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シスコシステムズの企業文化にみる、「幸せな働き方」とは?:朝日新聞GLOBE+
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シスコシステムズの企業きぎょう文化ぶんかにみる、「しあわせなはたらかた」とは?

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シスコシステムズ合同会社 執行役員・人事本部長の宮川愛氏
シスコシステムズ合同ごうどう会社かいしゃ 執行しっこう役員やくいん人事じんじ本部ほんぶちょう宮川みやがわあい

今年ことしの「はたらきがいのある会社かいしゃ」でだい1選出せんしゅつされたIT企業きぎょうシスコシステムズ(以下いか、シスコ)。2001ねんはたらかた改革かいかく着手ちゃくしゅしたシスコは、従業じゅうぎょういんのエンゲージメントをたかめるために、現在げんざいいたるまでどのような施策しさくをおこなってきたのか? そのみをるために、シスコ執行しっこう役員やくいん人事じんじ本部ほんぶちょう宮川みやがわあいはなしいた。

2021年版ねんばんはたらきがいのある会社かいしゃ」No.1にかがやいたシスコ

コロナでリモートワークが普及ふきゅうするなどはたらかた選択肢せんたくしひろがり、はたらはより“自分じぶんらしくはたらける環境かんきょう”をもとめている。そして、企業きぎょうとしては、より多様たよう人材じんざいかすためのダイバーシティの意識いしき大切たいせつになってきている。

この状況じょうきょうのなかで、20ねんまえから「はたらかた改革かいかく」にみ、市場いちば環境かんきょう変化へんかにあわせて柔軟じゅうなんはたら環境かんきょうととのえ、社員しゃいんのエンゲージメントをたかめてきたのがシスコだ。

シスコ東京本社の受付
シスコ東京とうきょう本社ほんしゃ受付うけつけ

シスコはアメリカ・サンノゼに本社ほんしゃかまえ、世界せかい480拠点きょてんやく7まん7せんめいもの従業じゅうぎょういん日本にっぽん従業じゅうぎょう員数いんずうやく1300めい)をかかえるグローバル企業きぎょう。2019ねん、2020ねんには、世界せかい各国かっこくの「はたらきがいのある会社かいしゃ」を調査ちょうさ分析ぶんせきするGreat Place to Work®(GPTW)で世界せかい1獲得かくとく日本にっぽん支社ししゃ今年ことし2がつ発表はっぴょうされた日本にっぽん国内こくないはたらきがいのある会社かいしゃ」(GPTWジャパン調査ちょうさ従業じゅうぎょういん1000にん以上いじょうだい規模きぼ企業きぎょう部門ぶもんで、2018ねんつづだい1選出せんしゅつされた。

「ミッションや価値かちかん明確めいかくさだめられ、それにもとづき様々さまざま制度せいど施策しさくもうけられており、とく福利ふくり厚生こうせい、ダイバーシティ、コミュニケーション、教育きょういくなどのめん明確めいかく方針ほうしんのもと豊富ほうふ施策しさく用意よういされています。はたら従業じゅうぎょういん事業じぎょうほこりをかんじられており、仕事しごとくことをたのしみだとかんじられています」(GPTWジャパンHPより引用いんよう)というてんが1獲得かくとくのポイントだが、その「ミッション」や「価値かちかん」とは、どのようなものなのだろうか。

2021年版の「働きがいのある会社」大規模企業部門で1位。昨年は3位を受賞。
2021年版ねんばんの「はたらきがいのある会社かいしゃだい規模きぼ企業きぎょう部門ぶもんで1昨年さくねんは3受賞じゅしょう

トップダウンとボトムアップの双方向そうほうこう関係かんけいせい

シスコは、「いかに市場いちば変化へんか対応たいおうしうる組織そしき体制たいせいをつくり、社員しゃいんのエンゲージメントをたかめ、イノベーションを促進そくしんできるか」という組織そしきづくりを大切たいせつにし、この“はたらきがい”のある企業きぎょうをつくるために3つの基本きほん理念りねんさだめている。

  1. 「トップダウンとボトムアップの双方向そうほうこう関係かんけいせいきずく」
  2. 一人ひとりひとりの役割やくわり期待きたい明確めいかくにする」
  3. 最初さいしょから完璧かんぺき目指めざさない」

全員ぜんいん参画さんかくがた組織そしきとして、ぜん社員しゃいん経営けいえいかかわっている意識いしきをつくることが大切たいせつです。企業きぎょう文化ぶんかをつくるのも企業きぎょうではなく社員しゃいんいちにんひとりが日々ひび体験たいけんとおして『自分じぶんごと』としてつくっていくことが大切たいせつです。これはトップダウンとボトムアップの双方向そうほうこう関係かんけいせいがあってこそです」と執行しっこう役員やくいん人事じんじ本部ほんぶちょう宮川みやがわあいう。

企業きぎょう文化ぶんかを「全員ぜんいん参加さんかがた」でそだてることで、“はたらきがい”がまれていくのがシスコの特長とくちょうだ。その企業きぎょう文化ぶんかは、創業そうぎょうからはぐくまれてきたものだ。

はたらかた改革かいかく」で、企業きぎょう文化ぶんかはぐく

シスコが「はたらかた改革かいかく」に着手ちゃくしゅしたのは2001ねん以来いらい時代じだい変遷へんせんにあわせて現在げんざいまでにおおきく4段階だんかいにわけて改革かいかくをおこなっている。

