衛藤ヒロユキとは、日本の男性漫画家である。
概要
1月19日生まれ、大分県出身。地元の高校を卒業後、武蔵野美術大学に進学(のちに中退)。大学在学中から創作活動を開始。
1985年に「時計屋の娘」で漫画家デビュー。その後一時期は漫画家を諦めブティック店員やゲームライターなどをしていたが、1990年「ドラゴンクエスト 4コママンガ劇場」に作家の一人として参加、シュールなギャグが人気を博す(代表的なネタとされる「ふんどし!!」は編集から注意され没になりかけたらしい)。1992年には月刊少年ガンガンにて「魔法陣グルグル」を連載し、世紀をまたいで通算三度もTVアニメ化されるなど大ヒット作品となる。
2012年より、Web雑誌「ガンガンONLINE」にて続編「魔法陣グルグル2」を連載開始。2021年現在でも連載が続いている。
いわゆるエニックスお家騒動が発生した後、スクウェア・エニックスの月刊少年ガンガンとマッグガーデンの月刊コミックブレイド両方で連載を持った唯一の漫画家。
漫画家以外に音楽活動も行っており、ライブハウスでのファンイベントでは自作曲を定期的に披露するなどしている。「劇場版 魔法陣グルグル」では、原作者自らOP主題歌「金のトビラ」の作詞のみならず作編曲を担当し、「サトミキハラwithラジオハート」のユニットメンバーとしてCDデビューにまで至る。DJとして音楽活動を行うときの名義は「DJ NICK-Q(にっくきゅー)」。スクラッチやジャグリングを駆使し、レコードを楽器のように扱って激しいプレイを行う(いわゆるターンテーブリズム)スタイルのガチDJである。
2020年10月25日、「COGMEL(コグメル)」名義で1stアルバム「Scratch the moon」を、同年12月12日に2ndアルバム「失恋チップス」を、2023年9月12日に3rdアルバム「シュクルリ」を配信リリースしている。
主な作品
関連人物
同じ月刊少年ガンガンで「鋼の錬金術師」を連載していた荒川弘は元アシスタント(魔法陣グルグル終盤:1999~2000年)。アシスタント時代に多数のノウハウを教えられたと語っている。
また実弟の衛藤英幸(ヒデユキ)も兄と同じくテクノ好きDJであり、ゲームサウンドクリエイターとして活躍、コナミ矩形波倶楽部のメンバーでもあった(H・ETO、えとーちゃん名義)。
代表作品:パロディウスだ!、ウイニングイレブンシリーズ、激突トマラルク、ブラボーミュージック、アーマード・コアシリーズetc…
くどいカオのネコ
大のネコ好きで、巻末のオマケマンガでは「くどいカオのネコ」なる飼い猫を度々登場させ奇抜な行動を紹介していた。廊下で寝転がりながら通行を妨害する「ネコおどり」、壁沿いに寝て近くを人が通ると発射する「ネコロケット」などを繰り出している。
出会いは新聞の「ネコあげます」という広告。猫を飼いたいと思っていた衛藤はこれを見て近所の動物病院に行き、妙に痩せこけ皮膚病で毛がハゲた猫をもらう(兄弟猫はすべて貰われ残った一匹だったらしい)。その後、尿結石が原因で特別な餌をわざわざ取り寄せるなど苦労しつつも順調に育っていき、顔つきもクドくなっていったという。最期は22才と天寿を全うしたことが報告されている。
魔法陣グルグル作中では、彼をモデルにした魔法陣「長い声のネコ」を筆頭に、所々に猫キャラが登場している。第一期のアニメではオリジナルの敵キャラクターとして登場し、前述のネコおどりを勇者一行に披露した。
ちなみに、実家では衛藤が家を出たあとミコという名の(彼に負けず劣らずクドい顔の)猫を飼い始めており、帰省したときの夕食に出た刺身を狙われた(両親がいる間は見向きもしなかったが、衛藤一人だけになった後に襲い掛かった。その後刺身をあげて取り押さえている)。
関連動画
関連コミュニティ
関連項目
外部リンク
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