杖つえ単語たんご

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杖つえとは、歩あるくときなどの補助ほじょに使つかう細長ほそながい棒ぼうのことである。

概要がいよう

木きや竹たけ、金属きんぞくで作つくられる細長ほそながい棒ぼうで、手てで持もちやすようにグリップがついていたり、グリップのために先端せんたんを丸まるめる加工かこうをしていたりする。現代げんだいではおもに歩行ほこうの助たすけのために使つかわれ、安定あんてい性せいのために地面じめんにつく方ほうの先さきに小ちいさな足あしをつけたものもある。

歩行ほこうの支援しえん以外いがいでは、武器ぶきとして使つかったり、職位しょくいや権威けんいを示しめすために使つかわれたり（王おう笏しゃく、職しょく杖つえ）する。

有名ゆうめいな杖つえ

• ケーリュケイオン - ギリシア神話しんわのヘルメス神かみの持もっている杖つえ
• アスクレピオスの杖つえ - ギリシア神話しんわに登場とうじょうする名医めいいアスクレピオスが持もっている杖つえ
• アロンの杖つえ - 聖書せいしょでモーゼとアロンの兄弟きょうだいが持もっていた杖つえ

漢字かんじとして

意味いみ

つえ、つえをつく、棍棒こんぼう、杖つえで打うち付つける刑けい、手てで持もつ、梃子てこ、矛ほこの柄え、（仗と通つうじて）たよる、倚る、という意味いみがある。

〔説せつ文ぶん解かい字じ・巻まき六ろく〕には「持じするなり」とある。

字形じけい

形かたち声こえで声こえ符ふは丈たけ。丈たけを持もつところの象ぞう形かたちで、杖つえの初はつ文ぶんである。

音訓おんくん

音読おんよみはチョウ（漢かん音おと）、ジョウ（呉ご音おと）、訓読くんよみは、つえ、よる。

規格きかく・区分くぶん

人名じんめい用よう漢字かんじである。JIS X 0213第だい一いち水みず準じゅん。2004年ねんに人名じんめい用よう漢字かんじになった。

語かたり彙

杖つえ家いえ・杖つえ郷きょう・杖つえ屨・杖つえ刑けい・杖つえ国くに・杖つえ者しゃ・杖つえ朝あさ・杖つえ頭あたま・杖つえ罰ばつ

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