「2001ねんだい1では、営業えいぎょう社員しゃいん生産せいさんせい向上こうじょう観点かんてんから在宅ざいたく勤務きんむ導入どうにゅうしました。2007ねんだい2子育こそだてする女性じょせいをサポートするために在宅ざいたく勤務きんむ対象たいしょうしゃ拡大かくだいし、また本社ほんしゃ移転いてんにあわせて部署ぶしょあいだよこのつながりがまれるためのフリーアドレスせいや、ペーパーレス推進すいしんしました」

2011ねんだい3には、現在げんざいのシスコの企業きぎょう文化ぶんか根幹こんかんでもある「インクルージョン&ダイバーシティ(以下いか、I&D)」活動かつどう本格ほんかくてき始動しどうした。

「ダイバーシティ&インクルージョンとばれる企業きぎょうおおいとおもうのですが、シスコではあえてインクルージョンをまえにしています。これは様々さまざまなバックグラウンドをもつ社員しゃいんや、いろいろな状況じょうきょう環境かんきょうかれる社員しゃいんなどを受容じゅよう(インクルージョン)して、おたがいの多様たようせい(ダイバーシティ)をみといましょうというおもいからです。だい3いまから10ねんまえ。ちょうどコロナのいまとおなじように、日本にっぽん困難こんなん状況じょうきょうであった東日本ひがしにっぽん大震災だいしんさいのときです。家族かぞく一緒いっしょにいたい社員しゃいん東京とうきょうからはなれたいという社員しゃいんもいましたので、社員しゃいん安全あんぜん健康けんこうさい優先ゆうせんぜん社員しゃいん2週間しゅうかん在宅ざいたく勤務きんむにしました。このときに『みながリモートでも仕事しごともコミュニケーションもできる』ということにぜん社員しゃいんづき、はたらかた改革かいかくへのステップが加速かそくしました」

I&Dから「インクルージョン&コラボレーション」へ

そしてI&D定着ていちゃく現在げんざいだい4ではI&Dをいちさきすすめた「インクルージョン&コラボレーション(以下いか、I&C)」んでいる。これは多様たようせいをもつひとれられるだけでなく、つながりあって価値かちすことを目的もくてきとしている。

急速きゅうそくすすむデジタルトランスフォーメーション(DX)や、はたら世代せだい変化へんかによる価値かちかんちがいなど、多様たようせいもとめられるいま、「立場たちば価値かちかん性別せいべつ国籍こくせきなどがことなる人達ひとたちちから包括ほうかつてきにまとめて、きょうはたらけ(コラボレーション)によって成果せいかげていくI&Cは、経営けいえい戦略せんりゃくとしてシスコのかくになっています」と宮川みやがわう。

シスコはI&Cを推進すいしんするみを、6つのグループにけている。「Women of Cisco(優秀ゆうしゅう女性じょせい社員しゃいん獲得かくとく育成いくせい維持いじ)」や「Flexible Work Practices(革新かくしんてき多様たようなワークスタイルの推進すいしん)」、「Emerging Talent@Cisco(世代せだいえたネットワーキングの促進そくしんによるあらたなアイディアの創出そうしゅつ)」など、それぞれのグループで社員しゃいん有志ゆうしがアンバサダー(中核ちゅうかく)となって活動かつどうしている。社員しゃいんいちにんひとりがI&Cをかんがえ、むことで、企業きぎょう文化ぶんかそだっていく。

I&Cのなかにあるむっつのグループ。社員しゃいんボランティア(アンバサダー)が中核ちゅうかくとなり、全社ぜんしゃ推進すいしんしている

このI&Cやはたらかた改革かいかく醸成じょうせいしてきた企業きぎょう文化ぶんか(カルチャー)にくわえ、はたらきやすい環境かんきょうふくめ、カルチャーを戦略せんりゃくてき根付ねつかせるための制度せいど(プロセス)、そしてシスコ自社じしゃのコミュニケーションツールWebexをはじめとしたテクノロジーの3要素ようそによって、社員しゃいんの“はたらきがい”をささえている。

シスコの“働きがい”を支える3要素
シスコの“はたらきがい”をささえる3要素ようそ

しあわせなかたにつながる、はたらかた

ほかにも、グローバルでさだめられた共通きょうつう行動こうどう指針ししんを“自分じぶんごと”として全員ぜんいんかんがえ、行動こうどうしていくプロジェクトなど社員しゃいん経営けいえい参加さんかすることを大切たいせつにするシスコ。このプロジェクトには日本にっぽんからやく200の部署ぶしょがチームとして参加さんか議論ぎろんかさね、ボトムアップで企業きぎょう文化ぶんか価値かちかんきずいていく。

コロナまえからテレワークをしゅう1にち程度ていどおこなう社員しゃいんが40%以上いじょういたシスコは、現在げんざいは80%以上いじょう社員しゃいん出社しゅっしゃつきに2~3かい以下いかにするはたらかた希望きぼうし、現在げんざい出社しゅっしゃりつ平均へいきん5%を実現じつげんしている。“はたらきやすさ”“はたらきがい”がもたらす効果こうかおおきく、「シスコではたらくことをほこりにおもう」とこたえる社員しゃいんは96%にものぼる。

はたらかた改革かいかく」や数々かずかず施策しさくをふくめた企業きぎょう文化ぶんか醸成じょうせいしていくことで、シスコははたらにとって大切たいせつ存在そんざいで、“はたらきがい”“きがい”のひとつになっている。

宮川みやがわ最後さいごう。

「『はたらくこと』は、ただおかねかせぐだけではなく、一人ひとりひとりに意義いぎがあるものです。日本にっぽんにはなにかを犠牲ぎせいにしてでもはたらかなければいけないというカルチャーがのこっていますが、仕事しごと自分じぶんにとってわくわくするものであることが、しあわせなかたにもつながります。おかねのためだけではない、そんなはたらかた根付ねつかせたいとおもっています」


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