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アムリタ - Wikipedia

アムリタサンスクリット: अमृतamṛta), 甘露かんろは、インド神話しんわ登場とうじょうする神秘しんぴてき飲料いんりょうで、もの不死ふしあたえるとされる。ちちうみ攪拌によって醸造じょうぞうされた。

モヒニ、ヴィシュヌしん女性じょせい化身けしん、がアムリタのつぼっている

神話しんわによるとアスラぞくとのたたかいに疲弊ひへいしたかみ々が、アスラぞく協力きょうりょくさせてつくったとされる。ちちうみばれるうみ様々さまざま素材そざいれ、マンダラさんを攪拌ぼうに、ヴァースキ竜王りゅうおうつなとして1000ねんあいだ攪拌したすえに、ダヌヴァンタリかみがアムリタのはいったつぼたずさえて出現しゅつげんした。かみ々とアスラたちはアムリタを自分じぶんたちだけのものにしようとあらそったが、ヴィシュヌかみ機転きてんによってかみ々のものとなった。しかしかみ々がアムリタをんでいるとき魔神まじんラーフがまぎれんでぬすみした。ラーフはヴィシュヌしんによってくびとされたが、アムリタのちからなず、ラーフケートゥというてん遊星ゆうせいとなり、日食にっしょく月食げっしょくこすあくぼしとなった。

その、アムリタはかみ々によって厳重げんじゅう保管ほかんされたが、ガルダがこれを略奪りゃくだつした。またナーガはアムリタのつぼかれていたところをなんもなめたためにした二股ふたまたかれたとされる。

古代こだいインドで、ソーマソーマなる植物しょくぶつくきからったえき牛乳ぎゅうにゅうバター麦粉むぎこぜてつくると記載きさいされ、ヴェーダ祭祀さいしもっと主要しゅよう供物くもつであった。このソーマをそなえる祭祀さいしさかんにおこなわれえん盛大せいだいで、飲食いんしょくさかんだった。みつのようにあまく、万病まんびょうくすりとされていた)と同一どういつされかみ々にささげられた賛歌さんか『リグ・ヴェーダ賛歌さんか』には、「われらはソーマをめり、われらは不死ふしとなれり。」とある。

仏典ぶってんではおもねみつまいるおおおとうつされ、かんやくでは中国ちゅうごく伝説でんせつ飲料いんりょう甘露かんろばれ、あまえきひと苦痛くつうおさめ、長生ながいきさせるちからをもつものとほぐされた。梵天ぼんてん勧請かんじょうのエピソードでも登場とうじょうする。

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