【RISE】18歳さいの新しん王者おうじゃ・宮みや﨑小雪ゆきが”ムエタイ才女さいじょ”伊藤いとう紗しゃ弥わたると対決たいけつ「天才てんさいは2人ふたりもいらない、3RかけずKOして倒たおす」＝9.12後楽園こうらくえん

2021/08/13（金かね）UP
（最終さいしゅう更新こうしん：2021/08/13 08:21）

対戦たいせん相手あいて・伊藤いとう紗しゃ弥わたるの写真しゃしんを持もつ宮みや﨑小雪ゆき

　9月12日にち（日ひ）東京とうきょう・後楽園こうらくえんホールにて開催かいさいされる『RISE GIRLS POWER.5』の対戦たいせんカードが発表はっぴょうされた。

　RISE QUEENアトム級きゅう王者おうじゃ・宮みや﨑小雪せつ（18=TRY HARD GYM）vs“ムエタイ才女さいじょ”伊藤いとう紗しゃ弥わたる（22＝尚武しょうぶ会かい）が決定けってい。46.5kg契約けいやくの一いち戦せん（3分ふん3R延長えんちょう1R）となる。

　宮みや﨑は小学しょうがく3年生ねんせいから学まなんだ空手からてを武器ぶきに、アマチュアでは10戦せん10勝しょう（3KO）と無敗むはい。19年ねん11月のRISE女子じょし大会たいかい『RISE GIRLS POWER』旗揚はたあげ戦せんでプロデビューすると、得意とくいの前まえ蹴けりやシャープなパンチで活躍かつやく。姉あねの若菜わかな（20）とともに“天才てんさい空手からてシスターズ”としても注目ちゅうもくを集あつめた。
　今年ことし1月がつに行おこなわれた若手わかてファイター4名めいによるワンデートーナメント「アトム級きゅう（-46kg）NEXT QUEEN トーナメント 2021」を制せいすると、3月に王者おうじゃ・紅絹もみと対決たいけつし見事みごと戴冠たいかんした。

　対たいする伊藤いとうは4歳さいの頃ころからムエタイを始はじめ、僅わずか13歳さいでWPMF女子じょし世界せかいピン級きゅう暫定ざんてい王座おうざを獲得かくとく。その後ごはWBCムエタイ、WMCなど世界せかい三冠王さんかんおうとなり“天才てんさいムエタイ少女しょうじょ”として名なを馳はせた。
　昨年さくねん2月がつ初はつのRISEへの参戦さんせんで、NJKFミネルヴァ日本にっぽんピン級きゅう王者おうじゃ・Ayakaに初はつのボディKO負まけ。その後ご再起さいきし、4月がつにはムエタイイベント『BOM』でAyakaと再戦さいせんしリベンジを果はたしている。

伊藤いとう戦せんへの意気込いきごみを語かたる宮みや﨑

　伊藤いとう隆たかし代表だいひょうによると「宮みや﨑からAyakaと戦たたかいたいという希望きぼうを受うけていたが、スケジュールが合あわず、Ayakaと1勝しょう1敗はいの伊藤いとうに」という経緯けいいがあったと言いう。

　伊藤いとう紗しゃ弥わたるは会見かいけんには出席しゅっせきせず、メッセージで「宮みや﨑小雪ゆき選手せんしゅは勢いきおいもあるし上手じょうずさもある選手せんしゅだと思おもいます。ムエタイではチャンピオンですがキックボクシングでは下したっ端ぱの私わたしです。RISEチャンピオン相手あいてにどこまで戦たたかえるか試ためします。もちろん自分じぶんの闘たたかい方かたで勝かちに行いきます」と”下したから目線めせん”だが決意けついのあるコメント。

　宮みや﨑はその伊藤いとうについて「昔むかしから結構けっこう強つよいと言いわれている選手せんしゅと戦たたかうことが出来できるので嬉うれしい。ムエタイ才女さいじょと呼よばれているが、同おなじ階級かいきゅうに天才てんさいは2人ふたりもいらない。どっちが本当ほんとうの天才てんさいなのかチャンピオンなのか、決きめる闘たたかいになる」と天才てんさい対決たいけつにやる気き十分じゅうぶんだ。

