魔導の力場とは環境に置いて行かれた哀れな老人である。
概要
TCGアプリシャドウバースに登場するカードで、全国に存在する少数の愛好家によって細々と運用されている。
ステータスは以下の通り
収録パック クラシックパック
使用リーダー ウィッチ
コスト5
種類 アミュレット
効果 スペルを使用するたび場に出た味方フォロワーを+1/0する。
一応ゴールド
要はスペルを使って場に出たフォロワーの攻撃力を強化する。たかだか+1と思うかもしれないが、スペルを連発しやすいウィッチが使えばかなりの火力を出せる。バハムート期からはOTKを狙うことも可能となっており、その爆発的な打点が一部の愛好家から支持を得ている理由の一つである。
評価
某大手攻略wikiでは貫禄の6.5(10点中)
その辺の中途半端なフォロワーよりも評価は低い。
カードの栄枯盛衰が激しい本ゲームの中では話題になることすら稀で、先述の攻略wikiでは殆ど情報が更新されず、デッキのレシピすらなかったことにされている日陰カードである。
にもかかわらずごく少数の愛好家が全国に存在し、環境が変わるたびに新たなデッキが生み出されている。
特徴
主な戦法
力場が出せる5ターン目まで、相手フォロワーを除去しつつ盤面に攻撃可能なフォロワーを残し、低コストスペルと力場を使って一気に畳みかける。というのが全ての力場デッキの戦い方である。
相手の出方やこちらの手札を考慮しながら、スペルを温存するのか積極的に使っていくのか、その都度臨機応変な判断が要求される。そして機が熟したら、攻勢を仕掛けて大逆転を狙う。
仕掛けるタイミングを見誤らないためには手持ちの打点を正確に計算しておきたい。
短所
コスト
5コスでありながら、それ自体は全く場に干渉することが出来ず、出しても除去られないとも限らないリスクの高さを持つ。序盤にまとめて三人揃えばサレンダーまっしぐらなのは言うまでもない。
コンボの条件が厳しい
魔導の力場を活用するには、本アミュレットに加え、フォロワー、低コストのスペル、が揃っていなければならず、そのどれが欠けてもコンボは成立しない。早い話、コンボパーツが多く強力な攻撃を仕掛ける準備を整えるのに手間がかかる。
フォロワーがある程度場に出ていないと、場の中央で変なポーズをとってるオッサンである。
計算が面倒くさい。
リーサルの計算が異常に面倒くさい。スペルブーストによるコストの計算、顔面に直接与えるダメージ、そして力場の効果で上昇する攻撃力、と複雑な四則計算を限られた時間で正確に解くのは至難の業。計算の難しさであればどこぞの昆虫算数教室をも局地的には凌ぐかもしれない。
当たり前だが計算すればするほど暗算の速度が上昇するので慣れないうちもしっかりと計算しておこう。
プレイングが難しい
プレイングも簡単でリスクも少なければ今頃環境は力場使いで溢れかえっている。あまり見かけないということはやはりそれなりに運用が難しいということだ。先の計算に加えて、「こうなれば勝ち」という状況が作りづらい。超越と最も違う点がここで、盤面の取り合いをしつつどのようなフィニッシュを目指すのかが勝うえで非常に重要になってくる。例えば力場を置くタイミング一つとっても、次のターンにリーサルはないか、守護を置かれた場合除去できるのか、などを考えつつ力場の設置を見送るか強攻するかなどを判断しなくてはならない。
要するにネタデッキから一つステップアップするにはそれなりの熟練を要する。
長所
もちろん長所も存在する。
火力
上手くコンボが成立すると、信じがたいほどの火力を叩きだす。劣勢からの大逆転は本カードの最大の魅力で、それまでの苦労が報われる瞬間でもある。
使い手が少ない
それ即ち、対策が浸透していない。経験の浅いプレイヤーには魔道の力場が場に出ているのにフォロワーを処理せず顔面を殴りに来たりと悪手も多い。また特定のカードを出すまでは超越ウィッチやドロシーウィッチなどの人気デッキとプレイングがさほど変わらず、スペルを数回回しただけで超越と勘違いした相手がサレンダーすることもまれにある。
面白い
構築にもよるが、意外といろんな勝ち筋が存在する。プレイングには意外と幅があり、使っていてもなかなか飽きない。
