寇単語たんご

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寇とは、中国ちゅうごく語ご圏けんの姓せいである。

著名ちょめいな人物じんぶつを以下いかに挙あげる。

• 寇英傑えいけつ（1880年ねん - ?） - 中華民国ちゅうかみんこくの軍人ぐんじん
• 寇遐（1884年ねん - 1953年ねん） - 清末きよすえから中華民国ちゅうかみんこくにかけての政治せいじ家か
• 寇謙之の（365年とし - 448年ねん） - 北きた魏たかしの道みち士し
• 寇恂（? - 36年ねん） - 後こう漢かん初はつの武将ぶしょう、政治せいじ家か
• 寇準（961年ねん - 1023年ねん） - 北きた宋そうの政治せいじ家か
• 寇洛らく（487年ねん - 539年ねん） - 西にし魏たかしの武将ぶしょう

架空かくうのキャラクター

• 寇烕 - 小説しょうせつ「水みず滸伝」の登場とうじょう人物じんぶつ

漢字かんじとして

意味いみ

仇かたき、あだする、外そと国くにから侵入しんにゅうする敵てき、反乱はんらん軍ぐん、盗賊とうぞく、掠かすめめ取とる、損そこなう、という意味いみがある。〔説せつ文ぶん解かい字じ・巻まき三さん〕では「暴なり」とある。〔春はる秋あき左ひだり氏し伝でん・文ぶん公おおやけ七なな年ねん〕に「內に亂らんを爲なし、外そとに寇を爲なす」とある。

字形じけい

完かん＋攴の会意かいい。解釈かいしゃくに諸説しょせつあって、完かん全ぜんなものを打うち破やぶる意いとする説せつ、廟びょう中なかで虜囚りょしゅうを殴なぐつ呪のろい儀ぎとする説せつ、宀＋元もと＋攴の会意かいいで家いえの中なかの人ひとを撃うつとする説せつなどがある。

音訓おんくん

音読おんよみはコウ（漢かん音おと）、ク、訓読くんよみは、あだ、あだする、かたき。

規格きかく・区分くぶん

常用漢字じょうようかんじでも人名じんめい用よう漢字かんじでもない。JIS X 0213第だい二に水みず準じゅん。

声こえ符ふ

寇を声こえ符ふとする漢字かんじには、滱、蔻、䳹、などがある。

語彙ごい

寇害がい・寇虐・寇讎・寇戎えびす・寇抄・寇鈔・寇攘・寇賊・寇敵・寇盗・寇兵・寇乱・寇掠かすめ

異体いたい字じ

• 㓂は、〔五経ごきょう文字もじ〕にある異体いたい字じ。
• 冦は、〔増ぞう広こう字じ学がく挙きょ隅すみ〕や〔漢語かんご大だい字典じてん・異体いたい字じ表ひょう〕にある異体いたい字じ。JIS X 0213第だい二に水みず準じゅん。
• 𡨥は、〔康かん煕ひろし字典じてん〕にある俗字ぞくじ。
• 宼は、〔正字せいじ通どおり〕にある俗字ぞくじ。JIS X 0212補助ほじょ漢字かんじ。
• 𡯷は、〔字彙じい補ほ〕にある異体いたい字じ。
• 𢽉は、〔説せつ文ぶん長ちょう箋〕にある異体いたい字じ。

関連かんれん項目こうもく

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