庇ひさし単語たんご

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庇ひさしとは、日除ひよけや雨あめ除のけのために家いえ屋やの開ひらく口くち部ぶの上部じょうぶにつける構造こうぞう物ぶつのことである。

また日本にっぽんの古代こだいから中世ちゅうせいにかけての家いえ屋やにおける場所ばしょの名前なまえで、母はは屋や（もや）の周まわりの部分ぶぶんのこと。

漢字かんじとして

意味いみ

おおう、身みを寄よせる、かばう。日本語にほんごでは、ひさし、という意味いみがある。

〔説せつ文ぶん解かい字じ・巻まき九きゅう〕に「蔭かげなり」とある。

字形じけい

形かたち声こえ。声こえ符ふは比ひ。

音訓おんくん

音読おんよみはヒ（漢かん音おと）、訓読くんよみは、かばう、おおう、ひさし。

規格きかく・区分くぶん

人名じんめい用よう漢字かんじである。2004年ねんに人名じんめい用よう漢字かんじに採用さいようされた。JIS X 0213第だい一いち水みず準じゅん。

語かたり彙

庇ひさし蔭かげ・庇護ひご

異体いたい字じ

• 庀の異体いたい字じとされることもある。〔集あつまり韻いん〕の庀字じに「或あるひは庇ひさし・比ひに作つくる」とある。