安い
レジェンドとの相性がそれほど良くないので構築に入れずとも戦えるデッキが作れる。ゴールドカードも必須なのはレヴィと魔導の力場くらい。なにかと安上がりで主婦の目線からも優しいカードとなっている。
まぁまぁ強い
超越無し魔導の力場軸でAAに上がれるくらいのポテンシャルは秘めている(経験談)。コントロール系のデッキにはアホみたいに強い上に超越に若干の有利がつく。逆に早い環境では苦手なアグロ系のデッキと当たる上に遅いデッキのアグロ対策が力場デッキにぶっ刺さるという二重苦に喘ぐためかなり厳しい戦いを強いられる。
相性のいいカード
サモンスノーやキングスノーマンなどの大量展開カード又は1コスフォロワー
自身の盤面を埋めるくらい低コストフォロワーを展開して、力場でバフをかける基本戦術。
うまく決まれば強いが、体力へのバフが無いため低火力AOEでも全滅する。
刃の魔術師
真実の狂信者
双刃の魔剣士
いずれもスペルブースト:コスト-1を持つ、ウィッチのフィニッシャー。
スペルブーストでコストを下げて、一気に場へ出して力場でバフをかけて殴る。
飢餓の輝き
3コスのニュートラルスペル。
対象に4ダメージ与えると同時に攻撃力を4点付与する除去にもバフにも使えるカード。
力場と併用すれば攻撃力を5点付与となる。
しかしバフとして使う場合は体力5点以上のフォロワーに使わないといけないので、使える場面は限られてしまうのが欠点。
魔法剣
7コスのスペルで攻撃力と体力に2点付与するバフカード。
スペルブーストでコストが下がるので、上記の飢餓と比べてどのようなフォロワーにでも使えるカードとなっている。
苦手なカード・デッキ
AOE全般
デッキの構成上、どうしても低コストフォロワーが主力になりがちなので低火力AOEですら怖い。
また分厚く守護を張られたり、盤面で押されると処理しきれなくなるのでそういったデッキにも弱い。
そして何より…
アグロデッキに弱すぎる。
まず力場を使用する場合、準備に最短5Tかかるのが厳しい。
その間にガンガンリーダーを殴られると力場を出す余裕が無くなる。
このデッキの勝ち筋に繋がるコンボを作ることができないのだ。
フォーマットがアンリミテッドとローテーションに分けられた時も、魔導の力場は勝利にかかるターン数が短いアンリミテッドに振り分けられてしまい、いよいよ誰にも見向きもされなくなってきた…。
もう力場は廃産カードなのだと、誰もが思っていた、そんなある時…。
特殊ルールでの活躍
ジェムオブフォーチュンという新フォーマットが実装された。
このフォーマットはジェムライト(20枚)とクリスタルブライト(10枚)という特殊なスペルカードでのみ構成された合計30枚のデッキで戦うルールである。
ジェムライトは自分の手札から1枚を消滅させて、使用しているリーダークラスのカードをランダムで2枚手札に加えるという効果を持つ。
クリスタルブライトは使用しているリーダークラスのカードからゴールド以上のカードをランダムで2枚手札に加える。
双方ともに0コストのスペルカードである。
この2種類のカードからランダムで引いたカードで戦うのがジェムオブフォーチュンというフォーマットである。
そしてこのルールでは魔導の力場が非常に活躍しやすい環境であったのだ。
引けるカードがランダムなので低コストフォロワーでも除去される確率が低く、力場を置くタイミングも非常に多い。
またジェムライトもクリスタルブライトもスペルカードなので、力場の効果が発動する。
この環境でのウィッチは根本的に強いというのも拍車をかけた。
魔導の力場を引けたら温存して使えと言われるくらい、全ての要素が魔導の力場に追い風となるようにできているルールなのだ。
とはいえ力場も必ず引けるとは限らないのでご注意を。
関連項目
最近、三国無双8に呉の宿将として参戦を果たした。
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ページ番号: 5492993
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