黴かび単語たんご

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黴かびとは、菌類きんるいの集あつまりである。→カビ。

漢字かんじとして

意味いみ

かび、かびる、腐くさる、顔かおの汚よごれ、顔かおが煤すすける、筆ふでを下おろす（性的せいてきな意味いみではない）、黒くろい、という意味いみがある。

〔説せつ文ぶん解かい字じ・巻まき十じゅう〕には「久ひさ雨あめに中なか（あた）りて靑あお黑くろきなり」とある。

梅うめと通つうじる。

字形じけい

形かたち声こえで声こえ符ふは微ほろの省略しょうりゃく形かたち。

音訓おんくん

音読おんよみは、バイ、ビ（漢かん音おと）、訓読くんよみは、かび、くろい、すすける。

規格きかく・区分くぶん

常用漢字じょうようかんじではない。JIS X 0213第だい二に水みず準じゅん。

語かたり彙

黴かび雨あめ・黴菌ばいきん・黴かび黒くろ・黴かび爛ただれ

異体いたい字じ

• 霉は、〔漢語かんご大だい字典じてん・異体いたい字じ表ひょう〕にある異体いたい字じ。黴かびと意味いみの通つうじる別べつの字じとされることもある。中国ちゅうごくでカビのことは霉と書かく。JIS X 0212補助ほじょ漢字かんじ。
• 𪑛は、〔集あつまり韻いん〕に「或あるひは省はぶけす」、〔正字せいじ通どおり〕に「黴かびに同どうじ、省しょうす」とある異体いたい字じ。
• 䆀は、〔漢語かんご大だい字典じてん・異体いたい字じ表ひょう〕にある異体いたい字じ。Unicodeに霉・黴かびの異体いたいとある。
• 𩽚は、〔漢語かんご大だい字典じてん・異体いたい字じ表ひょう〕にある異体いたい字じ。〔康かん煕ひろし字典じてん〕に引ひく〔集あつまり韻いん〕に「鰴と同おなじ」とある異体いたい字じ。
• 黣は、〔康かん煕ひろし字典じてん〕に〔六経りくけい索さく隠かくれ〕を引ひいて「黴かびと同おなじ」とある異体いたい字じ。霉と構成こうせいは同おなじだが別べつの字じのようだ。〔字彙じい補ほ〕には顔色かおいろが黒くろいとある。