【『アトムの童わらわ(こ)』第だい4話わ感想かんそう・考察こうさつ】山やま﨑賢人じん&松下まつした洸こう平たいらが作つくり出だすドラマの魅力みりょく By - grape編集へんしゅう部ぶ 公開こうかい:2022-11-12 更新こうしん:2023-03-16 アトムの童わらわドラマコラム山崎やまざき賢人けんじん松下まつした洸こう平たいら Share Post LINE はてな コメント ドラマ好すきなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。 2022年ねん10月がつスタートのテレビドラマ『アトムの童わらわ(こ)』(TBS系けい)の見みどころや考察こうさつを連載れんさいしていきます。 二人ふたりの青年せいねんがゲームづくりに奮闘ふんとうするドラマ、TBSの日曜にちよう劇場げきじょう『アトムの童わらわ(こ)』。 若わかき天才てんさいゲーム開発かいはつ者しゃが一いち度どはゲーム作づくりから遠とおざかったものの、愛あいする玩具おもちゃメーカー『アトム玩具おもちゃ』を救すくうため、再ふたたびゲーム作づくりを始はじめる完全かんぜんオリジナルストーリーとなる本ほん作さく。 泣なける!那由なゆ他たと隼人はやと熱あついの友情ゆうじょうを再さい確認かくにん 第だい4話わではこれまで最大さいだいのピンチが到来とうらい。 アトム玩具おもちゃへ投資とうしを得えるため、準備じゅんびをしていた最中さいちゅう、完成かんせいを目前もくぜんとしていた那由なゆ他た(山やま﨑賢人じん)と隼人はやと(松下まつした洸こう平たいら)が作つくっていたゲームのデータが消きえる事件じけんが発生はっせい。 「作つくり直なおすしかない」とプレゼンに間まに合あわせるため、那由なゆ他たたちは急きゅうピッチで復元ふくげんを試こころみる。 復元ふくげん作業さぎょうはこれまで全すべて自分じぶんたちの手てで作つくっていたものの、プレゼンまで時間じかんがないため、クリエイターに外注がいちゅうをすることになった。 しかし、納期のうき優先ゆうせんで進すすめようとする那由なゆ他たと、それではクオリティが担保たんぽされないと考かんがえる隼人はやと。二人ふたりの方針ほうしんは異ことなり、意見いけんが割われて口論こうろんになる。 ここまで順調じゅんちょうにやってきていた二人ふたりなだけに、「ここで喧嘩けんかはやめて…」視聴しちょう者しゃも皆みな、そう思おもったことだろう。 空気くうきの悪わるい社内しゃないで気きを遣つかうアトム玩具おもちゃのメンバーたちも、なんだかいたたまれない様子ようすであった。 結果けっか的てきに外注がいちゅうしていたクリエイターの制作せいさく物ぶつがどうも気きに入いらない那由なゆ他た。 そんな那由なゆ他たに隼はやぶさ人じんは「超絶ちょうぜつわがままじゃん」と笑わらい、「お前まえの超絶ちょうぜつわがまま、俺おれがとことんつきあってやるよ」と答こたえた。 同おなじ気持きもちだと再さい認識にんしきした那由なゆ他たは「やっぱお前まえ最高さいこうだわ!」と隼はやぶさ人じんへの想おもいをぶつける。 どうなることかとヒヤヒヤしていた二人ふたりの関係かんけいは、すぐに元もとに戻もどった。 時ときにぶつかることはあっても、ゲームに対たいする想おもいは一緒いっしょなんだと確信かくしんさせられる。 二人ふたりの熱あつい友情ゆうじょうに胸むねが熱あつくなった瞬間しゅんかんだった。 二人ふたりはお互たがいにないものを持もっていて、一人ひとりでは成立せいりつしない。 彼かれらもそれがわかっているからこその絆きずなの固かたさ。それが伝つたわるシーンだった。 この二人ふたりが一緒いっしょなら最強さいきょうだ、そう思おもわせてくれた。 彼かれらの行ゆく末すえを最後さいごまで見届みとどけたいと心しんから思おもわせてくれたワンシーンである。 これまでの日曜にちよう劇場げきじょうとはここが違ちがう! 日曜にちよう劇場げきじょうの鉄板てっぱんといえば、池いけ井戸いど作品さくひんである『半沢はんざわ直樹なおき』や『下町したまちロケット』などが有名ゆうめいである。 これらの共通きょうつう点てんとして挙あげられるのがメガバンクの一いち銀行ぎんこう員いんや小ちいさな町まち工場こうじょうなど、『弱小じゃくしょう』とも言いえる立場たちばの人々ひとびとが巨大きょだいな悪あくに立たち向むかう点てんである。 強力きょうりょくなライバルや理不尽りふじんとも言いえるような危機きき的てきな状況じょうきょうに立たち向むかう姿すがたに視聴しちょう者しゃは感動かんどうさせられるのである。 