Ayakaにハイキックをヒットさせる伊藤いとう（左ひだり）、リベンジ勝利しょうりを果はたした（21年ねん4月がつ）

　伊藤いとうの印象いんしょうについて宮みや﨑は「凄すごくテクニックがある選手せんしゅで、うまいなと。昔むかしはそういう印象いんしょうだったが、今いまは私わたしも負まけないくらいテクニックがある。テクニックでも打うち合あいでも、何なにをしても私わたしが勝かっている自信じしんしかない」と悠然ゆうぜんと答こたえる。

　最後さいごに「レジェンドと言いわれている選手せんしゅですけど、私わたしもチャンピオンですし。7戦せんしかしてないですけど、自分じぶんで言いうのもなんですが、強つよいと思おもっている。プロとして求もとめられているのはKO。Ayaka選手せんしゅは3RでKOしているが、私わたしは3RいかずにKOして倒たおしたい」と戦たたかいたかったAyakaよりも上回うわまわるKOで”天才てんさい対決たいけつ”を締しめたいと語かたった。

浅井あさい春香はるかの写真しゃしんを持もつ村上むらかみ悠ゆう佳けい

　また、J-GIRLSフェザー級きゅう王者おうじゃ・浅井あさい春香はるか（Kick Box）と”破壊はかい姫ひめ”村上むらかみ悠ゆう佳けい（TEAM TEPPEN）の再戦さいせんが、-57.5kg戦せん（3分ふん3R）で決定けってい。

　浅井あさいは19年ねん2月がつJ-GIRLSフェザー級きゅう王者おうじゃ・空手からてこまちと実じつに4度目どめの決戦けっせんの末すえ、王座おうざを奪取だっしゅ。167cmの長身ちょうしんで、離はなれた間合まあいからの蹴けりや、カウンターパンチを得意とくいとし、ガンガン前まえに出でるスタイルが持もち味あじのファイターだ。
　村上むらかみとは昨年さくねん9月がつにRISEで戦たたかい判定はんてい勝利しょうり。その後ごも元もとボクシング王者おうじゃ・ライカらに勝かち現在げんざい4連勝れんしょう中ちゅうだ。

　対たいする村上むらかみは166cmと高こう身長しんちょうで、極ごく真空しんくう手しゅからキックに転向てんこう後ご、アマ11戦せん無敗むはい。那須川なすかわ天心てんしんと同おなじTEAM TEPPENの所属しょぞくだ。同どうジム代表だいひょうの天心てんしんの父ちち・弘幸ひろゆき会長かいちょうが「蹴けりのパワーが女子じょしとしては規格きかく外がい」と太鼓判たいこばんを押おす逸材いつざいで“破壊はかい姫ひめ”との異名いみょうも持もつ。
　浅井あさい戦せんの後のちは、今年ことし4月がつ”流血りゅうけつのマドンナ”の異名いみょうを取とる鈴木すずき万よろず李り弥わたるに勝利しょうりし再起さいきした。

前回ぜんかいの浅井あさいとの対戦たいせんで、右みぎフックを当あてる村上むらかみ

　浅井あさいは欠席けっせきし「村上むらかみ選手せんしゅは相当そうとう練習れんしゅうをして向むかってくると思おもいますが、こちらも前回ぜんかいよりパワーアップしています。しっかり返かえり討うちにします。楽たのしみにしていてください」とリベンジは許ゆるさぬ構かまえ。

　村上むらかみは「正直しょうじき1年ねん前まえは気持きもち的てきに弱よわかった。勝かちたい気持きもちはあったが、怖こわいという気持きもちも出でてきてしまっていた」と素直すなおな気持きもちを語かたる。「それが前回ぜんかいの試合しあいで無なくなった。それを無なくす練習れんしゅうを今いまもずっとしてきているので、次つぎはそういうのも感かんじないくらいの試合しあいをする」とメンタル面めんを克服こくふくしリベンジに臨のぞむ。