これは、Coordinator をトップノードとする ZigBee のネットワーク(PAN)インスタンスを、他のインスタンスから区別するための ID で、通常は 16ビットです。XBee では、拡張 PAN ID として、64ビットの ID を設定することもできます。長いアドレスは、ネットワークの衝突防止に有効のようです。
この数字ですが、ランダムな値を一意に決め、ネットワーク内で共通に使用します。Mac OS や Linux であれば、
$ dd if=/dev/urandom bs=8 count=1 | od -txL
1+0 records in
1+0 records out
8 bytes transferred in 0.000012 secs (671089 bytes/sec)
0000000 c6b559db2f84d9fa
この指定ですが、(当たり前ですが)自分のアドレスではなくて相手のアドレスを指定します。ユニット A 側には B の MAC アドレスを、B 側には A の MAC アドレスを指定します。 実験
次に実験です。XBee Explorer が 2台あると簡単なのですが、ない場合には loopback cluster ID (0x12) という機能が便利のようです。(私も以前に試したはずだが、忘れた。)
ユニット A からデータを送信してユニット B でループバックさせたい場合、ユニット B の DOUT -> DIN を結線しなくても、ユニット A 側で ATCI12 というコマンドを実行する(XCTU ソフトであれば、CI という項目に 12 を設定する)ことにより、ユニット B が勝手にデータをループバックして送り返してくれるようです。詳細は、Digi International 社のマニュアルで loopback cluster というキーワードを検索してみてください。
話戻して、今回私は XBee Explorer が 2台あったので、両方を Mac に繋ぎ、シリアルターミナルソフトで実験しました。2つのユニットの間で通信している時には、XBee Explorer 上の(Arduino Fio の場合も同様に) RSSI という LED が点灯します。通信が終わると、自動的に消えます。