そして最後さいごには悪あくを成敗せいばいし、勝利しょうりをつかみ取とるさまがスカッとして最高さいこうに気持きもちがいい。 『アトムの童わらわ(こ)』も同様どうようの共通きょうつう点てんを持もち合あわせているのだが、これまでと決定的けっていてきに違ちがうのは『若者わかもの向むけ』ということである。 題材だいざいがゲームという点てんも大おおきい。かわいらしいキャラクターやゲームが生うみ出だされる工程こうていはビジュアルで見みていても楽たのしいからである。 しかし、なにより違ちがうのはキャストである山やま﨑賢人じんと松下まつした洸こう平たいらが作つくり出だすドラマの空気くうきだ。 時ときには冗談じょうだんを言いって笑わらい合あったり、今回こんかいのようにぶつかることもあるが、二人ふたりの友情ゆうじょうがこのドラマの最大さいだいの魅力みりょくであるということは間違まちがいないだろう。 これまでの日曜にちよう劇場げきじょうはやはり銀行ぎんこうや技術ぎじゅつ面めんの小しょう難むずかしい話はなしが多おおい部分ぶぶんもあり、あまり若年じゃくねん層そう向むけではなかったように思おもえる。 しかし、今いま作さくは週刊しゅうかん少年しょうねんジャンプのような男おとこの熱あつい友情ゆうじょうと、アトム玩具おもちゃの愉快ゆかいな仲間なかまたちと共ともに繰くり広ひろげられる物語ものがたりに、親したしみを感かんじるのである。 改あらためてこのドラマの魅力みりょくがわかった第だい4話わとなった。 これから理不尽りふじんな目めに何なん度ども遭あうかもしれないが、二人ふたりとアトム玩具おもちゃのメンバーを信しんじて最後さいごまで応援おうえんしたい。 『アトムの童わらわ(こ)』/TBS系けいで毎週まいしゅう日曜にちよう・夜よる9時じ~放送ほうそう ドラマコラムの一覧いちらんはこちら [文ぶん・構成こうせい/grape編集へんしゅう部ぶ] Share Post LINE はてな コメント
ドラマ好 きなイラストレーター、ゆう。(@yamapyou)さんによるドラマコラム。
2022年 10月 スタートのテレビドラマ『アトムの童 (こ)』(TBS系 )の見 どころや考察 を連載 していきます。
アトム玩具 へ投資 を得 るため、準備 をしていた最中 、完成 を目前 としていた那由 他 (山 﨑賢人 )と隼人 (松下 洸 平 )が作 っていたゲームのデータが消 える事件 が発生 。
「作 り直 すしかない」とプレゼンに間 に合 わせるため、那由 他 たちは急 ピッチで復元 を試 みる。
しかし、納期 優先 で進 めようとする那由 他 と、それではクオリティが担保 されないと考 える隼人 。二人 の方針 は異 なり、意見 が割 れて口論 になる。
ここまで順調 にやってきていた二人 なだけに、「ここで喧嘩 はやめて…」視聴 者 も皆 、そう思 ったことだろう。
そんな那由 他 に隼 人 は「超絶 わがままじゃん」と笑 い、「お前 の超絶 わがまま、俺 がとことんつきあってやるよ」と答 えた。
どうなることかとヒヤヒヤしていた二人 の関係 は、すぐに元 に戻 った。
この二人 が一緒 なら最強 だ、そう思 わせてくれた。
これまでの日曜 劇場 とはここが違 う!
これらの共通 点 として挙 げられるのがメガバンクの一 銀行 員 や小 さな町 工場 など、『弱小 』とも言 える立場 の人々 が巨大 な悪 に立 ち向 かう点 である。
そして最後 には悪 を成敗 し、勝利 をつかみ取 るさまがスカッとして最高 に気持 ちがいい。
『アトムの童 (こ)』も同様 の共通 点 を持 ち合 わせているのだが、これまでと決定的 に違 うのは『若者 向 け』ということである。
しかし、なにより違 うのはキャストである山 﨑賢人 と松下 洸 平 が作 り出 すドラマの空気 だ。
これまでの日曜 劇場 はやはり銀行 や技術 面 の小 難 しい話 が多 い部分 もあり、あまり若年 層 向 けではなかったように思 える。
しかし、今 作 は週刊 少年 ジャンプのような男 の熱 い友情 と、アトム玩具 の愉快 な仲間 たちと共 に繰 り広 げられる物語 に、親 しみを感 じるのである。
これから理不尽 な目 に何 度 も遭 うかもしれないが、二人 とアトム玩具 のメンバーを信 じて最後 まで応援 したい。
『アトムの童 (こ)』/TBS系 で毎週 日曜 ・夜 9時 ~放送
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