2024/06/26（水みず）UP
（最終さいしゅう更新こうしん：2024/06/26 18:37）

ヘビー級きゅう統一とういつ王者おうじゃウシクがIBFタイトルを返上へんじょう　(Getty Images)

　6月26日にち、プロボクシング世界せかいヘビー級きゅう統一とういつ王者おうじゃオレクサンドル・ウシク（37＝ウクライナ）がSNSでIBF王座おうざを返上へんじょうしたと発表はっぴょう。
　ウシクは5月に勝利しょうりしたタイソン・フューリーと12月に再戦さいせんするが、IBFは指名しめい戦せんを要求ようきゅう。ウシクは指令しれいに応こたえられず返上へんじょうした形かたちになる。
　ウシクはSNSに「ベルトは君きみたちにくれてやる！」と、自身じしんが勝利しょうりしたジョシュア、デュボアにメッセージした。

【フォト＆動画どうが】ウシクがダウン奪取だっしゅ！フューリーは流血りゅうけつしフラフラに

　ウシクは5月19日にち、WBC同級どうきゅう王者おうじゃのフューリーと対戦たいせんし、ダウンを奪うばって2-1判定はんてい勝利しょうり。史上しじょう初はつのヘビー級きゅう4団体だんたい王者おうじゃに輝かがやいた。

　両者りょうしゃは12月21日にち、サウジアラビア・リヤドで再ふたたび4団体だんたい王座おうざを懸かけてのリマッチが決きまっていた。

　しかし25日にち、IBF会長かいちょうはESPNにヘビー級きゅう王座おうざが空位くういになったことを発表はっぴょう。

ウシクは昨年さくねん、デュボアにKO勝利しょうり @usykaa

　IBFではダニエル・デュボアが同級どうきゅう暫定ざんてい王者おうじゃを持もっており、9月21日にちにはアンソニー・ジョシュアと正規せいき王座おうざへの挑戦ちょうせん権けんを争あらそうことになっている。
　ウシクはこの勝者しょうしゃとの指名しめい試合しあいが義務ぎむつけられていたが、フューリーとの試合しあいを控ひかえており、返上へんじょうすることになった形かたちだ。
　
　ウシクは4団体だんたい王座おうざを保持ほじしたまま戦たたかいたいとしていたが、認みとめられなかったことになる。

　ウシクは26日にち、SNSで動画どうがをアップし「アンソニー、ダニエル、聞きいてくれ。IBFのベルトは君きみたちにとって大切たいせつなものだろう。9月21日にち用ようにプレゼントしてやる。世界せかいは強者きょうしゃを愛あいしている。君きみたちの友人ゆうじんで、無敗むはいの世界せかいヘビー級きゅうチャンピオン、ウシクより」と若干じゃっかん挑発ちょうはつ的てきな口調くちょうでメッセージした。

ジョシュアには2度ど勝利しょうりしている　(C)DAZN

　ウシクは21年ねん9月がつ、ジョシュアに勝利しょうりし3団体だんたい王座おうざを奪取だっしゅ。翌よく8月がつのリマッチにも判定はんてい勝利しょうりしている。またデュボアにも昨年さくねん8月がつKO勝利しょうり。
　2人ふたりの勝者しょうしゃにベルトを預あづけておいてやるという気持きもちなのかもしれない。