊滅させた。
次の標的は結婚詐欺に陥れた湯島則之だった。まず彼が経営する絵画教室を襲撃。恐怖におののいた湯島は愛人の家へと逃げ込む。バイラス・ドーパントは家の中に侵入し、愛人を殺害。地下室に逃げる湯島を執拗に追跡するが、仮面ライダーダブルの妨害を受けて一時退散。逃げに逃げ続け、湯島は教会の前に辿り着いた。教会からウェディング姿の幸が現れ、それがバイラス・ドーパントに変じる。復讐が果たされようとした瞬間、またしてもダブルの妨害を受ける。熱に弱い事を掴んでいたダブルによってヒート・トリガーのマキシマムドライブを受け、蒸発。意識不明で眠っていた幸の体がメモリが排出され、メモリブレイクされた。
関連項目
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