By - 吉元 由美
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吉元由美連載
おにぎりは「手で握らず…」 思わぬ代用品に「今日からこっち」「正解見つけた」「ごはんが熱すぎておにぎりが握れない!」。そんな経験があるのなら、少し握り方を変えてみてはいかがでしょうか。『コロコロ』を意識すれば、お米が熱くてもすぐにおいしいおにぎりが作れます。
ウェットとドライの違いは… 花王が教える『シート』の違いに「驚き」「勘違いしてた」フローリングの掃除が手軽にできる『掃除用シート』には、ドライシートとウエットシートの2種類があります。効率よく掃除するためには、両者をうまく使い分けることが重要です。
たまたま出会 った人 のちょっとした言動 から親友 のエピソード、取材 などの途中 で出会 った気 になる物 から愛用 品 、そして日常 話 から気 になる時事 ニュースなど…さまざまな『ひと・もの・こと』に関 するトピックを吉元 流 でお届 けします。
いにしえの日本人 は、言葉 にはそれを現実 化 する霊力 、言霊 が宿 っていると考 えていました。その意味 のエネルギーが宿 っている。森羅万象 の一部 としての自分 たちであると考 えていた私 たちの祖先 は、言葉 、音 と自然 はつながっている、一体 であると捉 えていたようです。
たとえば、「あ」という音 を発音 すると、口 を大 きく開 けて音 を発 します。外 に開 いていくような音 です。ですから、『開 ける』『明 ける』『明 るい』『明日 』『朝 』『天 (あま)』といった、開 けていくようなイメージの言葉 が作 られました。また『あ(吾 )』とは、『私 』という意味 です。このように、五十音 一 つひとつにも音 霊 があると考 えられてきたのです。
『稲 』は、なぜ『イネ』と名付 けられたのか。古代 の日本 にとって稲 は最 も大切 なものでした。『命 の根 』であるということから『イネ』と名付 けられたのです。
このように、日本 の言葉 にはその背景 があります。その背景 を知 ることによって、意識 が変 わります。ご飯 を食 べるときに、ただ食欲 を満 たすものとして食 べるのと、このご飯 は命 をつないでくれるものだと思 って食 べるのとでは、栄養 の吸収 率 が違 うのではないかと思 います。すべての言葉 の由来 を知 ることは難 しいですが、言葉 の向 こう側 にも世界 が広 がっていることを意識 するだけで、言葉 の使 い方 が変 わるのではないでしょうか。
「風 がさーっと吹 く」「ミーンミーンと蝉 がなく」
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[文 ・構成 /吉元 由美 ]
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