晋すすむ単語たんご

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晋すすむとは、以下いかのことを表あらわす。

国名こくめい

中国ちゅうごくの古ふるくからある地名ちめい・国くに名なで地域ちいきとしては現在げんざいの山西さんせい省しょうのあたりである。

晋すすむと称しょうした国くには歴史れきし上うえいくつかある。

• 晋すすむ - 春はる秋あき時代じだいの国くに。紀元前きげんぜん376年ねんに三さん晋すすむ（魏たかし、韓かん、趙ちょう）に分裂ぶんれつして滅亡めつぼう
• 晋すすむ王朝おうちょう - 265年ねんに司馬しば炎えんによって建たてられた。一度いちど匈奴きょうどに滅ほろぼされ、南みなみに遷って再建さいけんされた
  • 西にし晋すすむ - 魏たかしから禅ぜん譲ゆずるして建けん国くにした265年ねんから匈奴きょうど系けいの劉りゅう淵ふかしに滅ほろぼされる316年としまで
    • ゲーム「真しん・三さん國こく無双むそう」シリーズの勢いきおい力ちからについては晋すすむ（三さん國こく無双むそう）を参照さんしょう
  • 東あずま晋すすむ - 司馬しば睿が建けん業ぎょうで即位そくいした317年としから恭きょう帝みかどが劉りゅう裕ひろしに禅ぜん譲ゆずるして滅ほろんだ420年ねんまで
• 唐とうの末すえから五ご代だいの時代じだいにかけて存在そんざいした李り克かつ用ようの建たてた地方ちほう政権せいけん
• 後こう晋すすむ - 五ご代だいの一ひとつ。石いし敬けい瑭が建たてた

人名じんめい

日本にっぽん、中国ちゅうごく語ご圏けん、朝鮮ちょうせんで名前なまえに用もちいられる。

• 大野おおの晋すすむ（すすむ、1919年とし - 2008年ねん） - 日本にっぽんの国語こくご学者がくしゃ
• 小田おだ晋すすむ（すすむ、1933年ねん - ） - 日本にっぽんの医学いがく者もの
• 香田こうだ晋すすむ（しん、1967年ねん - ） - 日本にっぽんの演歌えんか歌手かしゅ
• 渡辺わたなべ晋すすむ（しん、1927年ねん - 1987年ねん） - 日本にっぽんの実業じつぎょう家いえ。芸能げいのうプロダクション、ナベプロの創業そうぎょう者しゃ
• 謝しゃ晋すすむ（1923年ねん - 2008年ねん） - 中国ちゅうごくの映画えいが監督かんとく
• 毛もう晋すすむ（1599年ねん－1659年ねん） - 明あかり末まつの蔵書ぞうしょ家いえ

その他た

• 晋すすむ - 六ろく十じゅう四よん卦けの一ひとつ。☲☷

漢字かんじとして

意味いみ

旧きゅう字体じたいは晉すすむ。

抑おさえる、（進すすむと通つうじて）すすむ、（搢と通つうじて）差さし挟はさむ、という意味いみがある。国くに名な、地名ちめいに使つかわれる。

〔説せつ文ぶん解かい字じ〕の本字ほんじは㬜で〔説せつ文ぶん・巻まき七なな〕に「進すすむなり。日出にっしゅつでて萬まん物もの進すすむ」とある。〔説せつ文ぶん〕はまた「易えきに曰く、明あきら、地上ちじょうに出でづるは㬜なり」と〔易えき経けい・晋すすむ〕を引用いんようしている。

字形じけい

日ひ＋臸の会意かいい。臸は〔説せつ文ぶん〕に「至いたるなり」とある。白川しらかわ静せいは、臸は鏃を表あらわす字じで、下したは日ひではなく曰で、曰は鋳いこみの流ながし口くちを表あらわすとし、鏃の鋳い型かたを表あらわす字じであるとする。そして箭やの初はつ文ぶんとする。すすむの意味いみは進すすむが通用つうようしたものという。

音訓おんくん

音読おんよみはシン（漢かん音おと）、訓読くんよみは、すすむ。名なのりにあき・くに・ゆきなどがある。

規格きかく・区分くぶん

晋すすむは人名じんめい用よう漢字かんじである。JIS X 0213第だい一いち水みず準じゅん。1951年ねんに人名じんめい用よう漢字かんじに採用さいようされた。

声こえ符ふ

晋すすむを声こえ符ふとする漢字かんじには搢、鄑、㬐、榗、戩、縉などがある。

語かたり彙

晋すすむ級きゅう・晋すすむ升ます・晋すすむ接せっ

異体いたい字じ

• 晉すすむは、旧きゅう字体じたい。JIS X 0213第だい二に水みず準じゅん。
• 㬜は、〔説せつ文ぶん〕の本字ほんじ。JIS X 0213第だい四よん水みず準じゅん。
• 𡥨は、〔説せつ文ぶん〕に孴の籀文、また一説いっせつには㬜の奇き字じとして紹介しょうかいされている字じ。
• 𣌇は、〔集あつまり韻いん〕にある異体いたい字じ。
• 𦗎は、〔呂りょ氏し春はる秋あき〕に見みえ、その註に晋すすむの異体いたい字じとある。

関連かんれん項目こうもく

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